サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大そうじへの備え
dwks.cocolog-nifty.com
クリックして人気blogランキングへ 4月21日の日経新聞、24日の繊研新聞、日経MJなどに大手老舗アパレル レナウンが2018年春から立ち上げるショッピングセンター(SC)向け低価格新業態に関する記事が掲載されていました。 レナウンの2017年2月期連結決算は年商676億円(前年比5%減)、営業利益6億円の赤字。 百貨店販路が63%を占める同社が一通りのブランドの統廃合を終え、今後の伸び代として、 売上シェアがまだ10.3%のSC販路と同2.1%のEC販路向けに、 20、30代の若い世代を対象とするユニクロやZARA並みの低価格業態を開発し、 早期に50億円規模の売上を目指すとのことです。 記事を読んだ感想としては・・・ 同社がこれまで手掛けていなかった新しいことにチャレンジしようとする意図はよくわかりますが(親会社の中国山東如意の意向もあるのでしょう)・・・ 今回の新業態は なかなかハ
クリックして人気blogランキングへ 3月17日の日経新聞に前日行われたファーストリテイリングの「有明プロジェクト」説明会に関する記事が掲載されていました。その後も多くのメディアが関連記事を取り上げていましたね。 ファストリはユニクロの商品部組織を東京ミッドタウンから倉庫のある有明に移し、複数階層あった商品部やマーケティングに携わるスタッフを約5000坪のワンフロアーにまとめ マーチャンダイザー、デザイナー、パタンナー、生産、マーケティング担当が これまで1年がかりでリレー式で行って来た商品開発業務を定例会議だけに限らない、意見を求めたいことがあれば、すぐに打ち合わせを始められるインフォーマルなコミュニケーションを促進することによって 業務のスピードアップを計り、シーズン中の需要の変化にも対応できる体制をつくることを目論んでいるようです。 メディアでは 「つくったモノを売るという所から消費
クリックして人気blogランキングへ 10月24日の繊研新聞にステュディオスやユナイテッドトウキョウを展開する東証マザーズ上場TOKYO BASEの2017年2月期 第2四半期決算関連および谷社長のインタビュー記事が掲載されていました。 同社については2年前にもこのブログでエントリーしましたが、 次世代セレクトショップ、STUDIOUS(ステュディオス)の勢いが止まらない 毎年30%以上の成長を続け、昨年には東証マザーズに上場、 ファッション消費が冷え込んでいると言われている中で、毎月繊研新聞に掲載されている月次の主要ファッションビルの好調テナント情報にも「ステュディオス」と「ユナイテッドトウキョウ」は常に名を連ねていましたから・・・目が離せない企業としてメディアの報道にはいつも目を止めておりました。 特に、ここ数年、上場した後に業績が悪化するファッション流通企業が続出という印象がぬぐい切
クリックして人気blogランキングへ 8月1日の繊研新聞の一面、「ヒットの裏側」で厳しいこのご時世に駅ビル立地を中心に前年比二桁増を続け、業界関係者も注目するベイクルーズグループ「ドゥーズィエムクラス」の取り組み事例が紹介されており、楽しく読ませていただきました。 最近、繊研新聞さんがよく取り上げてくれて私も注目しているのは、同紙が名づけた「超コスパ服」 いわゆる1万円で上下そろえることができる絶対価格が安いファストファッション価格ではなく・・・ 百貨店ブランドのエントリープライスの7-8掛けから同等くらいの駅ビル価格(1万円台中心)のブランドで 共通項としては ・価格より高く見える ・クリーニングに出さなくても家庭洗濯ができるなどイージーケア要素も兼ね備え ・オン(仕事服)とオフ(休日服)で着回しが利く ・ベーシックなのにフェミニンで、おしゃれに見える といった、顧客にとって使い勝手がよ
クリックして人気blogランキングへ 1月26日の日経新聞 「GLOBAL EYE」に工業デザイナーの深沢直人氏の記事が掲載されておりとても興味深く読ませていただきました。 同氏はアメリカのパソコンのマウスをデザインして知名度を高めたデザインコンサルティング会社に勤め、その中でも米アップルからご指名で仕事を受け、帰国後は無印良品の壁掛け式CDプレーヤーを手がけるなど「ミニマリズム」の提唱者、経営に助言できるデザイナーとしても名高いお方。 iPhoneの普及以来、「ミニマリズム」が支配的になったというアメリカから、同氏に声がかかることが多くなった背景に、アメリカの消費に過度なデザインから「ほどほど」「これでいい」というシフトが見られることと重ねあわせて解説していた記事の内容に、昨今の世界の消費トレンド、デザイントレンドに共通するピンと来るものを感じました。 これまで世界の先進国のファッション
