最先端の技術で、デジタル機器や映像撮影機材業界を常にリードしているソニー。入門機のα6400やハイアマチュア向きのα7 IVなどは、ミラーレスカメラ市場の定番ともいえるほど人気です。しかし、カメラの見た目・名前はどれも似ている一方で性能や価格がまったく異なり、どれを選ぶべきか悩みますよね。
今回はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のソニーのミラーレスカメラ10商品を比較して、最もおすすめのソニーのミラーレスカメラを決定します。
比較検証は以下の8点について行いました。
果たしてどの商品がマイベストが選ぶ最強のベストバイ商品なのでしょうか?ソニーのミラーレスカメラの選び方のポイントもご説明しますので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。
高校生の頃に写真を始め、コンピュータ関連企業のサラリーマン、アルバイト生活を経て、写真家・鯨井康雄氏のアシスタント、2004年に写真スタジオ運営会社である「株式会社2405」を設立しフォトグラファーとして独立、広告等での人物撮影のほか、上場企業経営者やアナウンサーなどのプロフィール写真撮影にも力を入れており、写真専門誌での執筆・セミナー講師も多数、日本広告写真家協会会員。自身のキャリア25年の中で、これまで公私含め100台程のカメラボディを使用しており、現在はSONYをメインに15台以上、レンズも30本近く所有している。フィルムカメラをメインで仕事をした最後の世代で、駆け出しの頃Nikon F4・F5・F6や中判のMamiya 645 ProTLなどを使用した。現在、仕事で使用している主なカメラは、SONYのフラッグシップカメラα1、超高画素ながらコンパクトだからこその機動力もあるSONY α7CRと、サブ機として使用しているSONY α6700。レンズは「50mmマニア」を自称し、オールドレンズから最新の50mmまでを収集。仕事では、SONY SEL50F12GMや、コンパクトな単焦点のSONY SEL55F18Z、プロ御用達の万能な高性能ズームレンズであるSONY SEL24105G、大口径では無いがAFのスピードとレンズ重量の関係で出番の多いSEL85F18である。プライベートではSONY RX0ⅡやOLYMPUSのPEN E-P7、OM SYSTEMのM.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0等も愛用している。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。屈曲試験機を用いた充電ケーブルの耐久検証や、陸上競技場でのランニングウォッチの測定精度検証などに取り組んできた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
はじめに、画質のなかで大切な要素のひとつである「カメラの解像感」を検証します。解像度測定用のチャートをそれぞれのカメラで撮影。解像度の測定に使われる専用ソフトウェアを用いて、カメラの解像感を比較します。撮影にあたり、統一した条件は以下のとおりです。【使用機材】解像度測定用チャート:パール工学工業株式会社【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)ソフトウェア:OMデジタルソリューションズ株式会社製 HYRes IVレンズ:ソニーEマウント用交換レンズ SEL55F18Z【検証方法】・外光の影響を受けない室内にて、ブレないよう三脚とリモコンを使用して撮影する・記録する画像のファイル形式は、カメラ内で設定できる最高画質のJPEGに設定する・撮影時、絞りF8・ISO感度100として、シャッタースピードを調整して適正露出にて撮影する・10枚撮影し、すべてを評価対象として測定用ソフトウェアにてスコアを測定する・ばらつきを減らすため、スコアの最大値・最小値を除いた8つの平均値を算出し比較する
解像感と同じく、画質に大きく影響する「暗所耐性・色再現性」も検証します。外光の影響を受けない室内にて、光量の少ない環境を整え被写体を撮影。撮影した画像の「暗所での解像感」「ノイズの少なさ」「明所・暗所での発色のよさ」を評価します。撮影は以下の条件で統一しました。【使用機材】被写体:刺し子糸・造花・カラーチャート・金属質のカメラレンズ:ソニーEマウント用交換レンズ SEL55F18Z【検証方法】・室内は外光を遮断し、被写体付近の明るさを約15ルクスに調整する・記録する画像のファイル形式は、カメラ内で設定できる最高画質のJPEGに設定する・撮影は絞りF8、シャッタースピード1/50秒、オートホワイトバランスに設定し、ISO感度は常用ISO感度内でのオート設定で行う・三脚とタイマーレリーズを用いて撮影する
つぎに、動く被写体を撮影する際に大切な「オートフォーカス性能」を検証します。人物の撮影を想定し、左右に動きながら接近する人物をオートフォーカスを用いて撮影。撮影した写真を分析し、合焦率を測定したうえで総合的なオートフォーカス性能を評価します。撮影は以下の条件で統一しました。【撮影設定】・連写モード:Hi+(カメラが設定できる最速)・撮影モード:シャッタースピード優先、シャッタースピードは1/250秒に設定・オートフォーカス設定:AFモードはAF-C、AFエリアはワイド、顔検出・瞳AFはオン【検証方法】・外光の影響を受けにくい室内にて撮影・被写体である人は、定めたコースを一定の速度(16mを6.4秒)で進む・撮影開始と同時にオートフォーカスを作動させ、連写を開始・検証中、明らかに被写体からピントが外れた場合は再度オートフォーカスを作動させる・3回測定し、合焦率の平均値を評価対象にする
一般的なデジタルカメラより大きく重いミラーレス一眼。カメラの「持ちやすさ」は、撮影のしやすさや疲れにくさに繋がるといえます。そこで、カメラに興味のある男女5人が実際にカメラを握ったり構えたりしたうえで、「グリップの握りやすさ」や「カメラの軽さ」といった観点から総合的な持ちやすさを評価しました。なお、レンズの違いによる差異をなくすため、カメラに装着するレンズを統一したうえで検証を行っています。
撮影するにあたって、カメラ自体の「操作しやすさ」も重要です。そこで、ソニーのミラーレス一眼の使いやすさに関わる項目を加点方式にて評価します。評価対象とするのは以下のポイントで、それぞれに重み付けをして総合的な操作しやすさを評価しました。モードダイヤルガイドがあるかタイルメニューの表示があるかファインダーがあるか内蔵ストロボがあるかメニュー項目のヘルプ表示があるかタッチ操作ができるか
静止画だけではなく、動画の撮影もこなせるソニーのミラーレス一眼。動画が撮りやすければ、思いどおりの映像作品が作りやすいですよね。そこで、「動画の撮りやすさ」に関わる項目について、加点方式で評価します。以下の点を評価対象とし、それぞれに重み付けをしたうえで総合的な動画の撮りやすさを評価しました。アクセサリーシューがあるか背面モニターが可動するかマイク端子があるかイヤホン端子があるかHDMI端子があるか録画ボタンの大きいか・押しやすいか内蔵マイクの風防(風切り音防止アクセサリー)があるか
あわせて、「動画の画質」についても検証します。それぞれのカメラを用いて、3つの異なる環境で動画を撮影。撮影した動画データを分析し、「オートフォーカス性能」「解像感」「暗所での色再現性」の3つの観点から総合的な動画の画質を評価しました。撮影時の条件は以下のとおりです。【撮影した動画の種類】オートフォーカス性能:明るさ約1200ルクスの室内で、前後に移動する人物を撮影明所での解像感:約1000ルクスの室内で、椅子に座る人物を撮影暗所での解像感と色再現性関連:約100ルクスの室内で、刺し子糸やカラーチャートなど小物を撮影【設定】動画解像度:4K30p(設定できるものは60p)に設定オートフォーカス:AFモードはAF-C、AFエリアはワイドに設定。そのほかのオートフォーカス関連の設定は初期値で撮影するレンズ:ソニーEマウント用交換レンズ SEL55F18Zを使用絞り:オートフォーカス検証時にはF1.8、解像感検証時にはF8に設定シャッタースピード:1/60秒に設定ISO感度:常用ISO感度内でオートに設定
加えて、カメラの「手ブレ補正力」についても検証します。カメラを構える人の姿を模した器具を用い、カメラを固定。一定の力を加えて振動を生じさせ、手ブレを再現します。手ブレが生じている最中に撮影を行い、撮影した画像を分析し総合的な手ブレ補正力を評価します。なお、撮影は以下の条件で統一しました。【使用機材】ライトスタンド:銀一株式会社 GIN-ICHI GP0112 40インチダブルライザーグリップスタンド・キットカメラ固定機材:サンテック ミニクランプ7266とマセスMT-02自由雲台を組み合わせるレンズ:ソニーEマウント用交換レンズ SEL55F18Z【検証方法】・カメラを構える人の腕を再現するため、アーム部分は地上高152cmで固定し、地面と水平に58cm伸ばす・アームの先端にカメラを固定したうえで、カメラと反対側のグリップ部分を輪ゴムで引っ張る・画像を撮影する瞬間に輪ゴムを切断し、カメラに衝撃を与える・シャッタースピードの設定を1/60秒、1/30秒、1/15秒、1/8秒、1/4秒と変えながら各10枚撮影する
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
ソニーのミラーレスカメラ(ミラーレス一眼)は、カメラ内部に搭載したセンサーの大きさによって大きく2つに分けられます。
はじめてカメラを買う人や初心者に人気なのは、α6400やZV-E10といったエントリーモデル。一般的な一眼レフと同等以上の画質・性能でありながら、小型・軽量です。カメラ本体に加えて撮影に必要な交換レンズをセットで揃えても、10〜16万円ほどで購入できますよ。
