JP2000051014A - 敷布団 - Google Patents
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- JP2000051014A JP2000051014A JP10220357A JP22035798A JP2000051014A JP 2000051014 A JP2000051014 A JP 2000051014A JP 10220357 A JP10220357 A JP 10220357A JP 22035798 A JP22035798 A JP 22035798A JP 2000051014 A JP2000051014 A JP 2000051014A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 真綿の保温性や吸湿性、健康繊維としての作
用を維持しつつ、適度な固さを得ることができ且つ長期
間使用しても柔軟性が低下することを極力防止する。 【解決手段】 扁平袋体2の内部に中綿3を収納して敷
布団1を構成する。中綿3は、下部真綿層4、下部シル
ク綿層5、マット6、上部シルク綿層7、上部真綿層8
を下から順に積層することにより構成する。真綿層4,
8は、ガーゼからなる真綿用袋体9,11の内部に真綿
10を詰めることにより構成する。シルク綿層5,7
は、不織布からなるシルク綿用袋体12,14の内部に
シルク綿13を詰めることにより構成する。
用を維持しつつ、適度な固さを得ることができ且つ長期
間使用しても柔軟性が低下することを極力防止する。 【解決手段】 扁平袋体2の内部に中綿3を収納して敷
布団1を構成する。中綿3は、下部真綿層4、下部シル
ク綿層5、マット6、上部シルク綿層7、上部真綿層8
を下から順に積層することにより構成する。真綿層4,
8は、ガーゼからなる真綿用袋体9,11の内部に真綿
10を詰めることにより構成する。シルク綿層5,7
は、不織布からなるシルク綿用袋体12,14の内部に
シルク綿13を詰めることにより構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中綿に真綿が用い
られた敷布団に関する。
られた敷布団に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】布団の中綿には、従
来、価格の安い木綿わたや化繊わたが多用されてきた
が、近年は、吸湿性、保温性が優れた真綿や羊毛わた等
の高級品にも人気が集まってきている。特に、真綿、具
体的には真綿を構成する絹繊維は、静電気が起こり難く
埃や雑菌を寄せ付けない点や、皮膚細胞を活性化する作
用、紫外線を遮断して皮膚を保護する作用、消臭・防臭
作用等を有する点から、健康繊維として評価が高まって
きており、それに伴い、中綿に真綿を用いた布団が注目
されている。
来、価格の安い木綿わたや化繊わたが多用されてきた
が、近年は、吸湿性、保温性が優れた真綿や羊毛わた等
の高級品にも人気が集まってきている。特に、真綿、具
体的には真綿を構成する絹繊維は、静電気が起こり難く
埃や雑菌を寄せ付けない点や、皮膚細胞を活性化する作
用、紫外線を遮断して皮膚を保護する作用、消臭・防臭
作用等を有する点から、健康繊維として評価が高まって
きており、それに伴い、中綿に真綿を用いた布団が注目
されている。
【0003】ところが、絹繊維は細い繊維であるため、
敷布団の中綿に真綿を用いた場合、固くて太い羊毛わた
のような適度な固さを得ることができないという問題が
あり、また、長期間の使用により柔軟性が低下する、所
謂「ヘタる」という問題もあった。
敷布団の中綿に真綿を用いた場合、固くて太い羊毛わた
のような適度な固さを得ることができないという問題が
あり、また、長期間の使用により柔軟性が低下する、所
謂「ヘタる」という問題もあった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、真綿の保温性や吸湿性、健康繊維とし
ての作用を維持しつつ、適度な固さを得ることができ且
つ長期間使用しても柔軟性が低下し難い敷布団を提供す
るにある。
で、その目的は、真綿の保温性や吸湿性、健康繊維とし
ての作用を維持しつつ、適度な固さを得ることができ且
つ長期間使用しても柔軟性が低下し難い敷布団を提供す
るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
敷布団は、布製の扁平袋体と、この扁平袋体の内部に収
納された中綿とからなり、前記中綿を、前記扁平袋体の
内部の最上部に配置された真綿の層と、この真綿の層の
下部に配置され、絹の短繊維の柔らかいかたまりである
シルク綿の層と、このシルク綿の層の下部に配置され、
弾力性を有する樹脂発泡体からなるマットとを備える構
成としたところに特徴を有する。
敷布団は、布製の扁平袋体と、この扁平袋体の内部に収
納された中綿とからなり、前記中綿を、前記扁平袋体の
内部の最上部に配置された真綿の層と、この真綿の層の
下部に配置され、絹の短繊維の柔らかいかたまりである
シルク綿の層と、このシルク綿の層の下部に配置され、
弾力性を有する樹脂発泡体からなるマットとを備える構
成としたところに特徴を有する。
【0006】シルク綿は、例えば絹織物を加工する際に
できる所謂落綿を利用して作られたもので、比較的短い
絹の繊維の集まりである。これに対して、真綿は、繭の
繭糸をほぐし、引き延ばして作られたもので、比較的長
い絹の繊維が絡み合ってできている。そのため、真綿
は、内部に多くの隙間が生じており、柔らかい綿となる
が、シルク綿は、比較的固い綿となる。
できる所謂落綿を利用して作られたもので、比較的短い
絹の繊維の集まりである。これに対して、真綿は、繭の
繭糸をほぐし、引き延ばして作られたもので、比較的長
い絹の繊維が絡み合ってできている。そのため、真綿
は、内部に多くの隙間が生じており、柔らかい綿となる
が、シルク綿は、比較的固い綿となる。
【0007】本発明の敷布団は、このような真綿とシル
ク綿のそれぞれの特徴を利用して構成したもので、扁平
袋体の内部のうち最上部に真綿の層を配置したため、使
用者は、敷布団の上に横になったときに、真綿の柔らか
い感触や、保温性、吸湿性の良さを十分に感じることが
でき、しかも、真綿の層の下部にシルク綿の層を配置し
たため、適度な固さを得ることができる。また、固いシ
ルク綿の層の下部には、発泡樹脂体からなるマットを配
置したため、適度な弾力性を得ることができる。さら
に、真綿の層、シルク綿の層、マットからなる3層構造
としたことにより、長期間使用しても柔軟性が低下する
という不具合を極力防止できる。更に、シルク綿も、真
綿と同様に絹繊維からなるため、埃や雑菌を寄せ付けな
い作用,皮膚細胞を活性化する作用,消臭・防臭作用等
に優れたものとなる。
ク綿のそれぞれの特徴を利用して構成したもので、扁平
袋体の内部のうち最上部に真綿の層を配置したため、使
用者は、敷布団の上に横になったときに、真綿の柔らか
い感触や、保温性、吸湿性の良さを十分に感じることが
でき、しかも、真綿の層の下部にシルク綿の層を配置し
たため、適度な固さを得ることができる。また、固いシ
ルク綿の層の下部には、発泡樹脂体からなるマットを配
置したため、適度な弾力性を得ることができる。さら
に、真綿の層、シルク綿の層、マットからなる3層構造
としたことにより、長期間使用しても柔軟性が低下する
という不具合を極力防止できる。更に、シルク綿も、真
綿と同様に絹繊維からなるため、埃や雑菌を寄せ付けな
い作用,皮膚細胞を活性化する作用,消臭・防臭作用等
に優れたものとなる。
【0008】この場合、マットの上に、シルク綿及び真
綿を層状に積み上げただけでは、長期間の使用によりシ
ルク綿及び真綿がバラバラになって、形状が崩れてしま
うおそれがある。そこで、シルク綿の層及び真綿の層
は、布製の袋体の内部に真綿及びシルク綿を層状に詰め
ることにより構成することが好ましい(請求項2の発
明)。
綿を層状に積み上げただけでは、長期間の使用によりシ
ルク綿及び真綿がバラバラになって、形状が崩れてしま
うおそれがある。そこで、シルク綿の層及び真綿の層
は、布製の袋体の内部に真綿及びシルク綿を層状に詰め
ることにより構成することが好ましい(請求項2の発
明)。
【0009】また、本発明の請求項3の敷布団は、布製
の扁平袋体と、この扁平袋体の内部に収納された中綿と
からなり、前記中綿を、弾力性を有する樹脂発泡体から
なるマットと、このマットの上部及び下部に配置された
絹の短繊維のかたまりからなるシルク綿の層と、前記シ
ルク綿の層の上部及び下部に配置された真綿の層とから
構成したところに特徴を有する。
