1.ケイ素(Silicon)とは、地殻中に酸素の次に存在する元素である。
漢字では「珪素」だが、常用漢字外のためカタカナで表記される。本項で説明する。
2.ソードアート・オンライン(以下SAO)の登場人物「シリカ」をSAOのメインヒロインとして崇める紳士淑女の総称である。→シリコン(SAO)
3.もしかして:シリコーン
綴りはSilicone。手術で女性の胸に埋め込んだりするのはこちら。
原料はケイ砂だ。これには酸化ジルコニウムZrO2や二酸化ケイ素SiO2や酸化鉄FeOが含まれている。FeOは酸処理とろ過でほとんど分離除去ができる。次に、SiO2 + C→ Si + CO2 というような反応で純物質をつくる。ただ、この状態では超高純度とはいえない。ここでさらに、塩素を作用させて、塩化ジルコニウム、塩化ケイ素にする。これらは物理状態が固体と液体で異なるので分離が非常に容易にできる。そこでまず、ろ過をしてさらに蒸留をすると十分な純度で分離できる。高純度のSiCl4(液)が得られる。これをHClと作用させて、蒸留すると高純度SiHCl3(液)が得られ、水素還元すれば純度99.999999999%(イレブンナイン)のケイ素が得られる!
以下に評細なフローチャートを示す。
ケイ砂=(酸処理・ろ過)⇒ZrO2 and SiO2=(C還元)⇒Zr and Si<純度97%>=(Cl2)⇒ZrCl4(固) and SiCl4(液)
=ろ過⇒微量ZrCl4(固) and SiCl4(液)=蒸留⇒SiCl4(液)=HCl⇒SiHCl3(液)=蒸留⇒高純度SiHCl3(液)
さらに半導体で利用するためにはケイ素を多結晶から、原子が綺麗に並んだ単結晶にする必要がある。高温でドロドロに融かした高純度ケイ素に、半導体を制御するための不純物(ホウ素やヒ素、リンなど)を添加した上で、主にチョクラルスキー法という方法で殆ど欠陥のない円柱状の単結晶(シリコンインゴット)を製造する。
あとは大雑把にいうと、シリコンインゴットを1mm弱の輪切りにして、鏡みたいにピッカピカに磨き上げた円盤を作る(シリコンウェーハ)。この上に回路を書き込んで、半導体デバイスとして使用する。
そもそも半導体とはなんだろうか?それは簡単なことで一言で表すことが出来る。
では普通の銅線では何か違うのか?といわれると、銅線のような普通の導体は
という性質を持つ。
ちなみにゴムなどの絶縁体といわれるような電気を通さないものは半導体の性質をもつ。しかし、電気伝導率があまりに異なるために一般的には区別されている。
n型半導体はAs(ヒ素)のような、価電子がケイ素より多いものをケイ素のような真性半導体に添加することで出来る。
p型半導体はGa(ガリウム)のような、価電子がケイ素より少ないものをケイ素のような真性半導体に添加することで出来る。
これらは、ダイオード、トランジスタなどの回路素子の材料としても有名で聞いたことある人は多いかもしれない。
これらの回路素子はいまあなたが使っているパソコンでも用いられている。
つまり、半導体がないとニコ動がみれなくなる。ニコ動がみれなくなってもいい?またまたご冗談を
これらの詳しい仕組み・原理というものは分子軌道法、バンド理論を理解すると幸せになれるかも・・・
掲示板
45 ななしのよっしん
2019/01/07(月) 07:58:48 ID: +DK8Paf6iU
砂漠の砂がおがくずって、じゃあ砂漠化で新しく出現したようなところじゃ何らかの超常存在が誰にも見つからないように日夜鋸挽いてんのかよwって話になっちゃうな
46 ななしのよっしん
2020/05/07(木) 23:38:16 ID: Ki2iy8qfKL
べつに生物がケイ素を含んでるのはそんなに特殊な話じゃない。珪藻とか、イネ科植物のプラントオパールとか
タンパク質や脂質みたいに、いわゆる生化学にかかわるのが炭素だけっていう話だ
47 ななしのよっしん
2022/06/19(日) 11:14:06 ID: oOtX37OYFM
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最終更新:2024/12/27(金) 04:00
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