概要
十二支の一つとして年月日、時刻、方位などを表す。十二方位は西、年は西暦を12で割って余りが1の年、夏暦では8月、時刻は夜5時から7時を表す。
その他
漢字として
酉
- Unicode
- U+9149
- JIS X 0213
- 1-38-51
- 部首
- 酉部
- 画数
- 7画
- 意味
- 十二支の第十位。酒、酒器、成熟する、飽く、貯水池。
- 字形
- 酒壺の象形。金文では酒の意味でも使われていたが、もっぱら十二支の第十位を示すのに使われるようになり、酒の意味では酒の字が使われるようになった。つまり酒の初文。
- 〔説文解字・巻十四〕には「就(な)るなり。八月、黍成る。酎酒を爲(つく)る可し。古文酉の形に象る」とある。酉が十二支で8月にあたること、酒の意味があることをうまいこと絡めて解説している。
- 音訓
- 音読みはユウ(漢音)、訓読みは、とり、さけ。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。1951年に人名用漢字に採用された。JIS X 0213第一水準。
- 部首
- 酉は部首、酉部を作る。主に偏に用いられ、ひよみのとり、とりへんと呼ばれる。酒に関係する字が属する。
- 声符
- 酉を声符とする漢字には、庮、酒、逎、醜、𤍕などがある。
- 語彙
- 酉月・酉室・酉陽
異体字
丣
丣は〔説文解字〕にある古文。〔説文〕は「丣、古文の酉、戼(卯)に從ふ。戼は春門を爲す。萬物已(すで)に出づ。丣は秋門を爲す。萬物已に入る。一は閉門の象なり」といい、卯は開門であるのに対して酉は閉門を表しているとする。
なお丣にはリュウと読む形は同じで別の字があり、留(畱)、柳などはこれに従う。
互換文字
関連項目
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