ニコニコ超会議とは (ニコニコチョウカイギとは) [単語記事]

第14回ニコニコ超会議⇒ニコニコ超会議2024

ニコニコ超会議とは、毎年1回、「ニコニコ動画を地上に（だいたい）再現する」をコンセプトのもとに、幕張メッセ国際展示場全ホールを貸し切って行われるニコニコ最大の公式イベントである。

超会議3までは「全ホール貸し切り」といいつつ、1～8ホールまでしか（しかって言うのもどうかと思うが）借りておらず、9～11ホールは他のイベントがあったことや運営が勘違いしていたこともあって借りていなかった。2015年からは9～11ホールを借りて行われることになり、名実ともに「全ホール貸し切り」が達成された。2016年はさらに「QVCマリンフィールド」をエリアに加え、さらに大きくなって開催された。 2020年は、新型コロナウイルス感染症「COVID-19」の世界的流行が原因で、同時開催予定だった「闘会議2020」とともに中止になり、代替イベントとして「ニコニコネット超会議2020」が開催された。2021年も同じ理由で中止になり「ニコニコネット超会議2021」を開催した。

開催から長らく赤字を垂れ流すイベントであり、「そんなことより鯖強化しろ」などと言われていたイベントであったが、2024年の開催で初めて黒字化が達成されたことがKADOKAWAの決算発表資料にて公開された。

超会議が開催に至った経緯

従来の「ニコニコ大会議」は、基本的に運営によるニコニコ動画の新機能発表会と音楽パートで構成されており、スポットが当たっていたのは、「歌ってみた」「踊ってみた」「演奏してみた」を中心とするやってみた系ユーザーの界隈に限られており、発表は前座という扱いであった。

徐々に規模が大きくなるにつれ、ニコニコでいう大会議がライブイベントという定義ができつつあるなか、「ニコニコは歌い手ばかり優遇している」「そんなことやってないで鯖強化しろ」だったり批判の音が徐々に大きくなっていった。
やがて不満が爆発したのがニコニコ大惨事と呼ばれる事件である。これにより大会議を続けられる雰囲気ではなくなり、元取締役のひろゆきも「台湾大会議にはいきません。」夏野さんが「いいじゃない…(ry」で物議を醸す発言で完全に終わりだなという雰囲気が形成されてしまったのである。

これにより、ニコニコ運営は余儀なく方針転換をさせざるを得なかった。そこで、川上会長は「やってみたばかりのユーザーの大会議を終了」して、「ニコニコ動画のだいたい全部のユーザーの巻き込む超会議を開催しよう」というビジョンを打ち出す。ライブイベント的立場をニコニコ超パーティーとして独立させ、ニコニコ動画の世界を再現したらこれは面白いことになるのではと今までスポットを当てていなかったところにあて始める。

（週刊アスキー：川上会長インタビューニコニコ動画めもりあるニコニコ大会議編を参考）

次回予定

2024年 4月22日(月)～28日(日)に「ニコニコ超会議2024」を開催予定。

歴代ロゴマーク・エンブレム

ニコニコ超会議
（2012/4/28～29）

メイちゃんさんの作品

ニコニコ超会議2
（2013/4/27～28）

しろいゆきさんの作品

ニコニコ超会議3
（2014/4/26～27）

泣犬さんの作品投稿作品

ニコニコ超会議2015
（2015/4/25～26）

もももさんの作品

ニコニコ超会議2016
（2016/4/29～30）

維新白紙さんの作品

ニコニコ超会議2017
（2017/4/29～30）

おこりざるさんの作品

ニコニコ超会議2018
（2018/4/28～29）

えりょさんの作品

ニコニコ超会議2019
（2019/4/27～28）

マンゴーさんの作品

ニコニコネット超会議2020
（2020/4/12～19）

さばみそさんの作品

ニコニコネット超会議2020夏
（2020/8/9～16）

ドリエルさんの作品

ニコニコ超会議2022
（2022/4/23～30）

加藤維紗人/Kato Isatoさんの作品

ニコニコ超会議2023
（2023/4/22～30）

青猫さんの作品

ニコニコ超会議2024
（2024/4/22～28）

kimuさんの作品

※1：ニコニコ超会議2012をニコニコ超会議として表現している。
※2：ニコニコネット超会議2020夏のシンボルマークは超会議期間中にユーザー企画にて決定。
※3：ニコニコネット超会議2021はシンボルマークの設定なし。

ニコニコ超会議リアル・ネット来場者数＆決算額まとめ

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開催日	イベント名	リアル来場者数	ネット来場者数	決算額
2012/4/28-29	ニコニコ超会議2012	9万2384人^注1	347万776人	△4億7081万25円
2012/4/28-29	ニコニコ超パーティー	1万1000人	99万4696人	上記に含む
2013/4/27-28	ニコニコ超会議２	10万3561人	509万4944人	△8854万2000円
2013/4/27-28	ニコニコ超パーティーⅡ	1万2000人	110万0000人	上記に含む
2014/4/26-27	ニコニコ超会議３	12万4966人	786万4158人	△7039万331 4円
2014/4/26-27	ニコニコ超パーティーⅢ	1万2000人	70万0000人	上記に含む
2015/4/25-26	ニコニコ超会議2015	15万1115人^注2	794万495人^注2	△4626万6656円
2016/4/29-30	ニコニコ超会議2016	15万2561人	554万8583人	△3億9084万3616円
2017/4/29-30	ニコニコ超会議2017	15万4601人	505万9967人	-
2018/4/28-29	ニコニコ超会議2018	16万1227人	612万1170人	-
2019/4/27-28	ニコニコ超会議2019	16万8248人	666万3612人	-
2020/4/18-19	ニコニコ超会議2020	※開催中止		-
2020/4/18-19	闘会議2020	※開催中止		-
2020/4/12-19	ニコニコネット超会議2020	-	1638万1426人	-
2020/8/9-16	ニコニコネット超会議2020夏	-	1773万8806人	-
2021/4/18-25	ニコニコ超会議2021	※開催中止		-
2021/4/24-5/1	ニコニコネット超会議2021	-	1796万2479人	-
2022/4/23-30	ニコニコ超会議2022	9万6160人	1389万1680人	-
2022/10/8-16	ミュージック超会議2022	-	-	-
2022/10/15-16	超パーティー2022	-	-	-
2023/4/22-30	ニコニコ超会議2023	11万8797人	-	-
2024/4/22-28	ニコニコ超会議2024	12万5362人	-	初黒字化（金額非公表）注3

注1：この回に限って無料ゾーンがあった。（無料：2万8265人＋有料：6万4119人）
注2：この年以降のニコニコ超パーティーは含まない。
注3：2025年3月期第1四半期決算にて発表したほか、ニコニコ超復活祭のメイン生放送にて運営の横澤大輔より発表があった。


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