楠葉月とは、「ゆっくり楠のクローザー人生」シリーズに登場する架空のプロ野球選手(投手)である。現在は本人が現役を引退したことによりシリーズが完結しているが、引退後のエピソードを描いたシリーズが継続中である。
概要
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球団では早川あおいに次ぐ2人目の女性選手。早川あおいの母校である恋々高校から2011年オフにドラフトで千葉ロッテマリーンズから6位指名を受け入団。
ノーワインドアップからのアンダースローの投手で、直球は120km/h台半ばだが、マリンボールを始めカーブ、ムービングファスト、ナックルなど多彩な変化球を操る技巧派。早川あおいに強い憧れを抱いており、アンダースローやマリンボールは彼女をまねて習得したものだとか。低めに丁寧に投げる傾向が強く、球が甘く入らないので長距離砲には強い一方塁に出ようとする先頭打者やアッパースイングの得意な外国人には弱い傾向がある。早川あおい本人とも面識があり、本人に面と向かっている時の彼女はさながらイチローと川崎宗則を彷彿とさせる。
入団1年目からちょくちょく1軍で登板し、2年目以降は完全に抑えとして定着。同球団OBでクローザーと務めた小林雅英同様走者を出しながら抑えるさまから「劇女王」の異名がついた。しかしチームが先発王国になるにつれセーブ、登板機会は減少。終いには阪神の榎田大樹とトレードされてしまう羽目に。それでもめげる事無く抑えとしてセリーグでも奮闘し、9年目にFA権を取得し行使。古巣ロッテに帰ることに。古巣愛に燃えた彼女は1年間抑えとしてフル回転したにも関わらず敗戦はおろか失点すらしないという化け物じみた投球を見せた。そして12年目に体力的理由から現役を引退。通算336セーブで通算セーブ日本一になっての引退だった。
専属マネージャーにゆっくり霊夢がついており、ビジターでの登板で登場曲を流したりなどをしている。幼馴染のようだが、詳細は不明。葉月が単独セーブ王に日本一の立役者になった時に真相は明らかになる…?
趣味は読書と食事。特に食事に関しては常軌を逸する大食いで、年俸の大半が食費に消えているのだとか。もし旦那である奥居がスタープレーヤーじゃなかったらと考えると実に恐ろしい。
チームメイトで同期入団の奥居に男女の交際を申し込まれ了承。現役引退後は彼と結婚し、双子の姉弟を授かった。姉の名前は菜月、弟の名前は辰月。二人が揃って母親の母校である恋々高校に進学すると、それを機に葉月は同校の監督に就任。→劇女王、母校に帰る
恋々の監督として双子が3年生の時に甲子園初出場初優勝を成し遂げた。その年のドラフトでは恋々高校の3年生7人のうち双子を含む5人が指名されてプロ入りすることになり、残りの2人もスポーツ推薦で大学合格を勝ち取った。しかし、まさかその場で菜月に災難が待ち受けていようとは…!!→奥居菜月の野望
入団からの足跡
| 入団時 | M | 50 | 球 速 128km/h |
ｺﾝﾄﾛｰﾙ E |
スタミナ D |
Mファスト 1 カーブ 1 ナックル 2 マリンボール 1 |
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| 防御率1.38 4勝1敗14S | ||||||||||
| 特殊能力なし | ||||||||||
| 入団直後は130km/hも出ず、たいして制球力もないように見えた。開幕こそ二軍スタートだったもののイースタンで結果を残し4月中旬には一軍に昇格。一時は二軍に降格してしまったが、それでも44試合に登板。シーズン終盤は薮田安彦に代わって抑えを任されるようになり新人王も期待されたが、同球団でリーグ最多登板の益田直也に敗れて惜しくも新人王は獲り損ねてしまった。チームは球界屈指の投手陣を擁して最後の最後までホークスと優勝争いをしたが惜しくも2位。それでもCSでホークスを破り日本シリーズに駒を進めたがセリーグ覇者の巨人に圧倒的な戦力を見せつけられ2勝4敗で日本一を逃す。契約更改では成績が順当に評価され3100万円でサインした。 | ||||||||||
| 2年目 | M | 50 | 球 速 128km/h |
ｺﾝﾄﾛｰﾙ C |
スタミナ D |