一方で、カメラファンやプロ写真家に人気なのは、α7シリーズと呼ばれるミドル〜ハイエンドのモデル。従来の高性能一眼レフを凌駕する画質・性能ながら小さく、今やソニーのカメラの定番となりました。しかし、安いレンズと組み合わせても20万円以上と高価です。
ソニーのミラーレス一眼は、最先端技術を詰め込んだ高性能なものばかり。ミラーレス一眼のなかでも人気はトップクラスです。最先端の自社製イメージセンサー搭載による画質のよさと、素早く正確なピント合わせ(オートフォーカス・AF)が大きな魅力といえます。
カメラ本体のサイズは、従来の一眼レフに比べると平均20%ほど軽く、ほかのメーカーのミラーレス一眼と比較しても小さい傾向があります。持ち運びやすいため、荷物を小さくしたい人にも人気です。
加えて、画質や描写を大きく変えられる交換レンズのバリエーションは業界最多クラス。シグマやタムロンなどのレンズメーカーから、安価で高品質なレンズが多数発売されています。予算や自分の目的に合ったレンズを選びやすい点も、ソニーのミラーレス一眼の特徴といえるでしょう。
ソニーのミラーレスカメラを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。
イメージセンサーとは、カメラ内部の光を受け取るパーツ(撮像素子)のこと。すべてのデジタルカメラにイメージセンサーが搭載されており、センサーの大きさによって画質や価格が変わります。
ソニーのミラーレス一眼は、APS-C・フルサイズという2つの規格を採用。センサーサイズによってシリーズが分けられています。
α6400やα6600といったα4桁シリーズは、APS-Cセンサーを搭載した初心者向きのモデルです。小型ながら画質は一般的な一眼レフ以上といえ、スマホとは異なる優れた表現力を存分に楽しめますよ。
一方で、α7Cやα1といったα1桁シリーズは、フルサイズセンサーを搭載した性能重視のカメラ。プロ写真家も愛用するほど高画質で、値段よりも画質や性能を優先する人におすすめです。
なお、APS-Cからフルサイズに買い換える際にはレンズも買い直す必要があるため、ややコストがかかります。加えて、写真を趣味とする人やカメラにハマった人は最終的にフルサイズを買う傾向も。いつかはフルサイズがほしいと思う人や、写真を本格的な趣味にしたい人は、はじめからフルサイズを選ぶのもおすすめです。
一般的にAPS-Cモデルが入門向きといわれますが、これは価格が安く本体が小さいため。実は、高価なフルサイズのほうが性能がよく、撮影に失敗しにくいメリットがありますよ。
ソニーのミラーレス一眼は、最上位モデルにもオートモードを搭載。不慣れな人がフルサイズを選んでも、すぐに扱えます。
加えて、スマホのカメラは日々進化しており、画質の差が徐々に縮小。APS-Cよりもフルサイズのほうが画質面で優れており、スマホではまず撮れない美しい画像が撮れますよ。
価格が高いことさえ許容できるなら、高画質なフルサイズがおすすめです。
ソニーのミラーレス一眼はシリーズごとに特徴や得意な撮影分野が異なります。自分の撮りたいものに合ったシリーズ・機種を選びましょう。
APS-Cセンサーを搭載した初心者向きのソニーのミラーレス一眼は、生産終了となったモデルを除くと3機種が販売されています。それぞれのコンセプトが明確に異なるため、何をメインで撮りたいかで選びましょう。
発売以来高い人気を誇るα6400は、写真撮影向きの入門モデル。初心者が使いやすいよう、撮影モードの説明(モードダイヤルガイド)や、内蔵ストロボといった機能を搭載しています。基本性能は高く、風景写真から運動会の撮影までこなせる万能モデルで、静止画をメインで撮りたい人におすすめです。
一方、動画をメインに撮るならVLOGCAM ZV-E10がおすすめ。動画撮影がしやすい背面モニターや高性能なマイクに加え、映画のような背景ボケをワンタッチで生み出せる機能も搭載しています。動画に特化したモデルですが、静止画の撮影も可能です。
なお、α6400の上位モデルであるα6600は、より大型のバッテリーと強力な手ブレ補正機能を搭載。ハイレベルな撮影が可能ですが、やや重く高価で性能重視の人や慣れた人向きといえます。
一般的な一眼レフ以上の高画質や描写力を求める人には、フルサイズセンサーを搭載したミラーレスが好適。なかでも、無印とも呼ばれるα7 IIIやα7 IVがおすすめです。
α7 IIIは画質・連写性能・動画性能などの基本性能がすべて高く、フルサイズミラーレス一眼のベストセラーといえるモデル。プロ写真家にも選ばれるほどの性能で、はじめてフルサイズを買う人やAPS-Cのミラーレス一眼からステップアップしたい人にもおすすめです。
また、後継モデルであるα7 IVは画素数が増えて、より高精細になりました。4K動画の撮影性能も向上し、アマチュアだけでなく多くのプロ写真家からの注目をも集めている高性能な新モデルです。
なお、画質もコンパクトさも両立したい人にはα7Cがおすすめ。フルサイズセンサーを搭載しつつも、本体サイズはAPS-Cセンサー搭載モデルとそれほど変わらず小型です。性能はα7 IIIとほぼ同等で、荷物を少しでも小さくしたい人に選ばれています。
α1桁系のなかで、無印からの派生系として位置づけられるR・S・9の3シリーズ。どの機種も高性能ですが、ほかのモデルとは特徴が明確に異なります。それぞれの特徴を知ったうえで選びましょう。
α7Rシリーズは、ほかのシリーズより高画素であることが特徴。α7R IIIは約4200万画素、後継モデルのα7R IVは約6100万画素もの高画素センサーを搭載しています。ほかのシリーズよりもやや暗所に弱い傾向がありますが、風景写真や広告写真など、高画素であることを重視する人向きです。
α7Sシリーズは暗所での撮影や動画撮影に特化したモデル。画素数が約1200万画素と少ないものの、人の目では暗すぎて見えない場所でもきれいに撮影が可能です。静止画撮影には物足りない画素数といえますが、4K動画の撮影に最適化されているためであり、映像作品を撮りたい人におすすめできます。
α9シリーズは連写機能に優れ、動くものの撮影に特化したモデルです。ほかのモデルよりもピント合わせの性能が高く、連写中でも被写体を追いかけやすい特殊なファインダーを採用。オリンピックやプロスポーツの撮影に用いられるほどで、動く被写体を確実に撮影したい人におすすめです。
ソニーのミラーレス一眼のなかでトップの性能を誇るα1。画素数・連写速度・動画撮影能力など、すべての性能が業界トップクラスで、弱点が見当たらない理想的な万能モデルといえるでしょう。
しかし、万能であるぶん非常に高価。カメラの持つ性能をすべて引き出すには、相応の高価なレンズも必要です。価格に糸目はつけず、どんな撮影も1台でこなせる非常に優秀なカメラがほしい人なら検討すべきでしょう。
撮った写真を拡大して見たり、4Kテレビや8Kモニターなどで鑑賞したりするなら、細部まできれいなほうがベター。画素数と解像感に注目したうえで選びましょう。
画素数とは、画像データを構成するドット(粒)の数。画素数が多いと、写真を拡大しても細部まで写っていたり、撮影後にトリミング(画像の切り取り)しても画素数が多く残るためシャープに感じたりします。
現在の一眼レフ・ミラーレス一眼は、2400万画素程度のものが一般的。4K(829万画素)よりも高画素のため、一般的な使い方では十分です。しかし、よりシャープな写真を撮りたい人やトリミングをする人には高画素なモデルがおすすめです。
なお、高画素の目安となるのは4000万画素以上で、ソニーのミラーレス一眼であればα7Rシリーズとα1が該当。8K(約3300万画素)よりも高画素で、将来8Kモニターが一般的になったときにも対応できるでしょう。
ただし、高画素であれば必ず高画質というわけではありません。実は、暗いところの撮影では、むしろ低画素のモデルのほうがノイズの発生(ザラザラした感じ)が少なく、きれいに撮れる場合もあるのです。
また、高画素モデルなら細部までしっかりと写る高性能なレンズを組み合わせることも大切。解像力がないレンズでは、高画素モデルの実力を活かせないため注意しましょう。
解像感とは、実際に写真を見たときにシャープに見えるかどうかを指す言葉。画素数は数値で表せますが、解像感とは画素数だけでは表せない感覚的なものといえます。
実は、画素数が同じでもセンサーの構造や画像処理エンジンのチューニングによって解像感は変わります。実際に検証したところ、どの機種も解像感に不足は感じないレベルでした。
しかし、撮った写真を拡大して見る場合や、細かな模様のある風景写真を撮る場合には解像感がより高いほうがベター。解像感はスペック表からは読み取れないため、ぜひランキングを確認してください。
なお、高画素なミラーレス一眼のなかには、一般的なセンサーよりも解像感を重視した「ローパスフィルターレス」仕様のモデルもあります。
ソニーのミラーレス一眼では、α7Rシリーズがローパスフィルターレスのセンサーを搭載。これは細かな模様のある被写体を撮る際に、本来存在しない色や模様を写してしまうリスクがあるものの、より解像感を高める仕様です。
ローパスフィルターレス仕様はメリットだけでなくデメリットもあるため、やや慣れた人向きですが、解像感をとにかく重視したい人は検討してもよいでしょう。
写真を撮るとき大切なのは、被写体にピントを合わせること。
動きの少ない風景写真や夜景写真を撮るなら、どの機種でも不満はまずありませんが、動く被写体を撮るなら測距点(フォーカスポイント)や連写速度に注目しましょう。
測距点とは、画面内にあるピントを合わせられる点の数のこと。測距点がないところにはピントが合わないため、測距点が広く多いモデルがおすすめです。
ソニーのミラーレス一眼の測距点は、従来の一眼レフよりもはるかに多く、他社のミラーレス一眼と比べても多い傾向があり、どれを選んでもまず不満はないでしょう。
実際に各モデルを使用して比較したところ、どの機種も優れていたものの測距点が500点以上あるα9 IIやα7 IIIがオートフォーカスの検証ではとくに高評価でした。動く被写体をメインで撮るなら、測距点500点以上がよいでしょう。
