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JP2000066132A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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Publication number
JP2000066132A
JP2000066132A JP10234199A JP23419998A JP2000066132A JP 2000066132 A JP2000066132 A JP 2000066132A JP 10234199 A JP10234199 A JP 10234199A JP 23419998 A JP23419998 A JP 23419998A JP 2000066132 A JP2000066132 A JP 2000066132A
Authority
JP
Japan
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mirror
parabolic
parabolic mirror
display
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10234199A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Ito
貴則 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness System Technologies Research Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP10234199A priority Critical patent/JP2000066132A/ja
Publication of JP2000066132A publication Critical patent/JP2000066132A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、浮上表示像の視認性の向上が図
れ、装置構成の小型化が図れる表示装置を提供する。 【解決手段】 この表示装置では、前後一対の放物面鏡
21,23が、互いの光軸が一致するように、かつ、前
面側の放物面鏡21の焦点位置と背面側の放物面鏡23
の光軸との交点とが実質的に一致するようにして配置さ
れており、放物面鏡21の焦点位置近傍に配置された自
発光式表示器31からの表示光33が、両放物面鏡2
1,23間で反射されて放物面鏡21の光軸との交点近
傍に設けられた透光部を透過されて放物面鏡21の前面
側の結像位置に集光することにより、表示装置31の表
示像の像41を、内部空間35内から浮き上がって見え
るように浮上表示するようになっている。そして、背面
側の放物面鏡23の焦点距離F2が、前面側の放物面鏡
21の焦点距離F1よりも所定の突出高さHだけ大きく
なるように設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対向配置させた一
対の放物面鏡を用いることにより、その内部空間内に設
置された対象物の像を、透光部を通じて内部空間内から
浮き上がって見えるように表示する表示装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の表示装置の構成を示す断面
図である。この表示装置は、図5に示されるように、互
いに光軸が一致するように互いの鏡面を上下に対向させ
た状態で対向配置された前後一対のお椀型の第1および
第2の放物面鏡1,3を備えて構成されている。第1お
よび第2の放物面鏡1,3には互いに焦点距離が等しい
ものが使用されており、両放物面鏡1,3は、各放物面
鏡1,3の焦点位置が対向する相手側の各放物面鏡1,
3が光軸と交わる位置と一致するようにして配置されて
いる。
【0003】また、前面側の第1の放物面鏡1が光軸と
交わる部分には、透光部1aが設けられるとともに、両
放物面鏡1,3によって囲まれた内部空間(内側領域)
5内における第2の放物面鏡3の鏡面上の中央部には、
所定の対象物7が配置されている。
【0004】これによって、対象物7からの光9aが、
両放物面鏡1,3間で反射されて透光部1aを介して第
1の放物面鏡1の前面側近傍の結像位置に集光されるこ
とにより、対象物7の像11が、内部空間5内から浮き
上がって見えるように結像位置に浮上表示されるように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の表示装置では、以下に述べる点において浮上表示
像11の視認性が低く、また装置構成が大型であるとい
う欠点がある。
