ビデオカメラや一眼カメラなどで動画撮影する際に活躍する「ビデオ三脚」。運動会・発表会からYouTube・Vlogまで、幅広い動画撮影で使えます。しかし、ビデオ三脚はマンフロット・SLIK・ベルボンなどさまざまなメーカーから発売されており、どれを選ぶべきか迷ってしまいますよね。
今回はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のビデオ三脚14商品を比較して、最もおすすめのビデオ三脚を決定します。
比較検証は以下の3点について行いました。
果たしてどの商品がマイベストが選ぶ最強のベストバイ商品なのでしょうか?ビデオ三脚の選び方のポイントもご説明しますので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。
東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。1996年に写真展を開催後、フリーの写真家となる。カメラ専門誌の撮影や執筆、企業広告、セミナー講師などで活動。自身の作品では海外や国内の街を撮影する。 公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員。DGPイメージングアワード審査員。NHK文化センター講師。
学生時代から写真撮影が趣味で、写真業界で働きたいと新卒で大手家電量販店に入社。カメラの専門販売員として国内最大級のカメラ売り場にてソニーやキヤノンなど様々なメーカーのデジタル一眼・コンパクトカメラ・双眼鏡・撮影用機材などの販売を取り扱う。カメラのセミナー講師も担当しており、ジンバル・三脚などの動画撮影機材に関する知識・経験も豊富。カメラ専門誌・テレビ番組の出演歴もあり、フォトマスター準1級を保有、カメラ歴は16年。 その後2021年にマイベストへ入社、カメラの専門ガイドのほかスマートウォッチやスマートスピーカーなどのガジェットのガイドも担当しており、「多角的な比較・正しい情報発信」をモットーに商品の比較検証を日々行っている。
自分の思いどおりにカメラを動かし動画を撮影するためには、三脚の使いやすさは非常に重要です。そこで実際に一眼カメラを用いて以下の動作を行い、「脚の伸ばしやすさ」「水平の取りやすさ」「雲台を動かした際のなめらかさ」「雲台の操作のしやすさ」の4つの観点から総合的な使いやすさを評価しました。三脚の脚を最大まで伸ばし、一眼カメラを載せる卓上にセットした被写体にカメラを正対させて、水平を取るカメラを載せたまま雲台をパン・チルト方向に緩やかに振ったのち、被写体に正対させる被写体への正対位置から45度ずつ雲台を上下に向ける
大切なカメラを載せるビデオ三脚の安定性は、誰もが気にするところでしょう。そこで実際に一眼カメラとズームレンズを三脚に載せ、雲台を以下のように操作し、脚・カメラに衝撃を与えました。パン・チルト方向へカメラを振る際の揺り戻しと、脚に衝撃を与えた際のブレを記録し、「揺り戻しの少なさ」「ブレにくさ」「ブレの収まりやすさ」の3つの観点から総合的な安定性を評価しました。三脚の脚を最大まで伸ばし、カメラを載せて被写体に正対させるパンハンドルを持ち、左右に90度ずつカメラを振ったのち、被写体に正対する位置に戻して手を離すパンハンドルを持ち、上下に45度ずつカメラを振ったのち、被写体に正対する位置に戻して手を離す三脚の脚に当たるよう、同じ距離から輪ゴムを弾き衝撃を与えるカメラの底面に当たるよう、同じ距離から輪ゴムを弾き衝撃を与える
ビデオ三脚はきれいな動画撮影に欠かせないとはいえ、実際に持ち運ぶとなると大変なもの。そこで、実際に三脚の「重さ」「大きさ」の2つの観点から総合的な持ち運びのしやすさを評価しました。それぞれの観点の評価基準は以下のとおりです。重さ:一般的な中型ビデオ三脚の重さである1.8kg大きさ:一般的な中型ビデオ三脚の縮長である60cm上記の基準よりも軽く小さいものを高評価としました。
すべての検証は
マイベストが行っています
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
ビデオ三脚は一般的な三脚と異なり、動画撮影に最適化された三脚です。
一般的な三脚は静止画撮影を主目的としており、カメラを動かないように固定して撮影を行いますが、ビデオ三脚はカメラをなめらかに動かして動画撮影できるように作られています。
ほかにも、カメラから手を離しても向きを維持したまま撮影ができたり、水平を出す際の調整が楽になったりするような特徴を備えているものも。動画を撮る際にはぜひビデオ三脚を選びましょう。
ビデオ三脚を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
ビデオ三脚を買う際は、自分が使うカメラの大きさに適したものを選ぶことが大切です。大きすぎるビデオ三脚は、軽いカメラを載せた際に操作がうまくできない場合があるので注意しましょう。