クリックして人気blogランキングへ 12月25日の日経MJ、毎回興味深く読ませていただいている月刊ロジスティクス・ビジネス編集発行人、大矢昌浩さんの物流インサイドリポートより。 物流効率を前提に家具のデザインを考えるIKEA(イケア)の話は大変興味深いです。 同社は「空気を抜いて、製品を詰めろ」をキーワードに 1200mmx800mmの「フラットパック」ダンボールに一切無駄な空間ができないようなパーツの組み合わせになるようにあらゆる家具をデザインすることをポリシーとする。 もちろん、そのフラットパックのサイズは世界一のホームファッションストアIKEAが原産国の工場から世界の店舗まで国際物流に使われるパレットにもっとも効率よく積上げられる形を追求した結論というわけです。 しかし、この宅配には不向きなフラットパックサイズへのこだわりが 同社のEコマースへの対応を後手に回らせたことは否めない、
クリックして人気blogランキングへ 10月8日のファーストリテイリングの2015年8月期の決算発表を受けて、翌日以降の日経新聞、日経MJ、繊研新聞などでは 増収増益の文字や インターネット売上高比率を30%以上にする壮大な計画の見出し ・・・ 10月12日の日経MJ は各種課題に触れていましたが、 他紙は全般的には 前向きな論調を全面に押し出す記事でしたね。 一方、発表の翌日以降 それとは裏腹に同社の株価は大きく値下がりしました。 遅ればせながら、同社決算サマリーに目を通したところ、 売上高は当初計画をクリアしたものの、 期初 2014年8月期決算発表時 売上高計画 1兆6000億円 前期 2015年8月期第3四半期決算発表時 同 1兆6500億円 2015年8月期 通期実績 売上高実績 1兆6817億円(21.6%増) 営業利益以下 利益の部
クリックして人気blogランキングへ 5月5日の日経新聞一面にユニクロを展開するファーストリテイリングがジーユーを手始めにICタグ活用による「無人(セルフ)レジ」を順次導入し、その後はユニクロにも広げて行くことに関する記事が掲載されていました。 記事によれば、ジーユー4店舗で実験を始めていたセルフレジの効果を踏まえ 今夏をメドにジーユー国内全300店舗への導入を検討しているようで・・・ ユニクロでも来年春稼働予定の大型物流センター設置を契機に導入が始まる模様です。 同社がICタグ、セルフレジを導入することによって目指すのは・・・ 顧客のレジ待ち時間の短縮 です。 実験店では通常2分かかる精算から支払が1分で済んだとのこと。 3月中旬からジーユー横浜ビブレ店で実験が始まったことは耳にしていましたが・・・ この夏をメドに全店導入とは、ずいぶんと速い決断にびっくりですね。 一方、前日5月4日の日
クリックして人気blogランキングへ 4月10日の繊研新聞によればZARAを展開するインディテックスグループがこれまでいくつかの国で導入済みだったRFID(ICタグ)を今秋から日本のZARAにも導入するとのこと。 昨年秋に「ユニクロ対ZARA」の取材のためにスペイン・インディテックス本社を訪問した際に同社物流倉庫でRFID導入の説明は受けましたが、日本でもいよいよ始まるようですね。 いつも新聞やネットメディアやITコンベンションでRFID(ICタグ)関連のニュースや説明を見聞きする度に感じることですが・・・ ITベンダーやメディアは導入によって薔薇色の未来が待っているように期待を煽るように伝えることが多いようですが・・・ RFIDの本当のご利益は、日頃から信念をもって、きちっと在庫管理をしている会社がその精度とスピードを上げることによって得られるものであって・・・ これまで物流管理や在庫管
クリックして人気blogランキングへ 2月10日の繊研新聞にセレクトショップ最大手のユナイテッドアローズ(UA)がシーズンMDの細分化と価格戦略の見直しに取り組み、プロパー消化率と収益性の向上に取り組むことに関する記事が掲載されていました。 記事によれば 同社はこれまで梅春、春、夏、初秋、秋、冬の6区分だったMDを 今後は梅春、春、初夏、盛夏、晩夏、初秋、秋、冬の8区分に細分化し、 顧客の体感気温に応じたきめ細かい商品供給を行うことによって実需対応しながら、 今期 第3四半期 増収ながらも減益となり、通期予測も下方修正を強いられた要因となったセールに頼った体質?を改善し、プロパー消化率を高め、期末在庫を圧縮して収益を高めようという試みです。 記事を読む限り、同社の新MD期は、春の前倒しと長期化する夏に対応した夏シーズンの細分化、そして秋冬は完全に実需に合わせようというかなり思い切った施策の
