JP2000071929A - 乗員保護装置の起動制御装置 - Google Patents
乗員保護装置の起動制御装置Info
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- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 25
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
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- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 4
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 2
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両の衝突形態及び衝突の厳しさに応じて的
確に乗員保護装置を起動させることができる乗員保護装
置の起動装置を提供することである。 【解決手段】 車両内の所定の位置に配設され、この車
両に加わる衝撃の厳しさを検出するダッシュセンサ30
A,30Bと、前記ダッシュセンサよりも後方の前記車
両の所定位置に配設され、この車両の衝突形態を検出す
る横Gセンサ32と、前記ダッシュセンサ及び前記横G
センサの出力信号に基づいてエアバッグ装置36の起動
を制御する起動制御部40とを備える。
確に乗員保護装置を起動させることができる乗員保護装
置の起動装置を提供することである。 【解決手段】 車両内の所定の位置に配設され、この車
両に加わる衝撃の厳しさを検出するダッシュセンサ30
A,30Bと、前記ダッシュセンサよりも後方の前記車
両の所定位置に配設され、この車両の衝突形態を検出す
る横Gセンサ32と、前記ダッシュセンサ及び前記横G
センサの出力信号に基づいてエアバッグ装置36の起動
を制御する起動制御部40とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両が衝突した
際に車両内の乗員を保護するエアバッグ装置等の乗員保
護装置の起動を制御する乗員保護装置の起動制御装置に
関するものである。
際に車両内の乗員を保護するエアバッグ装置等の乗員保
護装置の起動を制御する乗員保護装置の起動制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗員保護装置の起動を制御する起
動制御装置においては、車両に加わる衝撃を通常フロア
トンネル上に設置された加速度センサによって減速度と
して検出し、その検出された減速度を基にして演算値を
求め、その演算値を予め設定された閾値と比較して、そ
の比較結果に基づいてスクイブの点火制御を行なってい
る。
動制御装置においては、車両に加わる衝撃を通常フロア
トンネル上に設置された加速度センサによって減速度と
して検出し、その検出された減速度を基にして演算値を
求め、その演算値を予め設定された閾値と比較して、そ
の比較結果に基づいてスクイブの点火制御を行なってい
る。
【0003】ところで車両の衝突形態は、衝突の仕方、
衝突の方向などによって、正突、斜突、ポール衝突、オ
フセット衝突、アンダーライド衝突等に分類されるが、
乗員保護装置の起動を的確に行うために、前後方向の加
速度に基づいて車両の衝突形態を判別し、判別した衝突
形態に基づいて乗員保護装置の起動の制御を行う起動制
御装置が存在する(特開平8−278325号公報参
照)。
衝突の方向などによって、正突、斜突、ポール衝突、オ
フセット衝突、アンダーライド衝突等に分類されるが、
乗員保護装置の起動を的確に行うために、前後方向の加
速度に基づいて車両の衝突形態を判別し、判別した衝突
形態に基づいて乗員保護装置の起動の制御を行う起動制
御装置が存在する(特開平8−278325号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようといる課題】しかしながら、車両衝
突時に乗員に加わる衝撃は、車両の衝突形態のみならず
衝突の厳しさが影響することから衝突形態及び衝突の厳
しさの判別を的確に行う必要がある。
突時に乗員に加わる衝撃は、車両の衝突形態のみならず
衝突の厳しさが影響することから衝突形態及び衝突の厳
しさの判別を的確に行う必要がある。
【0005】この発明の課題は、車両の衝突形態及び衝
突の厳しさに応じて的確に乗員保護装置を起動させるこ
とができる乗員保護装置の起動装置を提供することであ
る。
突の厳しさに応じて的確に乗員保護装置を起動させるこ
