広島のアウトドアメーカーが手掛ける車中泊用としても人気のインフレーターマット、Bears Rock マット 8cm MT-108F。「厚みがあり車のシートの凹凸が気にならない」と評判です。しかし、「幅が少し狭い」「空気を抜くのが難しい」など気になる口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のVASTLANDやコールマンのインフレーターマットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、インフレーターマット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Bears Rock マット 8cm MT-108Fは、しっかりとした厚みがあり、片づけもしやすい商品です。8cmと十分な厚さがあり、実際に寝たキャンプ経験者からは「空気の上に寝ているような柔らかい感触」という声がありました。比較した5cm以下の商品では地面の硬さを感じましたが、本品は仰向け・横向き両方で心地よく過ごせます。枕・マットカバーなど快適さを向上させる機能はないものの、連結ができてシーンや人数に合わせて調整できるのも魅力です。
ふっくらとした柔らかさがありながら、比較した一部商品のようにやわらかすぎて底を感じることはありません。スマホ操作などで膝をつけて作業しても体に負担を感じることは少ないでしょう。生地に滑らかなスエードを採用しており、手触りも良好。モニターから「素肌で寝ても気持ちいい」という声が上がっています。
一方、成人男性の肩は収まるものの、幅65cmとやや狭く寝返りするには物足りないのが惜しいところです。比較した上位商品は広く余裕で寝返りをうてたのに対し、「幅が少し狭い」という口コミどおりの結果でした。
バルブを開くと、わずか1分程度で寝るのに問題ない厚さまで膨らみました。ただし、より質の高い睡眠を求めるには、ハリと弾力が足りず、自分で膨らませる必要があります。比較した半数以上の商品が追加で空気を入れる必要がないレベルまで自動で膨らんだため、人によっては手間に感じるでしょう。
ただし、2つのバルブを搭載しており、空気を抜くのはスムーズです。口コミとは異なり自分の体重で圧迫するだけ。モニターも「ただ丸めるだけなので誰でもできる」と好印象でした。収納袋のサイズも余裕があり、素早く撤収・収納できますよ。2.5kgと軽量で収納袋に手持ちがあるため、ほかの荷物と一緒に運べます。とはいえ、寝返りが打てるなど質の高い睡眠環境を求めるなら、ほかの商品を検討してみてくださいね。
実際にBears Rock マット 8cm MT-108F比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイインフレーターマットと、寝心地・空気の入れやすさ・片付けやすさ・持ち運びやすさ・機能性それぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Bears Rock マット 8cm MT-108Fの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそもインフレーターマットとは、空気で膨らむアウトドア用マットのこと。中にウレタンフォームが入っており、エアーマットよりクッション性が高いのが特徴です。キャンプや車中泊の際に、寝袋の下に敷くことで屋外でもふかふかした寝心地を体感できますよ。
今回紹介するのは、快適な車中泊を追究して開発された、Bears Rock マット 8cm MT-108Fです。素材は、弾力があるポリウレタンフォームを採用。シートを倒した時に生じる段差などが気にならず、しっかりと体を支えられると謳っています。
加えて、体の負担を軽減する独自技術Fit Keeper機能を搭載。体圧分散と高反発の2つが大きな特徴で、車内にいながら自宅で寝ているような寝心地を実現できるとアピールしています。反発力は空気調整で自分の好みに合わせられますよ。
販売元は、「心あたたまるアウトドアを」をコンセプトに事業を展開するアウトドア用品専門メーカー、Bears Rock(ベアーズロック)。広島で誕生して以来、はじめてでも使いやすいアウトドア商品を開発しています。
展開時のサイズは、約幅65×奥行190×厚さ8cm。ミニバン・SUV・軽自動車などで2枚敷くのにちょうどよいサイズです。
リバーシブルタイプで2種類の色を楽しめるのも特徴的。モカ・ブラックを気分や車内の雰囲気に合わせて選べますよ。モカ側は、なめらかな質感のスエード生地を採用。起毛が短く、ゴミがつかないように工夫されています。
カラー展開は全3色。検証で使用したモカ×ブラックのほか、グリーン×ブラック・しろくまモカスエード×ブラックから選べます。なお、グリーン×ブラックは両面とも同じ素材で、スエード面はありません。
今回はBears Rock マット 8cm MT-108Fを含む、インフレーターマット全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、寝心地の検証です。
キャンプ経験者5人が実際にインフレーターマットに横になり、寝心地をチェック。厚さ・横幅・柔らかさ・反発力などに着目して評価しました。
