Copyright Copyright Term
2025年のパブリックドメインデーを祝おう!
パブリックドメインのない40年間の実験は、これ以上続いていたら取り返しのつかないことになっていたタイミングで、ようやく終わりを告げた。
パブリックドメインのない40年間の実験は、これ以上続いていたら取り返しのつかないことになっていたタイミングで、ようやく終わりを告げた。
著作権の更新が必要だった米国の1923年~64年の出版物を調査したところ、65~75%が更新されていなかったという。つまりほとんどがパブリックドメインだった。
著作権保護期間の延長は、社会には不利益をもたらし、長く無意味な歴史的空白を生み出す。それがわかっていて、なぜ延長する国が後を絶たないのか?
なぜ米国の著作権保護期間は、その執拗な膨張を止めたのか。あらゆる分野の人々が立ち上がり、「もうたくさんだ!」を声を上げたからだ。
1998年に20年間の著作権保護期間延長を決めた米国が、20年ぶりのパブリックドメインデーを迎えた。
著作権の強化はクリエイターを利するわけではない。著作”権”者を利するのだ。
米国、カナダ、メキシコで交渉が続けられてきたNAFTAに代わる新たな通商協定により、カナダの著作権保護期間が最低でも20年間は延長されることになりそうだ。