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「ユダヤ人」というキーワードはしばしばトンデモさんを魅了するらしい。世にあふれる陰謀論の多くに「ユダヤ」ネタが含まれるし、「知られざる歴史」を唱えるトンデモ歴史本にも「ユダヤ」はしばしば顔を出す。それも欧米や中東の話ではなく、本来ユダヤ人とほとんど縁のないはずの日本において、日本人とユダヤ人を結びつける言説は繰り返し繰り返し浮上してくる「人気ジャンル」である。この本はそうした流れの最新版の一つで、伝統的な日ユ同祖論やユダヤ陰謀本の流れを汲みつつ、バリバリの保守論客による日本万歳史観と結びついたところに特徴がある。 ◆「歴史教科書」運動に深くかかわる保守論客が 著者の田中英道氏は1942年生まれ、主にルネサンス期を中心とした西洋美術史の研究者として内外で活躍してきたキャリアをもつ。その一方で日本の保守言論人の一人としても活動を続けており、あの「あたらしい歴史教科書をつくる会」にも参加、「国民
☆最近の記事☆ 2013/12/22の記事/2014/1/24の記事/2014/2/23の記事/2014/3/21の記事/2014/4/1の記事/ ◆今週の記事 「バカッター」は昔から? 「三種の神器」盗難 嗚呼忠臣楠子之墓 江戸幕府第五代将軍に関する一考察 ◆「バカッター」は昔から? 昨年流行った言葉の一つに「バカッター」がある。迷惑行為、あるいは悪ふざけの画像をスマートフォンなどで撮影してSNSなどにアップしてしまう行為で、当人は仲間うちのネタとして面白がってるのだが、それがネット上の誰でも見られる状態になっていて大炎上を巻き起こしてしまうことにもなる。特にバイト先でこれをやらかしてバイト先の店をつぶしてしまうなど、自分自身の首を閉めるだけでは済まないところまで迷惑が及ぶケースもあって、ちょっとした社会問題となった。みんなが撮影と拡散を即座にできる手段を持ってしまった時代ならでは
「ゲームで南北朝!」に続く無謀南北朝企画です(笑)。その名の通り、南北朝時代を扱った漫画・劇画作品を集めて紹介しちゃいましょうというマニアックなコーナーです。南北朝という狭い世界だからこそ成り立つ企画でもあります(涙)。 もっともドラマやゲームよりは制作に手間がかからないこともあってか、南北朝を扱った漫画作品は探しまわればそこそこの数存在します。大河ドラマ「太平記」放映前後に便乗企画でいくつか刊行されているのが原因…ってあたりはゲームと事情は一緒。あとは学習漫画のジャンルで、日本通史もの、古典文学もの、伝記もので南北朝をあつかった作品がけっこうあります。 近年では少年漫画誌という意外なところで南北朝漫画「山賊王」の連載があり、時代劇専門コミック誌でも「私本太平記」漫画版の連載が行われるなど、ここにきてかすかに「南北朝漫画ブーム」(?)になっていたりします。そうした動きも後押しになりまして、
今回取り上げるのは本ではなく雑誌記事。それも月刊歴史雑誌「歴史街道」(PHP研究所)の特集記事である。 この雑誌は今度の7月号で、歴史雑誌のほとんどが黙殺状態の観のある「ノストラダムス」を特集にもってきてしまった。そう、あの「1999年7の月」が来ちゃったからである。しかしさすがに「人類滅亡」を真に受けて書いているわけではなく、タイトル通り「ノストラダムスに惑わされるな!」ってのが趣旨となっており、ああいうオカルト予言を批判する立場から書かれている(…らしい)。 そう、いま僕が「らしい」とつけたあたりにこの記事をここでとりあげた理由がある。どーも読んでいるとこの記事自体に妙な事がずいぶん書かれているのだ。雑誌記事は「掲示板」で対処する予定だったが、図版も示したいのでこちらで取り上げることにしてみた。 ◆ノストラダムスは「終末」を予言したか? この記事というかエッセイの著者は「国際日本文化研
エグザイル~時の狭間へ~ ジャンル:アクションRPG 媒体:CD-ROM 発売元:日本テレネット(RENO) 発売日:1991年3月29日 価格:6780円 商品番号:TJCD1014 ◆主人公はイスラム暗殺団!?の異色RPG 「エグザイル」。英語辞書で「exsile」を引いてみると「追放」を意味する言葉である。ただしこのゲームの原題表記は「XZR」というかなり無理を感じさせるものであって、そもそも英語なのかどうかも怪しい。 本作はPCエンジンオリジナル作品ではなく、もともと日本テレネットからパソコン(PC-88、MSX)で発売されていたゲームの移植であるが、経緯はかなりややこしい。パソコン版「エグザイル」は「1」「2」の二部構成となっており、PCエンジン版も「1」「2」と2作出ているが、この「エグザイル~時の狭間へ~」のほうはパソコン版「1」ではなく「2」の移植なのである。PCエンジン版