の扁平袋体と、この扁平袋体の内部に収納された中綿と
からなり、前記中綿を、弾力性を有する樹脂発泡体から
なるマットと、このマットの上部及び下部に配置された
絹の短繊維のかたまりからなるシルク綿の層と、前記シ
ルク綿の層の上部及び下部に配置された真綿の層とから
構成したところに特徴を有する。
【0010】このような構成によれば、請求項1の敷布
団と同様に、適度な固さと弾力性を得ることができると
共に、ヘタり難くすることができる。また、埃や雑菌を
寄せ付けない作用,皮膚細胞を活性化する作用,消臭・
防臭作用等に優れたものとなる。更に、上記構成によれ
ば、扁平袋体の内部のうち最上部に真綿の層を配置した
ため、使用者は、敷布団の上に横になったときに、真綿
の柔らかい感触や、保温性、吸湿性の良さを十分に感じ
ることができる。しかも、マットの下部にシルク綿の
層、さらにその下部であって扁平袋体の内部の最下部に
真綿の層を配置したので、マットが表面に現れないよう
にすることができる。そのため、真綿特有の柔らかい雰
囲気を有する外観を得ることができる。
団と同様に、適度な固さと弾力性を得ることができると
共に、ヘタり難くすることができる。また、埃や雑菌を
寄せ付けない作用,皮膚細胞を活性化する作用,消臭・
防臭作用等に優れたものとなる。更に、上記構成によれ
ば、扁平袋体の内部のうち最上部に真綿の層を配置した
ため、使用者は、敷布団の上に横になったときに、真綿
の柔らかい感触や、保温性、吸湿性の良さを十分に感じ
ることができる。しかも、マットの下部にシルク綿の
層、さらにその下部であって扁平袋体の内部の最下部に
真綿の層を配置したので、マットが表面に現れないよう
にすることができる。そのため、真綿特有の柔らかい雰
囲気を有する外観を得ることができる。
【0011】この場合、マットの上部に配設されたシル
ク綿の層及び真綿の層は、布製の上部袋体の内部にシル
ク綿及び真綿を層状に詰めることにより構成し、前記マ
ットの下部に配設された真綿の層及びシルク綿の層は、
布製の下部袋体の内部に真綿及びシルク綿を層状に詰め
ることにより構成することが好ましい(請求項4の発
明)。
ク綿の層及び真綿の層は、布製の上部袋体の内部にシル
ク綿及び真綿を層状に詰めることにより構成し、前記マ
ットの下部に配設された真綿の層及びシルク綿の層は、
布製の下部袋体の内部に真綿及びシルク綿を層状に詰め
ることにより構成することが好ましい(請求項4の発
明)。
【0012】ところで、真綿とシルク綿を一つの袋体に
詰めると、使用により真綿の隙間にシルク綿が入り込
み、真綿の層とシルク綿の層の境界が不明瞭になる。そ
の結果、真綿の特徴である柔らかさ、保温性、吸湿性が
低下したり、シルク綿の特徴である固さが低下したりす
るおそれがある。そこで、真綿の層は、布製の真綿用袋
体の内部に真綿を詰めて構成し、シルク綿の層は、布製
のシルク綿用袋体の内部にシルク綿を詰めて構成すると
良い(請求項5の発明)。このような構成によれば、真
綿の層及びシルク綿の層それぞれの作用、効果を十分に
引き出すことができる。しかも、真綿用袋体の内部に真
綿を詰めるときに、真綿をほぐす程度やふくらませる程
度を適宜調節して柔らかさを調節したり、シルク綿用袋
体の内部にシルク綿を詰める量を調節して固さを調節し
たりすることもできる。
詰めると、使用により真綿の隙間にシルク綿が入り込
み、真綿の層とシルク綿の層の境界が不明瞭になる。そ
の結果、真綿の特徴である柔らかさ、保温性、吸湿性が
低下したり、シルク綿の特徴である固さが低下したりす
るおそれがある。そこで、真綿の層は、布製の真綿用袋
体の内部に真綿を詰めて構成し、シルク綿の層は、布製
のシルク綿用袋体の内部にシルク綿を詰めて構成すると
良い(請求項5の発明)。このような構成によれば、真
綿の層及びシルク綿の層それぞれの作用、効果を十分に
引き出すことができる。しかも、真綿用袋体の内部に真
綿を詰めるときに、真綿をほぐす程度やふくらませる程
度を適宜調節して柔らかさを調節したり、シルク綿用袋
体の内部にシルク綿を詰める量を調節して固さを調節し
たりすることもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例を図
1及び図2を参照して説明する。図1は敷布団1の断面
図であり、図2は、本実施例が適用された敷布団1を一
