ロート製薬とユニメディアは情報管理のセキュリティ強化に向けて、コンソーシアム型ブロックチェーンを活用した研究を開始した。コンソーシアム型ブロックチェーンは、ユニメディアが開発した。
ブロックチェーン技術を利用することにより、管理者による承認のもとデータを登録・変更・削除でき、いつ・誰が・どの機器で参照や送信したのかといった全ての履歴を保管することが可能となる。またブロックチェーン内でデータ自体を分散して保管するため、外部からの侵入においてもデータの閲覧や改ざんを防止でき、安全に情報を管理し連携できるとしている。
ロート製薬では、強固なセキュリティを強みとするブロックチェーンを機密情報・顧客情報管理に活用することで、個人情報の取り扱いに対する顧客の不安解消や、社員が情報を安全に運用できる環境整備が可能になるとしている。
ユニメディアでは、契約書やカルテ、決済記録など帳票管理が必要なあらゆるデータに利用できる開発基盤を用いて、強固なセキュリティや信用スコアリングといったニーズに対応しながら開発・提供を行っていく。今後は専門の部署が窓口となり、金融機関や保険業界、不動産業界などへの導入を支援していく予定だという。