ヘンテコ歴史本閲覧室 史劇的な物見櫓のトップに戻る ご案内いろいろあって通常の歴史本コーナーから独立して開設の運びとなりました。このコーナーでは世にはびこるヘンな歴史記述を紹介し、それをおちょくることで歴史の勉強をしてみましょうってな趣旨のことをやっております。僕自身が目をつけたモノの紹介とおちょくり文を掲載してますが、来訪者のみなさんもどんどん「発見」して掲示板などに報告してください。そう、この世の中にはヘンテコ歴史話は驚くほど出回っているんです!☆MENU☆ 田中英道「日本史を変える30の新発見・ユダヤ人埴輪があった!」(育鵬社・2019) 落合莞爾「南北朝は日本の機密」(成甲出版、2013) 古田武彦「俾弥呼(ひみか」(ミネルヴァ書房、2011) 竹田日恵「『竹内文書』が明かす「魏志倭人伝」の陰謀」(日本文芸社、2000) 竹田日恵「後醍醐天皇・竹内文書/楠木正成対足利高氏」(明窓
ご案内 映画という芸術は、その発生以来どういうわけか好んで歴史を題材とした作品を数多く提供してきました。「映画の父」とも呼ばれるグリフィスの古典「イントレランス」からして立派な歴史映画ですし、映画にとって歴史とは素晴らしい生のドラマの見本市みたいなものなんですね。最近かつてのようなスペクタクル大作はあまり見かけませんが、今後も歴史ネタの映像作品は脈々と作られていくと思います。 さて、このコーナーでは歴史を取り扱った映画、TVドラマなどの映像作品を網羅的に紹介します。基本的に私が見たものに限りますが、未見のものでもちょっと知っている程度のものなら掲載してます。また一部には「歴史映画」と分類されることに疑問が投げかけられそうなものも混じっていますが、「歴史を知る」ことに役立つ、と思ったから混ぜているんです。ご了解下さい。 作品は随時増やしていきます。「こんなのあるけど?」とかいう作品がございま
しりとり歴史人物館[しりとり人物館トップへ ][史劇的な物見櫓のトップへ] 第4回 強烈な独裁者か、天才的革命家か? ケマル=アタチュルク (1881-1938、トルコ) ◆はじめに 日本人のほとんどにはなじみの無い人ですね。「トルコ」っていう国や民族についても詳しく知ってる人はほとんどいないし。いや、この文書いている私ですら良く知りませんでした。「ケマル=アタチュルク」だってたまたま名前を知っていので「乃木希典」の次にしてみただけです。それから色々調べたんですが、いやぁ、なかなか凄い人であります。 「奇しき因縁」という奴でしょうか、前回の主人公・乃木希典は実はトルコを訪問し、そこで熱烈な歓迎を受けています。なぜか?彼が日露戦争の「英雄」だったからにほかなりません(実態がどうだったかは前回をご覧下さい)。なんせトルコはロシアと国境を接し、長年に渡って苦戦を続けていましたから、反ロシア感情が
この本は凄い。とにかくタイトルから引き込まれるものがあります。サブタイトルまで含めてどんな内容なのか見ただけではよく分からない(笑)。 「超古代中国文明」と銘打っているのでよくある中国ネタの超古代ものかと思うと「日本が創った」なんて妙なことが書いてある。さらに始皇帝や徐福と太古日本の話なら珍しくもないのだが、これに「世界王朝」などという謎の単語がついている。さらに監修にあたっている「日本探険協会」って…? タイトルですでに題材の混乱が明らかになっているわけだが、内容も輪をかけて大混乱している(笑)。ちょっとでも歴史の心得のある人だと読んでいてクラクラしてくることうけあい(笑)。あまりの超絶した内容のため、いちいち内容をまとめて検証し批判することも不可能なくらいなのだが、どうしても一部だけでも中身を紹介したくなった。 世の中にはこんな事を書いてわざわざ出版する物好きがいるのだと(出版する会社