なお、人やペットなどの目がある生き物を撮る場合は、瞳にピントを合わせるのが鉄則。瞳へのピント合わせはテクニックや慣れが必要ですが、ソニーの現行モデルには自動で瞳にピント合わせをする機能(瞳AF機能)が搭載されています。
現行のモデルには基本的に搭載されていますが、NEXシリーズやα6000といった古い機種には搭載されていません。また、犬・猫などの動物を撮りたいなら動物瞳AFに対応しているかもあわせて確認しましょう。
連写速度が速いものほど1秒間に撮れる写真の枚数が増え、初心者でも決定的な瞬間を逃さず撮影しやすいといえます。動く被写体を撮らない場合でも、連写速度が速いほうがシャッターチャンスに強いため、高速なものを選びましょう。
なお、一般的に10枚/秒以上撮れるなら連写が速いとされますが、ソニーの現行のミラーレス一眼はすべてそれ以上に高速。プロスポーツや野鳥など、シャッターチャンスが非常に限られるものを撮らないならどれを選んでも不満はないでしょう。
Vlog(ビデオブログ)やYouTubeの撮影など、動画撮影をするためにミラーレス一眼を買う人も増えています。動画を撮るうえで画質はもちろん重要ですが、撮りやすさも同様に大切です。
動画の撮りやすさに関わるのは、背面モニターの可動域とマイク・ヘッドホン端子の有無。動画をメインで撮るなら、それぞれに注目して選ぶようにしましょう。
モニターの可動域が広ければ、カメラのアングルやポジションがより自由になります。モニターの動き方はチルト式・バリアングル式の2種類に分けられますが、自撮りに対応できるチルト式かバリアングル式が便利でおすすめです。
また、マイクやヘッドホン端子にも注目しましょう。高品質の外部マイクを使って音を収録したいなら、外部マイク用のマイク端子は必須。また、どのように音が収録できているかを確認するためにもヘッドホン端子も大切です。外部マイクを使うなら、マイク・ヘッドホン端子があるものを選びましょう。
近年のミラーレス一眼は、スマホとの親和性を高めて使いやすく作られています。とくにトレンドの機能なのは、タッチパネル・Wi-Fi機能・USB充電の3つです。
タッチパネルが搭載されていれば、指でタップするだけでピントを合わせたいところを簡単に指定できます。スマホ感覚で撮影することもできて便利な機能です。
また、Wi-Fi機能があれば撮影した画像や動画をスマホにすぐ転送することができます。InstagramやLINEなどで撮ったものをシェアしたいなら、必須機能といえるでしょう。
加えて、USB充電に対応していればスマホ用の充電器でカメラも充電可能です。カメラ専用の充電器を持ち歩く必要はなく、モバイルバッテリーを使えば外出先でも充電できて便利です。なお、USB給電に対応していれば、撮影中の電源供給もできますよ。
これらの3点は撮りやすさ・使いやすさに関わる大切なポイントですが、現行のソニーのミラーレス一眼ならどのモデルにも搭載されています。旧モデルを中古で購入する場合は、これらの点に注意して選ぶとよいでしょう。
Wi-Fi機能を使えば、カメラを遠隔操作することも可能です。自撮りや旅行先での記念写真などの撮影だけでなく、三脚を使ってブレのない写真を撮りたいときのリモコンとしても使えます。
「GOOPASS」は、約2,500種類もの機材がそろうカメラ・レンズレンタルサービスです。1,188円(税込)からという手頃な価格で利用できる点が特徴。高額な機材の購入に躊躇している人や、使用頻度が限られている人にぴったりなサービスです。
商品 | 画像 | おすすめスコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | 発売時期 | おすすめスコア | 詳細情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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解像感 | 暗所耐性・色再現性 | オートフォーカス性能 | 持ちやすさ | 操作のしやすさ | 動画の撮りやすさ | 動画の画質 | 手ブレ補正力 | 重量(バッテリー込み) | ファインダー形式 | 有効画素数 | 本体サイズ | 連写速度(AF追従) | センサーサイズ | レンズマウント | ISO感度 | フォーカスポイント(測距点) | AF検出方式 | AF検出範囲 | シャッタースピード | 背面モニター | モニターサイズ | ファインダー視野率 | ファインダー倍率 | 撮影可能枚数 | ボディ内手ブレ補正 | タッチパネル | USB充電・給電 | Wi-Fi・Bluetooth機能 | 動画撮影機能 | 記録メディア | 記録メディアスロット | 防塵防滴仕様 | ||||||||
1 | ソニー α|α7 III|ILCE-7M3K | 4位 | 弱点がほぼないバランス型!暗所でも高画質な入門フルサイズ | 2018/03/23 | 650g | 電子ビューファインダー(EVF) | 2420万画素 | 126.9×95.6×73.7mm | 10枚/秒 | 35mmフルサイズ | ソニー Eマウント | ISO100~51200(拡張:50~204800) | 位相差:693点/コントラスト:425点 | 像面位相差・コントラスト併用AF | EV-3〜20(ISO100、F2.0レンズ使用時) | 1/8000~30秒 | チルトモニター | 3.0型 | 100% | 0.78倍 | ファインダー使用時:約610枚/液晶モニター使用時:約710枚 | あり(5軸) | USB充電・給電可能 | Wi-Fi・Bluetooth両対応 | 4K:30p/フルHD:120p | メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ、メモリースティック マイクロ、SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード | デュアルスロット | |||||||||||||
2 | ソニー α|α9 II|ILCE-9M2 | 6位 | 確実なAFで失敗知らず。画質も良好なハイエンドミラーレス | 2019/11/01 | 約678g | 電子ビューファインダー(EVF) | 約2420万画素 | 約128.9×96.4×77.5mm | 約10枚/秒 | 35mmフルサイズ | ソニーEマウント | 100~51200(拡張:50~204800) | 位相差:693点/コントラスト:425点 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 | EV-3〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) | 1/32000~30秒 | チルトモニター | 3.0型 | 100% | 約0.78倍 | ファインダー使用時:約500枚/液晶モニター使用時:約690枚 | ◯(5軸) | USB充電・給電可能 | スマホ転送可 | フルHD:120p/4K:30p | SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード | デュアルスロット | |||||||||||||
3 | ソニー α|α7IV| ILCE-7M4 | 3位 | 前モデルから順当進化。連写も速く、何でも撮れる優等生 | 2019/11/01 | 658g | 電子ビューファインダー(EVF) | 3300万画素 | 131.3×96.4×79.8mm | 10枚/秒 | 35mmフルサイズ | ソニー Eマウント | ISO100~51200(拡張:50~204800) | 位相差:759点/コントラスト:425点 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 | EV-4〜20(ISO100、F2.0レンズ使用時) | 1/8000~30秒 | バリアングルモニター | 3.0型 | 100% | 0.78倍 | ファインダー使用時:約520枚/液晶モニター使用時:約580枚 | あり(5軸) | USB充電・給電可能 | Wi-Fi・Bluetooth両対応 | 4K:60p/フルHD:120p | SDカード、SDHCカード、SDXCカード | デュアルスロット | |||||||||||||
4 | ソニー α7C|ILCE-7CL | 2位 | 中級者でも満足する性能。コンパクトさも備えた人気機種 | 2020/10/23 | 約509g | 電子ビューファインダー | 約2420万画素 | 約124.0×71.1×59.7mm | 約10枚/秒 | 35mmフルサイズ | ソニーEマウント | 100~51200(拡張:50~204800) | 位相差:693点/コントラスト:425点 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 | EV-4〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) | 1/4000~30秒 | バリアングルモニター | 3.0型 | 100% | 約0.59倍 | ファインダー使用時:約680枚/液晶モニター使用時:約740枚 | ◯(5軸) | USB充電・給電可能 | スマホ転送可 | フルHD:120p/4K:30p | SDカード、SDHCカード、SDXCカード | シングルスロット | |||||||||||||