【0006】すなわち、従来の表示装置では、その構成
上、浮上表示される像11を前面側の第1の放物面鏡1
の前面側近傍でしか表示することができず、それよりも
大きな突出高さで浮上表示することができないので、表
示像11の視認性が低くなっている。
【0007】また、従来の表示装置では、浮上表示を行
うための透光部1aが開放されているので、像11が表
示されている状態において、透光部1aを介して内部空
間5内の構成が直接視認されることとなり、像11の視
認性を低下させる要因となっている。
【0008】さらに、従来の表示装置では、内部空間5
内における第1の放物面鏡1の焦点位置に大きなサイズ
の対象物7を配置しようとしても、図6に示すように、
対象物7が第2の放物面鏡3からはみ出してしまうた
め、表示装置の全体サイズの割には小さなサイズの対象
物7しか設置することができず、その結果、小さな像1
1しか得られず、視認性が悪いという問題がある。
【0009】また、従来の表示装置において、大きなサ
イズの対象物7を配置しようとする場合には、図6にて
鎖線で示されるように、表示装置全体を一回り大きなサ
イズに大型化する必要があるため、従来の表示装置では
装置構成が大型となるという問題がある。
【0010】そこで、前記問題点に鑑み、本発明の第1
の目的は、浮上表示像の視認性の向上が図れる表示装置
を提供することである。
【0011】また、本発明の第2の目的は、装置構成の
小型化が図れる表示装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、互いの鏡面を対向させた状態で配置さ
れた前後一対の放物面鏡のうちの前面側の放物面鏡の第
1の焦点位置の焦点位置近傍に配置された対象物からの
光が、前記両放物面鏡間で反射されて背面側の前記放物
面鏡の第2の焦点位置近傍の結像位置に集光することに
より、前記対象物の像を前記結像位置に表示する表示装
置であって、背面側の前記放物面鏡の焦点距離が、前面
側の前記放物面鏡の焦点距離よりも大きくなるように設
定されたことを特徴とする。
【0013】また、前記目的を達成するための技術的手
段は、互いの鏡面を対向させた状態で配置された前後一
対の放物面鏡のうちの前面側の放物面鏡の第1の焦点位
置近傍に対象物が配置され、その対象物からの光が前記
両放物面鏡間で反射されて所定の透光部を透過して背面
側の前記放物面鏡の第2の焦点位置近傍の結像位置に集
光することにより、前記対象物の像を前記結像位置に表
示する表示装置であって、前記透光部を介して前記結像
位置に向かう前記光を前記結像位置の背面側で遮るよう
に半透明板が設けられる一方、前記対象物を所定の表示
像を構成する表示光を自ら発光する自発光式の表示手段
とするか、あるいは、前記対象物を照明する照明手段を
前記両放物面鏡の内側に設けることを特徴とする。
【0014】さらに、前記目的を達成するための技術的
手段は、互いの鏡面を対向させた状態で配置された前後
一対の放物面鏡のうちの前面側の放物面鏡の第1の焦点
位置近傍に配置された対象物からの光が、前記両放物面
鏡間で反射されて背面側の前記放物面鏡の第2の焦点位
置近傍の結像位置に集光することにより、前記対象物の
像を前記結像位置に表示する表示装置であって、背面側
の前記放物面鏡における前記前面側の前記放物面鏡の光
軸との交点を中心とした所定の領域を切り欠き、前記対
象物を、背面側の前記放物面鏡の鏡面を超えて背面側に
突出した状態で配置可能としたことを特徴とする。
【0015】また、好ましくは、前記両放物面鏡は、鏡
面が略お椀型の鏡面体、あるいはその鏡面が略お椀型の
鏡面体を周方向に分割して得られるような略扇形形状を
有する鏡面体によって構成されるのがよい。
【0016】さらに、好ましくは、前記両放物面鏡は、
円盤状のフレネル反射面鏡、あるいはその円盤状のフレ
ネル放物面鏡を周方向に分割して得られるような略扇形
形状を有するフレネル放物面鏡によって構成されるのが
よい。
【0017】なお、本発明における放物面鏡とは、光線
を反射し焦点に集光させることが目的であり、実質的に
同様の効果をもたらす種々の曲線を含むものである。
【0018】例えば、視野を限定し光軸の中心付近のみ
を使用した装置では、放物面の代わりに、近似的に球面
を適用することが可能であり、また収差を補正するため
放物面形状を変化させた形状でも実質的に放物面鏡と同
様な効果を得ることが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
表示装置の斜視図であり、図2はその表示装置の断面図
であり、図3はその表示装置の原理説明のための説明図
であり、図4はその表示装置が車両用表示装置として適
用された様子を示す図である。
【0020】この表示装置は、互いの光軸が一致するよ
うに互いの鏡面を上下に(あるいは前後に)対向させた
状態で配置された前後一対の第1および第2の放物面鏡
