4月より薬局などでの自己採血検査が正式に認められることになった。身近な薬局でHbA1c値を測定し糖尿病を早期発見するプロジェクトが東京都足立区と徳島県で実施されている。今後はこうした活動が全国に広がりそうだ。 この4月1日より、薬局などでの自己採血検査が正式に認められることになった。具体的には3月31日に厚生労働省より臨床検査技師法に基づく告示の改正が公布され、自ら採取した検体について、診療の用に供さない生化学的検査を行う施設が新たなカテゴリーとして新設された。 これは、身近な薬局で簡易検査を行うことで、糖尿病の早期発見・治療につなげようというプロジェクト「糖尿病診断アクセス革命」の成果などを受けたもの。 これまで薬局等での自己採血検査は法的位置づけが不明確で、いわゆるグレーゾーンとして扱われてきた。これが解消されたことにより、地域の健康拠点として、薬局の取り組みに弾みが付くと期待されてい