部切開して示す斜視図である。これら図1及び図2にお
いて、扁平袋体2は、例えば絹製の布地から形成され、
横方向寸法が約100cm,縦方向寸法が約200cm
のほぼ長方形状をなしている。前記扁平袋体2の内部に
は中綿3が収納されている。この中綿3は、下部真綿層
4、下部シルク綿層5、弾力性を有する発泡樹脂体、例
えばウレタン製のマット6、上部シルク綿層7、上部真
綿層8が下から順に積層されて構成されている。
1及び図2を参照して説明する。図1は敷布団1の断面
図であり、図2は、本実施例が適用された敷布団1を一
部切開して示す斜視図である。これら図1及び図2にお
いて、扁平袋体2は、例えば絹製の布地から形成され、
横方向寸法が約100cm,縦方向寸法が約200cm
のほぼ長方形状をなしている。前記扁平袋体2の内部に
は中綿3が収納されている。この中綿3は、下部真綿層
4、下部シルク綿層5、弾力性を有する発泡樹脂体、例
えばウレタン製のマット6、上部シルク綿層7、上部真
綿層8が下から順に積層されて構成されている。
【0014】下部真綿層4は、下部真綿用袋体9の内部
に例えば0.7kgの真綿10を詰めることにより構成
されている。また、上部真綿層8は、上部真綿用袋体1
1の内部に例えば1kgの真綿10を詰めることにより
構成されている。従って、下部真綿層4よりも上部真綿
層8の方が厚肉に構成されている。また、前記下部及び
上部真綿用袋体9及び11は、柔らかく粗い織りの綿
布、例えばガーゼにより形成されており、表面には樹脂
加工が施されている。これにより、内部の真綿10が外
に出ないように構成されている。
に例えば0.7kgの真綿10を詰めることにより構成
されている。また、上部真綿層8は、上部真綿用袋体1
1の内部に例えば1kgの真綿10を詰めることにより
構成されている。従って、下部真綿層4よりも上部真綿
層8の方が厚肉に構成されている。また、前記下部及び
上部真綿用袋体9及び11は、柔らかく粗い織りの綿
布、例えばガーゼにより形成されており、表面には樹脂
加工が施されている。これにより、内部の真綿10が外
に出ないように構成されている。
【0015】一方、下部シルク綿層5は、例えば不織布
からなる下部シルク綿袋体12の内部に例えば0.7k
gのシルク綿13を詰めることにより構成されている。
尚、前記シルク綿13は、絹の短繊維から構成されたも
のである。また、上部シルク綿層7は、例えば不織布か
らなる上部シルク綿袋体14の内部に例えば1kgのシ
ルク綿13を詰めることにより構成されている。従っ
て、下部シルク綿層5よりも上部シルク綿層7の方が厚
肉に構成されている。また、袋体12及び14の内部に
シルク綿13を詰めたとき、適度な固さが得られるよう
に袋体12及び14の大きさが設定されている。
からなる下部シルク綿袋体12の内部に例えば0.7k
gのシルク綿13を詰めることにより構成されている。
尚、前記シルク綿13は、絹の短繊維から構成されたも
のである。また、上部シルク綿層7は、例えば不織布か
らなる上部シルク綿袋体14の内部に例えば1kgのシ
ルク綿13を詰めることにより構成されている。従っ
て、下部シルク綿層5よりも上部シルク綿層7の方が厚
肉に構成されている。また、袋体12及び14の内部に
シルク綿13を詰めたとき、適度な固さが得られるよう
に袋体12及び14の大きさが設定されている。
【0016】さらに、前記マット6は、厚み寸法が例え
ば4cm程度に設定されている。尚、図示はしないが、
本実施例においては、前記マット6として、表面が凸凹
状をなし指圧効果を有するマットが採用されている。
ば4cm程度に設定されている。尚、図示はしないが、
本実施例においては、前記マット6として、表面が凸凹
状をなし指圧効果を有するマットが採用されている。
【0017】また、本実施例においては、下部及び上部
真綿層4及び8、下部及び上部シルク綿層5及び7は、
横幅方向(図1中、左右方向)両端部付近に比べて中央
部の方が厚肉となるように構成されている。これによ
り、前記下部真綿層4、下部シルク綿層5、マット6、
上部シルク綿層7、上部真綿層8を順に積み上げたと
き、図1に示すように、いわゆる「あんこ形」状となる
ように構成されている。
真綿層4及び8、下部及び上部シルク綿層5及び7は、
横幅方向(図1中、左右方向)両端部付近に比べて中央
部の方が厚肉となるように構成されている。これによ