とができる乗員保護装置の起動装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の乗員保護
装置の起動制御装置は、車両の所定位置に配設され、こ
の車両に加わる衝撃の厳しさを検出する第1のセンサ
と、前記第1のセンサよりも後方の前記車両の所定位置
に配設され、この車両の衝突形態を判別する第2のセン
サと、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの出力信
号に基づいて乗員保護装置の起動を制御する起動制御手
段とを備えることを特徴とする。
装置の起動制御装置は、車両の所定位置に配設され、こ
の車両に加わる衝撃の厳しさを検出する第1のセンサ
と、前記第1のセンサよりも後方の前記車両の所定位置
に配設され、この車両の衝突形態を判別する第2のセン
サと、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの出力信
号に基づいて乗員保護装置の起動を制御する起動制御手
段とを備えることを特徴とする。
【0007】この請求項1記載の乗員保護装置の起動制
御装置は、第1のセンサにより車両に加わる衝撃の厳し
さを検出し第2のセンサにより車両の衝突形態を判別し
て、この衝撃の厳しさと衝突形態の両方に基づいて、起
動制御装置により乗員保護装置の起動を制御するため乗
員保護装置の起動制御を的確に行うことができる。
御装置は、第1のセンサにより車両に加わる衝撃の厳し
さを検出し第2のセンサにより車両の衝突形態を判別し
て、この衝撃の厳しさと衝突形態の両方に基づいて、起
動制御装置により乗員保護装置の起動を制御するため乗
員保護装置の起動制御を的確に行うことができる。
【0008】また、請求項2記載の乗員保護装置の起動
制御装置は、請求項1記載の乗員保護装置の起動制御装
置の前記第1のセンサは前後方向加速度センサであり、
前記第2のセンサは横方向加速度センサであることを特
徴とする。
制御装置は、請求項1記載の乗員保護装置の起動制御装
置の前記第1のセンサは前後方向加速度センサであり、
前記第2のセンサは横方向加速度センサであることを特
徴とする。
【0009】また、請求項3記載の乗員保護装置の起動
制御装置は、車両の所定位置に配設され、この車両に加
わる衝撃の厳しさを検出する前後方向加速度検出手段
と、前記前後方向加速度検出手段よりも後方の前記車両
の所定位置に配設され、この車両の衝突形態を検出する
横方向加速度検出手段と、前記前後方向加速度検出手段
及び前記横方向加速度検出手段の出力信号に基づいて乗
員保護装置の起動を制御する起動制御手段とを備える乗
員保護装置の起動制御装置において、前記横方向加速度
検出手段は、その検出値に基づく値が衝突形態判定マッ
プの所定領域内の値か否かにより前記車両の衝突形態を
判別することを特徴とする。
制御装置は、車両の所定位置に配設され、この車両に加
わる衝撃の厳しさを検出する前後方向加速度検出手段
と、前記前後方向加速度検出手段よりも後方の前記車両
の所定位置に配設され、この車両の衝突形態を検出する
横方向加速度検出手段と、前記前後方向加速度検出手段
及び前記横方向加速度検出手段の出力信号に基づいて乗
員保護装置の起動を制御する起動制御手段とを備える乗
員保護装置の起動制御装置において、前記横方向加速度
検出手段は、その検出値に基づく値が衝突形態判定マッ
プの所定領域内の値か否かにより前記車両の衝突形態を
判別することを特徴とする。
【0010】この請求項3記載の乗員保護装置の起動制
御装置は、前後方向加速度センサにより車両に加わる衝
撃の厳しさを検出し、横方向加速度センサにより車両の
衝突形態を判別して、この衝撃の厳しさと衝突形態の両
方に基づいて、起動制御装置により乗員保護装置の起動
を制御する乗員保護装置の起動制御において、横方向加
速度センサの検出値に基づく値が衝突形態判定マップの
所定領域内の値か否かにより車両の衝突形態を判別する
ため、正確に車両の衝突形態の判別を行うことができ乗
員保護装置の起動制御を的確に行うことができる。
御装置は、前後方向加速度センサにより車両に加わる衝
撃の厳しさを検出し、横方向加速度センサにより車両の
衝突形態を判別して、この衝撃の厳しさと衝突形態の両
方に基づいて、起動制御装置により乗員保護装置の起動
を制御する乗員保護装置の起動制御において、横方向加
速度センサの検出値に基づく値が衝突形態判定マップの
所定領域内の値か否かにより車両の衝突形態を判別する
ため、正確に車両の衝突形態の判別を行うことができ乗
員保護装置の起動制御を的確に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して、こ