家庭用ビデオカメラやスマートフォンなどを使用した動画撮影を考えている人には、ファミリー三脚とも呼ばれる軽量なビデオ三脚がおすすめです。ファミリー三脚には明確な定義があるわけではありませんが、3,000〜9,000円程度で購入でき、プラスチック素材が多く使われるなどの軽量化が図られています。
ファミリータイプのビデオ三脚は、やや堅牢性や操作のなめらかさに欠けるものもありますが、比較的安価かつ持ち運びのしやすいサイズ・重量であることがメリットです。
また、初心者でも使いやすいシンプルな設計で、年数回のイベントでしか使わないという人にも適しています。スマートフォンを載せたい場合は、スマートフォン用のホルダーが同梱している三脚を選ぶとよいでしょう。
一眼レフやミラーレス一眼などのレンズ交換式カメラで、映像作品や高品質な動画を撮影する人には、中型のビデオ三脚がおすすめです。
中型三脚には明確な定義があるわけではありませんが、全高約100〜170cm程度と一般的な撮影に対応する高さがあり、レンズ交換式カメラを載せても安定して撮影が行えます。脚はアルミニウム素材のパイプを使っているものが多いものの、一部ではカーボンタイプのものも販売されていますよ。
動画撮影中にパン・チルトといった上下左右にカメラを振る撮影が多い場合は、なめらかにカメラを動かせるオイルフリュード機構・ねじれ剛性に優れたカーボンパイプ採用の脚・雲台を固定しなくとも手を離せばそこでピタッと止まるカウンターバランス機構などが採用された商品を選びましょう。
静止画用の三脚でも動画撮影はできますが、パンやチルトのなめらかさはビデオ雲台特有のものです。これから動画撮影に挑戦したい場合や動画撮影中にカメラを動かす場合は、やはりしっかりとしたビデオ三脚を選ぶべきだと思います。
業務用の大きなビデオカメラや、重いレンズ・外部レコーダーを取り付けた一眼カメラを使って動画撮影する人には、脚の1節にパイプが2本使われているダブルシャンク脚のビデオ三脚がおすすめ。
脚の1節が2本のパイプを束ねたような構造となっているものを、ダブルシャンクあるいはツインチューブと呼びます。一般的な三脚の脚構造であるシングルシャンクやモノチューブのものよりも重い機材に対応し、ねじれ方向のブレに対して強いといえるでしょう。
また、カウンターバランス機構を搭載した雲台を使用しているものも多く、上下方向にカメラを振った際に、手を離してもそこで止まるため、動画撮影時に有用です。なお、カウンターバランス機構についてはあとで説明しますのであわせて確認してください。
実際にさまざまな商品を比較・検証したところ、ダブルシャンク脚のビデオ三脚は、ファミリータイプやシングルシャンクの中型ビデオ三脚よりも高い安定性を備えていました。
衝撃を加えてもブレは目立たず、カメラを左右に振っても揺れのない安定した映像が撮れるでしょう。家庭用ビデオカメラやスマートフォンを使うにはややオーバースペックかもしれませんが、一眼カメラなどの大型機材を使って本格的な動画撮影をする人におすすめです。
三脚の高さは、実際に自分が撮影を行う場所・ポジション・アングルを考えて選ぶようにすることが理想的です。発表会・鑑賞会などで着席しながら撮影することが多いのか、立って撮影することが多いのかでも必要な三脚の高さは変わってきますが、カメラを自分の目線にあわせて固定できる高さがあれば困ることはまずないでしょう。
運動会のような、人の頭の上の高さから撮影を行う場合には、全高180cm以上になるものが必要に。大きな三脚を使用する場合は、周りの迷惑とならないよう注意してください。
ミドルクラス以上のビデオ三脚のなかには、センターポールがなく全高が低めなものがあります。高い位置からの撮影を行う場合は、とくに全高に注目して選ぶようにしましょう。
一度しかない瞬間を撮り逃したくはないですよね。撮影チャンスを逃さないように、三脚のセッティングは簡単か、カメラが意図どおりに動かせるか、撮影中にブレないかなどに注目して選びましょう。
動画撮影において、カメラがなめらかに動かないことは映像の質が悪いという印象を与えてしまいがちです。この点は撮影において非常に重要なので、なめらかに動くビデオ雲台がついているものを選ぶようにしましょう。
多くのビデオ雲台には、カメラをなめらかに動かすためのオイルフリュード機構と呼ばれるしくみが搭載されています。これは、雲台内部に特殊なオイルやグリスを封入し、定速でなめらかな動きを可能とするものです。
実際に比較したところ、オイルフリュード搭載の雲台のなかでも軽い力で操作ができるものは動きがスムーズで、使いやすい印象でした。カメラを動かしながら動画撮影をするなら、軽い力で動かせるオイルフリュード搭載のビデオ雲台を選びましょう。
また、パンハンドルと呼ばれる雲台ハンドルがついているものであれば、カメラの向きをより簡単に細かく調整できますよ。
パンハンドルの使い勝手は重要なポイントです。パンハンドルが雲台の左右両側に取り付けられるタイプであれば、自分の体の向きやカメラのサイズなどに合わせて操作ができるので、おすすめです。
あわせて、水準器が搭載されている雲台なのかどうかも確認しておくとよいでしょう。