Mファスト 1 カーブ 1 ナックル 2 マリンボール 2 |
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| 防御率1.44 3勝3敗33S | ||||||||||
| 特殊能力なし | ||||||||||
| 昨年に比べて格段に制球力が上昇。このシーズンは1年間を通して抑えで完全に定着し、ファンからの人気も鰻登り。4位ではあるもののオールスターに選出され出場。年間33セーブで入団2年目にして楽天の青山浩二、ホークスの森福允彦に並ぶ最多セーブに輝く。しかしチームはホークスに独走を許し、最終戦までオリックスと2位争いを繰り広げ僅か0.5ゲーム差で2位に。そしてCSでオリックス、そしてホークスをも破り2年連続で日本シリーズに進出。相手は前年と同じ巨人であったが4タテを食らい彼女の登板は一度もなくまたも日本一を逃してしまう。契約更改では代理人霊夢の手腕が光り1億1500万円でサインした。 | ||||||||||
| 3年目 | M | 50 | 球 速 128km/h |
ｺﾝﾄﾛｰﾙ C |
スタミナ D |
Mファスト 1 カーブ 1 ナックル 2 マリンボール 4 |
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| 防御率1.23 5勝3敗31S | ||||||||||
| 対ピンチ 4 | クイック 4 | 逃げ球 | ||||||||
| マリンボールが完全に決め球となり、クイック投法も取得。なお球速が遅すぎるせいで走られる模様。この年もオールスターに選出されたがまさかの出番なし。今年もまた抑えとしてフル回転して2年連続の30セーブを記録したが、楽天の青山浩二にセーブ王を奪われ惜しくもセーブ数2位。その一方でチームは唐川侑己がノーヒットノーランを達成するなど快進撃を続け見事にリーグ優勝。CSも突破し日本シリーズに進出。またも巨人が相手だったが最終戦、延長15回までもつれ込む大激戦を制し日本一に。契約更改ではフロントに少しケチられ1億4700万円でサイン。 | ||||||||||
| 4年目 | M | 50 | 球 速 128km/h |
ｺﾝﾄﾛｰﾙ C |
スタミナ D |
Mファスト 1 カーブ 2 ナックル 2 マリンボール 5 |
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| 防御率1.68 10勝3敗30S | ||||||||||
| キレ 4 | クイック 4 | 回復 4 | 安定度 4 | 逃げ球 | ||||||
| 打球反応◯ | ||||||||||
| 打球反応を身に付け、シーズンを通して体調が安定するようになった今年。しかし昨年の唐川侑己に続き藤岡貴裕までノーヒットノーランを達成するなど球界屈指の先発陣の中で救援陣が影に隠れる形となってしまい、彼女の登板機会は激減。しかし抑え投手ながら交流戦で打席に立ち、見事プロ入り初安打を記録する。しかし8月に入ると先発陣が疲れ始め、彼女の登板数は増加。8月15日の登板で通算100セーブを記録。しかし9月になると彼女まで疲れ始め、救援失敗が目立ってしまった。それでも3年連続30セーブを達成。しかしまたもセーブ王の座は44セーブを記録した楽天の青山浩二に奪われた。チームは3位でCSに進出。しかしファイナルステージでソフトバンクに敗れ、日本シリーズ進出を逃してしまう。契約更改では終盤が響いて1億8700万円でサイン。 | ||||||||||
| 5年目 | M | 50 | 球 速 135km/h |
ｺﾝﾄﾛｰﾙ B |
スタミナ D |
Mファスト 1 カーブ 2 ナックル 2 マリンボール 5 |
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| 防御率1.71 5勝2敗34S | ||||||||||
| 対ピンチ 4 | キレ 4 | クイック 4 | 回復 4 | 逃げ球 | ||||||
| 打球反応◯ | 低め◯ | |||||||||