マットは8cmまで膨らみ、寝転がるとしっかりとした厚みを感じられます。キャンプ経験者5人中4人が厚みに満足と回答し、「空気の上に寝ているような柔らかい感触」という声も聞かれました。比較した5cm以下の商品は仰向けでも底つきを感じたのに対し、仰向けはもちろん横向きでも肩や体へ痛みがありません。どんな体勢でも快適に眠れるでしょう。
1人のモニターから「肘をつくとやや底づきを感じる」という指摘がありましたが、素材に弾力があるので、気になるほどではありません。「厚みがあり車のシートの凹凸が気にならない」との口コミどおり、車中泊でも使用できるでしょう。
横幅は65cmと、成人男性の肩が収まるシングルサイズです。しかし、口コミ同様寝返りするには物足りなく、モニターから「横に寝返りを打つと地面に出てしまう」という指摘が。比較したなかには、横幅68cmのコールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークのように余裕で寝返りできるものもありました。
<厚さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
適度な反発と弾力があるので、立ち上がるのも容易です。ただ、地面が凸凹している場所だと膝をついたときに底つき感がある可能性も。肘の負担が気になる人は平らな場所に設置することをおすすめします。
検証で使用したモカスエード×ブラックは、生地に高級感があるスエードを採用しているのも注目したいポイント。比較したナイロンタイプの商品のように睡眠を邪魔するようなシャカシャカとした音が鳴りません。手触りもよくモニターから「素肌で寝ても気持ちいい」という声が上がっています。
<柔らかさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、空気の入れやすさの検証です。
キャンプ経験者のモニター5人が実際に空気を入れて、バルブを開けて放置した状態の厚さ・手間や時間がかからないかに着目して評価しました。
バルブを開けて放置するだけでは最大の8cmまではいかないものの、寝るのには問題ない厚さまで膨らみました。キャンプ経験者のモニター5人中3人が「満足」と回答しています。
しかし、質の高い睡眠を求めるなら厚みが物足りません。一部のモニターから「ふっくら感はあまり感じない」という指摘の声が。比較したアウトドアブランドVASTLANDのインフレーターマットは満足できるレベルまで膨らんだのに対し、所々シワになり膨らみ切っていないのがわかります。
<バルブを開けて放置した状態の厚さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
空気を入れる手間のかかりにくさは、求めるレベルによって意見が分かれ、キャンプ経験者モニター5人中3人が満足と回答。寝るのに問題ない程度なら自動で膨らみますが、より心地よく寝るためのハリや弾力を求めるなら自分で膨らませる必要があり、手間に感じるでしょう。
アウトドアメーカーVASTLANDのインフレーターマットをはじめ、比較した約7割の商品が、追加で空気を入れる必要がないレベルまで自動で膨らみました。
ただ、直接口で膨らませられるので特別な道具が必要ないのはメリット。複雑な動作がなく簡潔なので、初心者でも簡単に扱えるでしょう。
膨らむスピードはわずか1分と、かなりスピーディです。比較したなかには10分もかかる商品があったなか、モニターから「同時並行で作業していても邪魔だと感じない」という声が上がりました。作業が多いキャンプで待ち時間が少ないのはうれしいですね。
<手間のかかりにくさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、片づけやすさの検証です。
キャンプ経験者のモニターが実際に、空気を抜いてから収納ケースにしまうまでの作業を実施。空気の抜けやすさ・折りたたみやすさ・収納のしやすさに着目して評価しました。
「空気を抜くのが難しい」という口コミに反し、初心者でも簡単です。一部のモニターから「1人で行うのは難しそう」という声がありましたが、公式サイトで1人で効率的に片付ける方法を紹介しているのでぜひチェックしてみてくださいね。
<空気の抜きやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
折りたたみのしやすさも同様に、キャンプ経験者のモニター全員が「満足」と回答しました。マットのサイズが大きすぎず生地も柔らかいため、力に自信がない人でも扱いやすいでしょう。モニターから「ただ丸めるだけなので誰でもできる」と好評です。
比較したなかで、満場一致でモニターが折りたたみやすいと答えた商品は少数派でした。老舗キャンプブランドのコールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークさえも「厚みがありたたみにくい」という声が上がっており、本商品の扱いやすさが光ります。
収納袋の大きさに余裕があるため、収納も楽ちんです。収納袋の素材がサラサラとしていて、スルッと袋に入りますよ。比較したなかには収納ケースが小さく全部はいりきらない商品がありました。素早く撤収作業したい人の有力な候補になるでしょう。
