銀行などからお金を借りる場合には必ず金利が伴う。また、銀行などに預金した場合もそれを引き出す際には金利がつく。つまり、金利はお金の貸し借りにかかる「お金の値段」といえ、この金利の高低によって借り入れ先や貸し出し先が検討される。
また、返済までの期間の長さによっても金利は異なる。金利は時間の値段でもあるのだ。
お金を借りたい人が金利を支払うことによってはじめて、お金が余っている人は貸そうという気になるのである。もし、金利がなければいくらお金が余っていても貸そうとする人はあまり現れないであろう。金利によって「金融」という仕組みがうまく機能しているのである。
一般に金利は景気の体温計とも言われ、経済活動に対する指標とされる。また、信用力の指標でもある。
ちなみに、通貨と金利はまさにコインの裏表で、切り離すことはできない。