動画撮影において水平を取ることは基本ですが、不整地で水平を取ろうとすると、三脚のそれぞれの脚を伸び縮みさせないといけないため面倒です。しかし一部のビデオ三脚には、レベリング機能という水平調整を非常に簡単にする機能がついています。
レベリングベース・レベラー・ボールレベラー・ハーフボールなどと呼ばれるしくみが組み込まれている三脚であれば、脚の長さを調整せずとも水平調整が簡単にできて便利です。動画を屋外で撮影する場合は、レベリング機能の有無に注目してビデオ三脚を選びましょう。
水平が正しく取れていないと、カメラを左右に動かした際にどんどん水平がズレていく変な動画になってしまいます。レベリング機能があれば、すぐに水平が取れて非常に便利ですよ。
カウンターバランス機構とは、カメラが上下に傾こうとする際にそれと反対の力を生じさせ、カメラを固定せずとも静止させる機構のことを指し、重いカメラを思いどおりに操作する場合に大切な機能です。
カウンターバランスが完璧である場合には、重いカメラでも向きを細かく調整でき高品質な映像が撮影できます。
カウンターバランス機構が搭載されているビデオ雲台は、対応するカメラの重量が決まっているものがほとんど。カウンターバランス搭載のビデオ雲台を選ぶ際には、載せる機材の総重量を確認しておきましょう。
動画撮影を一眼カメラで行う場合、レンズや載せる撮影アクセサリーによって重心の位置が変わってしまい、カメラの向きを変える際に安定しない場合やカウンターバランスが適切に働かない場合があります。カメラ取付部が前後調整できるプレートタイプであれば、重心に合わせてカメラ位置を調整できるのでおすすめです。
大切なカメラをあずける三脚の安定性は大切な要素です。映像の安定性や見やすさにも関わるため、確認しましょう。
カメラを左右に振ったときのブレにつながるねじれ剛性は、映像の品質に影響するポイント。
脚パイプが1本の三脚であれば、アルミよりカーボンのほうがねじれにくく、パイプを2本使うダブルシャンク脚はさらにねじれに強い構造です。
ねじれ剛性が高いと、カメラを左右に振ったときに振った方向と逆に戻る動き(揺り戻し)が小さく、映像が安定します。
可能であれば、三脚の脚をにぎって左右にねじったときにぐねぐねしないかどうか事前に確認しましょう。なお、ねじれ剛性はスペック上に示されないので、実際のブレにくさはランキングに掲載されている検証結果を参考にしてください。
三脚を選ぶ際には、私も事前にねじれ剛性を確認しています。パイプの品質だけではなく、脚同士をつなぐ本体パーツの材質や構造もねじれ剛性に影響しますので、確認しておくとよいでしょう。
一般的なビデオ三脚の段数は3〜4段なので、安定性と持ち運びのしやすさ、どちらを重要視するかで段数を決めましょう。
安定性を重視するなら脚段数は3段がおすすめ。最下段の脚のパイプ径が細くなりにくく、よりブレに強くなります。ただし縮長は長めとなり、持ち運びには少し不便な場合があるため注意が必要です。
一方、持ち運びのしやすさを優先するなら、脚段数は4段がベター。縮長が短くなるため持ち運びはしやすいでしょう。その代わり最下段の脚は細めになるためブレやねじれ方向の動きに弱くなります。
購入した三脚は安心して長く使いたいもの。三脚の各パーツなどはどうしても摩耗するので、修理依頼のしやすさ、グリスの手に入りやすさ、また各部の清掃などのアフターサービスの豊富さにも注目をして選びましょう。
商品 | 画像 | おすすめスコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||||||||||
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使いやすさ | 安定性 | 持ち運びのしやすさ | パイプ径 | 耐荷重 | 全高 | 全高(センターポール除く). | パイプ素材 | 縮長 | レベリング機能 | 石突の種類 | 重量 | クイックリリースあり | 最低高 | パイプ構造 | 段数 | ロック方式 | オイルフリュード機構 | 雲台タイプ | カウンターバランス | 水準器搭載 | 三脚ケースあり | |||||||
1 | VANGUARD VANGUARD|VEO 2 PRO 233AV | 本体はやや重いが、一眼カメラでも快適に使える本格的な三脚 | 23mm | 4kg | 146cm | 117cm | アルミニウム | 58cm | 2Way | 1.7kg | 18cm | シングルシャンク | 3段 | レバーロック式 | ビデオ雲台 | |||||||||||||
2 | スリック GX-m 7500 Video | 3位 | 安定性が高く、使いやすさ良好。持ち運びも負担に感じない | 24mm | 1.5kg | 176cm | 153cm | アルミニウム | 510mm | ゴム | 1.48kg | 490mm | シングルシャンク | 5段 | レバーロック式 | ビデオ雲台 | ||||||||||||
