JP2000054914A - 気体燃料供給装置 - Google Patents
気体燃料供給装置Info
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/30—Use of alternative fuels, e.g. biofuels
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- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 気体燃料の漏洩を速やかに且つ正確に検出す
る。 【解決手段】 気体燃料を貯蔵する燃料タンク18と、
気体燃料を噴射するための燃料噴射弁15と、燃料タン
クから燃料噴射弁まで気体燃料を運搬するための燃料通
路17と、燃料通路を遮断するための遮断弁22と、遮
断弁の下流側における燃料通路内の気体燃料の圧力を検
出するための圧力センサ23とを具備し、遮断弁を閉弁
すると共に圧力センサにより検出された圧力に基づいて
遮断弁の閉弁後における燃料通路内の気体燃料の圧力の
低下度合いを検出し、気体燃料の圧力の低下度合いが予
め定められた圧力低下度合いより大きいときに燃料通路
から気体燃料が漏洩していると判断する。
る。 【解決手段】 気体燃料を貯蔵する燃料タンク18と、
気体燃料を噴射するための燃料噴射弁15と、燃料タン
クから燃料噴射弁まで気体燃料を運搬するための燃料通
路17と、燃料通路を遮断するための遮断弁22と、遮
断弁の下流側における燃料通路内の気体燃料の圧力を検
出するための圧力センサ23とを具備し、遮断弁を閉弁
すると共に圧力センサにより検出された圧力に基づいて
遮断弁の閉弁後における燃料通路内の気体燃料の圧力の
低下度合いを検出し、気体燃料の圧力の低下度合いが予
め定められた圧力低下度合いより大きいときに燃料通路
から気体燃料が漏洩していると判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は気体燃料供給装置に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−277750号には内燃機関
に気体燃料を供給するための気体燃料供給装置が開示さ
れている。気体燃料は燃料タンク内に貯蔵されており、
燃料タンクに接続された燃料通路を介して燃料噴射弁に
運搬され、燃料噴射弁から内燃機関に噴射される。この
気体燃料供給装置では所定時間の間における燃料タンク
内の気体燃料の減少量と、上記所定時間の間に燃料噴射
弁から噴射された気体燃料の量とを比較し、燃料タンク
内の気体燃料の減少量が燃料噴射弁から噴射された気体
燃料の量より多いときには燃料通路から外部に気体燃料
が漏洩していると診断している。
に気体燃料を供給するための気体燃料供給装置が開示さ
れている。気体燃料は燃料タンク内に貯蔵されており、
燃料タンクに接続された燃料通路を介して燃料噴射弁に
運搬され、燃料噴射弁から内燃機関に噴射される。この
気体燃料供給装置では所定時間の間における燃料タンク
内の気体燃料の減少量と、上記所定時間の間に燃料噴射
弁から噴射された気体燃料の量とを比較し、燃料タンク
内の気体燃料の減少量が燃料噴射弁から噴射された気体
燃料の量より多いときには燃料通路から外部に気体燃料
が漏洩していると診断している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記燃料タンクでは所
定期間における燃料タンク内の気体燃料の減少量を検出
するためには所定期間内における燃料タンク内の圧力の
減少量を検出する必要がある。しかしながら気体燃料は
圧縮された状態で燃料タンク内に貯蔵されているため所
定時間が短い場合、気体燃料の消費に伴う燃料タンク内
の圧力の変化は小さい。すなわち燃料タンク内の圧力変
化を精度良く検出するにはある程度、長い時間を必要と
し、したがって燃料通路からの漏洩の判断には長い時間
がかかる。そこで本発明の目的は気体燃料の漏洩を速や
かに且つ正確に検出することにある。
定期間における燃料タンク内の気体燃料の減少量を検出
するためには所定期間内における燃料タンク内の圧力の