クリックして人気blogランキングへ アベノミクスの円安誘導による輸入原価の高騰はファッション流通のもっとも大きな経営問題のひとつ。 振り返ってみると、対ドル円為替は2013年の1年間で16%、2014年には更に15% 2年間で実に約33%も円安に振れたわけですから・・・ 流通の90%を輸入に頼るアパレル経営に影響がないわけがありません。 ただ、価格設定に対する企業の迷走も消費マインド減退に拍車をかけていることは間違いなさそうです。 原価上昇分をそのまま販売価格に転嫁したり、販売価格を維持するために素材の品質を落としたりしたところの業績は低迷。 一方、企業努力をして、品質や価値を落とさず緻密な価格コントロールに取り組んだところはしっかり顧客の支持を得ているようです。 その後者の最たる例がユニクロではないでしょうか。 2015年8月期 14年9月から15年1月までの既存店売上高前年比は108
クリックして人気blogランキングへ 1月30日(金)の繊研新聞に先日東京ビッグサイトで開催された2015年1月展JFW-IFFセミナーで 私が講師を務めさせていただいた 「書籍『ユニクロ対ZARA』より 今こそODMはSPA化を目指せ ZARA創業者オルテガ氏に学ぶ起業家精神」 の講演内容をまとめていただいた記事が掲載されました。 拙著 「ユニクロ対ZARA」(日本経済新聞出版社)は 手前味噌になりますが、いろいろな読み方ができる書籍と思っていますが・・・ 講演ではIFF内にOEM企業やODM企業のSPAビジネスマッチングエリアがあったので、これまで専門店に販売してきた企画力のある企業さんの刺激になればと思い、 特に製造業からSPA(アパレル製造小売業)化を果たしたZARA(ザラ)の創業者アマンシオ・オルテガ氏がどのようにSPA化を果たし、何を大切にしてグローバル展開をしてきたかを中心に
クリックして人気blogランキングへ 11月8日にいよいよH&Mの高価格帯ブランドCOS(コス)が南青山、青山通りと表参道の交差点からみゆき通りに入って間もなくの立地にオープンしますね。(南青山4-21-26;3層) COS ウェブサイト 数年前から、私もヨーロッパや香港でCOSを見ていて、 COSウエストフィールドロンドン COS香港セントラル ベーシック(タイムレス)で無駄を削ぎ落としたミニマルデザイン、素材の質感を意識しながら、カットのきれいなシルエット、2シーズンまたはそれ以上は着用できそうで、それでいてこなれた価格・・・ もし、ジル・サンダーにZARAをやらせたら・・・? みたいなお店だなと思いながら、結構、気に入ってお買いものをしていたので、とても楽しみにしておりました。 H&Mが2008年に日本に上陸して、2009年に上陸したフォーエバー21とともにファストファッションブーム
クリックして人気blogランキングへ 10月13日および15日の日経新聞にユニクロが大和ハウス工業と新会社を設立し、通販の即日配送物流に取り組むことに関連する記事が掲載されていました。 手始めに都内(有明)に設置する物流拠点は2016年稼働予定で、稼働後はこれまで受注後翌日発送、注文した顧客の手に渡るまで2-6日かかっていたところ、 当日発送となるため、首都圏中心に商品配送日数の大幅短縮につながるようです。 両社は同物流を稼働させたのち地方、海外へと同じタイプの物流を広げる計画とのこと。 デザイン、クオリティ、サイズがおなじみで判りやすく、アパレル商品の中でも最もECに適しているブランドのひとつと思われるユニクロの国内EC売上比率はしばらく3%台が続き・・・なかなか4%を超えることがありませんでした。 国内事業が成熟期に入り、これまで手薄だった?ECにいよいよ本格的に力を入れるようですね。
クリックして人気blogランキングへ 7月24日の繊研新聞の一面に 百貨店や商業施設の夏セールのスタート時期の足並みがそろわず、消費者も必要なものだけを単品で購入する行動が多く バーゲン特有のまとめ買いの爆発力が見られないなど、各社 従来型のバーゲンの盛り上がりに欠く状況を報告する記事が掲載されていました。 一方、実需にあわせてタイムリーに投入された新商品の定価販売(プロパー)品が好調のようで、バーゲン期間ながらプロパー比率が40%を超える百貨店もあったとか。 いつでも、どこに行っても、何らかの割引セールをしている状態では、従来のバーゲンハンターのお客さんもいつ買ったら得なのか、もうわけわからなくなっているのかも知れませんね(笑) むしろ、シーズン最盛期前の在庫が揃っている時のルミネの10%OFFのようなセールの方がよっぽど納得感や説得力があるのかも知れません。 業界の多くの方は今でもお客