3 | 平和精機工業 Libec TH-X | 4位 | 大型で持ち運びは大変だが、使いやすさ・安定性でトップ | 4kg | 159cm | 159cm | アルミ | 78.5cm | ゴム | 3.1kg | 75.5cm | ダブルシャンク | 3段 | ノブロック式 | ビデオ雲台 | |||||||||||||
4 | BENRO シアンバード カメラ用三脚|TCBA15FS20PROC | 11位 | 細身で軽く、安定性も十分。脚は引っかかるが水平調整も簡単 | 34.5mm | 4.5kg | 156.5cm | 133cm | アルミニウム | 43.5cm | ゴム | 1.22kg | 17.5cm | シングルシャンク | 5段 | レバーロック式 | 自由雲台・ビデオ雲台一体型 | ||||||||||||
5 | スリック GX 6400 VIDEO-LE | 雲台の縦横のトルクの違いが気になるが、安定性は良好で軽量 | 21mm | 1.5kg | 157.9cm | 130.3cm | アルミ | 50cm | ゴム | 1.33kg | 47.7cm | シングルシャンク | 4段 | レバーロック式 | ビデオ雲台 | |||||||||||||
6 | Manfrotto ビデオ三脚キット 290LIGHT+MVH400AH|MK290LTA3-V | 6位 | ガタつきが気になるが、伸縮は楽でブレが収まりやすい | 22.5mm | 4kg | 146cm | 127cm | アルミ | 59.5cm | ゴム | 1.8kg | 42.5cm | シングルシャンク | 3段 | レバーロック式 | ビデオ雲台 | ||||||||||||
7 | 平和精機工業 Libec|Libec 650EX|650EX | 8位 | 手頃な価格で本格仕様。重いが、脚も雲台もなめらかに動く | 3kg | 150.5cm | 150.5cm | アルミ | 75.5cm | 2Way | 3.3kg | 70.5cm | ダブルシャンク | 3段 | レバーロック式 | ビデオ雲台 | |||||||||||||
8 | ベルボン EX-447 VIDEO II 小型ファミリービデオ三脚|EX-447V2 | 5位 | 脚レバーが操作しづらいが、雲台はなめらかで軽量 | 20mm | 1kg | 155cm | 128.5cm | アルミ | 48.5cm | ゴム | 1.155kg | 46cm | シングルシャンク | 4段 | レバーロック式 | ビデオ雲台 | ||||||||||||
9 | SmallRig デジタル一眼レフ用ビデオ三脚 3760|CT180 | 2位 | 安定性は高く、雲台は高精度。しかし付属ケースは不便だった | 25mm | 15kg | 180cm | 127cm | アルミニウム合金 | 42cm | 不明 | 2Way | 1.680kg±10g | 44cm | 不明 | 4段 | ナットロック式 | 流体雲台 | 不明 | ||||||||||
10 | ヴァイテックイメージング JOBY COMPACT アクションキット|JB01762-BWW | 12位 | 水平が上手く取れず、揺り戻しが非常に大きく目立った | 不明 | 1.5kg | 155.5cm | 132.5cm | アルミニウム | 45.3cm | ゴム | 1.16kg | 43.5cm | シングルシャンク | 5段 | レバーロック式 | 自由雲台 |
全高 | 146cm |
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縮長 | 58cm |
重量 | 1.7kg |
雲台タイプ | ビデオ雲台 |
水準器搭載 |
台湾創業の写真・光学機器総合メーカー、VANGUARDの「VEO 2 PRO 233AV」。中型三脚クラスの本格的な脚と、重いカメラに対応したビデオ雲台を組み合わせた商品です。
安定性の検証でカメラや脚に衝撃を加えても、ブレはほぼ見られませんでした。カメラを左右に振ったあとの揺り戻しもほとんど目立たず、総合的な安定性は高いといえます。
本体重量はファミリータイプの三脚よりは大きめですが、デジタル一眼用の三脚と比べると一般的です。縮長も小さくはないものの、持ち運びにくいほどではないでしょう。
本格的な脚パイプを採用した三脚で、家庭用ビデオカメラよりミラーレス一眼や一眼レフ向けの設計です。映像作品を撮りたいけど重い三脚は嫌という人に適しています。
パイプ径 | 23mm |
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全高(センターポール除く). | 117cm |
パイプ素材 | アルミニウム |
石突の種類 | 2Way |
クイックリリースあり | |
最低高 | 18cm |
ロック方式 | レバーロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | |
三脚ケースあり |
VANGUARD VEO 2 PRO 233AVをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
