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大そうじへの備え
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第1回ではマッドハウスと橋本さんのこれまでを中心に聞いたが、第2回からはいよいよ『アルデラミン』について掘り下げていく。監督である市村徹夫さんの演出の特徴について伺った。 Profile 橋本健太郎 Kentaro Hashimoto アニメーションプロデューサー。マッドハウス所属。代表作に『デスノート』『オーバーロード』『魔法科高校の劣等生』などがある。 「誰も疾走するキャラクターがいないんです」 —— 市村監督は映画がお好きと聞いたのですが? 橋本 好きなんだと思います。フランスに留学していた経験があって、フランス映画には造詣が深いと思います。アニメの監督で映画を観ていない人間はあまりいないとは思いますが、市村さんはアニメより映画を観ているという印象があります。 —— 第1話の絵コンテを拝見させていただいたのですが、船が嵐に遭うところでの参考に映画のタイトルが入っていますね。 橋本 あ
昨年7月から9月にかけて放送されたテレビアニメ『ねじまき精霊戦記 天鏡のアルデラミン』。「このライトノベルがすごい!」で3度トップ10入りを果たした同名小説が原作で、戦術的な駆け引きと、キャラクターたちが織りなす物語が魅力だ。なお3月29日発売のBlu-ray&DVD第7巻に収録の13話(最終話)は、テレビ放送verに数分の映像を追加した、ディレクターズカットverが収録される。 本作がどのように作られたのか、マッドハウスに所属し、本作でアニメーションプロデューサーを務めた橋本健太郎さんにあらためて制作意図を聞いていく。第1回では、スタジオの歴史を振り返りながら橋本さんの作品歴を中心に伺った。(全4回) Profile 橋本健太郎 Kentaro Hashimoto アニメーションプロデューサー。マッドハウス所属。代表作に『デスノート』『オーバーロード』『魔法科高校の劣等生』などがある。
琴慈原作のコミックを、SILVER LINK.がテレビアニメ化した『あんハピ♪』。unhappyな5人の少女達が、幸せになることを目指して奮闘する学園コメディだ。本編でアイキャッチを多用している意図、印象的なオープニングとエンディングのメイキングなどを大沼心監督に伺った。 Profile 大沼心 Shin Onuma アニメーション監督。近年手がけた作品は、『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』シリーズ(総監督)、『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』『のうりん』『六畳間の侵略者!?』『落第騎士の英雄譚』(監督)など。 思わぬ効果が生まれたアイキャッチ —— 『あんハピ♪』は、アイキャッチがとても効果的に使われているなと感じました。どんな狙いで、アイキャッチを入れているのでしょうか。 大沼 新房(昭之)監督の作品に参加していて覚えたことでもあるんですが、監督の大き
第1回、第2回、第3回と続いた本記事もこれで最終回。菊田さんの音楽遍歴、プログレの魅力、音楽に向き合うスタンス、そして『聖剣2』ファンに衝撃をあたえたアルバム『シークレット・オブ・マナ』について語っていただいた。 Profile 菊田裕樹 Hiroki Kikuta 作曲家。東京音楽大学特別招聘講師。1962年、愛知県生まれ。スクウェア(現スクウェア・エニックス)在籍時に『聖剣伝説2』『聖剣伝説3』『双界儀』の音楽を担当。独立後も、『シャイ ニング・ハーツ』『エスカ&ロジーのアトリエ〜黄昏の空の錬金術士〜』等、多数のBGM作曲を手がけるなど多方面にて活躍。公式サイト(http://hirokikikuta.com/)、Twitterアカウント(https://twitter.com/Hiroki_Kikuta)。 『ドルアーガの塔』の音楽に感動 —— 菊田さんとゲームの関わりについても聞か
第1回、第2回に続き、菊田さんのブラックボックスな活動とも言える、結城二十六名義の仕事についてさらにお聞きする。アニメ音楽の作曲を手がけた経緯、そして菊田さんの創作活動が漫画から音楽へと大きくシフトすることになった転換点とは? Profile 菊田裕樹 Hiroki Kikuta 作曲家。東京音楽大学特別招聘講師。1962年、愛知県生まれ。スクウェア(現スクウェア・エニックス)在籍時に『聖剣伝説2』『聖剣伝説3』『双界儀』の音楽を担当。独立後も、『シャイ ニング・ハーツ』『エスカ&ロジーのアトリエ〜黄昏の空の錬金術士〜』等、多数のBGM作曲を手がけるなど多方面にて活躍。公式サイト(http://hirokikikuta.com/)、Twitterアカウント(https://twitter.com/Hiroki_Kikuta)。 大学時代の恩人2人のおかげで作曲活動を開始 —— 結城二十六名
