年に1度の移植外来に行ってきた。1年が光の速さで過ぎていることに狼狽しつつも、ちょっとしたお出かけ気分を味わえるということでわりと機嫌よく家を出たのだった。 病院に行くには新宿駅からバスに乗る必要があるのだけど、そのバスに乗るのも思えば1年ぶりである。前までは毎日のように新宿にいたのに、ここ数年用事がなければ寄りつかないし、用事があっても避けようとしているくらいに縁がない。特に西口はその傾向が顕著だ。 するとどういうことが起こるかというと、1年ぶりに訪れる新宿西口およびそこに辿り着くまでの道のりが知らない場所になっているということである。 いやね、ここどこ?って本気で思った。ところどころは知っ…