「BMW 1シリーズ」を新型か旧型で迷ったらどうする? とにかく新型を選ぶべき!?

発売直後の「BMW 1シリーズ」のスペックを“新型旧型”で比較したらBMWの頑張りが見えてきた

2024年11月1日、新型「BMW 1シリーズ」が日本で発売となった。人気欧州コンパクトモデルの新型ということで、従来の1シリーズとどこが違うのか気になる人も多いだろう。今回は1シリーズの新・旧型をスペック面で比較してみた。

BMW 1-SERIES
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BMW NEW 1-SERIES

新型のボディはよりスポーティに

「BMW 1シリーズ」新型と旧型のボディサイズを比較してみると、違いは全長4370mm(先代比+15mm)、全高1450mm(同−15mm)のみとなっている。ホイールベースと全幅は同じなので、プラットフォームが大きく変わったわけではなさそうだ。

1シリーズは3代目からハッチバックのFWDとなったが4代目もそれを踏襲している。しかし、フロントグリルに新デザインを採用するなど、スポーティな印象を高めていることが見て取れる。

気になるのはタイヤサイズが大きく変わった点だ。新型は旧型よりも細いタイヤを履いている。近年、ヨーロッパではタイヤの粉塵も環境問題として扱われるようになった。その対策が施されたのかもしれない。

ボディサイズ=全長4355mm×全幅1800mm×全高1465mm
ホイールベース=2670mm
車両重量=1390kg
タイヤサイズ=225/45R17

ボディサイズ=全長4370mm×全幅1800mm×全高1450mm
ホイールベース=2670mm
車両重量=1465kg
タイヤサイズ=205/55R17

エンジン本体は同じでも新型はマイルドハイブリッド

エンジンは両者ともに1.5リッター直列3気筒のダウンサイジングターボユニットだが、新型は旧型の改良版エンジンを搭載している。

ただ、新型はマイルドハイブリッドシステムを新たに取り入れており、最高出力20PS/5500rpm、最大トルク55Nm/0~2000rpmのモーターが搭載されている。マイルドハイブリッドを採用した分、低速域での加速やエコ性能が向上していることが期待される。

エンジン形式=直列3気筒DOHCターボ
排気量=1498cc
最高出力=140PS/4600rpm
最大トルク=220Nm/1480〜4200rpm
トランスミッション=7速DCT
駆動方式=FWD

エンジン形式=直列3気筒DOHCターボ
排気量=1498cc
最高出力=156PS/5000rpm
最大トルク=240Nm/1500〜4400rpm
トランスミッション=7速DCT
駆動方式=FWD

価格に大きく差はなく新型を選ぶべき

新型は旧型に比べほぼ同格のグレードで2万円のアップにとどまっている。昨今のコスト高を考えると、これは輸入元の努力の結果といえるかもしれない。しかも新型はマイルドハイブリッドである。

前述のとおり、新型は新たなボディデザインを採用したことでスポーティ感が増加した。好みの問題だが、より洗練されているのは新型だろう。また、インフォテインメントシステムには最新の「BMWオペレーティングシステム9」を採用している。新型はより安全で快適、そして楽しいドライブが体験できるモデルに進化していると期待できる。

車両本体価格

旧型BMW 118i Play 476万円
新型BMW 120 478万円

東京・麻布台のブランドストア「FRUDE by BMW」で日本デビューを果たした新型「BMW 1シリーズ」。

4代目「BMW 1シリーズ」が日本導入「デザイン一新、パワートレインにマイルドハイブリッドを採用」

BMWは4代目「1シリーズ」を日本に導入した。デザインを一新し、パワートレインにマイルドハイブリッドを採用したプレミアムコンパクトハッチバックである。まずは1.5リッター直3ターボの48Vマイルドハイブリッドモデルと、2.0リッター直4ガソリンターボエンジンモデルが導入され、デリバリーは11月から開始される予定だ。

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