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代田稔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
しろた みのる

代田 稔
光淋書院『食品工業』第10巻第17号 (1967) より
生誕 (1899-04-23) 1899年4月23日
日本の旗 日本 長野県下伊那郡竜丘村
(現:飯田市
死没 (1982-03-10) 1982年3月10日(82歳没)
墓地 日本の旗 日本 金戒光明寺
国籍 日本の旗 日本
出身校 京都帝国大学(学士、博士)
職業 医学博士
実業家
著名な実績 ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株の発見
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代田 稔(しろた みのる、1899年明治32年〉4月23日[1] - 1982年昭和57年〉3月10日[2])は、日本医学博士実業家ヤクルトの開発者で実質的な創業者。長野県下伊那郡竜丘村(現:飯田市)出身。

来歴・人物

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貧しい人でも健康を手に入れられるよう「ハガキ1枚煙草1本の値段で買えるヤクルト」を経営標語とし、「健腸長寿」を理念とした。

「ヤクルトの父 代田稔物語」という伝記漫画が2004年の小学館小学三年生』四月号に掲載され、2015年4月からはヤクルト80周年記念サイトにて配信されている(原案:久保田千太郎 漫画:ながいのりあき

正五位勲三等瑞宝章を受章。

学歴

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京都帝国大学時代

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実業家時代

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  • 1939年 山口県下関市に代田研究所設立、研究所長就任。
  • 1955年 (旧)株式会社ヤクルト本社設立、代表取締役就任。京都府京都市に代田研究所設立、研究所長就任
  • 1967年 株式会社ヤクルト本社内に、ヤクルト中央研究所設立(代田研究所の移転)、研究所長就任

論文

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英文

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  • ENDO Hiroshi; NAKAJIMA Kei; CHINO Ryuji; SHIROTA Minoru (1974). “Growth Characteristics and Cellular Components of Chlorella regularis, Heterotrophic Fast Growing Strain”. Agricultural and Biological Chemistry (日本農芸化学会) 38 (1): 9-18. doi:10.1080/00021369.1974.10861121. NAID 130003524386. 