全高 | 176cm |
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縮長 | 510mm |
重量 | 1.48kg |
雲台タイプ | ビデオ雲台 |
水準器搭載 |
スリックの「GX-m7500 Video」は、同社の人気三脚、GXシリーズの上位モデル。一般的なカメラやビデオカメラだけでなく、スマートフォンもそのまま取り付けられる構造が特徴的です。
実際に使ってみると脚パイプはスムーズに伸縮でき、高さの調整も簡単。雲台は、上下方向と左右方向でなめらかさが少し異なる印象ですが、総合的に使いやすくなめらかな操作が可能でした。
加えて安定性が高く、カメラや脚に衝撃を加えてもブレは目立ちません。カメラを左右に振った際の揺り戻しもほとんどなく、カメラを動かしても安定した映像が撮れるでしょう。
全高は高く伸びますが、持ち運ぶ際は比較的コンパクト。本体も軽量といえる重さで、持ち運びにくく感じることはまずないでしょう。
比較的全高が低めなファミリー三脚のなかで、類を見ないほど高くなる点が魅力の三脚です。人の頭を超えるような高さから撮影をしたい人におすすめといえます。
パイプ径 | 24mm |
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全高(センターポール除く). | 153cm |
パイプ素材 | アルミニウム |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
最低高 | 490mm |
ロック方式 | レバーロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | |
三脚ケースあり |
SLIK GX-m 7500 Videoをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
全高 | 159cm |
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縮長 | 78.5cm |
重量 | 3.1kg |
雲台タイプ | ビデオ雲台 |
水準器搭載 |
埼玉県に本社を構える日本のビデオ三脚メーカー、平和精機工業の「Libec TH-X」。非常に多機能ながら本格的なビデオ三脚としては軽量で、プロの現場でも選ばれる注目度が高い商品です。
使いやすさの検証において、雲台のなめらかな操作性と水平の取りやすさに加え、脚の伸縮のスムーズさも非常に良好。パンハンドルの取り付け位置の調整が楽で、操作をしていてストレスを一切感じませんでした。
反面、本体は大きめ。重量も一般的なビデオ三脚よりかなり大きく、初心者向きとはいえません。持ち運びよりも使いやすさ・安定性を重視する、映像制作者向けの三脚です。ミラーレス一眼で映像作品を撮りたい人におすすめといえます。
パイプ径 | |
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全高(センターポール除く). | 159cm |
パイプ素材 | アルミ |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
最低高 | 75.5cm |
ロック方式 | ノブロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | |
三脚ケースあり |
Libec TH-Xをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
全高 | 156.5cm |
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縮長 | 43.5cm |
重量 | 1.22kg |
雲台タイプ | 自由雲台・ビデオ雲台一体型 |
水準器搭載 |
1995年に創業した中国の三脚・撮影機材メーカー、BENROの「シアンバード カメラ用三脚 TCBA15FS20PROC」。縦位置でも撮影ができる設計のビデオ雲台を採用し、動画だけでなく静止画撮影用としても使える三脚です。
楕円形の脚パイプ同士の摩擦は大きく、伸縮時に引っかかる場合がありました。一方で、雲台はなめらかに動き、カメラの動きはスムーズ。自由雲台が合わさったような構造の雲台で、水平を取るのも簡単でした。
脚に衝撃を加えた際には三脚が細く振動したものの、カメラに衝撃を加えた際はほとんどブレませんで。撮影中、脚パイプに触れたり衝撃を加えないように注意すれば、ブレが気になることはまずないでしょう。
脚パイプやセンターポールの形状が工夫されており、折りたたんだ本体は非常にスリム。雲台が大きく見えますが本体重量は1.22kgと軽量で、持ち運びは容易でしょう。
パイプ径 | 34.5mm |
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全高(センターポール除く). | 133cm |