5 | ソニー α|α6600|ILCE-6600M | 5位 | 手ブレにも強い高性能モデルだが、暗所ではややノイズが発生 | 2019/11/01 | 約503g | 電子ビューファインダー | 約2420万画素 | 約120.0×66.9×69.3mm | 約11枚/秒 | APS-C | ソニーEマウント | 100~32000(拡張:50~102400) | 位相差:425点/コントラスト425点 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 | EV-2〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) | 1/4000~30秒 | チルトモニター | 3.0型 | 100% | 約1.07倍 | ファインダー使用時:約720枚/液晶モニター使用時:約810枚 | ◯(5軸) | USB充電・給電可能 | スマホ転送可 | フルHD:120p/4K:30p | メモリースティック PRO デュオ、メモリースティック PRO-HG デュオ、メモリースティック マイクロ、SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード | シングルスロット | |||||||||||||
5 | ソニー α|α7R IV|ILCE-7RM4A | 8位 | 最高レベルの解像感。ただし、高画素ゆえ手ブレには強くない | 2019/09/06 | 約665g | 電子ビューファインダー | 約6100万画素 | 約128.9×96.4×77.5mm | 約10枚/秒 | 35mmフルサイズ | ソニーEマウント | 100~32000(拡張:50~102400) | 位相差:567点/コントラスト:425点 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 | EV-3〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) | 1/8000~30秒 | チルトモニター | 3.0型 | 100% | 約0.78倍 | ファインダー使用時:約530枚/液晶モニター使用時:約660枚 | ◯(5軸) | USB充電・給電可能 | スマホ転送可 | フルHD:120p/4K:30p | SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード | デュアルスロット | |||||||||||||
7 | ソニー α|α7S III|ILCE-7SM3 | 7位 | 暗所・動画撮影に特化。ピント精度も高いが、画素数が少ない | 2020/10/09 | 約699g | 電子ビューファインダー(EVF) | 約1210万画素 | 約128.9x96.9x80.8mm | 約10枚/秒 | 35mmフルサイズ | ソニーEマウント | 80~102400(拡張:40~409600) | 位相差:759点/コントラスト:425点 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 | EV-6〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) | 1/8000~30秒 | バリアングルモニター | 3.0型 | 100% | 約0.90倍 | ファインダー使用時:約510枚/液晶モニター使用時:約600枚 | ◯(5軸) | USB充電・給電可能 | スマホ転送可 | フルHD:120p/4K:120p | SDカード、SDHCカード、SDXCカード | デュアルスロット | |||||||||||||
8 | ソニー α|α7R III|ILCE-7RM3A | 9位 | 高画素・高解像が魅力。しかしブレに弱く、動画機能は標準的 | 2018/03/23 | 約657g | 電子ビューファインダー | 約4240万画素 | 約126.9×95.6×73.7mm | 約10枚/秒 | 35mmフルサイズ | ソニーEマウント | 100~32000(拡張:50~102400) | 位相差:399点/コントラスト:425点 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 | EV-3〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) | 1/8000~30秒 | チルトモニター | 3.0型 | 100% | 約0.78倍 | ファインダー使用時:約530枚/液晶モニター使用時:約640枚 | ◯(5軸) | USB充電・給電可能 | スマホ転送可 | フルHD:120p/4K:30p | メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ、メモリースティック マイクロ、SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード | デュアルスロット | |||||||||||||
9 | ソニー α|α6400 パワーズームレンズキット|ILCE-6400L | 初心者向きの使いやすさだが、ボディ内手ブレ補正は非搭載 | 2019/02/22 | 約403g | 電子ビューファインダー | 約2420万画素 | 約120.0×66.9×59.7mm | 約11枚/秒 | APS-C | ソニーEマウント | 100~32000(拡張上限:102400) | 位相差:425点/コントラスト425点 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 | EV-2〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) | 1/4000~30秒 | チルトモニター | 3.0型 | 100% | 約1.07倍 | ファインダー使用時:約360枚/液晶モニター使用時:約410枚 | 不明 | USB充電・給電可能 | スマホ転送可 | フルHD:120p/4K:30p | メモリースティック PRO デュオ、メモリースティック PRO-HG デュオ、メモリースティック マイクロ、SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード | シングルスロット | ||||||||||||||
9 | ソニー VLOGCAM|ZV-E10 パワーズームレンズキット|ZV-E10L B | 1位 | 動画特化で使いやすい。画質も良好だが手ブレ補正には注意 | 2021/09/17 | 約343g | 不明 | 約2420万画素 | 約115.2x64.2x44.8mm | 約11枚/秒 | APS-C | ソニーEマウント | 静止画撮影時:100~32000(拡張:50~51200)/動画撮影時:100~32000相当 | 位相差:425点/コントラスト:425点 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 | EV-3〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) | 1/4000~30秒 | バリアングルモニター | 3.0型 | 不明 | 不明 | 約440枚 | 不明 | USB充電・給電可能 | スマホ転送可 | フルHD:120p/4K:30p | メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ、メモリースティック マイクロ、SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXカード | シングルスロット |
2018/03/23 発売
重量(バッテリー込み) | 650g |
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有効画素数 | 2420万画素 |
連写速度(AF追従) | 10枚/秒 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ |
フォーカスポイント(測距点) | 位相差:693点/コントラスト:425点 |
動画撮影機能 | 4K:30p/フルHD:120p |
良い
気になる
「α7 III」は、2018年3月に発売されたフルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼。スタンダードなモデルながら高い性能を誇り、プロ・アマチュア問わず人気の高い商品です。
解像感は十分高く、人間の目ではわからない細かな模様までしっかりと写せました。暗い場所で撮影してもザラザラとしたノイズは目立たず、画像を拡大しなければ気にならないでしょう。加えて、解像感の低下も少なく色もきれいです。明所だけでなく暗所でも一貫してきれいな画質でした。
オートフォーカスの検証では、走って接近する人の動きをしっかりと追従。画面上で人の顔が小さくしか写っていなくても顔検出はしっかりと動作しており、連写しても高い精度でピントが合っていました。動きの激しいスポーツ撮影にも適している性能といえます。
また、動画撮影にも向いており、4K動画の撮影も可能です。HDMI・マイク・イヤホンといった映像向きの端子はすべて搭載。動画の画質も良好で、被写体が前後に動いてもオートフォーカスはしっかり追従しました。暗所で撮影しても画質の劣化は目立たず、動画の性能もハイレベルです。
カメラ本体はやや大きく重い一方で、グリップは握りやすく持ちやすいとの声がありました。オートモードが搭載されているため初心者でも楽に撮影できるものの、各撮影モードの解説が画面に出ないため使いこなすには慣れが必要でしょう。
カメラ内部には5軸対応の手ブレ補正を搭載。手ブレ補正力の検証では、細かなブレをしっかりと補正できました。ソニーのミラーレス一眼のなかでも手ブレに強いモデルといえます。