減少量を検出する必要がある。しかしながら気体燃料は
圧縮された状態で燃料タンク内に貯蔵されているため所
定時間が短い場合、気体燃料の消費に伴う燃料タンク内
の圧力の変化は小さい。すなわち燃料タンク内の圧力変
化を精度良く検出するにはある程度、長い時間を必要と
し、したがって燃料通路からの漏洩の判断には長い時間
がかかる。そこで本発明の目的は気体燃料の漏洩を速や
かに且つ正確に検出することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に一番目の発明によれば、気体燃料を貯蔵する燃料タン
クと、気体燃料を噴射するための燃料噴射弁と、前記燃
料タンクから前記燃料噴射弁まで気体燃料を運搬するた
めの燃料通路とを具備する気体燃料供給装置において、
前記燃料通路を遮断するための遮断弁と、該遮断弁の下
流側における前記燃料通路内の気体燃料の圧力を検出す
るための圧力センサと、該遮断弁を閉弁すると共に前記
圧力センサにより検出された圧力に基づいて該遮断弁の
閉弁後における前記燃料通路内の気体燃料の圧力の低下
度合いを検出し、該気体燃料の圧力の低下度合いが予め
定められた圧力低下度合いより大きいときに前記燃料通
路から気体燃料が漏洩していると判断する判断手段とを
具備する。なお予め定められた圧力低下度合いは予想さ
れた圧力低下度合いに相当する。
に一番目の発明によれば、気体燃料を貯蔵する燃料タン
クと、気体燃料を噴射するための燃料噴射弁と、前記燃
料タンクから前記燃料噴射弁まで気体燃料を運搬するた
めの燃料通路とを具備する気体燃料供給装置において、
前記燃料通路を遮断するための遮断弁と、該遮断弁の下
流側における前記燃料通路内の気体燃料の圧力を検出す
るための圧力センサと、該遮断弁を閉弁すると共に前記
圧力センサにより検出された圧力に基づいて該遮断弁の
閉弁後における前記燃料通路内の気体燃料の圧力の低下
度合いを検出し、該気体燃料の圧力の低下度合いが予め
定められた圧力低下度合いより大きいときに前記燃料通
路から気体燃料が漏洩していると判断する判断手段とを
具備する。なお予め定められた圧力低下度合いは予想さ
れた圧力低下度合いに相当する。
【0005】上記課題を解決するために二番目の発明に
よれば、一番目の発明において、前記燃料噴射弁は内燃
機関に気体燃料を噴射し、前記予め定められた圧力低下
度合いは前記内燃機関の運転状態に基づいて算出され
る。
よれば、一番目の発明において、前記燃料噴射弁は内燃
機関に気体燃料を噴射し、前記予め定められた圧力低下
度合いは前記内燃機関の運転状態に基づいて算出され
る。
【0006】上記課題を解決するために三番目の発明に
よれば、一番目の発明において、前記判断手段は前記燃
料通路内の気体燃料の圧力の低下度合いが予め定められ
た値より大きいときに前記遮断弁を閉弁する。
よれば、一番目の発明において、前記判断手段は前記燃
料通路内の気体燃料の圧力の低下度合いが予め定められ
た値より大きいときに前記遮断弁を閉弁する。
【0007】上記課題を解決するために四番目の発明に
よれば、一番目の発明において、前記判断手段は前記遮
断弁の閉弁後における前記燃料通路内の気体燃料の圧力
の低下度合いが前記予め定められた圧力低下度合い以下
であるときには前記遮断弁を開弁する。したがって燃料
噴射弁に気体燃料が供給し続けられる。
よれば、一番目の発明において、前記判断手段は前記遮
断弁の閉弁後における前記燃料通路内の気体燃料の圧力
の低下度合いが前記予め定められた圧力低下度合い以下
であるときには前記遮断弁を開弁する。したがって燃料
噴射弁に気体燃料が供給し続けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を説
明する。図1において参照番号1は内燃機関の機関本体
であり、参照番号2は電子制御装置(ECU)である。
機関本体1は気筒3を具備し、気筒3内にはピストン4
が嵌挿される。また機関本体1は吸気ポート5および排
気ポート6を具備し、これらポート5および6はそれぞ
れ気筒3に接続される。吸気ポート5には吸気弁7が取
り付けられ、排気ポート6には排気弁8が取り付けられ
る。また吸気ポート5には気筒3内に空気を導入するた