り、前記下部真綿層4、下部シルク綿層5、マット6、
上部シルク綿層7、上部真綿層8を順に積み上げたと
き、図1に示すように、いわゆる「あんこ形」状となる
ように構成されている。
【0018】このような構成の本実施例によれば、上部
真綿層8の下部に上部シルク綿層7及びマット6を配置
したので、適度な固さと弾力性を得ることができ、しか
も、長期の使用により柔軟性が低下してしまうことを防
止できる。また、扁平袋体2の内部のうち最上部に上部
真綿層8を配置したため、使用者は、敷布団1の上に横
になったときに、真綿10の柔らかい感触や保温性を感
じることができ、更に、睡眠中の発汗による多湿空気を
真綿10により速やかに吸湿することができる。
真綿層8の下部に上部シルク綿層7及びマット6を配置
したので、適度な固さと弾力性を得ることができ、しか
も、長期の使用により柔軟性が低下してしまうことを防
止できる。また、扁平袋体2の内部のうち最上部に上部
真綿層8を配置したため、使用者は、敷布団1の上に横
になったときに、真綿10の柔らかい感触や保温性を感
じることができ、更に、睡眠中の発汗による多湿空気を
真綿10により速やかに吸湿することができる。
【0019】更にまた、真綿10及びシルク綿13は共
に絹の繊維からなるため、埃や雑菌を寄せ付けず,しか
も皮膚細胞を活性化する作用や消臭・防臭作用等に優れ
た敷布団1を得ることができる。
に絹の繊維からなるため、埃や雑菌を寄せ付けず,しか
も皮膚細胞を活性化する作用や消臭・防臭作用等に優れ
た敷布団1を得ることができる。
【0020】加えて、本実施例においては、真綿層4及
び8を真綿用袋体9及び11に真綿10を詰めて構成す
ると共に、シルク綿層5及び7をシルク綿用袋体12及
び14にシルク綿13を詰めて構成した。そのため、真
綿10及びシルク綿13が扁平袋体2の内部でバラバラ
になってしまったり、真綿層4及び8とシルク綿層5及
び7の境界が不明瞭になったりすることを防止できる。
そのため、長期間の使用により、真綿10の柔らかさ、
保温性、吸湿性が低下したり、シルク綿13の固さが低
下したりすることを極力防止できる。また、真綿層4,
8とシルク綿層5,7をそれぞれ別個に構成したことに
より、それぞれの効果を十分に引き出すことができる。
び8を真綿用袋体9及び11に真綿10を詰めて構成す
ると共に、シルク綿層5及び7をシルク綿用袋体12及
び14にシルク綿13を詰めて構成した。そのため、真
綿10及びシルク綿13が扁平袋体2の内部でバラバラ
になってしまったり、真綿層4及び8とシルク綿層5及
び7の境界が不明瞭になったりすることを防止できる。
そのため、長期間の使用により、真綿10の柔らかさ、
保温性、吸湿性が低下したり、シルク綿13の固さが低
下したりすることを極力防止できる。また、真綿層4,
8とシルク綿層5,7をそれぞれ別個に構成したことに
より、それぞれの効果を十分に引き出すことができる。
【0021】しかも、本実施例においては、マット6の
下部に、下部シルク綿層5及び下部真綿層4を配置し、
マット6が表面に現れないように構成した。そのため、
真綿特有の柔らかい雰囲気を有する外観を得ることがで
きる。
下部に、下部シルク綿層5及び下部真綿層4を配置し、
マット6が表面に現れないように構成した。そのため、
真綿特有の柔らかい雰囲気を有する外観を得ることがで
きる。
【0022】図3は本発明の第2の実施例を示してお
り、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1
の実施例と同一部分には同一符号を付している。即ち、
この第2の実施例においては、マット6の下部に配置さ
れた下部シルク層5及び下部真綿層4を省略している。
従って、扁平袋体2の内部に収納された中綿3は、マッ
ト6、シルク綿層7、真綿層8を下から順に積み上げて
構成されている。
り、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1
の実施例と同一部分には同一符号を付している。即ち、
この第2の実施例においては、マット6の下部に配置さ
れた下部シルク層5及び下部真綿層4を省略している。
従って、扁平袋体2の内部に収納された中綿3は、マッ
ト6、シルク綿層7、真綿層8を下から順に積み上げて
構成されている。
