パフォーマンス
年初来パフォーマンス: 34.8%
(税引き諸費用引き前:43.3%)
※年初資産が76,043,398、年末最終日に900万入金(損益通算の簡易化のためマネックスの米株口座資金とその他をSBIに集約)
各指数
グロースは昨年に引き続きマイナスフィニッシュと相変わらずのゴミ指数っぷり。
株式投資5年目、2024年の目標は
- TOPIX +20%
- 信用売りで利益を得ること(信用返済買の損益総計がプラス)
だったのですが、#1は損益ベースでは達成も税引き後では未達、#2は信用売り損益総計が-17,675円と惜しくも未達。
投資来の過去パフォ推移(税引き、諸費用引き後)
- 2020: +29% (2020年1月開始)
- 2021: +15.4%
- 2022: +44.4%
- 2023: +35.8%
- 2024: +34.8% (New)
↓投資来の資産推移(入金あり)
運用スタンス
昨年からあまり変わらず、無茶な運用はしないスタンスです。今年は通常時はレバ 0.9~1.2運用、決算期に銘柄入れ替えと跨ぎで一時的にMAXレバ1.4みたいな感じでした。(基本ロングメインで個別ショートは良いのがあれば資産比で5%~15%ほど。これとは別で先物触る口座もあるけど200万程度だし年に数回しかポジション持たないのでパフォには含めてません。)
ポートフォリオ内訳は、ほぼ売買しない優待枠・長期枠で資産比15%ほど、残りは中期(3か月~一年ぐらいの目線)、決算スイング、短期トレードなど色々と試行中。値動きの少ない地味株も入ってるので資産推移はかなりマイルドな方だと思います。
月次資産推移
Kaviewの月次推移
ザックリの流れとしては、
- 1月に昨年から持ち越しの三菱製紙とかポエックが決算で跳ねて大きめの利確
- 2月~4月は電線・電工系と好決算系を主に触って、パッとしないPFも地合いにも助けられてなんとかプラス
- 5月~7月も好決算系を細々と触る、小型グロース比率上昇、7月17日に億到達ポエムで見事に天井決める
- 8月、月初から暴落で3営業日で-25%の資産減、少し買いポジ減らして一部円高恩恵に入れ替え、月末には-2.4%で終える
- 9~10月は引き続き好決算系の小型株分散で地道に増やす
- 11月決算の小型グロースの反応良くグロース比率高めるもグロース短命で、12月は劣後で終わる
今年のハイライトは8月の暴落。自分は決算期で7月末時点でネットロング1.35まで上がったタイミングでの暴落だったので少し買いポジ減らして一部円高恩恵に入れ替え、8/5引け後時点でネットロング1.03でおかわり来ても死なない(心折れない)ポジに変えました。結果的には入れ替えとポジ減は裏目ったのですが、8月末時点で何とか-2.4%までリバってくれました。
記録)日次-15.9%、3営業日で-25%超
— だんごれいざー (@dango_razor) August 5, 2024
日経下げ幅歴代1位
日経&Topix-12.4%、グロース-15.8%
前場の投げ売りをうまく拾えて底取れたと思いきや後場に無限下げ、円高恩恵系に入れ替えてネット1.03
日銀利上げ、米国景況感、円安、個人の積み上がった信用の逆回転、明確な理由はわからない#だんご月次 pic.twitter.com/mA27WQaePQ
億ドヤしてから2週間で資産-30%したわけですが、この時は不思議と気持ちはそこまで凹んでなかったです。むしろ、もう1、2回暴落おかわりが来て信用レバの人たち全員退場で一度焼け野原になるような展開を望んでいたような気もします。
損益分析
2024年 売買した全銘柄の確定損益を譲渡益税明細からPivot集計結果(配当込み)
※確定してない保有株の含み益は含んでいない
2024年↓
2023年↓
昨年はプラスが126銘柄でマイナスは116銘柄に対して、今年はプラスが146銘柄でマイナスが153銘柄
ちなみに損益が±10万以内の銘柄が多いのは、監視ロットで結局買わなかったものや短期トレードの試行錯誤とかがかなり混じってます。
10万以上の変動があったものに絞ると...