めの吸気通路9が接続され、排気ポート6には気筒3か
らの排気ガスを外部に放出するための排気通路10が排
気マニホルド11を介して接続される。吸気通路9には
気筒3内に導入される空気(以下、吸入空気)の量を制
御するスロットル弁12が配置される。スロットル弁1
2はアクセルペダル13に接続され、アクセルペダル1
3の踏込量に応じて開閉せしめられる。またスロットル
弁12は電子制御装置2に接続されており、スロットル
弁12の開度に応じた信号を電子制御装置2に送信す
る。スロットル弁12の下流側の吸気通路9、すなわち
スロットル弁12より機関本体1側の吸気通路9には吸
入空気の圧力を検出するための吸気圧センサ14が取り
付けられる。吸気圧センサ14は電子制御装置2に接続
されており、検出した吸入空気の圧力に応じた信号を電
子制御装置2に送信する。また吸気圧センサ14の下流
側の吸気通路9には吸入空気中に気体燃料を噴射するた
めの燃料噴射弁15が取り付けられる。燃料噴射弁15
は電子制御装置2に接続されており、その開閉動作が電
子制御装置2により制御される。さらに機関本体1はク
ランク角度を検出するためのクランク角センサ16を具
備する。クランク角センサ16は電子制御装置2に接続
されており、予め定められたクランク角度において電子
制御装置2に信号を送信する。
明する。図1において参照番号1は内燃機関の機関本体
であり、参照番号2は電子制御装置(ECU)である。
機関本体1は気筒3を具備し、気筒3内にはピストン4
が嵌挿される。また機関本体1は吸気ポート5および排
気ポート6を具備し、これらポート5および6はそれぞ
れ気筒3に接続される。吸気ポート5には吸気弁7が取
り付けられ、排気ポート6には排気弁8が取り付けられ
る。また吸気ポート5には気筒3内に空気を導入するた
めの吸気通路9が接続され、排気ポート6には気筒3か
らの排気ガスを外部に放出するための排気通路10が排
気マニホルド11を介して接続される。吸気通路9には
気筒3内に導入される空気(以下、吸入空気)の量を制
御するスロットル弁12が配置される。スロットル弁1
2はアクセルペダル13に接続され、アクセルペダル1
3の踏込量に応じて開閉せしめられる。またスロットル
弁12は電子制御装置2に接続されており、スロットル
弁12の開度に応じた信号を電子制御装置2に送信す
る。スロットル弁12の下流側の吸気通路9、すなわち
スロットル弁12より機関本体1側の吸気通路9には吸
入空気の圧力を検出するための吸気圧センサ14が取り
付けられる。吸気圧センサ14は電子制御装置2に接続
されており、検出した吸入空気の圧力に応じた信号を電
子制御装置2に送信する。また吸気圧センサ14の下流
側の吸気通路9には吸入空気中に気体燃料を噴射するた
めの燃料噴射弁15が取り付けられる。燃料噴射弁15
は電子制御装置2に接続されており、その開閉動作が電
子制御装置2により制御される。さらに機関本体1はク
ランク角度を検出するためのクランク角センサ16を具
備する。クランク角センサ16は電子制御装置2に接続
されており、予め定められたクランク角度において電子
制御装置2に信号を送信する。
【0009】燃料噴射弁15は燃料通路17を介して燃
料タンク18に接続される。気体燃料は燃料通路17を
介して燃料噴射弁15に運搬される。燃料タンク18内
には圧縮された状態の気体燃料が貯蔵される。燃料通路
17には三方弁19が取り付けられる。また三方弁19
には燃料タンク18内に気体燃料を補充するための補充
管20が取り付けられる。三方弁19は燃料タンク18
内を燃料噴射弁15と連通したり、大気と連通したりす
る。三方弁19の下流側の燃料通路17、すなわち三方
弁19より燃料噴射弁15側の燃料通路17には燃料タ
ンク18から燃料噴射弁15に供給される気体燃料の圧
力を予め定められた圧力に調節するためのレギュレータ
21が取り付けられる。さらにレギュレータ21の下流
側の燃料通路17には燃料通路17を遮断するための遮
断弁22が取り付けられる。遮断弁22は電子制御装置
2に接続されており、その開閉動作は電子制御装置2に
より制御される。また遮断弁22の下流側の燃料通路1