スクウェアが制作したスーパーファミコンRPGの黄金期を体験したユーザーの中には、ゲーム内容だけでなく、その音楽にも魅了された方が多いのではないだろうか。『聖剣伝説2』『同3』で鮮烈なサウンドを作り上げ、今なお幅広いフィールドで活躍されている作曲家の菊田裕樹さんに、これまで詳らかにされてこなかったお仕事のことなど、様々な話を伺った。 Profile 菊田裕樹 Hiroki Kikuta 作曲家。東京音楽大学特別招聘講師。1962年、愛知県生まれ。スクウェア(現スクウェア・エニックス)在籍時に『聖剣伝説2』『聖剣伝説3』『双界儀』の音楽を担当。独立後も、『シャイ ニング・ハーツ』『エスカ&ロジーのアトリエ〜黄昏の空の錬金術士〜』等、多数のBGM作曲を手がけるなど多方面にて活躍。公式サイト(http://hirokikikuta.com/)、Twitterアカウント(https://twitte
士郎正宗と六道神士のコラボで生まれた同名コミックを、Studio五組がアニメ化。オフビートなギャグを交えつつ、全身義体とアンドロイドの美少女2人が、リゾート島を守るために奮闘する近未来アクションだ。名和宗則監督に、映像化にあたってのポイントや、監督としてのスタンスについて伺った。 Profile 名和宗則 Munenori Nawa アニメーション監督。主な監督作品に、『D.C.S.S. ~ダ・カーポ セカンドシーズン~』『乙女はお姉さまに恋してる』『乃木坂春香の秘密』シリーズ、『kiss×sis』『R-15』『この中に1人、妹がいる!』『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』などがある。 「福音とクラリオンの物語」を一番大事に —— 本作は、名和監督が多く手がけてきた美少女ものではあるものの、かなりSF的な要素が入っていますね。 名和 たしかにSF要素は入っていますが、女の子を描いて
ステラ・ヴァーミリオン役の石上静香さんに続き、『落第騎士の英雄譚』の監督である大沼心さんに取材を実施。印象的なモノトーンのオープニングが生まれた経緯やスタッフサイドの話題、原作ものを映像化するときに気をつけている点などを伺った。 Profile 大沼心 Shin Onuma アニメーション監督。近年手がけた作品は、『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』シリーズ(総監督)、『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』『のうりん』『六畳間の侵略者!?』(監督)など。 伝えたいものとしての「食感」 —— 大沼監督は、ライトノベル、マンガ、ゲームなど、色々なジャンルの原作の映像化を手がけられています。本作のようなライトノベル原作の場合は、どんなところに気をつけて映像化されているのでしょうか。 大沼 そうですね……。これまでやってきて、意外と自分の中でいちばん難しいなと思ったのが
海空りくの小説を映像化したテレビアニメ『落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)』。己の魂を武器に変えて戦う伐刀者(ブレイザー)が集まる破軍学園を舞台に、「落第騎士(ワーストワン)」と呼ばれる黒鉄一輝の奮闘を描くアクション学園ファンタジーだ。本作のヒロイン、ステラ・ヴァーミリオン役を演じる石上静香さんに、本作の魅力やアフレコ時のエピソードなどを伺った。 Profile 石上静香 Shizuka Ishigami プロ・フィット所属。主な出演作に、『トライブクルクル』飛竜ハネル役、『食戟のソーマ』水戸郁魅役、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』シル役、『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』華城綾女役、『精霊使いの剣舞』エリス・ファーレンガルト役、『健全ロボ ダイミダラー』喜友名霧子役などがある。 メインヒロインを演じるプレッシャー —— ステラ役に決まった経緯を教えてください。
