高田純次氏のとても暖かみのあるお言葉です。
高田純次氏は言わずと知れた「日本一のテキトー男」「昭和の無責任男」「芸能界一いい加減な男」のキャラクターをお持ちになっていらっしゃいます。高田氏が41歳の頃、1988年に出演した中外製薬「グロンサン」のCMが日本国民を熱狂させ、CMのキャッチコピー「5時から男」で新語・流行語大賞の「流行語部門・大衆賞」を受賞しております。
そんな高田氏ですが、ご経歴を拝見すると様々な逆境に遭遇されていた様子です。
4歳の頃に御母堂様が32歳の若さで病没されていらっしゃいます。
その後、弁護士等を志し、中央大学・明治大学・法政大学・青山学院大学を受験されていますが全て不合格、一浪した後、東京藝術大学・武蔵野美術大学・多摩美術大学・日本大学芸術学部などの美大系を受験されておりますが、これもまた何れも不合格となり、東京デザイナー学院へ進学されておりました。
24歳の頃に俳優を志願して、劇団に入団して研究生となられております。
その後にご結婚されておりますが、劇団の収入では生活できないこともあり、26歳の時に宝石販売会社に入社し、ジュエリーデザイナー(ダイヤモンド鑑定士の資格をお持ちです)をしておりました。
人生の機転となったのは自由劇場の研究生時代からのお知り合いだった柄本明氏と、偶然にも居酒屋で再会したことをきっかけに会社を辞め、30歳(1977年)に「劇団東京乾電池」に入団致しました。しかし当初は全く売れず、妻子を養うために「警察に捕まるようなこと以外の職は一通りやった」とご本人は語っていらっしゃいます。
テレビデビューは32歳の時で、『笑点』に出演、その後、東京乾電池の綾田俊樹氏、ベンガル氏らと共に『笑ってる場合ですよ!』で初めてテレビレギュラーとなり、1985年1月、テレビドラマ『毎度おさわがせします』で、主人公を演じる木村一八の担任教師役にてレギュラー出演しております。その後は数多くのクイズ番組のレギュラー回答者等となり、順風満帆なご活躍を続けていらっしゃいます。
高田氏は、本当は「いい加減な男」ではありません。ご苦労の多かったご経歴ですが、見事に打ち勝ったその「強さ」と、人間に一番大切な「優しさ」と「感性」を持ち合わせた「家族思い」で「真面目」な「優秀」な男性だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=MsxgtP7SSv4&t=1s
https://www.youtube.com/watch?v=bz0c6axasqk
【国語のお勉強】
悠悠閑適(ゆうゆう-かんてき)
ゆったりとして、心静かに楽しく過ごすこと。
決して悲観することなく、焦らずに朗な気持ちで過ごすことが大切です。
【追伸】
Tristeza
https://www.youtube.com/watch?v=Ty-hSCBygKk