7には気体燃料の圧力を検出するための気体燃料圧セン
サ23が取り付けられる。気体燃料圧センサ23は電子
制御装置2に接続されており、検出した気体燃料の圧力
に応じた信号を電子制御装置2に送信する。さらに気体
燃料圧センサ23の下流側の燃料通路17には気体燃料
の温度を検出するための気体燃料温度センサ24が取り
付けられる。気体燃料温度センサ24は電子制御装置2
に接続されており、検出した気体燃料の温度に応じた信
号を電子制御装置2に送信する。
料タンク18に接続される。気体燃料は燃料通路17を
介して燃料噴射弁15に運搬される。燃料タンク18内
には圧縮された状態の気体燃料が貯蔵される。燃料通路
17には三方弁19が取り付けられる。また三方弁19
には燃料タンク18内に気体燃料を補充するための補充
管20が取り付けられる。三方弁19は燃料タンク18
内を燃料噴射弁15と連通したり、大気と連通したりす
る。三方弁19の下流側の燃料通路17、すなわち三方
弁19より燃料噴射弁15側の燃料通路17には燃料タ
ンク18から燃料噴射弁15に供給される気体燃料の圧
力を予め定められた圧力に調節するためのレギュレータ
21が取り付けられる。さらにレギュレータ21の下流
側の燃料通路17には燃料通路17を遮断するための遮
断弁22が取り付けられる。遮断弁22は電子制御装置
2に接続されており、その開閉動作は電子制御装置2に
より制御される。また遮断弁22の下流側の燃料通路1
7には気体燃料の圧力を検出するための気体燃料圧セン
サ23が取り付けられる。気体燃料圧センサ23は電子
制御装置2に接続されており、検出した気体燃料の圧力
に応じた信号を電子制御装置2に送信する。さらに気体
燃料圧センサ23の下流側の燃料通路17には気体燃料
の温度を検出するための気体燃料温度センサ24が取り
付けられる。気体燃料温度センサ24は電子制御装置2
に接続されており、検出した気体燃料の温度に応じた信
号を電子制御装置2に送信する。
【0010】さらに内燃機関は燃料通路17から気体燃
料が漏洩していることを表示するためのインジケータ2
5を具備する。インジケータ25は電子制御装置2に接
続されており、その表示動作が電子制御装置2により制
御される。
料が漏洩していることを表示するためのインジケータ2
5を具備する。インジケータ25は電子制御装置2に接
続されており、その表示動作が電子制御装置2により制
御される。
【0011】次に本実施形態の気体燃料噴射を説明す
る。機関本体1の運転中では遮断弁22は開弁してお
り、三方弁19は燃料タンク18と燃料噴射弁15とを
連通する。電子制御装置2はスロットル弁12の開弁度
合いに応じた出力を得られるように吸入空気量に応じて
燃料噴射弁15を開弁する。なお吸入空気量は機関回転
数と吸入空気圧とに基づいて算出される。また機関回転
数はクランク角度の基づいて算出される。
る。機関本体1の運転中では遮断弁22は開弁してお
り、三方弁19は燃料タンク18と燃料噴射弁15とを
連通する。電子制御装置2はスロットル弁12の開弁度
合いに応じた出力を得られるように吸入空気量に応じて
燃料噴射弁15を開弁する。なお吸入空気量は機関回転
数と吸入空気圧とに基づいて算出される。また機関回転
数はクランク角度の基づいて算出される。
【0012】次に本実施形態の気体燃料漏洩診断の概略
を説明する。上述したように燃料通路17にはレギュレ
ータ21が取り付けられているためレギュレータ21の
下流側の燃料通路17内の気体燃料の圧力は概ね予め定
められた圧力に維持される。そこで燃料通路17内の気
体燃料の圧力の低下度合いが予め定められた値より大き
いときには燃料通路17から気体燃料が漏洩している可
能性があると判断する。そして燃料通路17から気体燃
料が漏洩しているか否かを判断するために遮断弁22を
閉弁する。遮断弁22の閉弁後も燃料噴射弁15から気
体燃料が噴射されているため燃料通路17内の気体燃料
の圧力は低下し続ける。ここで燃料噴射弁15から噴射
される気体燃料の量に基づいて燃料通路17内の気体燃
料の圧力の低下度合いを予想する。予想された圧力低下
度合い(以下、予想圧力低下度合い)と実際の圧力低下
度合い(以下、実圧力低下度合い)とを比較し、実圧力
