城のつくり方図典 作者: 三浦正幸出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/03/01メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (11件) を見るこれからお城を建てようと考えている人にとって、これほど役に立つであろう書籍も珍しい。まあ、そんな人はめったにいないだろうな。本書は5章立て、フルカラー250ページで城のつくり方を、いちから教えてくれる。第1章は縄張りの章だ。城を置く場所の決め方、曲輪とその入り口である虎口の開きかたなどの基本を、こまごましく説明してくれる。 第2章はいよいよ普請の章だ。まずは堀のうがちかたである。薬研堀と箱堀、毛抜き堀の違いが図示されている。堀の底には掘障子という落とし穴を作るほうが良いようだ。堀の内側には土塁を積む。平城の土塁は掻揚だが、山城の土塁は切岸にせよと、具体的でわかりやすい。すぐにでも着工可能だ。石垣もこの章であつかう。 第3章は