和文

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  • 小山義作、代田稔「大正十四年流行ノこれら菌株ニ就テ」『日本微生物学会雑誌』第20巻第12号、日本細菌学会、1926年9月、2625-2638頁、doi:10.3412/jsb1915.20.12_2625NAID 130005760025 
  • 渡辺辺、代田稔「小児膓炎病原体ニ関スル知見補遺 附 膓内桿菌ノ主副凝集性れちえぷとーるノ相互関係ヲ論ズ」『日本微生物学会雑誌』第21巻第3号、日本細菌学会、1927年3月、523-564頁、doi:10.3412/jsb1915.21.3_523NAID 130005760237 
  • 田原留吉、代田稔「ぱらちふすA菌ノ生物学的知見補遺(第1回報告) 糖加培地ニ於ケルぱらちふすA菌ノ発育並ニ限界水素いおん濃度ニ就テ」『日本微生物学会雑誌』第21巻第10号、日本細菌学会、1927年8月、2249-2261頁、doi:10.3412/jsb1915.21.10_2249NAID 130005760208 
  • 田原留吉、代田稔「ぱらちふすA菌ノ生物学的知見補遺(第2回報告) 一定起始PHノ糖加肉汁養基ニ於ケル世代培養ガぱらちふすA菌ノ諸性状ニ及ボス影響ニ就テ」『日本微生物学会雑誌』第21巻第10号、日本細菌学会、1927年8月、2262-2282頁、doi:10.3412/jsb1915.21.10_2262NAID 130005760209 
  • 代田稔「硝子体ノ特異性ニ関スル血清学的研究 (宿題「臓器特異性ニ関スル研究」実験成績其三十四,硝子体ニ就テ)」『日本微生物学病理学雑誌』第22巻第10号、日本細菌学会、1928年9月、249-256頁、doi:10.3412/jsb1928.22.10_249NAID 130003963314 
  • 代田稔「ちれおぐうぶりんノ特異性ニ関スル血清学的研究 (宿題「臓器特異性ニ関スル研究」実験成績其二十五,ちれおぐうぶりんニ就テ)」『日本微生物学病理学雑誌』第22巻第10号、日本細菌学会、1928年9月、257-262頁、doi:10.3412/jsb1928.22.10_257NAID 130003963315 
  • 代田稔「甲状腺ノ特異性ニ関スル血清学的研究 (宿題「臓器特異性ニ関スル研究」実験成績其二十六,甲状腺ニ就テ)」『日本微生物学病理学雑誌』第22巻第10号、日本細菌学会、1928年9月、263-268頁、doi:10.3412/jsb1928.22.10_263NAID 130003963316 
  • 代田稔、三好毅一「耳下腺ノ臓器特異性ニ就テ(抄) (宿題「臓器特異性ニ関スル研究」実験成績其三十六,耳下腺ニ就テ)」『日本微生物学病理学雑誌』第22巻第10号、日本細菌学会、1928年9月、351-354頁、doi:10.3412/jsb1928.22.10_351NAID 130003963327 
  • 代田稔「急劇ナ小児腸炎ノ病原体ニ関スノレ知見補遺 1分離菌ノ生物学的並ニ免疫学的性状ニ就テ」『日本微生物学病理学雑誌』第23巻第12号、日本細菌学会、1929年、2407-2418頁、doi:10.3412/jsb1928.23.2407NAID 130003785507 
  • 代田稔「急劇ナ小児腸炎ノ病原体ニ関スル知見補遺 2.分離菌ノ病原性ニ就イテ」『日本微生物学病理学雑誌』第23巻第12号、日本細菌学会、1929年、2419-2430頁、doi:10.3412/jsb1928.23.2419NAID 130003785508 
  • 代田稔「比色計ニヨル補体結合反応ノ特異度ノ研究 第二篇 反応原ノ態度ト特異度ノ関係」『日本微生物学病理学雑誌』第23巻第13号、日本細菌学会、1929年、2461-2482頁、doi:10.3412/jsb1928.23.2461NAID 130003785509 
  • 代田稔「比色計ニヨル補体結合反応ノ特異度ノ研究 第三篇抗血清,溶血素,血球液及ビ補体ノ態度ガ特異度ニ及ボス影響ニ就イテ」『日本微生物学病理学雑誌』第23巻第13号、日本細菌学会、1929年11月、2483-2490頁、doi:10.3412/jsb1928.23.2483NAID 130003785510 
  • 代田稔「比色計ニヨル補体結合反応ノ特異度ノ研究 第一篇 特ニ各要素ノ結合順序及ビ結合時間ト特異度トノ関係ニ就テ」『日本微生物学病理学雑誌』第23巻第13号、日本細菌学会、1929年11月、2443-2460頁、doi:10.3412/jsb1928.23.2443NAID 130003963428 
  • 代田稔、絹脇俊熈「とりぱのぞーま,れうゐじいノ酸凝集反応ニ就テ」『日本微生物学病理学雑誌』第26巻第8号、日本細菌学会、1932年8月、931-938頁、doi:10.3412/jsb1928.26.931NAID 130003785689 
  • 代田稔「細菌ノ溶血素産生ニ就テ」『日本微生物学病理学雑誌』第27巻第10号、日本細菌学会、1933年9月、1224-1243頁、doi:10.3412/jsb1928.27.10_1224NAID 130003785704 
  • 代田稔、田中愛三「乳酸菌生活産物ノ研究 I 特ニソノ溶血性ニ就テ」『日本微生物学病理学雑誌』第29巻第9号、日本細菌学会、1935年9月、947-953頁、doi:10.3412/jsb1928.29.947NAID 130003963828 
  • 代田稔、芦田又四郎「黄疸ヲ伴ヒ腸「チフス」様経過ヲトレル大腸菌属敗血症ノ一例」『実験消化器病学』第11巻第7号、日本消化器病学会、1936年、142-144頁、doi:10.11405/nisshoshi1926.11.7_142NAID 130003972599 
  • 代田稔、鷹取常時「各種防腐剤ノ抗体ニ及ボス影響ニ就テ」『日本微生物学病理学雑誌』第31巻第15号、日本細菌学会、1937年12月、1943-1962頁、doi:10.3412/jsb1928.31.1943NAID 130003963951 
  • 代田稔、麻生健治、岩淵明「消化管内微生物の分離定量培地に関する研究」『日本細菌学雑誌』第17巻第12号、日本細菌学会、1962年12月、917-927頁、doi:10.3412/jsb.17.917NAID 130001381520 
  • 代田稔、麻生健治、岩淵明「腸内細菌叢の研究:1 健康幼児の腸内菌叢の構成とL. acidophilus strain Shirota投与の影響について」『日本細菌学雑誌』第21巻第5号、日本細菌学会、1966年5月、274-283頁、doi:10.3412/jsb.21.274NAID 130001382538 
  • 福地茂穂、遠藤寛、代田稔「69.緑藻類クロレラにおけるトコフェロールの生成」『ビタミン』第42巻第5号、日本ビタミン学会、1970年11月、342頁、doi:10.20632/vso.42.5_342_2NAID 110002867986 
  • 遠藤寛、福地茂穂、代田稔「2.緑藻類クロレラにおけるトコフェロールおよびイソプレノイドキノンについて」『ビタミン』第45巻第1号、日本ビタミン学会、1972年1月、47-48頁、doi:10.20632/vso.45.1_47_2NAID 110002868433 
  • 小片真弓、山田弘生、深田哲夫、代田稔「クロレラを主成分とするカイコ人工飼料の研究 I.クロレラに対する蟻蚕の摂食行動」『日本蚕糸学雑誌』第46巻第5号、日本蚕糸学会、1977年10月、427-432頁、doi:10.11416/kontyushigen1930.46.427NAID 130004030373 
  • 山田弘生、小片真弓、深田哲夫、高橋利明、代田稔「クロレラを主成分とする家蚕人工飼料 II 飼料組成と飼育成績」『日本蚕糸学雑誌』第47巻第6号、日本蚕糸学会、1978年12月、490-500頁、doi:10.11416/kontyushigen1930.47.490NAID 130003834097 

博士論文

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  • 「比色計による補体結合反応の特異度の研究」、京都帝国大学、1930年2月25日、NAID 500000050833 

脚注

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関連項目

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外部リンク

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