ベーシックモデルと謳われながらも、画質・オートフォーカス・手ブレ補正などすべての性能が高い商品。画質・性能のすべてに妥協したくない人が選ぶべき、最高峰の完成度といえるミラーレス一眼です。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
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レンズマウント | ソニー Eマウント |
ISO感度 | ISO100~51200(拡張:50~204800) |
AF検出方式 | 像面位相差・コントラスト併用AF |
AF検出範囲 | EV-3〜20(ISO100、F2.0レンズ使用時) |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 0.78倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約610枚/液晶モニター使用時:約710枚 |
記録メディア | メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ、メモリースティック マイクロ、SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード |
記録メディアスロット | デュアルスロット |
防塵防滴仕様 |
ソニー α7 III ILCE-7M3Kをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
2019/11/01 発売
重量(バッテリー込み) | 約678g |
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有効画素数 | 約2420万画素 |
連写速度(AF追従) | 約10枚/秒 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ |
フォーカスポイント(測距点) | 位相差:693点/コントラスト:425点 |
動画撮影機能 | フルHD:120p/4K:30p |
良い
気になる
検証では高い解像感が見られ、不満はまずないといえるレベルでした。暗所でも高画質で、画像を拡大しない限りノイズは気にならないでしょう。発色は明所・暗所ともに正確で、暗い場所でも黒と紫の違いがはっきり見て取れるほど。フルサイズならではの高画質が楽しめるでしょう。
オートフォーカス性能を検証すると、明らかにピントが外れている写真はありませんでした。連写をしても被写体を正確かつ素早く追従。カメラに慣れていない人でもピント合わせで失敗することはまずない性能で、オートフォーカスの検証ではトップの評価を得ました。
一方、動画機能はソニーのミラーレス一眼のなかでは標準的。マイク・イヤホン・HDMIの端子を搭載し、4K動画の撮影も可能です。暗所でも十分な解像感と正確な色再現ができており、高画質。ただし、Log撮影(編集・色付け作業前提の撮影)などのプロレベルの撮影機能を搭載しているわけではないため、本格的な映像撮影向きではないでしょう。
本体はやや大きい印象ですが、グリップは手に馴染みしっかりと握れるものでした。プロフェッショナルモデルとして位置付けられているものの、メニュー項目の一部にはヘルプ表示がでたりタッチ操作に対応していたりと、操作が特別難しいわけではありません。
内蔵のボディ内手ブレ補正は強力で、細かなブレをしっかりと補正できました。画素数が多すぎないため手ブレが目立ちにくい利点もあり、手ブレしやすい夜景の撮影も積極的に行える性能といえます。
明所・暗所ともに高画質なことに加えて、正確かつ高速なオートフォーカス性能を備えたハイスペックなミラーレス一眼です。とても高価ですが、動く被写体を確実に捉えたい人におすすめできます。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
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レンズマウント | ソニーEマウント |
ISO感度 | 100~51200(拡張:50~204800) |
AF検出方式 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 |
AF検出範囲 | EV-3〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/32000~30秒 |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 約0.78倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約500枚/液晶モニター使用時:約690枚 |
記録メディア | SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード |
記録メディアスロット | デュアルスロット |
防塵防滴仕様 |
SONY α9 II ILCE-9M2をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
2019/11/01 発売
重量(バッテリー込み) | 658g |
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有効画素数 | 3300万画素 |
連写速度(AF追従) | 10枚/秒 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ |
フォーカスポイント(測距点) | 位相差:759点/コントラスト:425点 |
動画撮影機能 | 4K:60p/フルHD:120p |
良い
気になる
2021年12月に発売された「α7 IV」は、前モデルと同様に万能スペックが特徴のフルサイズミラーレス一眼です。8K相当の静止画撮影と、前モデルより2倍なめらかな4K動画の撮影が可能となりました。
解像感はとても高く、被写体の細部を目で見るよりも細かく写せるでしょう。暗所で撮影しても画質は良好で、画像を拡大しない限りノイズは気になりませんでした。発色は明所でも暗所でもきれいです。
オートフォーカス性能の検証では、走りながら接近する人物をしっかりと検出・追従。連写してもピントが大きくズレることはありませんでした。カメラに慣れていない初心者でも、ピント合わせで失敗することはほとんどないでしょう。
また、動画の画質もとてもよく、シャープで美しい発色でした。動画でもピント合わせは高速かつ確実で、信頼できるオートフォーカスです。暗所で撮影してもノイズが目立たなかったため、どんな状況でも高画質な動画が撮れるでしょう。
一方、本体はやや大きく重め。しかし、グリップは大きく深さがありしっかりと握れました。初心者向きの操作性を追求したモデルではないものの、オートモードやタッチパネルが搭載されており、難しいとは感じないでしょう。
5軸補正対応のボディ内手ブレ補正は効果的で、軽い揺れや振動ならしっかり補正できました。ただし、前モデルのα7 IIIより画素数が増えたことで手ブレが目立ちやすくなったといえます。暗いところで撮るなら、ブレにくい撮影姿勢を意識したほうがよいでしょう。
前モデルよりも画素数が増え、動画性能も向上した後継モデル。さまざまな被写体・撮影ジャンルに対応する万能さが魅力の商品で、価格は高くても何でも撮れる高性能なカメラがほしい人におすすめといえます。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
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レンズマウント | ソニー Eマウント |
ISO感度 | ISO100~51200(拡張:50~204800) |
AF検出方式 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 |
AF検出範囲 | EV-4〜20(ISO100、F2.0レンズ使用時) |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
背面モニター | バリアングルモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 0.78倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約520枚/液晶モニター使用時:約580枚 |
記録メディア | SDカード、SDHCカード、SDXCカード |
記録メディアスロット | デュアルスロット |
防塵防滴仕様 |
SONY α7 IV ILCE-7M4をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
2020/10/23 発売
重量(バッテリー込み) | 約509g |
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有効画素数 | 約2420万画素 |
連写速度(AF追従) | 約10枚/秒 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ |
フォーカスポイント(測距点) | 位相差:693点/コントラスト:425点 |
動画撮影機能 | フルHD:120p/4K:30p |
良い
気になる
2020年10月に発売された「α7C」は、α7シリーズのなかでコンパクトさを追求したモデル。画質と携行性を両立したい人に人気です。
解像感は良好で、近づいて凝視しないと見えないような細かな模様まで写せました。加えて、暗所で撮影してもザラザラした感じはあまりなく、夜でもきれいに撮れるでしょう。発色は明所・暗所はともに良好で、総合的な画質は中〜上級者でも満足するレベルといえます。