クリックして人気blogランキングへ 今日の日経新聞 「日曜日に考える」 編集委員の方による 「 『99価格』 求めたユニクロ、値上げで狙う「らしさ」復活」 のコラムには共感しながら楽しく読ませていただきました。 ユニクロが秋から値上げするニュースは同紙含めてデフレ脱却を歓迎する誇大な情報操作か?ユニクロ自身のメディア戦略か?と思ってしまうほど過剰にメディアで取り上げられましたが(笑)・・・ ファストリのユニクロやそれに連動したジーユーの製造原価高騰による値上げの裏には2つの大きな理由があると思います。 ひとつは国内ユニクロ事業が成長の踊り場を迎え、収益面ではまだ過渡期にある海外ユニクロ事業やジーユーの売上構成比が高まるにつれて低下するファストリの営業利益率。 2010年度には16.2%もあった同社の営業利益率は国内ユニクロ事業以外の構成比が増え、その結果2013年8月期には11.6%にま
クリックして人気blogランキングへ 6月20日の繊研新聞に掲載されていた 「記者の目~商社の製品OEMに求められるもの 目先のコストより売れる商品供給を」 という見出しのコラムを興味深く読ませていただきました。 ずいぶん昔になりますが、15年ほど前までは、商社のアパレル生産(OEM)部門におりましたので、当然のことながら、環境の変化とともに商社の役割も大きく変わって来たのだな、といろいろ考えながら読んでいました。 かつてはアパレルメーカーさん、小売りさんに素材を中心に提案をしながら、要請された商品をいつ、どこで、いくらで作り、いつ納められるかを担うコーディネート機能が求められていたと思いますが、 小売出身バイイングSPAの時代になり、取引先の仕入担当者が「企画」と呼ばれていても、具体的な商品企画のイメージが明確でない中で、バイイング(商品選定)中心に行うようになれば、出入り商社の提案する
クリックして人気blogランキングへ Inditexグループの2013年アニュアルレポートはまだリリースされておりませんが・・・ 世界の大手アパレル専門店各社の数字が出そろい、2013年度決算をレビューする機会がありましたので、 毎年恒例になりました売上高のTOP10を共有させていただきます。 円建て比較にあたり、為替レートは、すべて2014年1月31日時点のレート、ユーロ=¥139.4、スウェーデンSEK=¥15.8、US$=¥102.8、英ポンド¥169.7にて換算しています。 C&Aのみ2013年決算が入手できませんでしたので2012年度の売上を表示しています。 売上高 前年比 期末 基幹業態 店舗数 とシェア 1位- Inditex 2兆3,313億円 +5% 6,340 ZARA (西インディテックス;14.01期)
クリックして人気blogランキングへ 5月に業界で最も話題になったニュースは 三陽商会が2015年6月をもって英バーバリーとのライセンス契約を終了することを正式に発表したことに関する報道だったでしょう。 同社としての正式発表は今年の5月19日になりましが、アパレル業界では「2015年問題」として5年くらい前から話題になっていた話で、そのころ(2010年8月)当ブログでもこのようなエントリーをアップしていました。 バーバリー、ポロ・ラルフローレンのアジア店舗の直営化が進む 計画的な人員削減を中心としたコストカットや代替えブランド探しを進めてきたため、業界の中では判っていたこととの認識が強かったとは思いますが、同社の正式発表がこのタイミングになったのにはいろいろな事情があったのでしょうね。 翌日(5月20日)報道した日経新聞などによれば 三陽商会は1965年からバーバリーコートのインポートを始
クリックして人気blogランキングへ 5月22日付の通販新聞に掲載されていた自社ECに積極的なセレクトショップ、アパレル大手6社のEC責任者の方々の「アパレルEC座談会」とても読み応えあります。 ウェブの技術的な話やECならでは取れる統計数字の話もEC事業部の方々が普段どんなことに腐心されているかがわかってなるほどと思いますが・・・アーバンリサーチの事業責任者の方の話が一番わかりやすくていいのでいくつかご紹介させていただきますね。 ○ ウェブ事業を始めたときに「ウェブは会社全体で力を合わせて取り組む事業だ」と社長が声を上げてスタートしたのでその意識が全社に浸透している ○ ウェブ事業部は店舗をうまく使っていて、店頭販売員を通販サイトのモデルに起用すると集客力が増す ○ (ZOZOなどのECモールとの差別化を聞かれて)ネットと店舗が連動する企画力が一番の差別化。ネットで面白い企画をやっていて