神風動画が新スタジオで挑む長編プロジェクト 『COCOLORS』監督 横嶋俊久、アニメーションディレクター 石黒英彦、プロデューサー 清水一達(第1回) 5月開催のマチ★アソビvol.14でPVが発表された、神風動画のオリジナル作品『COCOLORS(コカラス)』。テレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのオープニング等で知られる同スタジオが初めて手がける長編作品だ。法人化10周年を記念した「GASOLINE MASK」プロジェクトの一環である同作PVのメイキングを、横嶋俊久監督、アニメーションディレクターの石黒英彦さん、プロデューサーの清水一達さんの3人に伺った(本取材は、6月に実施)。PVを未見の方は、以下の2分20秒の映像をご覧になってから読んでいただきたい。全4回でお届けする。 Profile 横嶋俊久 Toshihisa Yokoshima アニメーション監督。『COCOLO
第1回、第2回に引き続き、伊藤尚往監督に『オーバーロード』の制作法について伺う最終回。制作上のポイントと、主人公のアインズの魅力についてお話を伺った。 Profile 伊藤尚往 Naoyuki Ito 竜の子アニメ技術研究所に入社。その後東映アニメーションへ。原画マンとして活躍し、後に演出家として『おジャ魔女どれみ』『ワンピース』『ちはやふる』など様々な作品に携わる。監督作としては『Kanon』(東映版)『イリヤの空、UFOの夏』などがある。 250カット止めて、その分50カットをフルで動かす —— 前回お話いただいた3Dが使われているということもそうですが、今回はかなり作画のカロリーをどこに回していくかに気を遣われているように思えます。 伊藤 ええ。かなり意識しています。橋本プロデューサーからも口を酸っぱくして言われています(笑)。 —— 話数によってアクションを中心にする回を決めていた
第1回に引き続き、伊藤尚往監督に『オーバーロード』の制作法について伺う第2回。今回は脚本、演出、音響といった、より具体的な制作のポイントについてお話いただいた。 Profile 伊藤尚往 Naoyuki Ito 竜の子アニメ技術研究所に入社。その後東映アニメーションへ。原画マンとして活躍し、後に演出家として『おジャ魔女どれみ』『ワンピース』『ちはやふる』など様々な作品に携わる。監督作としては『Kanon』(東映版)『イリヤの空、UFOの夏』などがある。 役者さんの芝居は聞きどころだと思っています —— 別のインタビュー(編注:漫画版『オーバーロード』第2巻巻末インタビュー)で読んだのですが、脚本会議には原作者の丸山くがねさんもいらっしゃったそうですね。 伊藤 そうなんですよ。丸山先生はとても良い方で、あまり「ここはこうだ!」という話をされたことはないんです。温かい目で見守っていただいたので
日野さんの演技のおかげで、骸骨でも表情があるように見えるんです 『オーバーロード』監督 伊藤尚往(第1回) 今期のアニメ群の中でも、話題急上昇中の作品といえば『オーバーロード』だろう。web小説として連載され書籍化された原作の部数は、アニメ放映後60万部から150万部へと増加。いかにアニメ化で人気に火が付いたか窺えるというものだ。ネット上などで「俺TUEEEE」と呼ばれる系譜に見られることが多い本作だが、それ以外にも複合的な魅力を持った作品となっている。今回は監督である伊藤尚往氏に、気になる制作法について伺った。 Profile 伊藤尚往 Naoyuki Ito 竜の子アニメ技術研究所に入社。その後東映アニメーションへ。原画マンとして活躍し、後に演出家として『おジャ魔女どれみ』『ワンピース』『ちはやふる』など様々な作品に携わる。監督作としては『Kanon』(東映版)『イリヤの空、UFOの夏
水あさとの同名漫画を映像化し、2014年10月から12月にかけて放映された『デンキ街の本屋さん』。シンエイ動画が深夜アニメを手がけたことで話題になった本作は、どのようにして作られていったのか。放映終了から半年あまりたった今、佐藤まさふみ監督にお話を伺った。なお、本取材には、ポニーキャニオンの堀切伸二さん(プロデューサー)と、シンエイ動画の廣川浩二さん(アニメーションプロデューサー)にも同席いただいた。全3回でお届けする。 Profile 佐藤まさふみ Masafumi Sato 監督・演出・アニメーター。『Saint October』(監督)、『ジュエルペット きら☆デコッ!』(助監督)の他、『ケロロ軍曹』などの各話演出も多数手がける。最新の仕事に『プリパラ セカンドシーズン』(助監督)、『クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』(演出[共同])など。 めいいっぱい詰め込んだ
ポリゴン・ピクチュアズの強みは組織とシステム 『シドニアの騎士』造形監督 片塰満則、各話ストーリーボード 森田宏幸(最終回) 第1回、第2回、第3回、第4回と続いた本記事も、いよいよ最終回。様々な現場で仕事をされてきたお2人に、ポリゴン・ピクチュアズならではの作り方、制作の強みをお聞きした。 Profile 片塰満則 Mitsunori Kataama CGクリエイター。『ハウルの動く城』『ゲド戦記』(デジタル作画監督)、『山賊の娘ローニャ』(モデル造形ディレクター)など、多数の作品に参加。ポリゴン・ピクチュアズ所属。 森田宏幸 Hiroyuki Morita アニメーター・監督。主な監督作品に、『猫の恩返し』『ぼくらの』がある。ポリゴン・ピクチュアズ所属。 チームワークで、星白をセクシーにみせる ―― 『シドニア』のアクションが凄いのは言うまでもないことですが、個人的に感心させられるのは
