IoT の製品やソリューションを構築するには、デバイスからアプリケーションまでの複雑なテクノロジーを緻密につなぎ合わせていかなければなりません。

それを容易にするのが、IoT クラウド プラットフォームおよびハードウェアのプロバイダーである Particle と、私たちの Google Cloud Platform(GCP)です。両者の直接的な統合により、IoT データを Google Cloud Dataflow(バッチ / ストリーミング ビッグデータ処理サービス)や Google BigQuery(マネージド データ アナリティクス ウェアハウス)などのビッグデータ ツールに簡単に取り込めるようになりました。

Particle プラットフォームをサポートするデバイスの数が増えるにつれて、デバイスの管理やファームウェアの更新、フィールド データの獲得とさまざまな接続オプションを介したインターネットへの送信などが容易になり、IoT アプリケーションの開発企業に恩恵をもたらしています。

Particle プラットフォームのデベロッパー コンソールから GCP に接続できます


手始めに、Particle プロジェクトを Google Cloud Pub/Sub トピックに接続してみましょう。

Cloud Pub/Sub により、デバイス データ インジェスト ストリームは他のダウンストリーム サブスクライバから切り離され、データが到着してから処理されるまでの 7 日間、データは持続的に保存されます。

特定の Cloud Pub/Sub トピックにパブリッシュするための限定的なパーミッションを Particle に与えれば、IoT アプリケーションのデータ インジェスト部分を適切に分離できます。そうすれば、Cloud Dataflow を使用して、ほぼリアルタイムにマルチデバイス時間制限付きのストリームを処理したり、複数のストレージ オプションにこのデータをディスパッチして格納したりすることができます。

たとえば、BigQuery と Google Cloud Storage に長期的にデータを格納すれば、手頃な価格でデバイス情報の長い履歴データを記録できます。そうしておけば、あとでさまざまな分析を実行したり、シナリオ ベースの決定を行う機械学習モデルを訓練したりするのに好都合です。さらに、Particle Cloud API を呼び出して、世界中のデバイスにアクションを取ることも可能です。

Particle と GCP の統合によって、デベロッパーや製品製作者は、Particle のデバイス エコシステムやプラットフォームと、GCP のスケーラブルでイノベーティブなデータ ソリューションの融合を図り、本番品質の製品を市場に早く投入できるようになるでしょう。

まずは Particle のウェブ サイトにあるチュートリアルをお読みください。そして、デバイス データを GCP プロジェクトに直接接続してみてください。

* この投稿は米国時間 9 月 27 日、Head of IoT Solutions である Preston Holmes によって投稿されたもの(投稿はこちら)の抄訳です。
- Posted by Preston Holmes, Head of IoT Solutions