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今年の「#文学」
note.com/kyoukn
ちょっとちょっと、と思っています。 日本では当たり前の障害者の「早期療育」。 先日も書いたけど、国連の2022年の報告書を読んで驚いたのは、日本でやっている障害の「早期発見」「療育」も「隔離である」と批判を受けていたことです。
日本に住んでいると、冗談ではなく強盗が身の回りに起きています。先月もほんのすぐそばで空き巣が数件起きています(もう、空き巣くらいじゃ報道されないのかも)。 報道で犯罪に加担した方々の理由を聞くと「お金がない」が圧倒的です。 特に、若い人々が本当に貧しくなっているようなのです。 日本にこんな日が来るとはちょっと思っていませんでしたが、まさにシンガポールの故リー・クアン・ユー氏が日本について自著でかつて予言したように「純潔にこだわるコミュニティは衰退する」「日本は坂を転げるように悪くなっていくだろう」が現実になってしまいました。 三菱総合研究所のレポートによると、「現在の社会において満足していない点は何か」という設問に対し、「経済的なゆとりと見通しが持てない」と回答した割合は、2023年の20代、30代で70%以上になっています。(https://www.mri.co.jp/knowledge
AIがとんでもないことになっています。Googleのレイ・カーツワイルがかつて「シンギュラリティは近い」で予言していたことが本当に現実化しそうな勢いです。 ちょっと前、元OpenAIの副社長、Anthropicのダリオ・アモディ氏のブログ「Machines of Loving Grace」に衝撃を受けました。彼は妹のダニエラ・アモディ氏と共同でAnthropicを設立し、「クロード」を作っています。 彼は「間違っている可能性はある」としながらも、「すべてがうまくいった場合、強力なAIが存在する世界とはどのようなものなのか」を書いています。 Machines of Loving Grace まず、彼が予測する未来です(原文は全て英語)。非常に長い長い文章なので、ぜひ原文を読んでみてください。 ノーベル賞受賞者より賢い人間が続出する彼の描くAIの未来は、「ノーベル賞受賞者より賢い人間が続出する
人間関係にしても何にしても、適度な距離というものがあります。 あまりに距離が近いと、相手をガン見してしまい、「あの人はああするべきだ」「この会社はこうするべき」みたいなことをつい言ってしまう。 相手の全てが見えてるわけじゃないのにね。 本日は、私も気づいたら、自分にコントロールできない他者について、「ああするべき」「こうしたらいい」とかいらんアドバイスしてる側に回ってたんで、ゾッとした、というお話です。 今日は読者限定です。 近づきすぎて、自分を客観的に見られなくなっていたこれ何の話かというと、Voicyの話です。 Voicyは音声配信のベンチャー企業です。 私はVoicyのパーソナリティを始めて3年目。 しかしVoicyは、ここのところ、若干、賛否両論だったんですね。
先日、東京・豊洲で行われた「マレーシアフェア」にいったら、今やマレーシアの学校で学ぶ学生の数が1800人になったと、ステージで言っていて、驚きました。 私が取材していた2015年くらいには、まだまだそこまでの数ではなかったのですが、いつの間にか、大きな流れになっているようです。 流れが「静かすぎて、よくわからない」のです。 静かに進む海外移住同じことは、海外移住にも言えるかなぁ、と思っていて。 当事者も周りも大きな声で言わないので、気づかないうちに進んでいる。 「ルポ 若者流出」は朝日新聞の2023年の連載記事「わたしが日本を出た理由」をまとめたものです。 この企画は、最初はカナダで働く一人の看護師に話を聞くところから始まったそうです。 けれどもわたしたち取材班はこのとき、まだ知らなかった。彼女は日本から静かに流れ出ていく水のほんの一滴だったことを。そしてすぐに、人手不足とされる職場からで
こんにちは。 日本に住み始めてびっくらこいていることに、「体感治安が思ったよりもよろしくない」というのがあります。 先日も書いたけれども、連続強盗がここ数ヶ月の間に関東で20件も起きていて、若い人が40人も逮捕されたとか。発展途上国じゃないのに、なんでこうなるのか?? 普通の人がなぜか犯罪や買春をする国別にこれ、外国人が増えて犯罪が増えた、みたいな単純な話でもないようです。 強盗に入った人はさまざまで、大学生だったり会社員だったり自衛官だったり、ごく普通の人たちです。 ただ、強盗した側の意見を聞くと、「お金が必要だった」というのが圧倒的に多いんですよね。 “闇バイト”リクルーター 「若い人多い。ギャンブルとか、そこら辺の奴らは最近多い。闇金からも追われたりとか、消費者金融から催促も止まらないとか。電気、水道、ガス全部止まって家賃も払えていない。そういうやつっていうのは、もう人生どうでもよく
AIボットが仮想の恋人やカウンセラーになる現実が一気にやってきました。 フロリダ州の母親が人工知能企業「Character.AI」とグーグルを相手取り、チャットボットが息子に自殺を促したとして訴訟を起こしました。原文は英語ですが、DeepLで翻訳してみます。 2月、ミーガン・ガルシアさんの14歳の息子、ソウェル・セッツァー3世が自殺した。彼女によると、息子は「ダニー」という名のチャットボットと数か月にわたって仮想の感情的・性的関係を築いていたという。 「私は、息子が人間の感情や心情を模倣する能力を持つ、非常に人間らしいAIチャットボットと会話していたことを知りませんでした」と、ガルシアは「CBSモーニング」のインタビューで語りました。 ガルシア氏によると、息子が亡くなった後に、息子は複数のボットと会話をしていたことが判明したが、特に1体のボットとは仮想の恋愛や性的関係を持っていたという。
