明けましておめでとうございます!
新年の祈り(カール・バルト『一日一章』リヒャルト・グルーノー編、小塩節・小槌千代訳より)
主よ、私どもの神よ!あなたはご存じです。私どもが何者であるかを、良き良心を持つ者と良心の疾(やま)しい者――満足している人と不満な人、確かな人と不確かな人――信念を持つキリスト者と慣習的なクリスチャン—―敬虔な人と中途半端な人と不信心な者であることを。
そしてご存知です。どこから私どもが来ているかを、親戚、知人、友人の群れから、あるいは大きな孤独から――平穏な豊かさからあるいはさまざまな苦難と困難から――安定して家庭環境からか、あるいは緊張しているか壊れてしまった家庭環境から――キリスト教会のかなり親密な群れからかその端から出てきているかをご存じです。
今しかし私どもは皆あなたの前に立っています。どんな不平等にあっても次の点では等しいのです。
私どもは皆あなたの前でも、そしてお互いの間でも不正の中におります。皆いつか死ななければなりません――私どもは皆あなたの恵みが無ければ失われているでしょう――だがまた次の点で等しいのです、あなたの恵みは皆に約束されており、愛する御子、私どもの主イエス・キリストにおいて約束され与えられています。
新年の初めにあなたを賛美し、私どもがあなたから出ており、あなたに向かって歩むことが許されていることを感謝させてください。ベツレヘムの星を私たちの頭上に輝かせ、道を明るくしてください。私たちが自らのすべての日々あなたの来臨を目前に見、心に抱かせてください。
アーメン