| 低めの制球力が増し、さらに劇場耐性も備わった今年。昨年救援登板のみながら二桁勝利を達成したために200回を投げ13勝を挙げた唐川侑己、21勝を挙げ沢村賞を獲得した成瀬善久と共に「三本柱」となった。今年は開幕から登板機会に恵まれ、順調にセーブを稼いだ。故障時にもかかわらず登板させられ炎上という悲劇に見舞われもしたが34セーブで単独セーブ王となりチームの優勝、そしてCS突破に貢献した。日本シリーズでも登板し日本一に貢献、胴上げ投手になった。契約更改では代理人霊夢の驚くべき手腕により3億3300万円でサイン。 | ||||||||||
| 引退時 | M | 50 | 球 速 135km/h |
ｺﾝﾄﾛｰﾙ A |
スタミナ D |
Mファスト 1 カーブ 2 ナックル 2 マリンボール 5 |
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| 防御率1.07 62勝 30敗 336S | ||||||||||
| 対ピンチ 4 | キレ 4 | クイック 4 | 回復 4 | 安定度 4 | ||||||
| ジャイロボール | 逃げ球 | リリース◯ | 打球反応◯ | 低め◯ | ||||||
| 上の成績は通算成績である。またコントロールは99まで成長。なおSには届かなかった模様。遅い球速でも速く見せようと7年目にジャイロボールを取得し、更なる進化を遂げた。背番号50はロッテに復帰する際に球団が用意してくれたようだ。先発の台頭、ポジションを狙うライバルの登場などさまざまな困難に見舞われたが、それでも日本一の守護神として球史に名を残した。もしもゲームの仕様上の限界である20年目まで現役を続けていたならば一体通算で何セーブしていたのだろうか、非常に気になる所である。 | ||||||||||
葉月監督の個性溢れる教え子達
ここでは葉月が監督として在籍している間の主要な教え子達の能力を紹介する。プロ入り出来た選手もいれば出来なかった選手もいる。名前の下の成績は高校通算の成績である。
また、名前の横のアルファベットはその選手の進路を表している。見方は以下のとおり。
G=読売ジャイアンツ T=阪神タイガース CD=中日ドラゴンズ
OB=オリックス・バファローズ UV=大学進学 UK=不明
| 楠辰月 | G | 1 | 球 速 143km/h |
ｺﾝﾄﾛｰﾙ B |
スタミナ B |
カーブ 5 フォーク 1 シュート 4 |
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| 29試合登板 防御率2.86 | ||||||||||
| 対左打者 4 | ジャイロボール | 尻上がり | 打球反応◯ | 威圧感 | ||||||
| 根性◯ | ||||||||||
| 楠葉月監督の実子にして2人のトッププレイヤーの血を引いた超サラブレッド姉弟の弟。 打撃センスも抜群で1年生の頃は4番を打っていたほど。投手としては母親とそっくりのフォームから繰り出される 140km/hオーバーのジャイロボールと高校生離れしたカーブとフォークで三振を奪うスタイル。 甲子園優勝投手となり、「関東の至宝」と評されドラフトでは巨人から1位指名を受けてプロ入りを果たす。 |
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| 三浦 | UV | 17 | 球 速 140km/h |
ｺﾝﾄﾛｰﾙ D |
スタミナ C |
フォーク 5 シュート 1 高速シンカー 1 |
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| 20試合登板 防御率1.98 | ||||||||||
| 軽い球 | ||||||||||
| 楠姉弟と同級生の投手で、恋々の守護神として辰月の後のマウンドを任された男。 1年生の時にフォークのキレが葉月監督の目に留まり、3年間フォークを重点的に鍛えてきた。 それだけあり、フォークは絶品。この球を武器に時々劇場が開幕しながらも高校で戦い抜いた。 「東京の計算機」と評されたがドラフトでは指名されなかった。 しかし大学から声がかかり進学を決意。4年の後に再びプロを目指す。 |
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| 楠菜月 | UK | 2 | 弾道 4 |
