御剣信とは、逆転裁判シリーズに登場する弁護士である。
逆転裁判・検事シリーズの検事、御剣怜侍の父親であり、御剣弁護士事務所の所長を務めている。
初登場は逆転裁判1で語られるDL-6号事件であったがその事件で命を落としており本編に登場する可能性はないかと思われていたが、逆転検事2にて18年の時をさかのぼり本格的に登場を果たした。
生前は非常に頭の切れる人物でスゴ腕の弁護士と活躍しており、完璧主義の狩魔豪の巧妙に計画された不正行為を見抜き摘発した唯一の男。
物静かな人物ではあるが決して悪を許さない熱いハートも持ち合わせている。
上記の通り非常に優れた弁護士であり、且つその弁護手腕は綾里千尋や成歩堂龍一に似通っている。(というかおそらくこの二人に受け継がれている)
逆転裁判シリーズでは有名な
ピンチの時こそふてぶてしく笑う
発想を逆転する
を実践した最古の人物である。
相手にまずい証拠品をたたきつけられた際のモーション(いわゆるやられモーション)が、一度驚いた後にニヤっと笑って見せるモーションで本当に“ピンチの時こそふてぶてしく笑う”を体現しておりとてもカッコいいのでこれを見るためだけでもゲームを買ってプレイする価値はある。
これら三つの大原則と卓越した頭脳、徹底した現場捜査、そしていざという時は熱いハッタリを武器に戦い、依頼人を助け出すことと同時に真実を暴くことを最終地点に据えて行動している。
息子の御剣怜侍は父の死の事件をきっかけに弁護士を嫌い、反対の立場である検事となり被告人をとにかく有罪に追い込む男となってしまったが、青いスーツのギザギザ頭の男と接することで心の奥に眠っていた本当の自分に気付き御剣信の遺志を受け継ぎさらなる高みを目指すようになり、志半ばに倒れた父の無念を晴らすべく18年の時を超えて戦う。
性格は至って真面目であるが御剣怜侍ほど堅苦しいわけではなく、弟子の信楽盾之を可愛がっており、信楽からも非常に懐かれている。例えるならば綾里千尋のような性格と言ったところか。
服装やおしゃれにも非常に気を使っており、法廷や「蘇る(初代逆転裁判)」では背広姿だったが捜査時には黒いソフト帽にブラウンのトレンチコーチをバシッと着こなした西洋紳士のような格好であり、髪型にも気をつかっている発言がある。(見た目にも整髪料でしっかり整えていることが分かる)
その服装は後の信楽盾之に影響を与えており、彼も黒いソフト帽をかぶりブラウンのシャツを着こなしている。
紅茶への嗜みがあり、一口飲んだだけで紅茶の種類を見抜き、更にその星型のめっちゃ飲みにくそうなティーセットも上等なものであると見抜いた。
またチェスも嗜んでいるようである。
息子の御剣怜侍にも愛情を注いでおり、現場の特大ケーキを見て息子にも見せてやりたかったと考えたり、小学生のうちから六法全書を読むヘンテコな息子に友達ができるのだろうかと心配したり、影響をうけて息子が喜ぶだろうか、などいつだって息子への愛を忘れない人物で、まさに父親の鑑と言えよう。
この父親像は作中に登場する二人の子どもを捨てた父親に対する対照的な父親像と言える。
上記の捜査手腕以外にも息子には御剣信の面影を感じさせる面があり、紅茶やチェスの造詣の深さや異議ありのポーズ、相手を威圧するポーズ、髪型のクセや話し方等々息子にはしっかりと御剣信の血が流れている。→出典はこちら
前述の通り、逆転裁判の主軸ともいえる三大原則を初めて活用した人物であることや、その卓越した頭脳、狩魔豪に一矢報いた人物であること、ふるまいそのやられモーションのカッコよさ、家族思いな一面等から絶大な人気を誇り2ちゃんねるにスレがいくつか立つほどの人気である。
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