- プロ野球選手一覧 > 牧原大成
牧原大成(まきはら たいせい、1992年10月15日-)とは、福岡県出身のプロ野球選手(内野手、外野手)である。現在は福岡ソフトバンクホークスに所属。
福岡ソフトバンクホークス #8 | |
---|---|
牧原大成 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 福岡県久留米市 |
生年月日 | 1992年10月15日 |
身長 体重 |
172cm 72kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投左打 |
守備位置 | 内野手、外野手 |
プロ入り | 2010年育成ドラフト5位 |
経歴 | |
国際大会 | |
代表チーム | 日本 |
WBC | 2023年 |
プロ野球選手テンプレート |
中学校では久留米ボーイズに所属し、ホークスカップに出場し、準優勝に貢献した。
城北高等学校では1年からベンチ入りし、2年春から三塁手のレギュラーに定着。秋に二塁手に転向し、熊本大会優勝に貢献したが、九州大会では初戦で敗退。3年も県大会で敗退したため、甲子園出場はなかった。
2010年育成ドラフト5位で福岡ソフトバンクホークスに入団した。背番号は129。同年の育成ドラフトでは、4位で千賀滉大、6位で甲斐拓也が指名されている。
スカウトには俊足は本多雄一に負けない、ドラフトの隠し玉と称されていた。
2012年(2年目)6月に支配下選手登録された。背番号は69。代走として5試合に出場した。
2014年は二軍で打率.374をマークしてウエスタンリーグ首位打者を獲得。オフにU21ワールドカップの日本代表に選出され、打率.455、4盗塁と活躍した。
2015年は出場機会を増やすため、キャンプから外野手の練習に取り組む。内野手登録ながら、この年は外野手として43試合に出場した。
2016年は二塁手と外野手として起用され、41試合に出場。オフに背番号を36に変更した。
2017年は一軍と二軍を行き来した他、右肩痛の影響で10試合に留まった。
2018年は、7月8日に一軍に昇格、二塁で即スタメン出場し2安打を放つと、そのまま二塁のレギュラーに定着。7月16日の埼玉西武ライオンズ戦で、大石達也からプロ8年目にして初ホームランを記録した。3割を超える高打率を維持して8月からは1番を打つようになり、8月半ばから台頭したジュリスベル・グラシアルとともに打線の起爆剤として、チームの後半戦の追い上げに大きく貢献した。しかし9月27日の西武戦で森友哉と交錯して負傷、右前距腓靭帯損傷と診断され無念の戦線離脱。自己最多の59試合に出場、打率.317、3本塁打26打点、9盗塁の成績でシーズンを終えた。
2019年は前年の活躍もあり1番・二塁で開幕スタメン入り。チームの外野手に怪我人が相次いだため4月半ばからは外野メインで起用された。しかし前年のような好調は見せられず、低出塁率もあって5月からは下位打線に回され、6月頭で二軍落ち。7月に一軍復帰してからはチーム状況に応じて二塁、遊撃、中堅などで起用、8月以降は調子も取り戻し、9月には1番打者に戻って7試合連続初回先頭打者ヒットを放ったりもした。最終的には自己最多の114試合に出場したが、規定打席には僅かに届かなかった。
クライマックスシリーズでは、西武とのファイナルステージで打率.421、1本塁打5打点、守備でもスーパープレーと攻守に躍動しMVP級の活躍で下剋上に貢献。日本シリーズでも第1戦で2安打2打点に好守備の活躍を見せ日本一に貢献した。
2020年は開幕から二塁の準レギュラーとして川島慶三と併用されたが、7月半ばに肩周辺の張りで1ヶ月ほど登録抹消。8月下旬に今宮健太の離脱で一軍復帰すると、周東佑京が二塁に定着して以降は遊撃手としての起用が増えた。また、1番・2番での起用が減り下位打線起用が多くなった。77試合で打率.241、180打席で3四球と早打ちぶりは例年通りだった。
2021年は開幕当初は代走・守備要員だったが、周東佑京の不振もあって5月からスタメン出場の機会が増え、打率3割を超える好調だったが、6月頭に左太股の張りで抹消。6月28日に一度復帰したが、僅か3日で左太股筋損傷により戦線離脱となってしまった。8月下旬に復帰後は主に1番・センターを務め、最終的には98試合で打率.278、自己最多の4本塁打と14盗塁を記録した。
2022年は12年目にして初めてオールスターゲームに選出された。オフに背番号を8に変更した。120試合の出場で打率.301、6本塁打、42打点を記録した。オフに背番号を8に変更した。
2023年は鈴木誠也の代替として第5回WBC日本代表に選出された。シーズンでは二度の負傷で91試合の出場に留まった。
50メートル走5.8秒の俊足が最大の武器。本職は二塁手、状況に応じて一塁、三塁、遊撃、外野全ポジションも守るユーティリティプレイヤーで、外野では主に俊足を生かして中堅手を守る。俊足を活かした守備範囲の広さで、本職の二塁とサブで守ることが多い遊撃・中堅はチームでもトップクラスの守備力を誇る。
打撃の方は極度の早打ちで、好調だった2018年には初球打ちの打率が5割を超えていた。しかしそれ故に(加えて選球眼もイマイチなフリースインガーなので)四球が極端に少なく、出塁率が低いのが難点。そのため2018年の後半戦や2019年のクライマックスシリーズのように調子のいいときは手が付けられないほどの活躍をするのだが、不調のときはあっさり凡退を繰り返しがちである。