低下度合いが予想圧力低下度合いより大きいときには燃
料通路17から気体燃料が漏洩していると判断する。一
方、実圧力低下度合いが予想圧力低下度合いより小さい
ときには燃料通路17から気体燃料は漏洩していないと
判断する。
を説明する。上述したように燃料通路17にはレギュレ
ータ21が取り付けられているためレギュレータ21の
下流側の燃料通路17内の気体燃料の圧力は概ね予め定
められた圧力に維持される。そこで燃料通路17内の気
体燃料の圧力の低下度合いが予め定められた値より大き
いときには燃料通路17から気体燃料が漏洩している可
能性があると判断する。そして燃料通路17から気体燃
料が漏洩しているか否かを判断するために遮断弁22を
閉弁する。遮断弁22の閉弁後も燃料噴射弁15から気
体燃料が噴射されているため燃料通路17内の気体燃料
の圧力は低下し続ける。ここで燃料噴射弁15から噴射
される気体燃料の量に基づいて燃料通路17内の気体燃
料の圧力の低下度合いを予想する。予想された圧力低下
度合い(以下、予想圧力低下度合い)と実際の圧力低下
度合い(以下、実圧力低下度合い)とを比較し、実圧力
低下度合いが予想圧力低下度合いより大きいときには燃
料通路17から気体燃料が漏洩していると判断する。一
方、実圧力低下度合いが予想圧力低下度合いより小さい
ときには燃料通路17から気体燃料は漏洩していないと
判断する。
【0013】レギュレータ21による気体燃料圧力制御
には誤差があるため気体燃料の圧力の低下度合いが予め
定められた値より大きくなる可能性がある。しかしなが
ら本実施形態では遮断弁22により燃料通路17を遮断
し、レギュレータ21による気体燃料圧力制御誤差の影
響が気体燃料の圧力に影響しないようにした後に気体燃
料の圧力の低下度合いに基づいて気体燃料の漏洩を判断
している。このため本実施形態によれば燃料通路17か
らの気体燃料の漏洩を正確に診断することができる。な
お本実施形態において吸入空気量を直接検出する吸気量
センサを吸気圧センサ14の代わりに用いてもよい。
には誤差があるため気体燃料の圧力の低下度合いが予め
定められた値より大きくなる可能性がある。しかしなが
ら本実施形態では遮断弁22により燃料通路17を遮断
し、レギュレータ21による気体燃料圧力制御誤差の影
響が気体燃料の圧力に影響しないようにした後に気体燃
料の圧力の低下度合いに基づいて気体燃料の漏洩を判断
している。このため本実施形態によれば燃料通路17か
らの気体燃料の漏洩を正確に診断することができる。な
お本実施形態において吸入空気量を直接検出する吸気量
センサを吸気圧センサ14の代わりに用いてもよい。
【0014】次に図2のフローチャートを参照して本実
施形態の気体燃料漏洩診断の詳細を説明する。まずステ
ップS100において遮断弁22フラグがリセットされ
ている(F=0)か否かが判別される。遮断弁22フラ
グは遮断弁22が閉弁されたときにセットされ、開弁さ
れたときにリセットされる。ステップS100において
F=0であるときにはステップS102に進んで前回の
ルーチン時の気体燃料の圧力Pn-1と今回のルーチン時
の気体燃料の圧力Pnとに基づいて前回のルーチン時か
ら今回のルーチン時までの気体燃料の圧力の低下度合い
Pn-1−Pnが予め定められた値aより大きい(Pn-1
−Pn>a)か否かが判別される。Pn-1−Pn>aで
あるときには気体燃料が燃料通路17から漏洩している
可能性が僅かながらあると判断し、ステップS104に
進んでカウンタCpをカウントアップし、ステップS1
06に進む。一方、Pn-1−Pn≦aであるときには処
理を終了する。
施形態の気体燃料漏洩診断の詳細を説明する。まずステ
ップS100において遮断弁22フラグがリセットされ
ている(F=0)か否かが判別される。遮断弁22フラ
グは遮断弁22が閉弁されたときにセットされ、開弁さ
れたときにリセットされる。ステップS100において
F=0であるときにはステップS102に進んで前回の
ルーチン時の気体燃料の圧力Pn-1と今回のルーチン時
の気体燃料の圧力Pnとに基づいて前回のルーチン時か
ら今回のルーチン時までの気体燃料の圧力の低下度合い
Pn-1−Pnが予め定められた値aより大きい(Pn-1