原作が好きだから、その魅力も難しさも理解できた 『食戟のソーマ』アニメーションプロデューサー 藤代敦士(第1回) 週刊少年ジャンプに連載されている料理バトル漫画を原作とする『食戟のソーマ』。熱い王道的な展開と、個性的なライバルキャラクター達の一挙手一投足が楽しい作品となっている。米たにヨシトモ監督をはじめとするスタッフ陣のこだわりが、どういったところに反映されているのか。本作制作の過程を伺った。 Profile 藤代敦士 Atsushi Fujishiro J.C.STAFF プロデューサー。『ハチミツとクローバー』にて制作進行を務め、その後様々な作品に携わる。代表作に『のだめカンタービレ』(制作担当)『バクマン。』『変態王子と笑わない猫。』『ゴールデンタイム』(いずれアニメーションプロデューサー)などがある。 「懐かしい王道路線」の魅力 —— まずは、藤代さまのプロフィールからお伺いでき
2013年4月より放送され、好評を博したテレビアニメ『フォトカノ』。本作のBlu-ray BOXが本日7月15日に発売された。今回のインタビューではその発売を記念して、監督の横山彰利氏に、改めて本作を振り返っていただき、その魅力を語っていただいた。全4回でお届けする。 Profile 横山彰利 Akitoshi Yokoyama 監督、演出家。『カウボーイビバップ』『機動戦士ガンダム 第08小隊』など、様々な作品でアニメーターとして携わり、近年は演出家として活躍。演出家としての参加作品に、『四畳半神話大系』『デッドマン・ワンダーランド』『THE IDOLM@STER』『進撃の巨人』『ニセコイ』などがある。 主人公の前田は、倫理観を超越したキャラクター —— 『フォトカノ』はゲーム原作でファンも多い作品ですが、横山監督は、プレイされてどのような魅力をお感じになりましたか。 横山 先にお話しし
デザイナーとモデラーをつなぐ造形監督という仕事 『シドニアの騎士』造形監督 片塰満則、各話ストーリーボード 森田宏幸(第1回) 弐瓶勉の同名漫画をポリゴン・ピクチュアズが映像化したテレビアニメ『シドニアの騎士』『シドニアの騎士 第九惑星戦役』。好評のうちに放映を終えた同作のメイキングを、造形監督の片塰満則さん、各話ストーリーボードを担当した森田宏幸さんに伺った。全5回でお届けする。 Profile 片塰満則 Mitsunori Kataama CGクリエイター。『ハウルの動く城』『ゲド戦記』(デジタル作画監督)、『山賊の娘ローニャ』(モデル造形ディレクター)など、多数の作品に参加。ポリゴン・ピクチュアズ所属。 森田宏幸 Hiroyuki Morita アニメーター・監督。主な監督作品に、『猫の恩返し』『ぼくらの』がある。ポリゴン・ピクチュアズ所属。 ポリゴン・ピクチュアズとの出会い ——
制作進行の仕事を、自分の目標に繋げる 『アニメを仕事に!トリガー流アニメ制作進行読本』著者 舛本和也(第2回) 第1回に続き、トリガーの舛本和也さんに『アニメを仕事に!トリガー流アニメ制作進行読本』のお話を伺う第2回。本書にある印象的なフレーズ「暗黙の実務」「全ての事象は、起きてから対応するのでは遅すぎる」の真意とは? Profile 舛本和也 Kazuya Masumoto 株式会社トリガー取締役、プロデューサー。主な参加作品に『天元突破グレンラガン』『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』(上記2作はガイナックス在籍時)『キルラキル』『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』などがある。 制作進行は、アニメ業界の入り口 —— 本書には、制作進行の仕事について懇切丁寧に書かれています。特に「暗黙の実務(編注*)」としてやるべきことが挙げられているのが、大変興味深かったです。ここ
制作進行の仕事を教えるテキストがほしかった 『アニメを仕事に!トリガー流アニメ制作進行読本』著者 舛本和也(第1回) アニメーション制作の要である「制作進行」の仕事にスポットをあてた、画期的な書籍『アニメを仕事に!トリガー流アニメ制作進行読本』(星海社新書)。その著者で、トリガーのプロデューサーである舛本和也さんに、本書刊行の経緯や、これまでのお仕事について伺った。 Profile 舛本和也 Kazuya Masumoto 株式会社トリガー取締役、プロデューサー。主な参加作品に『天元突破グレンラガン』『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』(上記2作はガイナックス在籍時)『キルラキル』『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』などがある。 『アニメを仕事に!』刊行から1年。3つの嬉しい反響 —— 『アニメを仕事に!トリガー流アニメ制作進行読本』が発売されて約1年が経ちます。これま