21,23と、遮光性の左右両側板25,27と、所定
の色に着色された半透明の半透明板29と、浮上表示の
対象物である自発光式表示器(自発光式の表示手段)3
1a,31b,31c(総称する場合は単に31とす
る)とを備えて構成されている。
【0021】両放物面鏡21,23は、鏡面が略お椀型
の鏡面体を周方向に分割して得られるような略扇形形状
の鏡面体のその光軸付近が切り欠かれた形状を有してお
り、互いの外周縁部が当接するように、かつ互いの光軸
が一致するようにして対向配置されている。
【0022】このように前面側の第1の放物面鏡21の
光軸周辺が切り欠かれることにより、表示器31からの
表示光33aないし33c(総称する場合には単に33
とする)を内部空間35内から外部に出射させるための
図示しない透光部が形成されるようになっている。
【0023】また、裏面側の第2の放物面鏡23の光軸
周辺が切り欠かれることにより、表示器31が配置され
る表示対象配置領域37が形成されるようになってい
る。そして、第2の放物面鏡23の光軸周辺部における
切り欠かれた部分には、表示対象配置領域37を外囲す
るように、その放物面鏡23の内周側端部から放物面鏡
23の鏡面よりも背面側に膨出する遮光性のカバー部材
39が備えられている。
【0024】両側板25,27は、上記のように配置さ
れた両放物面鏡21,23の左右両側方の開口部を閉鎖
するように設置される。半透明板29は、第1の放物面
鏡21と、第2の放物面鏡23の内周側に連なるカバー
部材39との内周側の開口部を閉鎖するようにして(す
なわち、第1の放物面鏡21の光軸周辺を切り欠いて形
成される透光部を介して内部空間35内から出射する光
を遮るようにして)設置される。このとき、半透明板2
9は、表示器31の表示像41aないし41c(総称す
る場合には単に41とする)の結像位置よりも表示器3
1側に位置するようになっている。
【0025】また、表示器31が配置される内部空間3
5は、両放物面鏡21,23、両側板25,27、半透
明板29およびカバー部材39によって完全に閉鎖され
ており、半透明板29を介してのみ外部からの光が内部
空間内39内に入射するようになっている。
【0026】ここで、各放物面鏡21,23の焦点距離
F1,F2は、以下のように設定されている(図3参
照)。すなわち、第1の放物面鏡21の焦点距離F1
は、その放物面鏡21の焦点位置が、第2の放物面鏡2
3の鏡面(実際には鏡面の延長面)と光軸との交点近傍
に位置するよに設定されている。また、第2の放物面鏡
23の焦点距離F2は、第1の放物面鏡21の焦点距離
F1よりも突出高さH分だけ大きな値となるように設定
されている。
【0027】各表示器31には、所定の表示像を構成す
る表示光33を自ら発光する自発光式表示器であればよ
く、液晶表示器、EL表示器および蛍光表示管によって
構成される表示器や、あるいは、電球等の光源の前面側
に、光を部分的に透過させることにより所定の表示パタ
ーンを形成する透過フィルタを配設することによって構
成される簡易な表示器などが使用可能である。
【0028】このような表示器31は、第1の放物面鏡
21の焦点位置近傍に位置する表示対象配置領域37に
配設される。
【0029】これによって、各表示器31による表示が
行われると、第1の放物面鏡21の焦点位置近傍に配置
された各表示器31の表示面からの表示光33は、図2
および図3に示すように、まず第1の放物面鏡21によ
って反射され、続いて第2の放物面鏡23によって反射
されて、半透明板29を介して第2の放物面鏡23の焦
点位置である結像位置に集光することにより、各表示器
31の表示面に表示された表示像の像41が、内部空間
5内から浮き上がるようにしてその結像位置に浮上表示
されるようになっている。
【0030】このとき、第2の放物面鏡23の焦点距離
F2が、第1の放物面鏡21の焦点距離F1よりも突出
高さH分だけ大きな値となるように設定されているの
で、図3に示すように、表示器31の表示像の像41
が、第1の凹面鏡21の頂点部から前面側に突出高さH
だけ突出した位置に浮上表示されるようになっている。
【0031】そして、その浮上表示されている像41
は、半透明板29により内部空間35内に入射する外来
光の光量が適度に抑制されているので、各表示器31が
オフされるのに伴って消失するようになっている。
【0032】このように構成される表示装置は、図4に
示すように、車両のインストゥルメントパネル部51の
所定位置に設置され、運転者等への各種の視認情報の表
示に用いられ、例えば、運転者への車間距離等に関する
警告表示53、時計表示55、および助手席搭乗者への
シートベルトインジケータ表示等の警告表示57等に用
いられる。
【0033】以上のように、本実施形態によれば、上述
のように、表示器31の表示像の像41が、第1の凹面