【0023】使用者が敷布団1の上に横になったとき、
その荷重は、主に、マット6よりもその上に配置された
真綿層8及びシルク綿層7で受けられる。従って、上記
構成によっても、第1の実施例と同様の作用効果を得る
ことができる。特に、本実施例は、ベッド等の寝台に使
用されるマットレスのように、通常、折り畳んで片付け
たりすることのない敷布団に好適する。
その荷重は、主に、マット6よりもその上に配置された
真綿層8及びシルク綿層7で受けられる。従って、上記
構成によっても、第1の実施例と同様の作用効果を得る
ことができる。特に、本実施例は、ベッド等の寝台に使
用されるマットレスのように、通常、折り畳んで片付け
たりすることのない敷布団に好適する。
【0024】尚、本発明は上記し且つ図面に示した実施
例に限定されるものではなく、例えば次のような変形が
可能である。上記各実施例においては、真綿層及びシル
ク綿層は、それぞれ別の袋体に真綿及びシルク綿を詰め
ることにより構成したが、一つの袋体の中に、真綿とシ
ルク綿とを層状に詰めることにより構成しても良い。
例に限定されるものではなく、例えば次のような変形が
可能である。上記各実施例においては、真綿層及びシル
ク綿層は、それぞれ別の袋体に真綿及びシルク綿を詰め
ることにより構成したが、一つの袋体の中に、真綿とシ
ルク綿とを層状に詰めることにより構成しても良い。
【0025】扁平袋体、真綿用袋体、シルク綿用袋体
は、上記各実施例に記載した布地に限らず、適宜の材質
の布地で形成することができる。
は、上記各実施例に記載した布地に限らず、適宜の材質
の布地で形成することができる。
【0026】真綿層、シルク綿層、マットのそれぞれの
大きさや厚み等の寸法は、適宜変更可能である。また、
使用者の好みに応じて、シルク綿用袋体の中に詰めるシ
ルク綿の量を適宜調節し、敷布団の固さを調節するよう
に構成しても良い。
大きさや厚み等の寸法は、適宜変更可能である。また、
使用者の好みに応じて、シルク綿用袋体の中に詰めるシ
ルク綿の量を適宜調節し、敷布団の固さを調節するよう
に構成しても良い。
【0027】前記マットの下部に配置された下部シルク
綿層や下部真綿層に代えて、羊毛わたや木綿わたの層を
配置しても良い。
綿層や下部真綿層に代えて、羊毛わたや木綿わたの層を
配置しても良い。
【0028】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように本発明の
敷布団によれば、中綿を、扁平袋体の内部の最上部に配
置された真綿の層と、この真綿の層の下部に配置され、
絹の短繊維の柔らかいかたまりであるシルク綿の層と、
このシルク綿の層の下部に配置され、弾力性を有する樹
脂発泡体からなるマットとを備えるように構成したの
で、真綿の保温性や吸湿性、健康繊維としての作用を維
持しつつ、適度な固さを得ることができ且つ長期間の使
用により柔軟性が低下することを極力防止できる。
敷布団によれば、中綿を、扁平袋体の内部の最上部に配
置された真綿の層と、この真綿の層の下部に配置され、
絹の短繊維の柔らかいかたまりであるシルク綿の層と、
このシルク綿の層の下部に配置され、弾力性を有する樹
脂発泡体からなるマットとを備えるように構成したの
で、真綿の保温性や吸湿性、健康繊維としての作用を維
持しつつ、適度な固さを得ることができ且つ長期間の使
用により柔軟性が低下することを極力防止できる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す敷布団の縦断面図
【図2】敷布団を一部切開して示す斜視図
【図3】本発明の第2の実施例を示す敷布団の図1相当
図
図
図中、1は敷布団、2は扁平袋体、3は中綿、4,8は
真綿の層、5,7はシルク綿の層、6はマット、9,1
1は真綿用袋体、10は真綿、12,14はシルク綿用
袋体、13はシルク綿を示す。
真綿の層、5,7はシルク綿の層、6はマット、9,1
1は真綿用袋体、10は真綿、12,14はシルク綿用
袋体、13はシルク綿を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 俊夫 名古屋市東区代官町35番16号 第一富士ビ ル7階株式会社オンサ内 Fターム(参考) 3B096 AD01 AD04 AD07
Claims (5)
- 【請求項1】 布製の扁平袋体と、この扁平袋体の内部