パイプ素材 | アルミニウム |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
最低高 | 17.5cm |
ロック方式 | レバーロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | |
三脚ケースあり |
全高 | 157.9cm |
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縮長 | 50cm |
重量 | 1.33kg |
雲台タイプ | ビデオ雲台 |
水準器搭載 |
堅実なものづくりで人気のある国内三脚専業ブランド、スリックの「GX 6400 VIDEO-LE」。なめらかに動くビデオ雲台と長いパンハンドルで、初心者でも操作しやすい設計のファミリー層向けビデオ三脚です。
脚のロックレバーは操作しやすく好印象。脚の引っ掛かりもあまり気になりません。しかし、雲台のパン・チルト軸それぞれのなめらかさがやや異なるため、カメラを斜めに動かす場合に操作しにくく感じるおそれがあります。
一方、カメラや脚に衝撃を加えてもブレは大きく目立たず、比較的安定しています。揺り戻しは小さく、実際に撮影していて気になる場面はほとんどないといえます。
入門向けのビデオ三脚としては一般的な大きさで、持ち運びにくいことはないでしょう。本体重量は、平均的な三脚より小さめです。
パイプ径 | 21mm |
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全高(センターポール除く). | 130.3cm |
パイプ素材 | アルミ |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
最低高 | 47.7cm |
ロック方式 | レバーロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | |
三脚ケースあり |
全高 | 146cm |
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縮長 | 59.5cm |
重量 | 1.8kg |
雲台タイプ | ビデオ雲台 |
水準器搭載 |
脚パイプはスムーズかつ素早く伸縮でき、開脚角度は2段階あるため水平の調整にはあまり苦労しませんでした。しかし、雲台やセンターポール周りに若干の遊びがあるのか、雲台から手を離した際にガタつきが見られます。
カメラや脚に衝撃を加える検証では、ブレが少し見られますが比較的収まりやすいため、大きな問題にはならないでしょう。揺り戻しは小さく、カメラを動かしても映像に不自然な揺れはありませんでした。
本体サイズは一般的なビデオ三脚と同程度。重量は小さくはないものの、重すぎて持ち歩けないというほどではないといえます。
パイプ径 | 22.5mm |
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全高(センターポール除く). | 127cm |
パイプ素材 | アルミ |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
最低高 | 42.5cm |
ロック方式 | レバーロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | |
三脚ケースあり |
Manfrotto ビデオ三脚キット 290LIGHT+MVH400AH MK290LTA3-Vをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
全高 | 150.5cm |
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縮長 | 75.5cm |
重量 | 3.3kg |
雲台タイプ | ビデオ雲台 |
水準器搭載 |
海外でも人気のある創業70年の老舗国内三脚・一脚メーカー、平和精機工業の「Libec 650EX」。本格的なビデオ三脚に求められる機能を備えている割には軽量かつ価格を抑えており、市場の注目を集める商品です。
パイプ径 | |
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全高(センターポール除く). | 150.5cm |
パイプ素材 | アルミ |
石突の種類 | 2Way |
クイックリリースあり | |
最低高 | 70.5cm |
ロック方式 | レバーロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | |
三脚ケースあり |
平和精機工業 Libec 650EXをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
全高 | 155cm |
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縮長 | 48.5cm |