凡例 ◎版本により日本語版の各タイトルに多少の異同があるが、ここではほぼ全作品を発売している早川書房版の訳題に従った(「聖者の行進」「暗黒星雲のかなたに」は創元SF文庫のみ)。原題も表記しておく。なお内容紹介中の単語についても早川版に従った。 ◎作品の順番は発表順ではなく、基本的にアシモフ自身が明記しているシリーズの年代の順番に並べてある。明記のない長編「ネメシス」「永遠の終わり」については内容から私が勝手に決めている。発表年は単行本発売年に限った。 ◎短編については時代の前後関係が特定できるものもあるが、収録されている短編集ごとにまとめる方法をとった。原書のアシモフのロボット短編は「ロボット集成(The Conplete of Robot)」に収められているのだが、日本ではこのスタイルの出版が2004年8月にようやくなされた状況であり、普及度の高い旧来の収録スタイルで並べることにした。な
世の中には、三国志・チンギスハーン・源平合戦・戦国時代(日本)・幕末維新・ナポレオンなどなどなど…さまざまなジャンルの歴史シミュレーションゲームがあるわけですが、そんな中で日本史の重要な戦乱時代でありながらゲーム化がほんのわずかしかなされていないジャンルがあります。そう、それが「南北朝時代」です。 天皇が二人、朝廷が二つに分裂して全国の武士が双方について各地で戦う。しかも大軍が日本全土を激しく駆け巡り、「領土経営」なんてやってるヒマもなく、地道に領土拡張をやるわけでもない。さらには裏切り行為が日常茶飯事で大名クラスがあっさり敵方に寝返ってコロコロと勢力図が変わっていく。とにかく混沌とした時代であり、ゲーム化しにくい時代なのは確かです。 さらにゲーム化を困難にしているのは「南北朝」はビジネスとして成立しにくいという点です。まず南北朝時代のファンというのが圧倒的に少数派。戦国もの・源平もの・幕
遂に出た!驚愕のトンデモ中国史本! こういうのが大マジメに書店の歴史コーナーに置かれると言うのも凄いものだ。そのあまりにもぶっ飛んだ内容に私は思わずレジに走ってしまった。 長らく中国史に関わってきたつもりだが、いやー、何度も言っちゃうけどこんな本が「歴史本」として売られているというのが凄い。 事実誤認・支離滅裂・誇大妄想・自意識過剰…いやもういろんな言葉が奉られそうだ。科学関係でこの手の本は珍しくないのだが、歴史のしかも中国史という一ジャンルに絞ってこういう本が出たというのは…なんとも面白い(笑)。 これはツッコミがいがあるというものである! 正直な話、アラ探しというのがこんなに楽しいものとは知らなかった(笑)。おまけに久々に中国通史の勉強にいそしむハメとなり、僕の学力向上にも役立ってくれたのである!噛めば噛むほど味が出てくるなかなか笑える珍本だ! のめりこんだ挙げ句、HPに専用コーナーま
ごあんない どーも、徹夜城です。 知ってるわきゃ無いですね。訳あって実名は名乗りませんが、まあマイナーな(そうでもないのもあるけど)多趣味に生きてるやつ、とご承知ください。 このホームページは私こと徹夜城の多趣味の世界を一つのお城に見立てまして、ご紹介しております。それぞれ、今まで興味を持たなかった人にも興味を持っていただけるよう工夫しているつもりです。 え?人様の趣味なんかに興味は無い?まあそう言わず。人の趣味を知ることで、今まで自分の知らなかった世界へ突入する、これほんとに楽しい事なんですよ。ここにある私の趣味の大半も、そうやって増やしてきたものなんです。 さあ、みなさんも狭い枠に閉じこもっていないで、多趣味の世界へ飛び出しましょうや。お知らせ(2024年2月20日現在) ◎「ニュースな史点」、今年最初の更新。(24/2/20) ◎スポーツコーナー「2024年春季大会記録」で千葉大会地
どうも、しばらく中断していて申し訳ない。実はこの「ヘンテコ歴史本」コーナー、我が広大な(それでいて全く更新しない)サイト内でもメール・掲示板等で結構反響があるコーナーだったのである。「続きを書け!」という声がしきりと…でもなく、時おり来ており、腰のムチャクチャに重い私を、ついにコーナー再開に踏み切らせるに至ったわけだ。 もう中断して一年になるけど、実はその中断時点で有力な候補作があった。ちょいと「鮮度」は落ちてしまった感も否めないが、やはりその候補作を再開の第一弾に据えるのが筋というものだろう。 さて、その有力候補作とは…このページのトップに掲げられているのですでにお分かりだろう。同一の作者による日本神話に関する本である。二冊を同時に取り上げているが、一方が母親が子供に読み聞かせることを念頭に置いた絵本で、もう一方はこの作者の講演・エッセイ集である。当初前者のみを予定していたのだが、どうも