ミート B |
パワー A |
走力 D |
肩力 B |
守備力 C |
エラー D |
守備位置 捕 |
| 29試合出場 .306 3本塁打 | ||||||||||
| 送球 4 | プルヒッター | 内野安打◯ | ||||||||
| 楠葉月監督の実子にして2人のトッププレイヤーの血を引いた超サラブレッド姉弟の姉。 戸籍上の苗字は奥居だが、語呂が良いので楠姓で登録してある。 女の子とは思えない怪力で本塁打を打てるパワーは眼を見張るものがあり、捕手としても評価が高い。 弟の辰月とバッテリーを組み、恋々の甲子園優勝の立役者の一人となる。 「関東の若大将」と評されドラフトではソフトバンクから1位指名を受けるが…? |
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| 山村 | OB | 3 | 弾道 3 |
ミート A |
パワー A |
走力 D |
肩力 E |
守備力 F |
エラー E |
守備位置 一 |
| 29試合出場 .330 3本塁打 | ||||||||||
| ハイボールヒッター | 威圧感 | |||||||||
| 楠姉弟と同級生の一塁手で、入学時野手の中で随一のパワーを持っていたので主砲として育てられることに。 打撃スキルが辰月を上回ってからはずっと4番に固定され、それを遺憾なく発揮した。 余談だが、マネージャーの原野と付き合っている。そうか、弾道は彼女に上げて貰ったのか… 「関東のスナイパー」と評され、オリックスから2位指名を受けてプロ入り。 |
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| 高須 | UV | 4 | 弾道 2 |
ミート C |
パワー D |
走力 C |
肩力 E |
守備力 B |
エラー E |
守備位置 二 |
| 29試合出場 .214 0本塁打 | ||||||||||
| 対左投手 4 | ケガしにくさ 2 | |||||||||
| 楠姉弟と同級生の二塁手で、華麗な守備が持ち味の選手。あだ名は「殿下」。 エースの辰月を守備で盛り上げ、辰月に「困ったときは殿下の所に打たせればいい」と言わしめたほど。 守備だけでなく打撃でもここ一番で結果を出し、チームを陰で支え続けた功労者である。 「関東のスピードスター」と評されたもののドラフトでは指名されず。三浦同様大学へと進むことに。 |
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| 丸山 | CD | 4 | 弾道 3 |
ミート C |
パワー B |
走力 B |
肩力 C |
守備力 E |
エラー D |
守備位置 外 |
| 29試合出場 .194 2本塁打 | ||||||||||
| 安定度 4 | プルヒッター | チャンス 2 | ||||||||
| 楠姉弟と同級生の外野手で、持ち前の明るさでチームの盛り上げ役。あだなは「ノリくん」 打撃と足の両方を兼ね備えた野手で、多岐にわたるプレースタイルでチームを支えた。 チャンスに弱いとは何だったのか、結構ここ一番で打てているようである。 「関東のスピードスター」と称され、中日から3位指名を受けてプロ入りを果たす。 |
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| 喜多 | T | 4 | 弾道 3 |
ミート B |
パワー B |
走力 A |
肩力 D |
守備力 F |
エラー D |
守備位置 外 |
| 29試合出場 .231 2本塁打 | ||||||||||
| 盗塁 4 | 満塁男 | 威圧感 | 三振 | |||||||
| 楠姉弟と同級生の外野手で、打って走れる選手として1番に座り続けたリードオフマン。 その走力、盗塁の技術は本物で塁に出れば足で場をかき回す。 その一方で打撃パワーも侮れず、中距離打者としてもプレーできる。 「関東のスナイパー」と称され、阪神から3位指名を受けてプロ入りを果たす。 |
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