目次
1. はじめに
VOLTA を導入する手順を紹介します。VOLTAは、簡単に言うと Node.js のバージョン管理ツールです。
2. 想定している環境
以下の環境を想定しています。
- Ubuntu 22.04.5 LTS
- 今まで nvm を使っていたが、今後は VOLTA を使う。
3. VOLTAを導入する手順
3.1. nvm を無効にします
~/.bashrc や ~/.bash_profile (or ~/.profile) ファイル内で、環境変数 NVM_DIR を設定している箇所をコメントにします。
~/.nvm ディレクトリを別の名前に変更しておいてもよいと思います。
3.2. VOLTA をインストールします
$ curl https://get.volta.sh | bash
導入できたか確認します。
$ volta --version
2.0.1
~/.bashrc と ~/.profile に、環境変数 VOLTA_HOME を設定する行と、環境変数PATHに $VOLTA_HOME/bin を追加する行が追記されていました。また、~/.volta ディレクトリが作成されていました。
3.3. LTS な Node.js を導入する。
LTS (long-term support) な Node.js を導入します。
$ volta install node
4. パッケージをインストールする
何かしらパッケージをインストールするには、npm, pnpm, yarn などのコマンドが使えます(これらのコマンドは、~/.volta/bin/ 以下にあります)。
(例)npm で TypeScript をグローバルにインストールする。
$ npm install --global typescript