の発明の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動制御装
置について説明する。
の発明の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動制御装
置について説明する。
【0012】図1はダッシュセンサを用いた乗員保護装
置の起動制御装置のブロック構成図である。この乗員保
護装置の起動制御装置は、乗員保護装置の一種であるエ
アバッグ装置36の起動を制御する装置であって、主と
して、制御回路20、ダッシュセンサ(第1のセンサ)
30A,30B、横Gセンサ(第2のセンサ)32及び
駆動回路34を備えている。
置の起動制御装置のブロック構成図である。この乗員保
護装置の起動制御装置は、乗員保護装置の一種であるエ
アバッグ装置36の起動を制御する装置であって、主と
して、制御回路20、ダッシュセンサ(第1のセンサ)
30A,30B、横Gセンサ(第2のセンサ)32及び
駆動回路34を備えている。
【0013】このうち、ダッシュセンサ30A,30B
は、車両46(図3参照)に加わる衝撃の厳しさを検出
するための電子式センサであり、具体的には、車両46
に対して前後方向に加わる減速度を測定して、その測定
値を測定信号として出力する。
は、車両46(図3参照)に加わる衝撃の厳しさを検出
するための電子式センサであり、具体的には、車両46
に対して前後方向に加わる減速度を測定して、その測定
値を測定信号として出力する。
【0014】即ち、図2に示すようにダッシュセンサ3
0A,30Bは、制御回路300、前後Gセンサ302
を備えている。制御回路300は、中央処理装置(CP
U)304,リード・オンリ・メモリ(ROM)30
6,ランダム・アクセス・メモリ(RAM)308及び
入出力回路(I/O回路)310等を備えており、各構
成要素はバスで接続されている。
0A,30Bは、制御回路300、前後Gセンサ302
を備えている。制御回路300は、中央処理装置(CP
U)304,リード・オンリ・メモリ(ROM)30
6,ランダム・アクセス・メモリ(RAM)308及び
入出力回路(I/O回路)310等を備えており、各構
成要素はバスで接続されている。
【0015】このうち、CPU304は、前後Gセンサ
302により検出された前後Gの測定値に対して所定の
演算を行ったり、ROM306に記憶されたプログラム
等にしたがって車両の衝突の厳しさの判定等を行う。R
AM308は前後Gセンサ302の測定値に基づいてC
PU304が演算した結果などを格納しておくためのメ
モリである。また、入出力回路(I/O回路)310は
前後Gセンサ302からの信号入力を行うと共に制御回
路20(図1参照)に対して衝突の厳しさのレベルを示
す信号を出力するための回路である。
302により検出された前後Gの測定値に対して所定の
演算を行ったり、ROM306に記憶されたプログラム
等にしたがって車両の衝突の厳しさの判定等を行う。R
AM308は前後Gセンサ302の測定値に基づいてC
PU304が演算した結果などを格納しておくためのメ
モリである。また、入出力回路(I/O回路)310は
前後Gセンサ302からの信号入力を行うと共に制御回
路20(図1参照)に対して衝突の厳しさのレベルを示
す信号を出力するための回路である。
【0016】上述の横Gセンサ32は、車両46に加わ
る横方向の加速度を検出するための加速度センサであっ
て、具体的には、車両46に対して横方向に加わる減速
度を随時測定して、その測定値を測定信号として出力す
る。
る横方向の加速度を検出するための加速度センサであっ
て、具体的には、車両46に対して横方向に加わる減速
度を随時測定して、その測定値を測定信号として出力す
る。
【0017】制御回路20は、中央処理装置(CPU)
22,リード・オンリ・メモリ(ROM)26,ランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)28及び入出力回路
(I/O回路)24等を備えており、各構成要素はバス
で接続されている。このうち、CPU22はROM26
に記憶されたプログラム等にしたがって起動制御の各種
処理動作を行なう。RAM28は各センサ30A,30
Bからの信号より得られたデータや、それに基づいてC
PU22が演算した結果などを格納しておくためのメモ
リである。また、I/O回路24は各センサ30A,3
0B,32からの信号入力を行うと共に駆動回路34に
起動信号を出力するための回路である。
22,リード・オンリ・メモリ(ROM)26,ランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)28及び入出力回路