−Pn>a)か否かが判別される。Pn-1−Pn>aで
あるときには気体燃料が燃料通路17から漏洩している
可能性が僅かながらあると判断し、ステップS104に
進んでカウンタCpをカウントアップし、ステップS1
06に進む。一方、Pn-1−Pn≦aであるときには処
理を終了する。
【0015】ステップS106ではカウンタCpが予め
定められた値bより大きい(Cp>b)か否かが判別さ
れる。Cp>bであるときには気体燃料が燃料通路17
から漏洩している可能性が高いと判断し、ステップS1
08に進んで遮断弁22を閉弁し、ステップS110に
進んでカウンタCpをリセットし、処理を終了する。一
方、Cp≦bであるときには処理を終了する。
定められた値bより大きい(Cp>b)か否かが判別さ
れる。Cp>bであるときには気体燃料が燃料通路17
から漏洩している可能性が高いと判断し、ステップS1
08に進んで遮断弁22を閉弁し、ステップS110に
進んでカウンタCpをリセットし、処理を終了する。一
方、Cp≦bであるときには処理を終了する。
【0016】ところでステップS100においてF=1
であるとき、すなわち気体燃料が燃料通路17から漏洩
している可能性が高いと判断され、遮断弁22が閉弁さ
れているときにはステップS112に進んで前回のルー
チン時の気体燃料の圧力Pn-1と今回のルーチン時の気
体燃料の圧力Pnとに基づいて前回のルーチン時から今
回のルーチン時までの気体燃料の圧力の低下度合いPn
-1−Pnが予想圧力低下度合いP0より予め定められた
値Cだけ大きい(Pn-1−Pn>P0+C)か否かが判
別される。このように気体燃料の圧力低下度合いを予想
圧力低下度合いP0より予め定められた値Cだけ大きい
値と比較することにより予め定められた値Cまでの予想
圧力低下度合いP0の誤差を許容することができる。な
お予想圧力低下度合いP0は図3のマップに基づいて算
出される。また図3においてGaは吸入空気量であり、
Pn-1は前回のルーチン時の気体燃料の圧力である。す
なわち予想圧力低下度合いは吸入空気量および気体燃料
圧力といった機関運転状態に基づいて算出される。ステ
ップS112においてPn-1−Pn>P0+Cであると
きにはステップS114に進んでインジケータ25を作
動して気体燃料が燃料通路17から漏洩していることを
表示し、ステップS116に進んで遮断弁22を開弁
し、処理を終了する。なおインジケータ25の作動は内
燃機関の運転が停止されたときに停止される。一方、ス
テップS112においてPn-1−Pn≦P0+Cである
ときには気体燃料は燃料通路17から漏洩していないと
判断し、ステップS116に直接進んで遮断弁22を開
弁し、処理を終了する。
であるとき、すなわち気体燃料が燃料通路17から漏洩
している可能性が高いと判断され、遮断弁22が閉弁さ
れているときにはステップS112に進んで前回のルー
チン時の気体燃料の圧力Pn-1と今回のルーチン時の気
体燃料の圧力Pnとに基づいて前回のルーチン時から今
回のルーチン時までの気体燃料の圧力の低下度合いPn
-1−Pnが予想圧力低下度合いP0より予め定められた
値Cだけ大きい(Pn-1−Pn>P0+C)か否かが判
別される。このように気体燃料の圧力低下度合いを予想
圧力低下度合いP0より予め定められた値Cだけ大きい
値と比較することにより予め定められた値Cまでの予想
圧力低下度合いP0の誤差を許容することができる。な
お予想圧力低下度合いP0は図3のマップに基づいて算
出される。また図3においてGaは吸入空気量であり、
Pn-1は前回のルーチン時の気体燃料の圧力である。す
なわち予想圧力低下度合いは吸入空気量および気体燃料
圧力といった機関運転状態に基づいて算出される。ステ
ップS112においてPn-1−Pn>P0+Cであると
きにはステップS114に進んでインジケータ25を作
動して気体燃料が燃料通路17から漏洩していることを
表示し、ステップS116に進んで遮断弁22を開弁
し、処理を終了する。なおインジケータ25の作動は内
燃機関の運転が停止されたときに停止される。一方、ス
テップS112においてPn-1−Pn≦P0+Cである
ときには気体燃料は燃料通路17から漏洩していないと