オートフォーカス性能は高く、走ってくる人をしっかりと追従。人の顔が大きく写っていない状態でも顔検出が動作しており、撮影中に人を見失うことはありませんでした。連写をしてもピントの精度が落ちる様子はなく、優れたオートフォーカス性能といえます。
また、動画機能も優れています。マイク・イヤホン・HDMI端子に加えて、押しやすい大きな録画ボタンと可動域の広いバリアングルモニターも搭載。ピント合わせも正確で、画質もハイレベルでした。
内蔵ファインダーは小型で上位モデルより視認性はよくないものの、本体はコンパクトで軽量です。グリップ部分はやや薄く握りやすさはそこそこですが、コンパクトなため持ちにくいとは感じないでしょう。
手ブレ補正力を検証すると、ボディ内手ブレ補正で手ブレをしっかり軽減できました。何かがぶつかるような強い衝撃には弱いものの、カメラに伝わる細かな振動はしっかりと抑えられています。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー |
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レンズマウント | ソニーEマウント |
ISO感度 | 100~51200(拡張:50~204800) |
AF検出方式 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 |
AF検出範囲 | EV-4〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
背面モニター | バリアングルモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 約0.59倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約680枚/液晶モニター使用時:約740枚 |
記録メディア | SDカード、SDHCカード、SDXCカード |
記録メディアスロット | シングルスロット |
防塵防滴仕様 |
SONY α7C ILCE-7CLをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
2019/11/01 発売
重量(バッテリー込み) | 約503g |
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有効画素数 | 約2420万画素 |
連写速度(AF追従) | 約11枚/秒 |
センサーサイズ | APS-C |
フォーカスポイント(測距点) | 位相差:425点/コントラスト425点 |
動画撮影機能 | フルHD:120p/4K:30p |
良い
気になる
α6000シリーズの最上位モデルである「α6600」は、2019年12月に発売されたカメラです。ボディ内手ブレ補正や大型バッテリーを搭載し、より本格的な撮影をこなせるハイパフォーマンスモデルといえます。
解像感は高く、撮った写真を大きく拡大しても不満はあまりないでしょう。暗所ではノイズが生じ、解像感は低下するもののそれでも十分な解像感だと感じました。暗いところでも色味が大きく変わることはなく、一貫して美しい発色といえます。
オートフォーカス性能を検証すると、走りながら接近する人物を捉え続け連続撮影できました。精度にも優れており、運動会や鉄道などの動く被写体の撮影に適しているといえます。
また、動画機能も充実しており、マイク・イヤホン・HDMI端子を搭載。加えて、LogやHLGといったプロ向きの機能にも対応。画質も十分によく、高い解像感と正確なオートフォーカス性能を備えていました。暗所ではノイズが生じ、発色もやや劣化するものの、一般的な撮影で不満はまずないでしょう。
下位モデルより重く厚みのある本体ですが、グリップが大きくしっかりと握れました。画面のタッチ操作はあるものの、内蔵ストロボや撮影モードの解説など下位モデルが採用している初心者向きの機能は省略されています。
カメラ本体にはボディ内手ブレ補正を備えており、手ブレ補正のないレンズを使ったときにもブレを軽減できます。検証したところ、補正性能は高く効果的。室内・夜景などの暗い環境での撮影でも、ブレを気にせず撮影できるでしょう。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー |
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レンズマウント | ソニーEマウント |
ISO感度 | 100~32000(拡張:50~102400) |
AF検出方式 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 |
AF検出範囲 | EV-2〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 約1.07倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約720枚/液晶モニター使用時:約810枚 |
記録メディア | メモリースティック PRO デュオ、メモリースティック PRO-HG デュオ、メモリースティック マイクロ、SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード |
記録メディアスロット | シングルスロット |
防塵防滴仕様 |
2019/09/06 発売
重量(バッテリー込み) | 約665g |
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有効画素数 | 約6100万画素 |
連写速度(AF追従) | 約10枚/秒 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ |
フォーカスポイント(測距点) | 位相差:567点/コントラスト:425点 |
動画撮影機能 | フルHD:120p/4K:30p |
良い
気になる
2019年9月に発売された高画素モデルの「α7R IV」。2021年6月に仕様変更があり、業界トップクラスの高画素や連写性能などは変わらず、背面モニターの解像度が約1.6倍高精細になっています。
解像度重視のセンサーはローパスフィルターレス仕様。検証したところ、肉眼で見分けられないほど細かい模様まで写せており、解像感はトップでした。暗所ではノイズが見られますが、解像感の低下は大きくありません。発色は明所・暗所ともに良好で、静止画撮影に適した画質といえるでしょう。
オートフォーカスの検証では、動きながら接近する人物にピントがしっかりと追従しました。また、連写時に精度が落ちる様子もありません。風景などの静物だけでなく動く被写体の撮影にも十分使える性能です。
動画撮影機能も充実しており、映像系の端子は揃っています。4K動画やフルHDでのスローモーションの撮影も可能なうえ、画質も良好で暗所での発色もきれいでした。オートフォーカスの初動はワンテンポ遅れる場合がありますが、激しく動く被写体を撮らなければまず不満はないでしょう。
本体はやや重く感じるもののグリップは大型で、手が大きな人でもしっかりと握れました。価格・特徴から初心者向きとはいえませんが、タッチ操作やメニュー項目のヘルプ表示に対応しているため、不慣れな人でも扱えるでしょう。
なお、ほかのα7シリーズと同様、ボディ内に5軸手ブレ補正が組み込まれています。補正性能は十分といえるものの、高画素であるゆえにブレが非常に目立ちやすい点には注意。ブレのないシャープな写真を撮りたいなら、撮影姿勢に気をつけたり三脚を使ったりする必要があります。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー |
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レンズマウント | ソニーEマウント |
ISO感度 | 100~32000(拡張:50~102400) |
AF検出方式 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 |
AF検出範囲 | EV-3〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 約0.78倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約530枚/液晶モニター使用時:約660枚 |
記録メディア | SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード |
記録メディアスロット | デュアルスロット |
防塵防滴仕様 |
SONY α7R IVをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
2020/10/09 発売
重量(バッテリー込み) | 約699g |
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有効画素数 | 約1210万画素 |
連写速度(AF追従) | 約10枚/秒 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ |
フォーカスポイント(測距点) | 位相差:759点/コントラスト:425点 |
動画撮影機能 | フルHD:120p/4K:120p |
良い
気になる
2020年9月発売の「α7S III」は、約5年ぶりにモデルチェンジとなったα7Sシリーズの最新モデルです。イメージセンサー・画像処理エンジンの両方を刷新したことにより、性能や画質が大幅に進化したと謳われています。