(I/O回路)24等を備えており、各構成要素はバス
で接続されている。このうち、CPU22はROM26
に記憶されたプログラム等にしたがって起動制御の各種
処理動作を行なう。RAM28は各センサ30A,30
Bからの信号より得られたデータや、それに基づいてC
PU22が演算した結果などを格納しておくためのメモ
リである。また、I/O回路24は各センサ30A,3
0B,32からの信号入力を行うと共に駆動回路34に
起動信号を出力するための回路である。
【0018】また、CPU22は、ダッシュセンサ30
A,30Bにより出力された衝突の厳しさのレベルを示
す信号と横Gセンサ32の測定結果を基にして得られる
値と所定の閾値とを比較して判定した衝突の形態とに基
づいてエアバッグ装置36の起動を制御する起動制御部
40として機能する。
A,30Bにより出力された衝突の厳しさのレベルを示
す信号と横Gセンサ32の測定結果を基にして得られる
値と所定の閾値とを比較して判定した衝突の形態とに基
づいてエアバッグ装置36の起動を制御する起動制御部
40として機能する。
【0019】また、駆動回路34は、制御回路20から
の起動信号によってエアバッグ装置36内のスクイブ3
8に通電し点火させる回路である。一方、エアバッグ装
置36は、点火装置であるスクイブ38の他、スクイブ
38により点火されるガス発生剤(図示せず)や、発生
したガスによって膨張するバッグ(図示せず)などを備
えている。
の起動信号によってエアバッグ装置36内のスクイブ3
8に通電し点火させる回路である。一方、エアバッグ装
置36は、点火装置であるスクイブ38の他、スクイブ
38により点火されるガス発生剤(図示せず)や、発生
したガスによって膨張するバッグ(図示せず)などを備
えている。
【0020】これら構成要素のうち、制御回路20、横
Gセンサ32及び駆動回路34は、図3に示すECU
(電子制御装置)44に収納されて、車両46内のほぼ
中央にあるフロアトンネル上に取り付けられている。ま
た、ダッシュセンサ30A,30Bは、ECU44に対
して、右斜め前方と左斜め前方の車両46の前部に配設
されている。
Gセンサ32及び駆動回路34は、図3に示すECU
(電子制御装置)44に収納されて、車両46内のほぼ
中央にあるフロアトンネル上に取り付けられている。ま
た、ダッシュセンサ30A,30Bは、ECU44に対
して、右斜め前方と左斜め前方の車両46の前部に配設
されている。
【0021】次に、車両衝突の際におけるダッシュセン
サ30A,30B、横Gセンサ32及び制御回路20等
の動作について説明する。まず、ダッシュセンサ30
A,30Bにおいては、前後Gセンサ302により車両
46に対して前後方向に加わる減速度G(t)を測定す
ると、その測定値G(t)が測定信号としてI/O回路
310を介してCPU304に入力される。CPU30
4は、横Gセンサ32により出力された測定値G(t)
に所定の演算、即ち数式1、数式2による演算を施して
演算値V10,V90を求める。この演算値V10,V
90により定められる値がROM306により記憶され
ている判定マップと比較される。
サ30A,30B、横Gセンサ32及び制御回路20等
の動作について説明する。まず、ダッシュセンサ30
A,30Bにおいては、前後Gセンサ302により車両
46に対して前後方向に加わる減速度G(t)を測定す
ると、その測定値G(t)が測定信号としてI/O回路
310を介してCPU304に入力される。CPU30
4は、横Gセンサ32により出力された測定値G(t)
に所定の演算、即ち数式1、数式2による演算を施して
演算値V10,V90を求める。この演算値V10,V
90により定められる値がROM306により記憶され
ている判定マップと比較される。
【0022】
【数1】
【0023】
【数2】
【0024】即ち、ROM306には、図4に示すよう
な閾値50(ハイマップ)及び閾値52(ローマップ)
を有する判定マップが記憶されている。この判定マップ
は、横軸に演算値V90を採ると共に縦軸に演算値V1
0を採ったものである。なお、閾値V52は、正突によ
ってエアバッグ装置を 起動するに及ばない程度の衝撃
が車両46に加わった場合や、車両46が悪路を走行し
ている際に、車両46に加わる衝撃の値よりも大きな値
に設定されている。
な閾値50(ハイマップ)及び閾値52(ローマップ)
を有する判定マップが記憶されている。この判定マップ
は、横軸に演算値V90を採ると共に縦軸に演算値V1
0を採ったものである。なお、閾値V52は、正突によ
ってエアバッグ装置を 起動するに及ばない程度の衝撃
が車両46に加わった場合や、車両46が悪路を走行し
ている際に、車両46に加わる衝撃の値よりも大きな値
