十二支
十二支の第6位で年月日、時刻、方位などを表す。十二方位は東南偏南、年は西暦を12で割って余りが9の年、夏暦では4月、時刻は午前9時から11時を表す。
漢字として
巳
- Unicode
- U+5DF3
- JIS X 0213
- 1-44-6
- 部首
- 己部
- 画数
- 3画
- 意味・字形
- ヘビの象形。十二支では珍しく、十二支獣と字形が一致している。ただ、もともと甲骨文のころ十二支の第6位を表していたのは子。第1位と第6位の字が子の形に合流し、新たに第6位を表す字として巳が使われるようになった。
- 〔説文解字〕には、「巳なり。四月、陽气巳(すで)に出でて、陰气巳に藏(おさ)まる。萬物見(あら)はれて、文章を成す。故えに巳を蛇と爲す。象形」とある。十二支、陰陽五行説によって解説しているが、甲骨文のころは、巳にあたる字に子を用いているため、この説明には根拠がない。
- 金文のころ、巳、已は区別されておらず、~のみ、すでに、やむ、ああ(感動詞)のように使われている。すべて仮借であろう。ほかに似と通じて、つぐ、祉と通じて幸い、の意味がある。
- 音訓
- 音読みはシ、訓読みは、やむ、ああ、み。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 1951年に人名用漢字に採用された。
- 声符
- 巳を声符とする漢字には、圯、攺(会意とも)、祀、巸、などがある。
関連項目
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