病気とは (ビョウキとは) [単語記事]

病気とは

人間や動物が身体に異常を起こし、何らかの不具合を生じさせる状態のことである。

単に「疾病」「病」（やまい）とも表記される。

※外傷によって不調や痛みを発するものは「怪我」として区別される。
※病気・怪我の双方を含める「傷病」といった単語もある。

概要

病気とは、身体異常のことである。主に医療機関が治療の対象にしている物を指す。

ただし、その程度や症状などによっては「障害」と区別されることもある。

病気にかかってしまうと、日常行動に支障をきたすことがある。古代から世界中でこの病気にかからないようにしたり、かかってしまった場合の対処方が研究されてきた。

病気の原因

不衛生
温度 / 湿度
ストレスおよび発散不足
アレルギー
生活習慣
運動不足
喫煙 / 飲酒
過労
- 休憩不足
- 睡眠不足
不安 / トラウマ
遺伝

有害物質
粉塵
騒音
振動
放射線
感染症
栄養不足
- 欠乏 / 過剰摂取
心身の酷使
環境の変化
公害 / 労災
免疫力 / 体質

ストレスには断れない性格、人間関係、同調圧力、いじめ、ブラック企業といった事例も多い。

厄介なもの

体調を崩したり風邪程度であれば安静にしていれば自然治癒する場合も多い。…のだが

病状が風邪などに似ており、（精密検査を受けなければ）誤診される場合もある。
- まったく見当違いの薬を出され快復どころか悪化する場合もある。
不調や痛みを感じたからと、その部分が病気とは限らない。
- 別の患部から負担がしわ寄せされ不調・痛みを発している場合もある。
- 例として筋肉・神経などは繋がっているため、不調が背中や肩回りに出る場合もある。
根本的な原因はそのまま、時間経過によって一時的に回復したように感じる場合もある。
ごく稀に早急な治療・手術が必要な場合もあるため油断は禁物。
効果や医学的効果の認められない民間療法もあるので注意。
- フラシーボ効果のような思い込みによって「治ったような気がする」「～になった」というもの。
- 昔・国によっては魔術・占い・祈祷も含め、トンデモ医学は割と行われていた。

医者自体の技量や知識がズレていたり、そもそも専門医でない、ヤブ医者であるなど見抜けない場合もあるため、「医者がそう言っていたから間違いないのだろう」ではなく、諦めず複数の医師・病院の診察を受けるセカンドオピニオンといった手段が有効。

身体的に怪我や病気ではないが、精神的にやめられないものは中毒・依存（依存症）などと呼ばれる。

病気以外の厄介

特に重病を患った際においては身体的・精神的・金銭的な不安・負担が甚大。
それこそ治る・苦しみから逃れられるなら「藁にもすがる」など大幅に判断力を失っている。

その心の隙に付け込んでくる悪質な輩もいるので注意。（詐欺・カルト宗教^[1]など）患者本人でなく、患者を支える親族が信じ込む場合もある。

身体異常以外での「病気」

ニコニコ動画をはじめとするネット上や、気の知れた仲間同士の軽口で「病気」と言った場合は上記とは少し異なる。

いわゆる「病的な状態」を総合的に表す言葉であり、何らかの物事に激しく好意を示したり、何らかの行為をひたすらやり続けたりする状態のことを指す。

これは医療機関が治療の対象にはしていない。

「○○が好きすぎる状態」を指す言葉として代表的なのが「釘宮病」である。声優釘宮理恵が演じるキャラクターが熱狂的なファンを生み出し、ネット上などから「釘宮病」と言う言葉が広まっていった。今では様々な声優やキャラクターに対しても用いられるようになっている。こういった言葉が「釘宮病」が最初かどうかはわからないが、好きすぎる状態を○○病と称するのが広まったのはこれが契機であると思われる。