に設定されている。
【0025】従って、CPU304は、閾値50(ハイ
マップ)及び閾値52(ローマップ)と演算値V10
,V90により定められる値とを比較して、演算値V
10,V90により定められる値が 閾値50を超えて
いる場合には、I/O回路310を介して制御回路20
にハイマップオン信号を出力する。
マップ)及び閾値52(ローマップ)と演算値V10
,V90により定められる値とを比較して、演算値V
10,V90により定められる値が 閾値50を超えて
いる場合には、I/O回路310を介して制御回路20
にハイマップオン信号を出力する。
【0026】また、演算値V10,V90により定めら
れる値が閾値50と閾値52との間に位置する場合に
は、I/O回路310を介して、制御回路20にローマ
ップオン信号を出力する。
れる値が閾値50と閾値52との間に位置する場合に
は、I/O回路310を介して、制御回路20にローマ
ップオン信号を出力する。
【0027】一方、横Gセンサ32は、車両46に対し
て横方向に加わる加速度G’(t)を随時測定して、そ
の測定値G’(t)を測定信号として出力する。CPU
22の起動制御部40は、横Gセンサ32から出力され
た測定値G’(t)に所定の演算、即ち数式3、数式4
による演算を施して演算値V20,V90を求める。こ
の演算値V20,V90により定められる値がROM2
6により記憶されている判定マップの閾値Vnと比較さ
れる。
て横方向に加わる加速度G’(t)を随時測定して、そ
の測定値G’(t)を測定信号として出力する。CPU
22の起動制御部40は、横Gセンサ32から出力され
た測定値G’(t)に所定の演算、即ち数式3、数式4
による演算を施して演算値V20,V90を求める。こ
の演算値V20,V90により定められる値がROM2
6により記憶されている判定マップの閾値Vnと比較さ
れる。
【0028】
【数3】
【0029】
【数4】
【0030】即ち、ROM26には、図5に示すような
閾値Vnを有する判定マップが記憶されている。この判
定マップは、横軸に演算値V90を採ると共に縦軸に演
算値V20を採ったものである。
閾値Vnを有する判定マップが記憶されている。この判
定マップは、横軸に演算値V90を採ると共に縦軸に演
算値V20を採ったものである。
【0031】起動判定部40は、閾値Vnと演算値V2
0 ,V90により定められる値とを比較して、演算値
V20,V90により定められる値が閾値Vnの範囲を
超えた場合に不規則衝突と判定し、閾値Vnの範囲内の
場合に正突と判定する。即ち、図5の判定マップには、
30km/hの正突の場合の演算値V20 ,V90に
より定められる値の変化の状態と40km/hの不規則
衝突の場合の演算値V20 ,V90により定められる
値の変化の状態が示されている。30km/hの正突の
場合の演算値V20 ,V90により定められる値は、
閾値Vnの領域内を振動するような変化の状態を示すの
に対して、40km/hの場合の不規則衝突の場合の演
算値V20 ,V90により定められる値は、閾値Vn
の領域を大きくはみ出して変化する。従って、演算値V
20 ,V90により定められる値の変化の状態に基づ
いて衝突の形態を判別することができる。
0 ,V90により定められる値とを比較して、演算値
V20,V90により定められる値が閾値Vnの範囲を
超えた場合に不規則衝突と判定し、閾値Vnの範囲内の
場合に正突と判定する。即ち、図5の判定マップには、
30km/hの正突の場合の演算値V20 ,V90に
より定められる値の変化の状態と40km/hの不規則
衝突の場合の演算値V20 ,V90により定められる
値の変化の状態が示されている。30km/hの正突の
場合の演算値V20 ,V90により定められる値は、
閾値Vnの領域内を振動するような変化の状態を示すの
に対して、40km/hの場合の不規則衝突の場合の演
算値V20 ,V90により定められる値は、閾値Vn
の領域を大きくはみ出して変化する。従って、演算値V
20 ,V90により定められる値の変化の状態に基づ
いて衝突の形態を判別することができる。
【0032】そして、表1に示す判定方法に基づいてエ
アバッグ装置36を起動するか否かの判定を行う。
アバッグ装置36を起動するか否かの判定を行う。
【0033】
【表1】
【0034】即ち、ダッシュセンサ30A,30Bによ
りハイマップオン信号が出力された場合には、この条件
だけでエアバック装置36を起動する旨の判定を行う。
また、ダッシュセンサ30A,30Bによりローマップ
オン信号が出力されており、横Gセンサ32の検出値に
基づいて、衝突の形態が正突と判別された場合には、エ
アバック装置36を起動しない旨の判定を行う。一方、