重量 | 1.155kg |
雲台タイプ | ビデオ雲台 |
水準器搭載 |
脚の伸縮に引っ掛かりはあまりないものの、ロックレバーが小さく力を込めにくいため、瞬時にセットアップできないときもありました。使い勝手のよさを謳った雲台の動きは非常になめらかなので、カメラの向きを変えながらの動画撮影は簡単でしょう。
パイプ径 | 20mm |
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全高(センターポール除く). | 128.5cm |
パイプ素材 | アルミ |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
最低高 | 46cm |
ロック方式 | レバーロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | |
三脚ケースあり |
ベルボン EX-447 VIDEO II 小型ファミリービデオ三脚 EX-447V2をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
全高 | 180cm |
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縮長 | 42cm |
重量 | 1.680kg±10g |
雲台タイプ | 流体雲台 |
水準器搭載 |
使いやすさの検証では、脚を固定するのに手首を3〜4回ほどひねる必要があり、面倒に感じました。また、脚パイプは伸縮時に引っかかることも。2段式のセンターポールはしっかり固定できず、カメラを載せると少しガタつく印象です。その反面、雲台はなめらかに動き、思いどおりの操作ができました。
本体は重くなく、持ち運び時にはコンパクトに収納できます。ただし、付属ケースには雲台を外した状態でないと入らず、使うたびに雲台を付け外ししなくてはなりません。
パイプ径 | 25mm |
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全高(センターポール除く). | 127cm |
パイプ素材 | アルミニウム合金 |
石突の種類 | 2Way |
クイックリリースあり | |
最低高 | 44cm |
ロック方式 | ナットロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | 不明 |
三脚ケースあり |
全高 | 155.5cm |
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縮長 | 45.3cm |
重量 | 1.16kg |
雲台タイプ | 自由雲台 |
水準器搭載 |
脚ロックレバーは締めやすい一方で、脚パイプは伸縮時に引っかかることも。付属の雲台は遊びが大きく、水平を正確に出すことは難しい印象です。また、雲台はなめらかに動かず、カメラを思いどおりに動かせませんでした。
パイプ径 | 不明 |
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全高(センターポール除く). | 132.5cm |
パイプ素材 | アルミニウム |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
最低高 | 43.5cm |
ロック方式 | レバーロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | |
三脚ケースあり |
全高 | 130cm |
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縮長 | 49.5cm |
重量 | 0.962kg |
雲台タイプ | 3Way雲台 |
水準器搭載 |
100年以上の歴史を誇る写真用品メーカー、浅沼商会の「King A-173EV」。ベーシックな構造かつ軽量で、静止画・動画兼用設計のエントリー層向けの安価な三脚です。
また、カメラや脚に衝撃を加えた際のブレは少々目立ち、揺れもなかなか収まりませんでした。カメラを左右に動かしたあとの揺り戻しも大きく目立ち、安定性は高いといえない結果となりました。
パイプ径 | 17mm |
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全高(センターポール除く). | 104cm |
パイプ素材 | アルミ |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
最低高 | 45.5cm(実測) |
ロック方式 | レバーロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | |
三脚ケースあり |
全高 | 188cm |
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縮長 | 90cm |
