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(注1)年齢調整は、各年の罹患率や死亡率を昭和60年の年齢構成で換算したものである。平均寿命が伸びて老人人口が増えても、年齢調整を行なえばその影響がなくなる。老人人口が増えている現在の実際の罹患率や死亡率は年齢調整を行なった値よりかなり高い。 (注2)白血病および全ガンの自然発生率は国立がんセンターのガン統計(1998年または1999年)による。 チェルノブイリ事故によるガンの発生状況とガンの自然発生状況を比べてみますと次のようになります。 チェルノブイリ事故の放射線被ばくによって、厳重管理区域住民27万人の、全ガンの過剰ガン死(生涯に亘るガン死)は1500人と推定されています(チェルノブイリ・フォーラム報告書 2005年8月)。これは生涯(80年間)に亘る全ガンについての死亡者が10万人あたり560人ということになります。これを年間に換算しますと、10万人あたり年間7人の全ガン死亡となり
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資料欄へ戻る 原子力安全研究のあゆみ 佐藤 一男 (財)原子力安全研究協会 理事長 (放射線教育Vol19,No.1に掲載されたもの) [要旨]原子力の利用のために不可欠な安全を確保するための知見を供給する安全研究の重要性は、ますます高まっている。この安全研究は、原子力の安全の姿すなわち安全像の認識を反映して、その重点項目が変遷してきた。これを主として軽水炉の安全研究について振り返り、今後の課題を探ることにする。 1.はじめに 平和利用の原子力は、今日では世界的にも無視できない基幹エネルギーとなっているが、その草創期から、安全を重視しこれに対処してきたという、他の技術分野に比べても誇るべき伝統を持っている。1942年12月、米国のシカゴ大学の構内で、人類最初の原子炉CP-1が臨界になった時も、出力の急上昇、すなわち反応度事故に備えて、極めて原始的なものではあったが、複数の緊急停止装置が、多
この表の予想過剰ガン死は、各集団の全員の被ばくの合計(集団被ばく線量)と被ばくによるガンの死亡率に基づき、生涯(95年間)における過剰ガン死亡を、計算により、求めたものであります。但し、被ばくによるガン死亡率は短期被ばくのデータを用いていますので、表の予想過剰ガン死の値は大き目の評価値を示します。 またこの表には自然ガン死の状況も示しています。 先ず汚染除去従事者の例でもって表の説明をします。汚染除去作業者(1人あたりの平均線量100mSv)の集団200,000人について、放射線被ばくが原因で発生する過剰固形ガンで死亡する人は、生涯の95年間について2,000人と計算されます。一方、この人数の集団では自然ガン死は過去の統計から類推して、95年間で41,500人に達することを示しています。 汚染除去作業者の集団の白血病について見ますと、白血病で過剰に死亡する人は、生涯の95年間について200
原子力発電がどの程度安全であるかをリスクで考えてみませんか。 電気事業者が安全を最優先にして、発電所を設計、建設、運転するのは勿論当然のことですが、それでも事故は起こります。 交通事業でも安全を最優先にしていますが、自動車事故、鉄道事故、航空機事故は起こっています。日常生活でも不慮の事故が多く発生しています。 これらの原子力発電所の事故、交通事故、日常生活の事故などをリスクで考えると、それぞれのリスクがどの程度であるかよく分かることになります。 一方リスクを考えるときはベネフィット(利得または便益)も考えなければなりません。ベネフィット得えようとすれば必ずリスクの増大を伴うものであります。逆にリスクを低減しようとすれば、これに伴いベネフィットは低下します。 また日常生活においてバックグラウンドと考えられるリスクがあります。例えば病気やガンになるリスクがあります。 以上述べたことを勘案してリ
チェルノブイリ事故における被ばく線量 原子力システム研究懇話会 村主 進 資料欄に戻る 目次 1.外部被ばく 2.内部被ばく 3.外部被ばく、内部被ばくの合計の実効線量 1.外部被ばく 被ばく線量は人に対する放射線影響を評価する基本的な量である。被ばくが約1,000mSv以上の比較的に高い被ばく線量では急性症状(悪心、吐き気、脱毛、急性死亡など)が現れる。一方被ばくが比較的に低くても確率的影響としてガンなどが発症する確率がある。確率的影響とはある一定の被ばく線量を受けてもガンが発症する人もいれば、生涯ガンが発症しない人がおり、ガンになるのはある集団の何人かである。 平均被ばく線量が100mSv以上の集団では、生涯のガン死亡者数と集団線量(集団の全員の被ばく線量の総和)の比は一定の値であり、この値をリスク係数と言う。集団線量にリスク係数を乗ずれば、放射線によるリスク、すなわち10万人の集団の
出典:チェルノブイリフォーラム報告書(2005年8月) 放出された放射性物質の浮遊距離は粒子サイズによって異なる。粒子サイズとしては大別して ①粉砕された燃料粒子 ②蒸発後凝縮したサブミクロンサイズの微粒子 ③放射性希ガス に分けられる。 ①の粉砕された燃料粒子は10μ以上のサイズで密度は8~10g cm-3と高いので、距離と共に落下量は著しく減少する。そして90Srの90%および熔解しがたいPu、Amなどはこの燃料粒子中にある。このような粒子は最大数10kmまで到達するが、大部分は敷地内に落下しており、敷地外に放出された量はわずか1.5%の程度である。 ②、③のサブミクロンサイズの微粒子(凝縮粒子)の放射性物質および放射性希ガスは風によって北欧などの遠方にまで流され、雨とともに地上にフォールアウトとして落下した。その結果137Csの汚染で37kBq m-2(1Ci km-2)以上の汚染区
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