ダッシュセンサ30A,30Bによりローマップオン信
号が出力されており、横Gセンサ32の検出値に基づい
て、衝突の形態が不規則衝突と判別された場合には、エ
アバック装置36を起動しない旨の判定を行う。なお、
ハイマップオン信号、ローマップオン信号は、ダッシュ
センサ30A又はダッシュセンサ30Bの何れかにより
先に出力された信号を用いる。
りハイマップオン信号が出力された場合には、この条件
だけでエアバック装置36を起動する旨の判定を行う。
また、ダッシュセンサ30A,30Bによりローマップ
オン信号が出力されており、横Gセンサ32の検出値に
基づいて、衝突の形態が正突と判別された場合には、エ
アバック装置36を起動しない旨の判定を行う。一方、
ダッシュセンサ30A,30Bによりローマップオン信
号が出力されており、横Gセンサ32の検出値に基づい
て、衝突の形態が不規則衝突と判別された場合には、エ
アバック装置36を起動しない旨の判定を行う。なお、
ハイマップオン信号、ローマップオン信号は、ダッシュ
センサ30A又はダッシュセンサ30Bの何れかにより
先に出力された信号を用いる。
【0035】ここでエアバッグ装置36を起動すると判
定された場合には、起動判定部40は駆動回路34に対
して起動信号を出力する。これにより、駆動回路34は
エアバッグ装置36を起動すべくスクイブ38に通電
し、スクイブ38でガス発生剤(図示せず)を点火させ
る。
定された場合には、起動判定部40は駆動回路34に対
して起動信号を出力する。これにより、駆動回路34は
エアバッグ装置36を起動すべくスクイブ38に通電
し、スクイブ38でガス発生剤(図示せず)を点火させ
る。
【0036】この実施の形態にかかる乗員保護装置の起
動制御装置によれば、前後Gセンサ302の測定値に基
づいて衝突の厳しさを判定すると共に、横Gセンサ32
の測定値に基づいて車両46の衝突形態を判別し、これ
らの結果基づいてエアバッグ装置36を起動するか否か
の判定を行うため、的確にエアバッグ装置36の起動を
行うことができる。
動制御装置によれば、前後Gセンサ302の測定値に基
づいて衝突の厳しさを判定すると共に、横Gセンサ32
の測定値に基づいて車両46の衝突形態を判別し、これ
らの結果基づいてエアバッグ装置36を起動するか否か
の判定を行うため、的確にエアバッグ装置36の起動を
行うことができる。
【0037】なお、この実施の形態においては、車両の
前方左右にダッシュセンサ30A,30Bを設けている
が,車両の前方中央部にダッシュセンサを1個だけ設け
るようにしても良い。
前方左右にダッシュセンサ30A,30Bを設けている
が,車両の前方中央部にダッシュセンサを1個だけ設け
るようにしても良い。
【0038】また、上述の実施の形態においては、図4
に示す判定マップの縦軸をV10、図5に示す判定マッ
プの縦軸をV20としているが、これに限定されるもの
ではなく、図4に示す判定マップの縦軸をV20、図5
に示す判定マップの縦軸をV10にする等、適当な区間
幅による積分値を判定マップの縦軸に採るようにしても
よい。
に示す判定マップの縦軸をV10、図5に示す判定マッ
プの縦軸をV20としているが、これに限定されるもの
ではなく、図4に示す判定マップの縦軸をV20、図5
に示す判定マップの縦軸をV10にする等、適当な区間
幅による積分値を判定マップの縦軸に採るようにしても
よい。
【0039】
【発明の効果】この発明によれば、第1のセンサにより
車両に加わる衝撃の厳しさを検出し第2のセンサにより
車両の衝突形態を判別して、衝撃の厳しさと衝突形態の
両方に基づいて、起動制御装置により乗員保護装置の起
動を制御するため乗員保護装置の起動制御を的確に行う
ことができる。
車両に加わる衝撃の厳しさを検出し第2のセンサにより
車両の衝突形態を判別して、衝撃の厳しさと衝突形態の
両方に基づいて、起動制御装置により乗員保護装置の起
動を制御するため乗員保護装置の起動制御を的確に行う
ことができる。
【図1】この発明の実施の形態にかかる乗員保護装置の
起動制御装置のブロック構成図である。
起動制御装置のブロック構成図である。
【図2】この発明の実施の形態にかかるダッシュセンサ
のブロック構成図である。
のブロック構成図である。
【図3】この発明の実施の形態にかかる乗員保護装置の
起動制御装置のダッシュセンサとフロアセンサの配設箇
所を示す図である。
起動制御装置のダッシュセンサとフロアセンサの配設箇
所を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態にかかる乗員保護装置の
起動制御装置のダッシュセンサにおいて衝突の厳しさを
判定する際に参照するマップを示す図である。