2024年↓
2023年↓
2023年比でトレードの上手さや傾向に大きな変化はみられず。大きな損失が減っているのは良い傾向だけど、その分小さな損失は若干増えている気がする。損切りが早くなったのかリスクの大きい決算ギャンブルをやらなくなった成果か。
一方でパフォーマンスに3%以上寄与した銘柄が3つだけってのも問題な気がする。今年は特に自信のある銘柄が無くひたすら分散PFだったのも要因だけど、このPF続けても50%超のパフォーマンスは出せない気がしている。パフォ狙うなら銘柄絞るか時間軸短くするか。
取引区分分析
- 現売(現物売却時の損益):+30,806,060
- 信用返済売(信用買いの損益):+777,012
- 信用返済買(信用売りの損益):-17,675
- 配当:+1,206,590
- 諸費用(手数料・金利・その他):-1,394,344 ※↑の各金額はおそらく諸費用を差っ引いた金額
買い - 新規は信用で買って、利益が乗ってから現引きしているものも多いので利益が現物に寄るのは自然の流れ。今年からは現物手数料も無料になった関係で少しその傾向が薄くなって信用決済も初のプラスに。
売り - 今年の2つめの目標であった売りで利益をあげるは失敗。年間の総売り建て1.2億ぐらいに対してほぼトントン。決算見ていく時にもう少しショート目線でも見れるように意識する。買いポジが膨らんだ時にヘッジで個別ショートを入れてたこともあったので、今年の上げ相場も考慮すれば致し方ない気もする。
手数料・金利が 30万=>80万=>140万と毎年倍々ゲームで増えていく... ネットロング1.1とかでも、現物0.7、信用買い0.5、信用売り0.1みたいな持ち方してると金利や管理費だけでかなり持ってかれる。年パフォの1%ぐらいだから、あまり気にしすぎることも無いと思うけど運用資産が増えると額も大きいので必要以上に信用で持つことは控えたい。
時価総額毎の損益
母数が十分に多くないけど、やはり自分にとっての得意ゾーンは時価総額50~300億、触りやすい流動性を考慮すると時価総額100~300億がスイートスポット。来年からは300億以上も意識的に見ていこうと思ってる。
業種別の損益
業種別の集計は、小型銘柄に多い業種に集中しているだけにも見える。
個別分析
以下、今年の確定損益トップ5とワースト5(保有中の含み益/損は含まない)
確定益トップ5
ポエックは昨年からの持ち越しで1月決算で跳ねたので1月~2月でほぼ全利確。造船関連としての評価も入って予想以上に株価モメンタムついたけど、最後のしっぽはとれず。
三菱製紙は2023年3月にたくさん買って2023年の最主力だった銘柄。残ってた分も今年の1~2月にかけて大部分を一旦利確。前に買った理由は昨年の振り返りブログで。その後もちょこちょこ触ってて、今も保有。
セレスは昨年からの持ち越し、利益はほぼ年前半で売った分。選挙で国民民主躍進した翌日に買えず、次の日買うか悩んで買えず、その後の暴騰は眺めているだけでした。トランプ勝利とか入るタイミングはあったろうけどこの手のボラ激しいやつは苦手です。
日本基礎技術は5月の決算後の1か月だけ。短期で1.5倍とかなり効率よかった。
ツムラは昨年からの持ち越し。5月の決算後に自分が期待する株価にならなかったので売らなかったのですが、薬価改定を考慮した本決算ガイダンスは分かりやすい出口になったので10月の上げまで持ちっぱでようやく利確。ツムラはみんな持ってたし分かりやすい出口は素直に売っとけでした。