に収納された中綿とからなる敷布団であって、 前記中綿は、前記扁平袋体の内部の最上部に配置された
真綿の層と、この真綿の層の下部に配置され、絹の短繊
維の柔らかいかたまりであるシルク綿の層と、このシル
ク綿の層の下部に配置され、弾力性を有する樹脂発泡体
からなるマットとを備えるように構成されていることを
特徴とする敷布団。 - 【請求項2】 シルク綿の層及び真綿の層は、布製の袋
体の内部にシルク綿と真綿とを層状に詰めることにより
構成されていることを特徴とする請求項1記載の敷布
団。 - 【請求項3】 布製の扁平袋体と、この扁平袋体の内部
に収納された中綿とからなる敷布団であって、 前記中綿は、弾力性を有する樹脂発泡体からなるマット
と、このマットの上部及び下部に配置された絹の短繊維
のかたまりからなるシルク綿の層と、前記シルク綿の層
の上部及び下部に配置された真綿の層とから構成されて
いることを特徴とする敷布団。 - 【請求項4】 マットの上部に配置されたシルク綿の層
及び真綿の層は、布製の上部袋体の内部にシルク綿及び
真綿を層状に詰めることにより構成され、 前記マットの下部に配設された真綿の層及びシルク綿の
層は、布製の下部袋体の内部に真綿とシルク綿とを層状
に詰めることにより構成されていることを特徴とする請
求項3記載の敷布団。 - 【請求項5】 真綿の層は、布製の真綿用袋体の内部に
真綿を詰めることにより構成され、シルク綿の層は、布
製のシルク綿用袋体の内部にシルク綿を詰めることによ
り構成されていることを特徴とする請求項1または3記
載の敷布団。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10220357A JP2000051014A (ja) | 1998-08-04 | 1998-08-04 | 敷布団 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10220357A JP2000051014A (ja) | 1998-08-04 | 1998-08-04 | 敷布団 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000051014A true JP2000051014A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16749882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10220357A Pending JP2000051014A (ja) | 1998-08-04 | 1998-08-04 | 敷布団 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000051014A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101380975B1 (ko) * | 2011-04-20 | 2014-04-02 | 박부간 | 다층 이불 |
WO2020067513A1 (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | Spiber株式会社 | 人造繊維綿 |
-
1998
- 1998-08-04 JP JP10220357A patent/JP2000051014A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101380975B1 (ko) * | 2011-04-20 | 2014-04-02 | 박부간 | 다층 이불 |
WO2020067513A1 (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | Spiber株式会社 | 人造繊維綿 |
JP2022024191A (ja) * | 2018-09-28 | 2022-02-09 | Spiber株式会社 | 人造繊維綿 |
JP7446578B2 (ja) | 2018-09-28 | 2024-03-11 | Spiber株式会社 | 人造繊維綿 |
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