重量 | 4.05kg |
雲台タイプ | ビデオ雲台 |
水準器搭載 |
カメラ用交換レンズや周辺機器メーカーとして有名な中国メーカー、VILTROXの「VX-18M」。大型かつ本格仕様のビデオ三脚である割に非常に低価格で、大手ECサイトで人気の商品です。
パイプ径 | |
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全高(センターポール除く). | 188cm |
パイプ素材 | アルミ |
石突の種類 | 2Way |
クイックリリースあり | |
最低高 | 84.5cm |
ロック方式 | ノブロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | |
三脚ケースあり |
全高 | 120cm |
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縮長 | 47cm |
重量 | 0.7kg |
雲台タイプ | 3Way雲台 |
水準器搭載 |
パイプ径 | 20mm |
---|---|
全高(センターポール除く). | 102.5cm |
パイプ素材 | アルミ |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
最低高 | 46.1cm(実測) |
ロック方式 | レバーロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | |
三脚ケースあり |
全高 | 120cm |
---|---|
縮長 | 39cm |
重量 | 0.57kg |
雲台タイプ | 3Way雲台 |
水準器搭載 |
世界的に知名度のある中国三脚メーカー、Fotoproの「DIGI-204 GM」。低価格かつ軽量で、視認性の高い大きな水準器を搭載するなど、基本的な機能を備えたベーシックな三脚です。
脚パイプの伸縮時には引っかかることもありましたが、不満があるレベルではありませんでした。しかし雲台はなめらかに動かず、軽量化の弊害なのか機材の重みでたわむことがあり、カメラをスムーズに動かせませんでした。
あわせて安定性を検証すると、衝撃を与えた際のブレが大きく目立ちました。脚の強度が低いゆえに揺り戻しも非常に大きく、安定性の評価は伸びませんでした。
本体は細く小型で、三脚を持っていることを感じないほど軽量。ただし使いやすさ・安定性は高くないため、注意が必要です。
パイプ径 | 20mm |
---|---|
全高(センターポール除く). | 101cm |
パイプ素材 | アルミ |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
最低高 | 39cm |
ロック方式 | レバーロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | |
三脚ケースあり |
今回は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のビデオ三脚15商品をすべて集めて、どれがもっともおすすめできる商品かを検証しました。なお、mybestでは使いやすく安定性が高い商品を優れたビデオ三脚として定義しています。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:使いやすさ
検証②:安定性
検証③:持ち運びのしやすさ
今回検証した商品
自分の思いどおりにカメラを動かし動画を撮影するためには、三脚の使いやすさは非常に重要です。
そこで実際に一眼カメラを用いて以下の動作を行い、「脚の伸ばしやすさ」「水平の取りやすさ」「雲台を動かした際のなめらかさ」「雲台の操作のしやすさ」の4つの観点から総合的な使いやすさを評価しました。
大切なカメラを載せるビデオ三脚の安定性は、誰もが気にするところでしょう。
そこで実際に一眼カメラとズームレンズを三脚に載せ、雲台を以下のように操作し、脚・カメラに衝撃を与えました。パン・チルト方向へカメラを振る際の揺り戻しと、脚に衝撃を与えた際のブレを記録し、「揺り戻しの少なさ」「ブレにくさ」「ブレの収まりやすさ」の3つの観点から総合的な安定性を評価しました。
ビデオ三脚はきれいな動画撮影に欠かせないとはいえ、実際に持ち運ぶとなると大変なもの。
そこで、実際に三脚の「重さ」「大きさ」の2つの観点から総合的な持ち運びのしやすさを評価しました。それぞれの観点の評価基準は以下のとおりです。
上記の基準よりも軽く小さいものを高評価としました。
1位: VANGUARD|VANGUARD|VEO 2 PRO 233AV
2位: スリック|GX-m 7500 Video
3位: 平和精機工業|Libec TH-X
4位: BENRO |シアンバード カメラ用三脚|TCBA15FS20PROC
5位: スリック|GX 6400 VIDEO-LE
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