『おへんろ。〜八十八歩記〜』を歩き終えて。そしてこれから TEAM OHENRO。(山下七海、江原裕理、高野麻里佳) 『おへんろ。』は、ufotableがプロデュースを手がける地元密着型プロジェクト。徳島新聞でのイラストストーリー連載、実写にアニメーションを合成した情報テレビ番組『おへんろ。〜八十八歩記〜』、実写映画など、多彩でユニークな展開が特徴だ。番組の視聴率が10.2%を記録するなど、幅広い層に広がりをみせている。「TEAM OHENRO。」として、声の出演、歌、実写映画出演をはたした3人に、1年の活動を振り返っていただいた(マチ★アソビVOL.14の初日、5月3日に収録)。 Profile TEAM OHENRO。 山下七海(写真中央) Nanami Yamashita 『おへんろ。〜八十八歩記〜』まお役。81プロデュース所属。徳島県出身。『Wake Up, Girls!』久海菜々
前編に続き、原恵一監督に映画のメイキングを伺っていく。困難な日常芝居を描いたアニメーターたちの活躍、そして観た人の心に残るお栄の「走り」に込めた監督の思いとは? Profile 原 恵一 Keichi Hara アニメーション監督。近年の監督作品に、『映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』『映画 ククレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』『河童のクゥと夏休み』『カラフル』など。2013年には、木下惠介生誕100年プロジェクトの一環で、初めての実写映画『はじまりのみち』の監督を手がけた。 ホッとする存在としての犬 ―― 本作は日常芝居が非常に多くて、アニメーターの方々は苦労されたと思います。事前に、作画のハードルが高くなりそうだという話をされたりしたんでしょうか。 原 いや、それはないですね。作画のレベルが上がったことに関しては、プロデューサーの松下さん
杉浦日向子の漫画『百日紅(さるすべり)』を、長編アニメーション化した映画『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』(5月9日より公開)。葛飾北斎の娘である浮世絵師・お栄を中心に、江戸時代を生きる市井の人々の暮らしを、季節感豊かにのびのびと描いている。原作者の大ファンであるという原恵一監督に、本作に賭ける思いを伺った。なお、本作をまっさらな気持ちでご覧になりたい方は、観賞後に読むことをお勧めする。 Profile 原 恵一 Keichi Hara アニメーション監督。近年の監督作品に、『映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』『映画 ククレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』『河童のクゥと夏休み』『カラフル』など。2013年には、木下惠介生誕100年プロジェクトの一環で、初めての実写映画『はじまりのみち』の監督を手がけた。 杉浦さんは、演出家として優れた才能
第1回、第2回から続いて、『劇場版プリパラ』について語っていただく第3回。ルートごとについて、懐かしの『プリティーリズム』シリーズを振り返りながらお話を伺った。 Profile 菱田正和 Masakazu Hishida アニメーション監督、演出家。サンライズに入社。制作進行を務め、後に演出家としてデビューする。『陰陽大戦記』にて監督を担当し、『古代王者 恐竜キングDキッズ・アドベンチャー』シリーズにて演出チーフ。その後フリーとなった。その他の監督作品に『ヤッターマン(第二作)』【第18話以降】、『劇場版ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合! オモチャの国で大決戦だコロン!』がある。本文で取り上げた『プリティーリズム』シリーズでは監督を、『プリパラ』ではプリパラライブ演出を担当している。 ルート1・あいらを褒める父親の気持ちに ―― 前回いきなりルート4の話をしてしまいましたが、ルート1、2