判断し、ステップS116に直接進んで遮断弁22を開
弁し、処理を終了する。
【0017】なお燃料通路内の気体燃料の圧力はその温
度に応じて変化する。そこで上記気体燃料漏洩診断にお
いて気体燃料温度センサにより検出された温度に基づい
て検出された気体燃料の圧力を補正することが好まし
い。ここでは検出された気体燃料圧力をそれぞれ基準と
なる温度における圧力に変換し、これら気体燃料圧力を
比較する。
度に応じて変化する。そこで上記気体燃料漏洩診断にお
いて気体燃料温度センサにより検出された温度に基づい
て検出された気体燃料の圧力を補正することが好まし
い。ここでは検出された気体燃料圧力をそれぞれ基準と
なる温度における圧力に変換し、これら気体燃料圧力を
比較する。
【0018】
【発明の効果】一番目から四番目の発明によれば遮断弁
を閉弁した後に燃料通路内の気体燃料の圧力の低下度合
いを検出し、この検出された圧力低下度合いが予め定め
られた圧力低下度合いより大きいか否かを判断してい
る。このように燃料通路を遮断した後に燃料通路内の気
体燃料の圧力を検出するため検出する圧力が燃料通路以
外における気体燃料の影響を受けることはない。したが
って気体燃料の漏洩を正確に診断できる。また燃料通路
内の気体燃料の圧力に基づいて気体燃料の漏洩を診断し
ている。このため燃料通路内の気体燃料の量に応じて気
体燃料の漏洩が判断される。したがって燃料通路内の気
体燃料の量に係らず気体燃料の漏洩を正確に診断でき
る。
を閉弁した後に燃料通路内の気体燃料の圧力の低下度合
いを検出し、この検出された圧力低下度合いが予め定め
られた圧力低下度合いより大きいか否かを判断してい
る。このように燃料通路を遮断した後に燃料通路内の気
体燃料の圧力を検出するため検出する圧力が燃料通路以
外における気体燃料の影響を受けることはない。したが
って気体燃料の漏洩を正確に診断できる。また燃料通路
内の気体燃料の圧力に基づいて気体燃料の漏洩を診断し
ている。このため燃料通路内の気体燃料の量に応じて気
体燃料の漏洩が判断される。したがって燃料通路内の気
体燃料の量に係らず気体燃料の漏洩を正確に診断でき
る。
【図1】本発明の実施形態の気体燃料供給装置を示す図
である。
である。
【図2】本発明の実施形態の気体燃料供給装置の気体燃
料漏洩診断のフローチャートである。
料漏洩診断のフローチャートである。
【図3】吸気量と前回のルーチン時の気体燃料圧力と今
回のルーチン時の予想される気体燃料圧力との関係を示
したマップである。
回のルーチン時の予想される気体燃料圧力との関係を示
したマップである。
15…燃料噴射弁 17…燃料通路 18…燃料タンク 21…レギュレータ 22…遮断弁 23…気体燃料圧センサ 25…インジケータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01M 3/26 G01M 3/26 M
Claims (4)
- 【請求項1】 気体燃料を貯蔵する燃料タンクと、気体
燃料を噴射するための燃料噴射弁と、前記燃料タンクか
ら前記燃料噴射弁まで気体燃料を運搬するための燃料通
路とを具備する気体燃料供給装置において、前記燃料通
路を遮断するための遮断弁と、該遮断弁の下流側におけ
る前記燃料通路内の気体燃料の圧力を検出するための圧
力センサと、該遮断弁を閉弁すると共に前記圧力センサ
により検出された圧力に基づいて該遮断弁の閉弁後にお
ける前記燃料通路内の気体燃料の圧力の低下度合いを検
出し、該気体燃料の圧力の低下度合いが予め定められた
圧力低下度合いより大きいときに前記燃料通路から気体
燃料が漏洩していると判断する判断手段とを具備するこ
とを特徴とする気体燃料供給装置。 - 【請求項2】 前記燃料噴射弁は内燃機関に気体燃料を
噴射し、前記予め定められた圧力低下度合いは前記内燃
機関の運転状態に基づいて算出されることを特徴とする
請求項1に記載の気体燃料供給装置。 - 【請求項3】 前記判断手段は前記燃料通路内の気体燃
料の圧力の低下度合いが予め定められた値より大きいと
きに前記遮断弁を閉弁することを特徴とする請求項1に
記載の気体燃料供給装置。 - 【請求項4】 前記判断手段は前記遮断弁の閉弁後にお