番外で6位のSchooは珍しくIPOセカンダリで大きく買った銘柄。平均取得単価 710円ぐらいで資産比10%超まで買って、決算後のPTSと翌日ザラ場で全売却、その後爆上がりしてて泣いた銘柄です。個人的にSchooはリスクあると思ってるけど最初の本決算は通せると思って跨ぎ、今期ガイダンスや収益モデルも事前に開示されていた中で、決算説明資料でリスクの兆候が見えたのでポジティブな要素は無いと思って全部売りました。PTSと寄りは安く寄ってからS高まで買われてその後も上昇トレンドが続きました。買い方が何を期待して買っているかは理解できるんですが、こういうマーケット反応まで読めないのが自分のパフォーマンスが跳ねない要因なのかなと感じさせられる銘柄でした。
確定損トップ5
太陽誘電、知らない子ですね。この銘柄がトップにいることが恥ずかしい。押し目やろーで買って8月の暴落+円高で投げました。リスク高い最高視聴率の銘柄触って最高効率で損してます。一応自分なりにMLCCや関連個別も結構調べたり勉強はしたんですがね。。。
ネットスターズはシンプルにトレードが下手くそすぎでした。下げトレンドの中何度か触って損切り繰り返し。
リンテックは好決算やレーティングも効かず評価されず。半導体という括りでダウントレンドを全身で浴びました。
TOWは継続保有だけど、量を減らしたのと損だし。まだ持ってます。
西部技研は2月の決算後に買い始めて5月の決算で死亡。ニッチトップ(グローバル2位)の良い企業だと思ってるけど中国向けバブルのインパクト強すたのと世界のEV投資がまた盛り上がるまでは微妙かなぁ。
番外編で損失6位はTREホールディングス。イナゴなんですが2年ぐらい続く特需だったらいけるやろで9月ぐらいから買っていって好決算でも上がらず上方修正後も売られ続け需給ズタボロ。俺はベステラを許さない。。。
小型株の流動性問題
今年の1番の反省点は、保有小型株の流動性が無さすぎて、売りたくても売れない状況で資産の一部が縛られたこと。
某小型&板薄銘柄の2~3週間分の出来高分を保有してしまい、売るに売れない状況が続きました。全量投げらた圧倒的張り付きになる量。出口として考えていた決算でも上昇したものの予想以上に出来高が増えず少し減らしただけで現在も抱えています。みんな次の本決算ガイダンス跨ぎたくないから買われないだろうとわかっていても売れない、辛い。
↑の銘柄以外にも超小型株で売りたいけど売れない事態に遭遇しており、小型株の限界を感じ始めました。そもそも流動性のディスカウントも受けるし、人気化しないと永遠に割安放置される可能性もあるわけで。
これまでは大型株は何が織り込まれてるかわからない、機関投資家の情報量に勝てないって点から小型株中心に見てきましたが、いろんな方の話を聞いていると大型でも全然やれる、むしろやれるって声を結構聞くので、来年からは中~大型も積極的に見ていこうと思います。
来年の投資スタンス
今の分散雰囲気PFではこれ以上のパフォは出せない気がしているけど、今は銘柄カバー率と経験値をあげるために集中投資よりも幅広く銘柄調べて触って経験値積んでいくことを優先。ただ大きく張れる自信があるものがもし見つかれば、最大33%ぐらいまではロット入れたい。全体でレバはあまりかけずネットロング+0.9~1.2ぐらい、指数暴落来ても投げないPFで。
資産は億を超えたけど、まだチュートリアルが終わった感じは全く無く、投資スタイルを確立できていない状況。引き続き試行錯誤。
これまではTOPIX +20%とか目標を置いてましたが実質意味のないものな気がしているので、今年は定量的な目標は設けません。が、新高値銘柄とPTS上位の上げ理由チェックは日課として徹底してやろうと思ってます。あと、大型見るにあたってレーティングやアナリストレポートも見ていこうと思います。
最後に
今年は11月に初の大人数勉強会に参加して凄腕投資家たちからたくさん刺激を貰いました。(正月に時間があれば勉強会の振り返りも書こうと思います。)
自分とは違う視点で売買・銘柄調査されている話を聞けるのは、めっちゃ面白しタメになりますね。今後も勉強会に積極的に参加していきたいし、Xでも情報交換したいので気軽に@dango_razorに絡んでください。
2025年もよろしお願いします!