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カヤック旅ってこんなんです【寝床編】

【カヤック旅ってこんなんです】
過去2回の記事はこちら。

第3回目の今日は寝床編です。
東南アジアを妻とバックパッカーで巡った時は安宿のゲストハウスに泊まりましたが、カヤック旅ではどんな所に泊まるのでしょうか。

①寝床は宿以外

・旅のルール

「旅中はカヤックの上で寝るですか?」
という質問をよくいただきますが、カヤックは不安定なため寝ることができません。
必ず寝る時は上陸して寝床を探します。

そして私達の旅では宿には泊まらないという暗黙のルールがあります。
どこでも眠れる訓練を長年積んできたため、わざわざ隔離されて自然を楽しめない宿には泊まる必要がありません。

ダイビングショップの一角に居候

・宿代は予算外

宿に泊まらない理由ひとつ目。

そもそも旅を計画する上で現地での生活費に、宿代を一銭も含んでおりません
限られた遠征費で旅を続けているため贅沢となる宿には泊まることは想定外です。

逆に宿に泊まる資金があれば別の旅にその資金をまわしたいと考えています。

・宿がない

宿に泊まらないもう一つの理由。

私達が訪れる村には海からしかアクセスができない陸の孤島や離島が多いため、観光客自体がおらず宿というものがそもそも存在しません

恐らく今まで訪れた土地の多くは外国人が村に来ることなどほとんどないような場所なのです。
前回のインドネシアでは30日間の旅で外国人観光客には一度も会いませんでした。

こんな広い世界でも観光客が訪れることができる場所ってほんの一握りです。
そんな誰も行かない土地だからこそメディアでは知れない本当の現地の暮らしが見れるです

②色々な寝床

・テント

私たちが最も快適に眠れる寝床、それはテントです。
旅中は唯一のプラベート空間であり、蚊に襲われる心配もなく、疲れた体を休めるのに最適の寝床です。

基本的には無人島では砂浜に、集落内では空き地にテントを張らせて頂きます。

フカフカのビーチは天然マットレス
家の庭にテントを張ることも

私達の旅はありがたいことにテンマクデザインさんに夏用のメッシュテントをサポート頂いてます。

・ホームステイ

村にお邪魔すると多くの方は珍しい外国人がカヤックで来たことに歓迎をしてくれます。
そして親切な現地の方の家に泊まらせて頂くことも多いです。
前回の遠征では日程の半分くらいはホームステイをさせて頂きました。

異国の地から来た薄汚れたオジサン3人をどうしてここまで親切に扱ってくれるのか、毎度感謝感激の連続です。

ただ家に泊まるのは思いのほか眠れません。(泊まらせてもらって大変失礼な話)
現地の家は隙間が多く蚊が多いこと。
そして3人で一つのベッドに寝るは暑すぎるということであまり熟睡はできないのが本音です。

それでも誘って頂いた時は断ることなく、有り難くホームステイさせて頂きます。

オヤジ3人でキティーちゃんのベッドに添い寝
日本のアニメの寝具は人気らしい
人の家だろうとどこでも眠る

・その他どこでも

もはやどこでも眠れる私たちは国内外の様々な場所で寝てきました。
空港のロビー、レストランや公園の東屋、廃墟の小屋や家、ワニがいる池。。
しかし結局は仲間達と旅していることが楽しいので、どんな場所でも良いネタだと思え笑い合いながら眠れるのです。

格安エアーのためトランジットが長い
窓なし蚊だらけの廃墟の家
ゴキブリ多めの漁師小屋(薪ストーブ付)
とある公園の東屋(ベンチ付)
女子会の横で人目を気にせずどこでも寝る
運が良い日は青い海が一望できる寝床も
レストランの水上コテージは蚊がいなくて快適

まとめ

こうして写真を改めて見ると本当にひどいですね。。
いつも気合いで外で寝ていることから、私達は別名「ホームレスカヤッカー」と呼ばれております。

真冬でも真夏でも雨でも雪でも厳しい環境に身を置き自然と対峙して生き抜く。
辛さの先に生きる喜びがあることを知ってますから、これから先もこのスタイルで旅を続けていきたいと思います。

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南平 純
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