トム・コートネイ
英イングランド出身。ロンドンの王立演劇学校(RADA)で学び、1960年に初舞台を踏む。62年、戦争映画「Private Potter」の主演でスクリーンデビュー。続く「長距離ランナーの孤独」で新人俳優として注目を集める。「銃殺」(64)でベネチア国際映画祭ボルピ杯(最優秀男優賞)に輝き、「ドクトル・ジバゴ」(65)ではアカデミー助演男優賞の候補となった。その後活動の中心を舞台に戻し、77年にブロードウェイデビュー。トニー賞に2度ノミネートされ、タイトルロールを務めた出演作の映画化「ドレッサー」(83)でアカデミー主演男優賞にノミネートされた。映画「ハロルド・スミスに何が起こったか?」(99)やTVドラマ「リトル・ドリット」(08)などで活躍し、シャーロット・ランプリング共演の「さざなみ」(15)でベルリン国際映画祭の主演男優賞を受賞。近年の映画出演作に「キング・オブ・シーヴズ」(18)などがある。舞台俳優としても活躍し続けており、 2001年ナイトの称号を授与された。