起動制御装置のダッシュセンサにおいて衝突の厳しさを
判定する際に参照するマップを示す図である。
【図5】この発明の実施の形態にかかる乗員保護装置の
起動制御装置で衝突形態を判定する際に参照する判定マ
ップを示す図である。
起動制御装置で衝突形態を判定する際に参照する判定マ
ップを示す図である。
20…制御回路、22…CPU、24…I/O回路、2
6…ROM、28…RAM、30A,30B…ダッシュ
センサ、32…横Gセンサ、34…駆動回路、36…エ
アバッグ装置、38…スクイブ、40…起動制御部、4
4…ECU、46…車両。
6…ROM、28…RAM、30A,30B…ダッシュ
センサ、32…横Gセンサ、34…駆動回路、36…エ
アバッグ装置、38…スクイブ、40…起動制御部、4
4…ECU、46…車両。
Claims (3)
- 【請求項1】 車両の所定位置に配設され、この車両に
加わる衝撃の厳しさを検出する第1のセンサと、 前記第1のセンサよりも後方の前記車両の所定位置に配
設され、この車両の衝突形態を検出する第2のセンサ
と、 前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの出力信号に基
づいて乗員保護装置の起動を制御する起動制御手段と、 を備えることを特徴とする乗員保護装置の起動制御装
置。 - 【請求項2】 前記第1のセンサは前後方向加速度セン
サであり、前記第2のセンサは横方向加速度センサであ
ることを特徴とする請求項1記載の乗員保護装置の起動
制御装置。 - 【請求項3】 車両の所定位置に配設され、この車両に
加わる衝撃の厳しさを検出する前後方向加速度検出手段
と、 前記前後方向加速度検出手段よりも後方の前記車両の所
定位置に配設され、この車両の衝突形態を検出する横方
向加速度検出手段と、 前記前後方向加速度検出手段及び前記横方向加速度検出
手段の出力信号に基づいて乗員保護装置の起動を制御す
る起動制御手段とを備える乗員保護装置の起動制御装置
において、 前記横方向加速度検出手段は、その検出値に基づく値が
衝突形態判定マップの所定領域内の値か否かにより前記
車両の衝突形態を判別することを特徴とする乗員保護装
置の起動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10240369A JP2000071929A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 乗員保護装置の起動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10240369A JP2000071929A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 乗員保護装置の起動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000071929A true JP2000071929A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=17058476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10240369A Pending JP2000071929A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 乗員保護装置の起動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000071929A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102021132124A1 (de) | 2020-12-24 | 2022-06-30 | Subaru Corporation | Fahrzeugsteuergerät |
-
1998
- 1998-08-26 JP JP10240369A patent/JP2000071929A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102021132124A1 (de) | 2020-12-24 | 2022-06-30 | Subaru Corporation | Fahrzeugsteuergerät |
US11993238B2 (en) | 2020-12-24 | 2024-05-28 | Subaru Corporation | Vehicle controller |
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