クリックして人気blogランキングへ ちょっと前の記事になりますが、5月5日の日経MJに掲載されていた記者コラム「戦略を読む」の中のセブン&アイホールディングス伊藤雅俊名誉会長のオムニチャネルリテイリングに関する話がとても示唆に富む内容だったのでご紹介させていただきます。 90歳をお迎えになった今でも毎日出社され、打ち合わせも訪店もされるという名誉会長にグループを挙げて取り組むオムニチャネルリテイリングについて記者の方が伺った時の話です。 「戦前の恐慌の後に店では全然売れなくなってご用聞きを始めた」 唐突な昔話かも知れませんが・・・ その昔、伊藤名誉会長のお母様が営んでいらっしゃった商店が恐慌のため店で待っているだけでは売り上げを確保できない状況になり、 当時名誉会長が子供ながらに商売の厳しさを目の当たりにして御用聞きや配達を手伝った思い出を語った話から始まります。 最近でもテイクアウトコ
クリックして人気blogランキングへ 4月11日の繊研新聞にチャオパニック、ミスティック、スリーコインズなどを展開する東証一部上場のファッション専門店企業、パルグループが今秋 立ち上げる予定のライフスタイル業態 「コロニー2139」に関する記事が掲載されていました。 記事によれば、この新業態は 「アパレル企業によるスーパーマーケット」のコンセプトで ・ 20代~40代の男女を対象に ・ 200~400坪の大きな売場面積の中に ・ ベーシックアパレルウエアを核にホームウエア、スポーツウエア、トラベルグッズ、雑貨、家具に加え・・・生鮮食品を除く 生活に関わるあらゆる商品を取りそろえる模様で ・ 実用品に モダンなデザインを加えた商品を ・ アパレルで3800円、雑貨で1000円といった 気軽に購入できる価格で提供するようです。 2014年秋に1号店を立ち上げ、5-6年後には 500億円を目指す
クリックして人気blogランキングへ 昨年10月末にスタートトゥデイがリリースしたコーディネートレシピアプリ「WEAR」のダウンロード数が100万件を突破し、WEARの知名度アップと更にダウンロードを増やすことを目的に3月19日からTV CMが始まりましたね。 スタートトゥデイ「WEAR」初のテレビCM放映開始 WEARのことを知らない人にはちょっとわかりづらいCMのように思いますが・・・ スタートトゥデイはWEARにかなりの手ごたえを得て、今後の成長戦略に自信を深めた表れと言えましょう。 先日 ある省庁が設置している流通を考える研究会から、専門家の立場からWEARについて、そしてWEARが登場したファッション流通の背景も踏まえて説明をしてもらえないかとのご依頼を受け、メンバーである官僚さんや大学教授さんたちにプレゼン&ディスカッションを行って参りました。 資料をまとめ、プレゼンを行い、有
クリックして人気blogランキングへ 3月1日付けのウォールストリートジャーナル日本版によれば・・・ ユニクロを展開するファーストリテイリングがアメリカ国内で好調が続くJクルー(J.Crew)社に買収案を持ちかけ、J.Crew側は最大50億ドル(約5100億円)を求め、身売りを検討していることを関係者が明らかにしたとのことです。 ウォールストリートジャーナル日本版 ファストリ、米アパレル大手Jクルーの買収で協議中=関係者 また、Bloomberg newsなどを読んでも、両社はコメントを控えているようで、その後交渉が進展しているのかどうかも不明のようですが、 Bloomberg : J. Crew Said to Hold Sale Talks With Fast Retailing とても興味深い報道ですね。 しかしながら・・・これらのニュースを読む限りでは、まだファストリによるJクルー
