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中居正広「芸能界引退」でさらなる窮地に…!スポンサー離れが進むフジテレビを待ち受ける「最悪の事態」

タレント・中居正広の女性トラブル問題を発端に、フジテレビが窮地に立たされている。渦中の中居は1月23日に突然、引退を発表した。

その一方、フジテレビではスポンサー企業のCMの差し止めや見直しが続いており、その数は75社以上にのぼっている。このままスポンサーが離れるとフジテレビはどうなるのだろうか――。前編記事『中居正広「芸能界引退」のウラで…フジテレビの「自滅行為」と問われる「責任」』に引き続き、専門家に聞いた。

75社以上がCMを差し止めする異常事態

テレビ局の主な収入源は、番組と番組の間のCMだ。

つまりCM収入がなくなれば、番組の予算は減る。

フジテレビの場合、「タレント頼み」の番組作りを重視してきたことから、ギャラの高いタレントへの出演は難しくなる。そうなれば視聴率はさらに低迷し、スポンサー離れに追い打ちをかけることに。スポンサー離れという負のスパイラルが続けば、あっという間に経営危機に陥るだろう。

Photo by Gettyimages
 

これまでにトヨタ自動車や花王、キッコーマンなどの企業がフジテレビでのCM差し止めや見直しを始めた。その数は75社以上にのぼる。そのため、多くの番組でACジャパンの広告が流れる異例の事態となっている。

「企業は自社のイメージが損なわれることを非常に嫌うため、こうした問題が起きれば当然、自社を守るためにCMを差し止めます。これまでも番組や出演タレントが不祥事を起こした際にはその番組のスポンサーが降板する、CMを差し止める、ということは何度もありました。しかし、今回のように放送局自体に“NO”を突きつけるのは初めてのことです。前代未聞というか、歴史的な事件だと思います」

そう説明するのは、元上智大学教授で、メディア文化評論家の碓井広義氏。

「ACはスポンサー側の事情で差し替えなので、現在、放送されているACの広告はフジテレビの収入に含まれており、現時点では大きな打撃にはなっていません。しかし、問題は4月の番組改変期です。

このタイミングでスポンサー企業との契約を見直す必要があります。このままの状況が続けば、多くの企業が離れる可能性が高い。そうなれば、フジテレビの経営は本当に厳しくなるでしょう」(テレビディレクターの鎮目博道氏)

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