亜とは、次位を表す接頭辞である。 例:亜種、亜熱帯、亜流、・・・。
またアジア(亜細亜)のことを表す。
漢字として
亞
- Unicode
- U+4E9E
- JIS X 0213
- 1-48-19
- 部首
- 二部
- 画数
- 8画
- 意味
- 旧字は亞。
- 第二の、次ぐ、内の、下位の、寄り添う、同類、(悪と通じて)醜悪、(堊に通じて)土を塗る、(婭と通じて)相婿、(圧と通じて)圧す、という意味がある。擬声語で、どもる声を表す。
- 字形
- 〔説文解字・巻十四〕には「醜なり。人の局背の形に象る」とし、醜悪の意味で、字形は人の背の曲がった象形だとする。また「賈侍中說に以爲(おも)へらく、次弟なり」と、次位の意味であるとする。
- ただ甲骨文の形はそうは見えないので、陵墓の墓室の平面図の象形であるという説、穴居住宅の象形であるという説がある。また、次ぐの意味は仮借義であるという説や、墓や葬儀の聖職者の意味からという説がある。
- 音訓
- 音読みはア(漢音、呉音)、訓読みは、つぐ、はふり。
- 規格・区分
- 亜は常用漢字である。JIS X 0213第一水準であり、一番先頭に位置する。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 〔説文解字〕では部首である。亞のほかに𣉩を収める。
- 声符
- 亜(亞)を声符とする漢字に、唖、堊、婭、悪、椏、蝁、錏、䛩などがある。
- 語彙
- 亜鉛・亜槐・亜寒帯・亜空間・亜卿・亜元・亜子・亜種・亜相・亜将・亜字欄・亜聖・亜炭・亜熱帯・亜匹・亜父・亜麻・亜流・亜鈴
異体字
- 1
- 0pt
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