ごあいさつ 歴史雑学無駄話コーナー「史劇的な物見櫓」にようこそ。 このコーナーではジャンルにとらわれず、古今東西の歴史話を取り上げ、紹介しています。そのせいもあって、やや専門的な深さに欠ける嫌いはありますが、「歴史」ってこんなもんだと私は思っているわけですよ。 念のため言っておきますと、私は実は歴史研究をかなり専門的にやっている人間でして(このページの某コーナーを見れば分かる人は分かる。まあ全国でも知っているのは20人以下だろうけど)、「アマチュア歴史マニア」とは一応異なる位置にあります。しかし私は「専門バカ」になるのもごめんなのです。 現在の日本の歴史ファンと専門の研究者の間には大きな断絶があり、私はこの状態を憂えています。このコーナーはそんな両者の橋渡しになればいいなあ、という気持ちで作ったものです。 残念ながら当コーナーはまだまだ建築途上です。しだいに全貌を表す予定ですので、現在の内
「ル パン?知ってるよ」という人に限って「三世」の事を言ってたりする。せいぜい頑張って学校の図書館なんかに置いてあったポプラ社版の児童向け「怪盗ルパ ン」シリーズしか読んでいない人が多い。それでは真の「怪盗ルパン」については無知も同然なのだ。このコーナーではモーリス=ルブランが創造した元祖アル セーヌ=ルパンについて、あくまで原典に忠実に迫ってみたい。 なお、発音は「リュパン」が正しいのだが日本の伝統(笑)に従い本サイトでは「ルパン」に統一している。 ◇更新情報◇ 「ルパン三世とおじいちゃん」のアニメ部分に「ルパン三世PART6」の情報を追加。7(22/6/15) 西村京太郎追悼企画、「名探偵が多すぎる」のネタばれ雑談を公開。(22/6/2) ボワロ=ナルスジャックのパスティシュ「アルセーヌ・ルパンの誓い」のネタばれ雑談を公開(21/10/12) ボワロ=ナルスジャックのパスティシュ「アル
俺たちゃ海賊! -激動の東アジア海上史- 「史劇的な物見櫓」のトップページに戻る 海上史事件簿 現在第十一回まで掲載!(2005/4/8) 海上史の主要な事件を詳細に解説します。「倭寇世界」の入り口としてご活用ください。 海上史年表 とりあえず「王直時代」のみ公開中 ここで全体の流れがつかめます。人物、事件の検索にも使用できます。 海上史人名録 海賊・女性・日本人など一挙増量して現在51名!(2005/4/10) 海上史を彩る人名目録。簡単な伝記が読めます。 海上史図書館・専門書室 海上史図書館・小説室 とりあえず「王直時代」のみ仮公開(~98/10/19) 「海上世界」の歴史の手引きとなる書籍を紹介。専門書から小説まで網羅! 舞台「倭寇伝」について その1/その2/その3 2004年9月21日公開 史上初?の倭寇世界をテーマにした舞台を紹介。 「歴史アドバイザー」として関与した裏話も。
モンゴルの若き族長・テムジンはタタールの姫・ボルタイを連れ去った。しかしボルタイは逃亡し、今度はテムジンがタタールに連行されて辛酸をなめる。ところがいつしかテムジンに恋してしまったボルタイは彼を逃がしてやり、やがてテムジンはタタールに決戦を挑む。 なんと!あの西部劇のスーパースター・ジョン=ウェインがジンギスカンを演じていた!ウェイン作品のみならずハリウッド史上でも屈指の駄作・珍作として知られる。ようやく全編を見る機会があったのだが、素材がチンギスハーンの話であることを忘れれば大規模な騎馬戦シーンなど、そこそこ見どころはあるかも。上のストーリーでは触れなかったが、ジャムカが敵役ではない複雑なキャラクターに描かれ、ラストシーンでも強い印象を残す。なお、この映画の撮影がネバダ州の核実験場近くで行われたためにジョン=ウェインがガン死したとの説もある。
「硬派なPCエンジンFX広場」 1997年9月2日から 回目のアクセスです ☆PC-FX発売からついに30周年を迎えました!☆ NECホームエレクトロニクスとハドソンにより開発された、PCエンジンの後継機「PC-FXが発売されたのは1994年12月23日。それからついに30年が経ってしまいました。 その直前にセガサターン、プレイステーションが発売され、いずれも当時流行の3Dアーケードゲームの移植作をローンチにぶつけていたこともあって、PC -FXはその影に埋もれてまるで売れませんでした。このため存在自体を知らないゲーマーも少なくなく、知っていても「大失敗ハード」の一つとしてネタにさ れる程度でしょう。 ただ、大苦戦の市場ながらも1998年4月までソフトがリリースされていたように、一定の支持があったのも事実。そして世間的に「ギャルゲーマシン」と評されがちですがオリジナル作を中心に記憶に残る良
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