ける前記燃料通路内の気体燃料の圧力の低下度合いが前
記予め定められた圧力低下度合い以下であるときには前
記遮断弁を開弁することを特徴とする請求項1に記載の
気体燃料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10224715A JP2000054914A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 気体燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10224715A JP2000054914A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 気体燃料供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000054914A true JP2000054914A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16818124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10224715A Pending JP2000054914A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 気体燃料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000054914A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011064123A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 筒内直噴式内燃機関用燃料供給装置 |
WO2013094589A1 (ja) * | 2011-12-22 | 2013-06-27 | 株式会社ケーヒン | 気体燃料漏れ検出装置 |
EP2287458A3 (en) * | 2009-08-21 | 2015-03-04 | GM Global Technology Operations LLC | Method of detecting at least one malfunctioning high-pressure gas tank |
DE102019220121A1 (de) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Überprüfen der Funktionsfähigkeit einer Erdgas-Brennkraftmaschine |
-
1998
- 1998-08-07 JP JP10224715A patent/JP2000054914A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2287458A3 (en) * | 2009-08-21 | 2015-03-04 | GM Global Technology Operations LLC | Method of detecting at least one malfunctioning high-pressure gas tank |
JP2011064123A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 筒内直噴式内燃機関用燃料供給装置 |
WO2013094589A1 (ja) * | 2011-12-22 | 2013-06-27 | 株式会社ケーヒン | 気体燃料漏れ検出装置 |
DE102019220121A1 (de) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Überprüfen der Funktionsfähigkeit einer Erdgas-Brennkraftmaschine |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040406 |