ちなみにどのくらい四球を選ばないかというと、2021年シーズン終了時点において通算1000打席以上の選手での四球率がNPB史上ワースト1位である(通算1345打席で31四球、四球率.023)。一般に四球が少ないと言われる選手でも四球率は.040~.060ぐらいなので、牧原の四球率.023がいかに異次元の数字かがわかる。
そんなわけで俊足・高い守備能力・極端にムラっ気の強い打撃を兼ね備えた牧原は、一部ホークスファンの間ではかつての城所龍磨のようなアイドル枠として「マキ様」と呼ばれている。
2019年に本人のインスタグラムにて映画『天気の子』を4回も見に行っていることが判明してからは、ファンから活躍すると「天気の子見に行っていいぞ」「牧原のために常時天気の子を流せ」とか言われたりしていた。
球団 | レス | No | プレイヤー |
---|---|---|---|
ソフトバンク | 応援歌のピコカキコ一覧#1309 | 13581 |
- (2023年終了時点)
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012年 | ソフトバンク | 5 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | .--- |
2013年 | 6 | 7 | 6 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | .000 | .000 | |
2014年 | 11 | 15 | 13 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | .077 | .077 | |
2015年 | 43 | 51 | 44 | 6 | 7 | 1 | 0 | 0 | 4 | 2 | 4 | 2 | 0 | 1 | 4 | 2 | .159 | .170 | |
2016年 | 41 | 97 | 90 | 15 | 22 | 3 | 0 | 0 | 6 | 4 | 5 | 1 | 1 | 0 | 15 | 0 | .244 | .250 | |
2017年 | 10 | 3 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .333 | .333 | |
2018年 | 59 | 264 | 249 | 32 | 79 | 12 | 4 | 3 | 26 | 9 | 3 | 2 | 8 | 2 | 33 | 2 | .317 | .341 | |
2019年 | 114 | 436 | 409 | 37 | 99 | 14 | 2 | 3 | 27 | 10 | 12 | 1 | 10 | 4 | 85 | 2 | .242 | .267 | |
2020年 | 77 | 180 | 170 | 25 | 41 | 7 | 2 | 1 | 8 | 6 | 4 | 2 | 3 | 1 | 25 | 2 | .241 | .256 | |
2021年 | 98 | 292 | 273 | 41 | 76 | 7 | 2 | 4 | 21 | 14 | 7 | 1 | 9 | 2 | 42 | 5 | .278 | .305 | |
2022年 | 120 | 441 | 409 | 45 | 123 | 18 | 4 | 6 | 42 | 13 | 9 | 3 | 16 | 4 | 71 | 5 | .301 | .331 | |
2023年 | 91 | 387 | 359 | 40 | 93 | 13 | 1 | 2 | 32 | 3 | 7 | 5 | 11 | 5 | 66 | 6 | .259 | .287 | |
NPB:12年 | 675 | 2173 | 2025 | 247 | 542 | 75 | 15 | 19 | 166 | 61 | 54 | 17 | 58 | 19 | 350 | 24 | .268 | .292 |
年度 | 代表 | 大会 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023年 | 日本 | WBC | 5 | 2 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .500 | .500 |
機構 | 守備位置 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
NPB | 一塁手 | 7 | 15 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
二塁手 | 286 | 454 | 644 | 9 | 128 | .992 | |
三塁手 | 59 | 19 | 43 | 9 | 6 | .873 | |
遊撃手 | 86 | 109 | 178 | 6 | 48 | .980 | |
外野手 | 301 | 415 | 9 | 4 | 1 | .991 |
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 0
- 0pt