鏡21の頂点部から前面側に突出高さHだけ突出した位
置に浮上表示されるようになっているので、浮上表示さ
れる像41の視認性を向上させることができる。
【0034】また、第2の放物面鏡23に焦点距離F2
が大きなものを使用する分、放物面鏡23の曲率が小さ
くなり、背面側の放物面鏡23の光軸方向の厚みを小さ
くでき、その分装置構成の小型化が図れる。
【0035】さらに、第1の放物面鏡21と、第2の放
物面鏡23の内周側に連なるカバー部材39との内周側
の開口部を閉鎖するようにして半透明板29が設置され
ているので、表示器31によって表示が行われている際
には、表示器31の表示像が半透明板29を介してその
半透明板29の前面側に浮上表示されることとなる。そ
の結果、表示が行われた状態において、浮上表示される
像41の奥に内部空間35内の構成が直接見えるのを防
止することができるので、浮上表示される像41の視認
性を向上させることができる。
【0036】また、半透明板29により内部空間35の
内外が適度に遮光されるので、表示器31によって表示
が行われないときには、浮上表示像41は消えており、
表示が行われているときだけ浮上表示像41を出現させ
ることができ、簡単な構成により表示像41のオンオフ
切替えを行うことができる。
【0037】また、裏面側の第2の放物面鏡23の光軸
周辺が切り欠かれることにより、表示器31が配置され
る表示対象配置領域37が形成されており、図2に示す
ように、第2の放物面鏡23の鏡面を超えて背面側に突
出した位置に表示器31b,31cを配置し、その表示
器31b,31cの表示像41b,41cを浮上表示す
ることができるので、第2の放物面鏡23の鏡面を超え
て背面側に突出するような大きなサイズの表示器31を
配置することができる。その結果、装置構成の全体サイ
ズの割には大きなサイズの表示器31を配置して大きな
サイズの表示像41を表示することができ、表示像41
の視認性の向上が図れるという効果と、同様なサイズの
表示像41を表示可能な従来の表示装置に比べて、装置
構成を小型化することができるという効果が得られる。
【0038】なお、本実施形態では、略扇形形状の放物
面鏡21,23を用いて表示装置を構成したが、光軸を
中心に全周に連なる鏡面を有する2つの略お椀型の放物
面鏡を用いて表示装置を構成してもよい。この場合、背
面側の放物面鏡23の光軸周辺に位置する中央部には、
本実施形態の切り欠きに対応する孔部が形成されて表示
対象物配置領域37が形成され、その孔部はカバー部材
39によって閉鎖される。
【0039】また、本実施形態では、回転放物面に沿っ
て連続した鏡面を有する放物面鏡21,23を用いて表
示装置を構成したが、同様な光学機能を有する円盤状の
フレネル反射面鏡、あるいはその円盤状のフレネル放物
面鏡を周方向に分割して得られるような略扇形形状を有
するフレネル放物面鏡を用いて表示装置を構成してもよ
い。
【0040】さらに、本実施形態では、自発光式表示器
31を用いたが、自発光式表示器31の代わりに、自ら
は発光しない非自発光式表示器を設け、内部空間35内
に設けられた所定の照明手段の照明光によってその非自
発光式表示器の表示内容を照らし出すことによって表示
を行うようにしてもよく、あるいはその照明手段の照明
光により所定の表示対象物を照らし、その表示対象物の
像を表示するようにしてもよい。
【0041】また、本実施形態では、両放物面鏡21,
23を互いの光軸が一致するように配置したが、必ずし
も光軸を一致させる必要はない。
【0042】
【発明の効果】請求項1、4および5に記載の発明によ
れば、背面側の放物面鏡の焦点距離が、前面側の放物面
鏡の焦点距離よりも大きくなるように設定されているの
で、結像位置となる背面側の放物面鏡の第2の焦点位置
が前面側の放物面鏡よりも所定の突出高さ分だけ前面側
に突出した位置に位置させることができ、これによっ
て、対象物の像を前面側の放物面鏡よりも前面側に突出
した位置に浮上表示することができ、表示像の視認性を
向上させることができる。
【0043】また、両放物面鏡に鏡面が略お椀型の鏡面
体が使用される場合、背面側の放物面鏡に焦点距離が大
きなものを使用する分、放物面鏡の曲率が小さくなり、
背面側の放物面鏡の光軸方向の厚みを小さくでき、その
分装置構成の小型化が図れる。
【0044】請求項2、4および5に記載の発明によれ
ば、透光部を介して結像位置に向かう対象物からの光を
結像位置の背面側で遮るように半透明板が設けられるの
で、対象物である自発光式の表示手段によって表示が行
われている際、あるいは所定の照明手段によって対象物
が照明された際には、所定の表示像が半透明板を介して
その半透明板の前面側に表示されることとなる。その結
果、表示が行われた状態において、表示像の奥に両放物
面鏡の内側領域内の構成が直接見えるのを防止すること
ができるので、表示像の視認性を向上させることができ