クリックして人気blogランキングへ 1月18日の日経新聞にユニクロが赤字続きのアメリカや、なかなか利益が出ないヨーロッパに それぞれ現地にデザインオフィスを置き、現地に合わせた商品企画開発を始めることに関する記事が掲載されていました。 柳井会長コメントによればアメリカでは差し当たりアメリカ人に合ったTシャツやジーンズを開発する模様。 黒字化に乗せるための一時的な措置としてはわからないでもないですが… グローバルSPA=ユニクロにとって、グローバル展開にあたり、サイズを増やしながらサイズの見直し(世界統一)を図ることは必須ですが、 中長期的に見ると世界統一企画を諦め、ローカル対応をするのはいかがなものか?と思います。 世界統一企画&規格で出店国を増やすZARAやH&Mのグローバル対応を見てほしいですね。 ZARA(ザラ)は日本では90店舗を超えますが、日本の2倍以上のマーケットであるアメリ
クリックして人気blogランキングへ 1月9日に発表されたファーストリテイリング2014年8月期第1四半期決算サマリーによれば、 ユニクロの国内&海外事業合計売上高に占める海外事業の比率が30%を超え35%になった模様。 2014年8月期 第1四半期 国内ユニクロ事業 2084億円 海外ユニクロ事業 1140億円 ユニクロ事業 計 3224億円 これは四半期ベースでも初めてのことで、通期予測でも32.7%の見込みとのです。 2014年8月期 通期予測 国内ユニクロ事業 7200億円 海外ユニクロ事業 3500億円 ユニクロ事業 計 1兆700億円 世界のグローバルブランドのブランド価値を毎年ランキング形式で発表している インターブランド社による「グローバルブランド」の定義は 売上高に占める国外売上比率が30%であることとあります。 同組織の定義に従えばようやくユニクロも「グローバルブラン
クリックして人気blogランキングへ 2013年後半にリリースされた業界ニュースの中で私が最もファッション流通の未来を感じたニュースは ZOZOTOWN(ゾゾタウン)を運営するスタートトゥデイが8月に子会社化したブラケット社のstores.jp(ストアーズドットジェーピー)と始める連携プロジェクト= 「ゾゾマーケット」に関するニュースリリースでした。 ゾゾマーケットについて WWD JAPAN 「新サービス『ゾゾマーケット』の狙いとは!?」 スタートトゥデイ関連の話題としては、メディアや業界ではファッション消費のショールーミング化を促進するものとして、パーソナルファッションライフスタイルアプリ 「WEAR(ウエア)」が大きく取り上げられていましたが・・・ 関連エントリー‐WEARとショールーミング議論、その向こう側にある顧客の購買行動 私は「ゾゾマーケット」のニュースリリースを読んで・・・
クリックして人気blogランキングへ みなさんはZOZOTOWNを展開するスタートトゥデイ社がリリースしたファッションライフスタイルアプリ 「WEAR」をもうお試しになりましたでしょうか? 私はリリース後 ダウンロードしてすぐ個人登録し、スマホで時折 楽しく眺めていたものの メディアや業界で議論を呼んでいるバーコードスキャン機能を試す機会がありませんでした。 先日ようやくあるお店で試すことができましたので感じたことを少しまとめてみます。 結論を先に言えば 「WEAR」のバーコードスキャン機能はメディアが大騒ぎしているような・・・ ファッション消費の「ショールーミング(※)」化を加速させる脅威にはつながらないだろうということです。 (※店舗は商品を見るだけの場所となり、実際はECで購入する購買行動) むしろファッション誌の売上を脅かすかもしれない? 個人でカスタマイズできる、毎日楽しめるファ
クリックして人気blogランキングへ 12月13日の日経MJの一面に日本上陸から7年が経ち6店舗ながら年商が700億円を越えた世界最大のホームファッションストア、IKEAの日本市場浸透戦略に関する記事が掲載されており、興味深く読ませて頂きました。 IKEAのようなヨーロッパ系のグローバルチェーンの多くは、ZARA(ザラ)にしてもH&Mにしても、そもそも自国のマーケットがさほど大きくないため・・・ビジネスを考える時、常にグローバルビジネスを考えるのが通常です。 それゆえ、どこの国に持って行っても通用するデザインや規格を考えて、世界統一企画で商品企画をするのが一般的です。 ある進出国を攻める時、既存のMDの中から、個々の商品やサイズ展開を選別して対応することはあっても、その国のためだけの商品は作りません。 一方で、ある国で気づいた何か新しいアイデアが、世界にとってもカイゼンすべき要素を持ってい
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『ファッション流通ブログde業界関心事』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く