<折りたたみやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、持ち運びやすさの検証です。収納した状態での重量と体積をチェックしました。
収納時のサイズは、幅22×奥行65×高さ22cmとコンパクト。体積は、比較した全商品の平均値は0.283cm2(※執筆時点)より小さい0.247cm2です。商品によって大きな差はありませんでしたが、車に積むときや家で保管するときも場所をとりにくいでしょう。
重量も2.5kgと軽量です。比較した全商品の平均値2.85kg(※執筆時点)を下回り、片手でも問題なく持てるでしょう。収納ケースは持ち手つき。両手が空くので、ほかの荷物も一緒に運べますよ。比較したうち、持ち手がある商品は半数以下でした。
最後は、機能性の検証です。快適さや使い心地を向上する機能が搭載されているかチェックしました。
結果、家族でのキャンプや車中泊に便利な連結機能が搭載されていました。側面にボタンがあり、人数や使うシーンに合わせて簡単に繋げられます。修復ができるリペアキットがあるのも利点です。長く愛用しやすく、キャンプ中に万が一破損しても対応できるでしょう。
片づけがしやすくなる工夫もされています。収納ケースだけでなく、巻いたマットが戻るのを防ぐゴムバンドを付属。コンパクトな状態をキープできるので、収納袋の口に引っかかるのを防げますよ。
ただ、枕やマットカバーなど使い心地を向上する機能は搭載されていません。比較したうち、7割程度の商品が搭載していないので大きなデメリットではありませんが、より睡眠環境を整えたい場合は自分で用意する必要があります。
詳細は以下のとおりです。
タイプ | インフレータータイプ |
---|---|
対応サイズ | シングル相当 |
素材 | ポリウレタンフォーム |
展開時幅 | 65cm(実測値) |
厚さ | 8cm |
重量 | 2.5kg |
良い
気になる
PVC加工 | |
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ノンスリップ加工 | |
収納ケース | |
連結可能 | |
収納ケースのポンプ化 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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Bears Rock マット 8cm MT-108Fは、公式オンラインストアで販売されています。執筆時点で税込7,350円で販売されているので、送料は離島・一部地域を除き無料です。ただし、支払い方法はクレジット決済のみなのでご注意ください。
楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonなど大手ECサイトにも取り扱い店舗があります。キャンペーンや普段貯めているポイントを使って、お得に購入しましょう。
最後に、キャンプや車中泊でも質の高い睡眠がとれる商品をご紹介します。
底つき感がなく寝返りもしやすいのは、VASTLANDのインフレーターマット。厚さは8cmと厚く、地面の硬さが気になりません。横幅は広くはないものの、少し手を広げられる程度の幅があり窮屈感なく過ごせます。空気を入れるのも抜くのも短時間で行え、準備や片づけがしやすいのも利点です。
横幅も厚みもたっぷりなのは、VASTLANDのキャンプフィット インフレーターマット。横幅は69.5cmと手を軽く広げられるほどゆとりがあります。厚みは10cmと分厚く、1点に荷重をかけても底つき感がありません。サイズと重さがあるので扱うのに力が必要ですが、収納袋を肩にかけて持ち運べます。
タイプ | インフレータータイプ |
---|---|
対応サイズ | シングル相当 |
素材 | 本体:ポリエステル、ウレタンフォーム/収納ケース:ポリエステル |
展開時幅 | 60cm(実測値) |
厚さ | 8cm |
重量 | 2.7kg |
良い
気になる
PVC加工 | 不明 |
---|---|
ノンスリップ加工 | |
収納ケース | |
連結可能 | |
収納ケースのポンプ化 |
VASTLAND インフレーターマット8cmをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | インフレータータイプ |
---|---|
対応サイズ | シングル相当 |
素材 | 本体:ポリエステル100%(熱可塑性ポリウレタンラミネート)、ポリウレタンフォーム/マットカバー:ポリエステル80%、コットン20% |
展開時幅 | 69.5cm(実測値) |
厚さ | 10cm |
重量 | 2.7kg |
良い
気になる
PVC加工 | |
---|---|
ノンスリップ加工 | 不明 |
収納ケース | |
連結可能 | |
収納ケースのポンプ化 |
VASTLAND キャンプフィット インフレーターマット 10cmをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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