概要
♪【自主企画】第四回・準白雪賞受賞♪
*少々過激? な描写があります。自己責任でお願いします*
また、魔法のiランドにて挿絵つきで第一章のみ公開しています。
※ご注意・下のあらすじには、未掲載の最終話までのネタバレが含まれています※
――『あらすじ』という名の
精霊が語る 未来の物語――
『始まりは、魔女のアダンテが亡き者になった日だったわ』
人の腕より少し大きな妾(わらわ)の翠(みどり)の腕のなかには、彼女が遺した愛らしい、柔らかな赤子が眠る。
くるくるとした青みがかった黒い髪が、陽光を反射して美しい。
妾は目を細めながら腕のなかの、彼女の髪を優しく撫でる。
「アマラおばさん、早く続きを教えてよ」
はやる声を響かせて
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!裏切られた!
出だしの描写からは、何気ない日常の中にある幸せをひしひし感じ、たまにはこんなあったかいストーリーもいいよなあ、家族っていいなあと、しみじみ、幸福感溢れる描写を満喫していたところに、全く不釣り合いな残酷な戦闘シーンが突然入ってくる。
まさかこんなシーンが挿入される作品だとは全く想像できませんでした。
どちらのシーンも、まるでその場にいるかのような没入感を与えてくれ、冒頭から一気に作者の世界観に惹き込んでくれます。
真逆のシーンであるにもかかわらず、マッチしている不思議さ。
なかなか、ない筆致の持ち主です。
どちらかというと、シリアスな展開を好む傾向があるのですが、そんな私でも、納得し…続きを読む - ★★★ Excellent!!!詩の様な表現、温かい文章、抑揚のある物語、細かい設定、純文学ですね
このお話は夢の中に連れて行ってくれるのではなく。
明日も頑張ろうと励ましてくれる物語だと思います。
読んだ後の満足感が心地いいです。
ユリエの頑張りが、見ていて本当にほほえましいです。
壁にぶつかっても、乗り越えようとする彼女にこちらが勇気をもらっています。
最近の異世界物語とは、違う持ち味が、いいですね。
私は読み専ですが、滅多にいない好みのタイプの作風の貴女を応援したくて、以前書かせていただいたものを、再編集させて頂きました。
他の作品とはひと味違うものを感じます。
ジャンル読みの私ですが、この方の作品は他のものも覗いています。
詩の様な表現と書きましたが、
私にとっては、独りよが…続きを読む - ★★★ Excellent!!!優しくて、努力する描写やユリエの真っ直ぐな気持ちに心打たれます!
一言で言うのであれば、なぜこの物語がもっと日の目を見ていないのか!?と、言わざる得ないレベルで凄く素敵な作品です!
物語は、恋愛ファンタジー。
主人公のユリエはひょんなことから、転生。
私好みの転生物なのですが、しかしその転生した体は平和になった世界のラスボス(元)だったのです。
訳がわからないまま、最初の頃は怪訝の目や恨まれながらで見られるのは仕方のないことなのですが、ユリエの真っ直ぐな気持ち、交わす言葉、想いが少しずつ彼女の周りを変えていき、成り上がりという感じでもない、本当に努力しているユリエに好感が持てるのは、間違いないでしょう。
作者様の性格なのか、とても優しいんですよね。
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