る。
【0045】また、半透明板により内部領域の内外が適
度に遮光されるので、自発光式表示手段によって表示が
行われないとき、あるいは照明手段が消灯されていると
きには、表示像は消えており、表示が行われているとき
だけ表示像を出現させることができ、簡単な構成により
表示像のオンオフ切替えを行うことができる。
【0046】請求項3、4および5に記載の発明によれ
ば、背面側の放物面鏡における前面側の光軸との交点を
中心とした所定の領域が切り欠かれているので、背面側
の前記放物面鏡の鏡面を超えて背面側に突出するような
大きなサイズの対象物を配置し、その対象物の像を表示
することができるので、装置構成の全体サイズの割には
大きな表示像を表示することができ、表示像の視認性の
向上が図れるという効果と、同様なサイズの表示像を表
示可能な従来の表示装置に比べて、装置構成を小型化す
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る表示装置の斜視図で
ある。
【図2】図1の表示装置の断面図である。
【図3】図1の表示装置の原理説明のための説明図であ
る。
【図4】図1の表示装置が車両用表示装置として適用さ
れた様子を示す図である。
【図5】従来の表示装置の断面図である。
【図6】従来の表示装置に大型の表示対象物を配置しよ
うした際の様子を示す図である。
【符号の説明】
21 第1(前面側)の放物面鏡 23 第2(背面側)の放物面鏡 29 半透明板 31a,31b,31c 自発光式表示器 35 内部空間 41a,41b,41c 像 F1 第1の放物面鏡の焦点距離 F2 第2の放物面鏡の焦点距離

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いの鏡面を対向させた状態で配置され
    た前後一対の放物面鏡のうちの前面側の放物面鏡の第1
    の焦点位置の焦点位置近傍に配置された対象物からの光
    が、前記両放物面鏡間で反射されて背面側の前記放物面
    鏡の第2の焦点位置近傍の結像位置に集光することによ
    り、前記対象物の像を前記結像位置に表示する表示装置
    であって、 背面側の前記放物面鏡の焦点距離が、前面側の前記放物
    面鏡の焦点距離よりも大きくなるように設定されたこと
    を特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 互いの鏡面を対向させた状態で配置され
    た前後一対の放物面鏡のうちの前面側の放物面鏡の第1
    の焦点位置近傍に対象物が配置され、その対象物からの
    光が前記両放物面鏡間で反射されて所定の透光部を透過
    して背面側の前記放物面鏡の第2の焦点位置近傍の結像
    位置に集光することにより、前記対象物の像を前記結像
    位置に表示する表示装置であって、 前記透光部を介して前記結像位置に向かう前記光を前記
    結像位置の背面側で遮るように半透明板が設けられる一
    方、 前記対象物を所定の表示像を構成する表示光を自ら発光
    する自発光式の表示手段とするか、あるいは、前記対象
    物を照明する照明手段を前記両放物面鏡の内側に設ける
    ことを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 互いの鏡面を対向させた状態で配置され
    た前後一対の放物面鏡のうちの前面側の放物面鏡の第1
    の焦点位置近傍に配置された対象物からの光が、前記両
    放物面鏡間で反射されて背面側の前記放物面鏡の第2の
    焦点位置近傍の結像位置に集光することにより、前記対
    象物の像を前記結像位置に表示する表示装置であって、 背面側の前記放物面鏡における前記前面側の前記放物面
    鏡の光軸との交点を中心とした所定の領域を切り欠き、
    前記対象物を、背面側の前記放物面鏡の鏡面を超えて背
    面側に突出した状態で配置可能としたことを特徴とする
    表示装置。
  4. 【請求項4】 前記両放物面鏡は、鏡面が略お椀型の鏡
    面体、あるいはその鏡面が略お椀型の鏡面体を周方向に
    分割して得られるような略扇形形状を有する鏡面体によ
    って構成されることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記両放物面鏡は、円盤状のフレネル反
    射面鏡、あるいはその円盤状のフレネル放物面鏡を周方
    向に分割して得られるような略扇形形状を有するフレネ
    ル放物面鏡によって構成されることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の表示装置。
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