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カヤック旅ってこんなんです(持ち物編)

過去4回の「カヤック旅はこんなんです」👇

身の回りに物が溢れている現代人にとって、生きる上で必要最低限の荷物を選ぶのは非常に難しいことです。

旅行前の準備では
「あれも必要、これも必要、やっぱりそれも必要、、」
と心配で気づけば大量の荷物になっていたという経験は誰しもがあるはず。

持ち物編と題して今回はカヤック旅にはどんな荷物を持って行くのかをお話したいと思います。

ミニマリスト

・飛行機は合計47キロ

基本的には格安航空会社のLCC以外は通常料金に預け荷物20キロが含まれていますが、カヤックを運ぶ私たちにとっては20キロではカヤックすら運ぶことができません。

そこで飛行機を予約する際は預け荷物は最低40キロを目安に予約しております。

機内への持ち込みめる手荷物は各航空会社とも約7キロが上限です。

要するに預け荷物+機内持ち込み荷物で合計47キロの荷物が旅に持って行ける荷物の総重量ということになります。

以前預け荷物を35キロで予約した際は、荷物が全く入り切らずとても苦労しました。
持っている全ての服は重ね着し、ライフジャケットやマスクを装着し、体にロープ巻きつけて搭乗しました。
保安検査上で捕まらなかったのが不思議ですね。

ロープを体に巻きつけて乗り込む変態

・荷物の内訳

カヤック本体 27キロ
カヤック・素潜りギア 8キロ
キャンプギア 5キロ
日用生活品・衣類 5キロ
共同品(調理器具、工具)   2キロ

こう見ると多くの割合が道具で占められ、個人の日用品と衣類はほんのわずかしか持っていくことができません。

過去には旅に持って行ったけど結局使わなかったという無駄になった物も多くありました。
旅を重ねるごとに荷物は淘汰され減らせるようになります。

前回の遠征ではあまりに荷物が少なすぎて出発前夜は心配で寝れませでしたが、結局それでも使わない物がまだあったりと、毎回試行錯誤しながら準備をしております。

持ち物リスト

実際ここからは前々回のインドネシアに持って行った荷物をご紹介します。

・カヤック・素潜りギア

合計10キロ

カヤック関連
ライフジャケット
スプレースカート
デッキバッグ
マップケース
自作マップ
デッキコンパス
マップコンパス
メインパドル
予備パドル
ペリカン防水ケース

素潜り関連
マスク
シュノーケル
フィン
手銛
ゴム手袋
タッパー

・キャンプギア・日用品・共同装備品

合計10キロ

キャンプ関連
メッシュテント
ペグ
マット
シーツ


衣類
Tシャツ2枚
長袖1枚
短パン2枚
キャップ
サングラス
速乾タオル
ウインドブレーカー
レインウェア上下

日用品
コンタクト
メガネ
歯ブラシ
ウエットシート

ヘッドライト
モバイルバッテリー(20000mA×2個)
充電器
デジカメ

・共同装備(3人で手分けして持つ)

調理器具、修理道具、タープなどなど
リペアキッド
工具
フライパン
クッカー
包丁
お玉
食器
ストーブ
ガソリン

旅の荷物と日常の関わり

・カヤックは意外と身軽

装備品が多いため通常の旅行に比べると荷物が多くなってしまうのですが、高所登山や極地遠征に比べれば圧倒的にカヤック旅は少ない荷物で旅ができるのが特徴です。

あと私達の遠征先が暖かい地域ということもあり、シュラフや防寒着の荷物がなく軽量化できているのかなと思います。

・日頃無駄な物を買ってない?

荷物の多くがギアであるということは、逆にたった5キロの日用品があれば私たちは快適な暮らしができるということになります。

日常生活ではこれだけ身の回りに物が溢れていますが、私達が思っている以上に本当に必要な物は少ないのかもしれません

現地でお邪魔する家の中を見ても、基本的には物が少なくシンプルな暮らしをしているように思えます。
しかしシンプルながらも不便を感じることなく、みなさん快適に暮らしています。

この生活を見ると、いかに先進国に暮らす私達は物に溢れていることで物欲に囚われているのかがよく分かります。

・現地の暮らしから学ぶ

一見、物に溢れて不自由のない生活は豊かに思えますが、果たして物=豊かさの指標は正解なのかは、彼らの暮らしを見るたびに疑問に思えてきます。

調理道具しかないリビング

あなたにとって本当に必要な物は果たして何でしょう?

旅や現地の暮らしを通して今一度、日頃の暮らしを見つめ直していく機会になれば幸いです。

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南平 純
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