検証をしたところ、画素数の少なさが影響し解像感が高いとはいえない結果に。一方で、暗所ではノイズはほとんど気にならず、発色も正確です。解像感の低下も少なく、明所と暗所での画質の差は非常に小さいといえます。
オートフォーカス性能は優れており、被写体が動いてもしっかりと追従しながらピントを合わせられました。連写時にも動作は安定しており、プロスポーツや野鳥など素早く動く被写体を撮らないなら困ることはほとんどないでしょう。
動画機能に関しては、映画撮影用カメラのような卓越した性能といえます。AFは機敏かつ正確で、ピントがズレることはありませんでした。4K動画に適した画素数で、映像はシャープでノイズもなく非常に高画質。発色も非常によく、PV・MVといった映像作品の撮影にも適した性能です。
手ブレ補正はボディに内蔵されており、効き具合は良好。何かがぶつかった際のような大きな衝撃は軽減できなかったものの、手持ち撮影で生じるようなブレであればしっかりと補正できていました。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
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レンズマウント | ソニーEマウント |
ISO感度 | 80~102400(拡張:40~409600) |
AF検出方式 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 |
AF検出範囲 | EV-6〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
背面モニター | バリアングルモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 約0.90倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約510枚/液晶モニター使用時:約600枚 |
記録メディア | SDカード、SDHCカード、SDXCカード |
記録メディアスロット | デュアルスロット |
防塵防滴仕様 |
2018/03/23 発売
重量(バッテリー込み) | 約657g |
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有効画素数 | 約4240万画素 |
連写速度(AF追従) | 約10枚/秒 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ |
フォーカスポイント(測距点) | 位相差:399点/コントラスト:425点 |
動画撮影機能 | フルHD:120p/4K:30p |
良い
気になる
2017年11月発売の「α7R III」。2021年6月にマイナーチェンジが行われ、高画素・高速連写・ボディ内手ブレ補正内蔵などの基本性能は変わらず、背面モニターの解像度が向上しました。
センサーは高画素かつ解像感を重視した仕様で、解像感の検証ではトップクラスの評価を得ました。暗所でも解像感は高い一方で、拡大するとノイズがやや目立ちます。しかし、暗所での色合いは明所とほとんど差がなく美しく感じました。総合的に静止画の画質は優れているといえます。
一方で、オートフォーカス性能の検証では連写時にピントが少し外れる場面がありました。風景や夜景などの撮影ではまず困らない精度・性能ですが、激しく動くスポーツや動物の撮影では慣れやテクニックが必要となることもあるでしょう。
動画撮影に関しては標準的な性能です。撮影した動画を確認すると、解像感は高く暗所でもノイズは目立ちませんでした。しかし、暗所ではピント位置が決まらず迷う場面も。録画ボタンが誤操作防止のため非常に小さく、動画メインで撮影するなら使いにくいと感じる恐れがあります。
本体のグリップは大きすぎず握りやすい印象です。しかし、本体が軽いわけではないためそれなりの重さを感じました。一部のメニュー項目に対してはヘルプ表示が出るため、特段使いにくいとは感じないでしょう。
ボディ内蔵の手ブレ補正は効果的なものの、高画素モデルのためブレが目立ちやすい傾向がありました。一般的な環境や撮影設定ではまず問題ありませんが、夜景を手持ちで撮影したり、意図的にシャッタースピードを遅くして撮影したりするなら注意が必要です。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー |
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レンズマウント | ソニーEマウント |
ISO感度 | 100~32000(拡張:50~102400) |
AF検出方式 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 |
AF検出範囲 | EV-3〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 約0.78倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約530枚/液晶モニター使用時:約640枚 |
記録メディア | メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ、メモリースティック マイクロ、SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード |
記録メディアスロット | デュアルスロット |
防塵防滴仕様 |
SONY α7R III ILCE-7RM3Aをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
2019/02/22 発売
重量(バッテリー込み) | 約403g |
---|---|
有効画素数 | 約2420万画素 |
連写速度(AF追従) | 約11枚/秒 |
センサーサイズ | APS-C |
フォーカスポイント(測距点) | 位相差:425点/コントラスト425点 |
動画撮影機能 | フルHD:120p/4K:30p |
良い
気になる
「α6400」は、2019年2月に発売されたミラーレス一眼。2016年3月に発売された「α6300」の後継機種で、初心者向きながら高性能だと市場で話題となったモデルです。
解像感は十分高く、細部までしっかり写したい風景写真にも向いています。暗所ではザラザラとしたノイズが生じるものの、ディテールは失われておらず、ノイズを減らすより解像感を重視するチューニングといえます。発色はきれいで、暗所でも明るくきれいな印象でした。
オートフォーカス性能は優秀で、走りながら近づく人物をしっかりと追従。ややピントがズレてしまう場面もありましたが、激しく前後に動く被写体を撮らない限りはまず不満を感じないでしょう。
動画機能は充実しており、4K動画の撮影も可能です。画質は良好で、細部までシャープな写り。明所でのオートフォーカスはスムーズかつ正確な一方で、暗所では迷うこともありました。静止画と同様、暗所でノイズは生じますが注視しなければ気にならないレベルです。
本体は軽量かつコンパクト。カメラに不慣れな人でも使いやすいよう、それぞれの撮影モードの特徴が写真と文字で説明されるモードダイヤルガイドを搭載しています。上位モデルでは省略される内蔵ストロボも備わっており、初心者が使いやすい設計といえるでしょう。
なお、手ブレ補正は本体に内蔵されていません。手ブレ補正がないレンズを使う場合にはブレやすいため、正しい撮影姿勢で撮ったり三脚を使ったりするとよいでしょう。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー |
---|---|
レンズマウント | ソニーEマウント |
ISO感度 | 100~32000(拡張上限:102400) |
AF検出方式 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 |
AF検出範囲 | EV-2〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 約1.07倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約360枚/液晶モニター使用時:約410枚 |
記録メディア | メモリースティック PRO デュオ、メモリースティック PRO-HG デュオ、メモリースティック マイクロ、SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード |
記録メディアスロット | シングルスロット |
防塵防滴仕様 |
SONY α6400 パワーズームレンズキット ILCE-6400Lをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
2021/09/17 発売
重量(バッテリー込み) | 約343g |
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有効画素数 | 約2420万画素 |
連写速度(AF追従) | 約11枚/秒 |
センサーサイズ | APS-C |
フォーカスポイント(測距点) | 位相差:425点/コントラスト:425点 |
動画撮影機能 | フルHD:120p/4K:30p |
良い
気になる
解像感は十分高く、ベースモデルであるα6400と同等でした。暗所の撮影ではノイズが生じているものの、注視したり拡大したりしなければあまり気にならないでしょう。発色は十分美しく、暗所でも良好です。動画向きのカメラではありますが、静止画でもきれいな画質といえます。
