続・無印コオロギシリーズ
昨年の夏、僕は無印のコオロギせんべいを食べていました。ポリポリと。あぁ!こりゃえびせんだ!つまみになるなぁ!?とか言いながら。
そんなことは忘れて、最近はペットの餌としてフタホシコオロギを飼育する日々でした。コオロギは食べるもんじゃない。ヤモリの餌だという認識に戻りつつあったのですが、無印に言って大切な記憶を取り戻しました。
そうだ!地球は、人類はもうすぐ食糧危機を迎えるんだった。
コオロギが地球を救う?|コオロギチョコ・コオロギせんべい | 無印良品 (muji.com)
人口の増加で2030年にはたんぱく質の需要と供給が逆転するんですよ。あとたったの8年。皆さん!ちゃんと虫食ってますかー!?
うーん、今みたいに毎日肉をお腹いっぱい食べるなんてことも出来なくなるのでしょうか。安楽亭に行くのが贅沢とかになったらなんとも恐ろしい世の中です。
ということを思い出したんです。無印の続・コオロギシリーズを店舗で見かけて。もちろん買ってきましたよ。
俺は食わねばなるまい。無印のコオロギチョコを。
無印良品 コオロギチョコ
こちらが購入してきたコオロギチョコ。◯に準のチョコレートですよ。ハイカカオチョコレートこそ正義みたいに思っているところがあるので、コオロギが入っていなければ絶対に買っていないお菓子でしょう。
でもコオロギせんべいも意外と美味かったのです。きっとこのチョコも香ばしい感じで美味いのじゃなかろうか!ということで食べてみます。
いわゆるチョコバーってやつなのでしょうか。クランチタイプの。ザクザクとした大豆パフがチョコレートで固められています。食べやすいように一口サイズにブロック分けされているのがニクいですね。
一口食べてまず誰もが真っ先に感じるのはコオロギではなく、オレンジの爽やかな香り。オレンジ果汁パウダーが加えられているそうで、かなり強めのオレンジを感じました。チョコとオレンジは相性いいですからね。
しかし、美味いかと言われるとあんまり美味くないですね。食感がいまいちです。
主役と言ってもいいコオロギパウダーは仕方ありませんが、他にもタンパク質を強化するためか、きなこやタンパク質の粉?なんかが配合されているようで、舌にザラザラとした粒子感を感じてしまいます。味は悪くないけどチョコなのに口溶けが悪いという。
コオロギせんべいはコオロギのエビっぽさを活かして、コオロギって意外と美味いじゃんって感想になりましたが、今回のコオロギチョコは味としてコオロギは感じづらいというのも良いのか悪いのか。
この味だったら別にコオロギじゃなくてもいいよなって気がしてしまいます。
無印コオロギシリーズの意義と期待
ということで、おやつに無印のコオロギチョコを食べたらあんまり美味くないなという感想になってしまいましたが、このコオロギチョコの真価は高タンパクにあります。
いわゆるプロテインバーが各社から出ていますが、だいたい1本に含まれるタンパク質は10〜20g。
この無印のコオロギチョコもタンパク質の含有量が15gということで、プロテインバーにまったく引けを取らない高タンパクっぷりです。
なので、このコオロギチョコはむしろ運動後の栄養補給で牛乳と一緒に食べるなんてしたらぴったりなんじゃないかと思いました。
そもそもこのコオロギが地球が救うシリーズは人類への注意喚起というか、未来への選択肢の提示というか備えといった側面もあると思うので、コオロギチョコバー美味しい!っていう思わせるよりも、コオロギってすごく栄養価の高い『食品』なんだな!という意識をたくさんの人に広めるのが主目的なんでしょう。
もしかしたらペットのヤモリと同じコオロギをつまみながら、一緒に美味しいねと語り合える日がもうそこまで来ているのかもしれません。
そう考えると無印良品が勝手に背負ったその役目も意義があるよなぁと思わずにはいられませんよね。無印と言えばレトルトカレーが抜群に美味いので、とりあえず次はコオロギカレーとかどうよ。真っ黒いやつ。
おじーでした。