この記事は Rust Advent Calender 2024 の 4 日目の記事です. Rust と wasm-bindgen-rayon を使って,ブラウザ上で動作する流体シミュレーションを実装しました.マウスで流体をグリグリいじれるようになっているので,遊んでみてください. Demo(キャンバスの描画に数秒かかるかもしれません.動作には SharedArrayBuffer に対応しているブラウザが必要です): Repository : 自分の環境では,12 スレッドを使って 10,000 個の粒子を 60FPS で処理できているようです.粒子の個数を変えられるようになっているので,パラメータをいじりながらパフォーマンスの変化を見てみるのも面白いと思います. 作った動機 この流体シミュレーションを作ったきっかけは,Sebastian Lague の以下の動画を見たことです. この動画で