オートフォーカス性能の検証では、画面内に写る被写体の顔が小さいうちから認識・追従しました。連写時にピントがズレてしまう場面もありましたが、激しく動く被写体を撮らないなら十分な性能で不満は少ないでしょう。
動画機能の充実度はトップで、録画ボタンの配置や大きさなども工夫されています。特筆すべきは大きな内蔵マイクで、ほかのカメラにはない特徴です。また、肌をきれいに見せるモードや、映画のような背景ボケを生む専用ボタンも備えています。加えて、高画質なうえピント合わせも機敏かつ正確でした。
本体は軽量で、持ち運びに苦労しないでしょう。グリップは小さいものの、本体が軽いため持ちにくくはありません。また、撮影モードの切り替え画面はわかりやすく初心者向き。なお、静止画撮影で便利なファインダーやストロボなどは非搭載です。
手ブレ補正機能はカメラ本体にはなく、手ブレを減らすなら補正機能のついたレンズを使う必要があります。レンズセットとして販売されている交換レンズ「SELP1650」には手ブレ補正機能があるものの、別のレンズを使う場合には注意しましょう。
ファインダー形式 | 不明 |
---|---|
レンズマウント | ソニーEマウント |
ISO感度 | 静止画撮影時:100~32000(拡張:50~51200)/動画撮影時:100~32000相当 |
AF検出方式 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 |
AF検出範囲 | EV-3〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
背面モニター | バリアングルモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 不明 |
ファインダー倍率 | 不明 |
撮影可能枚数 | 約440枚 |
記録メディア | メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ、メモリースティック マイクロ、SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXカード |
記録メディアスロット | シングルスロット |
防塵防滴仕様 |
SONY VLOGCAM ZV-E10Lをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
今回は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のソニーのミラーレスカメラ10商品をすべて集めて、どれが最もおすすめできる商品かを検証しました。なお、mybestでは解像感や暗所耐性が高く、オートフォーカスの精度が優れた商品をとくに優れたカメラと定義しています。
検証①:解像感
検証②:暗所耐性・色再現性
検証③:オートフォーカス性能
検証④:持ちやすさ
検証⑤:操作のしやすさ
検証⑥:動画の撮りやすさ
検証⑦:動画の画質
検証⑧:手ブレ補正力
今回検証した商品
はじめに、画質のなかで大切な要素のひとつである「カメラの解像感」を検証します。
解像度測定用のチャートをそれぞれのカメラで撮影。解像度の測定に使われる専用ソフトウェアを用いて、カメラの解像感を比較します。撮影にあたり、統一した条件は以下のとおりです。
【使用機材】
解像度測定用チャート:パール工学工業株式会社【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)
ソフトウェア:OMデジタルソリューションズ株式会社製 HYRes IV
レンズ:ソニーEマウント用交換レンズ SEL55F18Z
【検証方法】
・外光の影響を受けない室内にて、ブレないよう三脚とリモコンを使用して撮影する
・記録する画像のファイル形式は、カメラ内で設定できる最高画質のJPEGに設定する
・撮影時、絞りF8・ISO感度100として、シャッタースピードを調整して適正露出にて撮影する
・10枚撮影し、すべてを評価対象として測定用ソフトウェアにてスコアを測定する
・ばらつきを減らすため、スコアの最大値・最小値を除いた8つの平均値を算出し比較する
解像感と同じく、画質に大きく影響する「暗所耐性・色再現性」も検証します。
外光の影響を受けない室内にて、光量の少ない環境を整え被写体を撮影。撮影した画像の「暗所での解像感」「ノイズの少なさ」「明所・暗所での発色のよさ」を評価します。撮影は以下の条件で統一しました。
【使用機材】
被写体:刺し子糸・造花・カラーチャート・金属質のカメラ
レンズ:ソニーEマウント用交換レンズ SEL55F18Z
【検証方法】
・室内は外光を遮断し、被写体付近の明るさを約15ルクスに調整する
・記録する画像のファイル形式は、カメラ内で設定できる最高画質のJPEGに設定する
・撮影は絞りF8、シャッタースピード1/50秒、オートホワイトバランスに設定し、ISO感度は常用ISO感度内でのオート設定で行う
・三脚とタイマーレリーズを用いて撮影する
つぎに、動く被写体を撮影する際に大切な「オートフォーカス性能」を検証します。
人物の撮影を想定し、左右に動きながら接近する人物をオートフォーカスを用いて撮影。撮影した写真を分析し、合焦率を測定したうえで総合的なオートフォーカス性能を評価します。撮影は以下の条件で統一しました。
【撮影設定】
・連写モード:Hi+(カメラが設定できる最速)
・撮影モード:シャッタースピード優先、シャッタースピードは1/250秒に設定
・オートフォーカス設定:AFモードはAF-C、AFエリアはワイド、顔検出・瞳AFはオン
【検証方法】
・外光の影響を受けにくい室内にて撮影
・被写体である人は、定めたコースを一定の速度(16mを6.4秒)で進む
・撮影開始と同時にオートフォーカスを作動させ、連写を開始
・検証中、明らかに被写体からピントが外れた場合は再度オートフォーカスを作動させる
・3回測定し、合焦率の平均値を評価対象にする
一般的なデジタルカメラより大きく重いミラーレス一眼。カメラの「持ちやすさ」は、撮影のしやすさや疲れにくさに繋がるといえます。
そこで、カメラに興味のある男女5人が実際にカメラを握ったり構えたりしたうえで、「グリップの握りやすさ」や「カメラの軽さ」といった観点から総合的な持ちやすさを評価しました。なお、レンズの違いによる差異をなくすため、カメラに装着するレンズを統一したうえで検証を行っています。
撮影するにあたって、カメラ自体の「操作しやすさ」も重要です。
そこで、ソニーのミラーレス一眼の使いやすさに関わる項目を加点方式にて評価します。評価対象とするのは以下のポイントで、それぞれに重み付けをして総合的な操作しやすさを評価しました。
静止画だけではなく、動画の撮影もこなせるソニーのミラーレス一眼。動画が撮りやすければ、思いどおりの映像作品が作りやすいですよね。
そこで、「動画の撮りやすさ」に関わる項目について、加点方式で評価します。以下の点を評価対象とし、それぞれに重み付けをしたうえで総合的な動画の撮りやすさを評価しました。
あわせて、「動画の画質」についても検証します。
それぞれのカメラを用いて、3つの異なる環境で動画を撮影。撮影した動画データを分析し、「オートフォーカス性能」「解像感」「暗所での色再現性」の3つの観点から総合的な動画の画質を評価しました。撮影時の条件は以下のとおりです。
【撮影した動画の種類】
オートフォーカス性能:明るさ約1200ルクスの室内で、前後に移動する人物を撮影
明所での解像感:約1000ルクスの室内で、椅子に座る人物を撮影
暗所での解像感と色再現性関連:約100ルクスの室内で、刺し子糸やカラーチャートなど小物を撮影
【設定】
動画解像度:4K30p(設定できるものは60p)に設定
オートフォーカス:AFモードはAF-C、AFエリアはワイドに設定。そのほかのオートフォーカス関連の設定は初期値で撮影する
レンズ:ソニーEマウント用交換レンズ SEL55F18Zを使用
絞り:オートフォーカス検証時にはF1.8、解像感検証時にはF8に設定
シャッタースピード:1/60秒に設定
ISO感度:常用ISO感度内でオートに設定
加えて、カメラの「手ブレ補正力」についても検証します。
カメラを構える人の姿を模した器具を用い、カメラを固定。一定の力を加えて振動を生じさせ、手ブレを再現します。手ブレが生じている最中に撮影を行い、撮影した画像を分析し総合的な手ブレ補正力を評価します。なお、撮影は以下の条件で統一しました。
【使用機材】
ライトスタンド:銀一株式会社 GIN-ICHI GP0112 40インチダブルライザーグリップスタンド・キット
カメラ固定機材:サンテック ミニクランプ7266とマセスMT-02自由雲台を組み合わせる
レンズ:ソニーEマウント用交換レンズ SEL55F18Z
【検証方法】
・カメラを構える人の腕を再現するため、アーム部分は地上高152cmで固定し、地面と水平に58cm伸ばす
・アームの先端にカメラを固定したうえで、カメラと反対側のグリップ部分を輪ゴムで引っ張る
・画像を撮影する瞬間に輪ゴムを切断し、カメラに衝撃を与える
・シャッタースピードの設定を1/60秒、1/30秒、1/15秒、1/8秒、1/4秒と変えながら各10枚撮影する
ソニー以外のメーカーからも多数販売されているミラーレス一眼。ソニー以外のメーカーの商品も、集めて比較しました。それぞれのメーカーの特徴も紹介しているので、あわせて確認してくださいね。
また、メーカー問わず初心者に人気の機種を集めて同一条件で比較し、初心者向きのおすすめNo.1ミラーレス一眼を決定した記事はこちらです。あわせてチェックしてみてください。
1位: ソニー|α|α7 III|ILCE-7M3K
2位: ソニー|α|α9 II|ILCE-9M2
3位: ソニー|α|α7IV| ILCE-7M4
4位: ソニー|α7C|ILCE-7CL
5位: ソニー|α|α6600|ILCE-6600M
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