第1回、第2回、第3回と続いて、『劇場版プリパラ』について語っていただく最終回。『プリティーリズム』から『プリパラ』に受け継がれたものとはなんなのか、お話を伺った。 Profile 菱田正和 Masakazu Hishida アニメーション監督、演出家。サンライズに入社。制作進行を務め、後に演出家としてデビューする。『陰陽大戦記』にて監督を担当し、『古代王者 恐竜キングDキッズ・アドベンチャー』シリーズにて演出チーフ。その後フリーとなった。その他の監督作品に『ヤッターマン(第二作)』【第18話以降】、『劇場版ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合! オモチャの国で大決戦だコロン!』がある。本文で取り上げた『プリティーリズム』シリーズでは監督を、『プリパラ』ではプリパラライブ演出を担当している。 ジュネの左右に座る2人 ―― 今回、監督としてはこだわったけど、気付かれないかもしれない小ネタ的なと
第1回から続いて、『劇場版プリパラ』について語っていただく第2回。気になる本作の設定面と、話題のルート4についてお話を伺った。 Profile 菱田正和 Masakazu Hishida アニメーション監督、演出家。サンライズに入社。制作進行を務め、後に演出家としてデビューする。『陰陽大戦記』にて監督を担当し、『古代王者 恐竜キングDキッズ・アドベンチャー』シリーズにて演出チーフ。その後フリーとなった。その他の監督作品に『ヤッターマン(第二作)』【第18話以降】、『劇場版ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合! オモチャの国で大決戦だコロン!』がある。本文で取り上げた『プリティーリズム』シリーズでは監督を、『プリパラ』ではプリパラライブ演出を担当している。 「これ以上踊れない」のは誰なのか? —— 今回の劇場版で『プリティーリズム』シリーズについては、総決算的な内容にもなっていると思うのですが
新シーズン放送を控え、ますます盛り上がっているテレビアニメ『プリパラ』。『劇場版プリパラ み〜んなあつまれ!プリズム☆ツアーズ』は、そんな『プリパラ』と、その前身とも言える『プリティーリズム』シリーズとの橋渡しになるような劇場作品だ。「ライブ」であることを前提にした視聴者参加型の作品設計、4つに分かれる分岐型のストーリーと、話題性にも事欠かない本作。監督を務めた菱田正和氏にシリーズを振り返りつつ、たっぷりとお話を伺った。 Profile 菱田正和 Masakazu Hishida アニメーション監督、演出家。サンライズに入社。制作進行を務め、後に演出家としてデビューする。『陰陽大戦記』にて監督を担当し、『古代王者 恐竜キングDキッズ・アドベンチャー』シリーズにて演出チーフ。その後フリーとなった。その他の監督作品に『ヤッターマン(第二作)』【第18話以降】、『劇場版ヤッターマン 新ヤッターメ
第1回、第2回、第3回と続いた本記事も今回で最後。最終回のオンエアが迫る現在の心境や、川瀬さんご自身が「アニメを作っている理由」などを伺った。 Profile 川瀬浩平 Kohei Kawase プロデューサー。ワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社所属。『ナースウィッチ 小麦ちゃん マジカルて』『灼眼のシャナ』『ロウきゅーぶ!』『selector infected WIXOSS』など多くの作品のプロデュースを手がける。 企画発表時のさまざまな反応 —— 制作会社を舞台にしたアニメを作るとなったとき、周囲で色々な反応があったんじゃないですか。 川瀬 正直、業界中が注目していたと思うんですよね。視聴者のことはおいといてですけど(笑)。 —— (笑)。たしかに、アニメの編集やライティングを生業にする我々も興味しんしんでした。 川瀬 「いったい何をやるの?」っていうのは、あったと思うんで
第1回、第2回から続いて、『SHIROBAKO』メイキングを訊く第3回。シリーズ後半のエピソードや、本作の「お仕事アニメ」としての魅力について伺った。 Profile 川瀬浩平 Kohei Kawase プロデューサー。ワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社所属。『ナースウィッチ 小麦ちゃん マジカルて』『灼眼のシャナ』『ロウきゅーぶ!』『selector infected WIXOSS』など多くの作品のプロデュースを手がける。 「こういうやついるよね」から生まれたタローと平岡 —— シリーズ構成の話に戻りますが、本作は前半がオリジナルアニメの制作、後半が原作つきのアニメの話になっていますよね。これは、始めからそうしようと思われていたのですか。 川瀬 最初からそういう構成になっていました。そうしたいと水島さんも言ってましたし、堀川さんもその方がバリエーションがあって面白いかもしれな
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