今週もマレーシア人の友人が日本に来ていて、会ってきました。 先月は以前の大家さんが来日しています。 一方で、毎回飛行機に乗るたびに、ほんとに海外に行く日本人が減っちゃったなと感じます。 よくパスポートの発行率が低い、という話が出てきますが、ほんとにそうなのか。 外務省の旅券統計(令和4年1月~12月)をみてみます。 「令和4年旅券発行概況」によると、令和4年末時点での有効旅券数は約2,449万冊です。日本の総人口を1億2,530万人とすると、約19.55%かな。 発行数の推移のグラフを見ると、いやー、本当だ。下がってます。平成8年をピークに下がり始め、パンデミックでさらに下がって戻ってない感じです。他の国々で起きたパンデミック後の旅行爆発が起きてない。 外務省のPDFより https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100461443.pdfでは海外との比較はどう
こんにちは。 自治体の退職者が止まらないそうです。 安定した収入で人気だった自治体職員の退職が止まらない。総務省集計によると、教員や警察などを除く一般行政職のうち、2022年度に主に自己都合で仕事を辞めたのは1万2501人。13年度は5727人で、約10年で2.2倍となった。待遇への不満や業務量の増加が影響しているとみられる。30代までの若手が全体の3分の2を占め、住民サービス低下や組織弱体化が懸念される。 精神疾患も増えているようです。 地方自治体で精神疾患などによる病気休職者が増えています。地方公務員災害補償基金からの委託を受け、一般社団法人 地方公務員安全衛生推進協会と総務省公務員部安全厚生推進室が連携して立ち上げた「地方公務員のメンタルヘルス対策の推進に関する研究会」の令和5年度報告書によれば、「精神及び行動の障害」を理由とした長期病休者(疾病等により休業30日以上又は1か月以上の
マレーシアに滞在しています。 本日は割と雑な思考の垂れ流しです。 友達の空いているコンドミニアムに住ませてもらいつつ、ようやくマレーシアに戻ってきた感じです。 久々にいろんな人と会おうかと思っていたのですが……。 とにかく人との会話の機会が多い来た初日だけで、たぶん、埼玉での1ヶ月分くらいの会話量があったのではないだろうか。 いや、1年分かもしれない。 マレーシアに入国してみると、とにかくよく話すのです。 グラブのドライバーさん、歩道橋にいた警備員の女性、レストランで隣になったグループの人々。エレベータであった人、レストランで掃除していた男性……。 ああこんな感じだったっけ。 だから、この国に来るとホッとするのかなー。 なんというか、ここでは空間を共有すると、会話が自然に始まる。 相手が誰だろうが、あんまり気にしていないらしい。 話しかけて嫌がられることが、非常に少ない。 「マレーシアでは
日本に帰ってきて思い出したことはいろいろあるのですが、一つ気になること、それはグループや企業内の「内輪ノリ」です。 新参者としてグループに入ると、よくわからん話題でやたら盛り上がるーーそんなことってないでしょうか。 知り合いの経営者同士で褒め合ったり、慣れあったり。 身内にしかわからないネタ、なんだかよくわからないジャーゴン(業界用語みたいなやつ)、グループ内だけでしかわからない話をする。 村上龍氏の「希望の国のエクソダス」では、新参者=子どもたちがここに反抗する様子が描かれます。 「テツだけじゃないよ。日本人みんなが、何か共通なイメージっていうか、お互いに、あらかじめ分かり合えることだけを、仲間内の言葉づかいでずっと話してきたってことなんじゃないかな。その国の社会的なシステムが機能しなくなるってことは、その国の言葉づかいも現実に対応できなくなるってことじゃないのかな。大人には自然に刷り込
最近、ある発信者から、相談を受けたんですね。 「いつもコメントをくれる人に困っている」と言うのです。 「この人のコメント嫌なんですよね……ブロックすべきでしょうか?」と。 「誹謗中傷でもされてるのですか?」と言うと、違うと。 一連のコメントを読ませてもらうと、思ったことをそのまま書いているタイプの方。 例えるならこんなコメントです。 「今回の配信は心に響いたけど、最後に仰っていたエピソードで、犬の散歩回数が少ないことが気になりました」 「すごくいい話でした。しかし40代でユニクロはちょっと、と思いましたよ❤️」 みたいな感じ? 基本、善意なんだけど、ちょっとしたアドバイスみたいなのが毎回入ってる。と言うか、思ったことを全部言ってしまっているみたいな。 別に私だったら気にしないだろうなーと思っていたら、なんと別のところでも同じ方が問題になっていて、ちょっと考えてみることにしました。 言わなく
30代、40代の頃は、日々忙しいだけで、「人生100年時代かー。退職する頃にはのんびり旅行でもできたらいいな」と思ってたんですよね。 ところが、実際に自分が60代が見えてくると、思ってたのと違うな? となりました。 今日はこの話です。 50代、60代から逆算しないと見えないことがある人生100年時代などと言われますが、健康寿命だけ考えたらもっと短いでしょう。 まずは健康状態が60近くなると変わってきます。 先日、松井博さんとこのテーマで対談したのですが、「60代以降は残された機能を使って生きていくしかない」という結論に達しました。 そうそう、50代でマレーシアにいたとき、旅ブロガーの友人たちとキャンプ旅行を計画したんですね。ところが、一人が「やはり、電源のない場所には泊まれない」と言い出して、彼は50代で「睡眠時無呼吸症候群」になっており、寝る時には電源が必須とのこと。 同じように、人工透
こんにちは。本日は若干雑な論考。 先日、元新聞記者の佐々木俊尚さんが、記者の目指す方向は2つあって、1つが「とくダネが書ける記者」でもう1つが「エモい記事が書ける記者」であると言ってるのを聞いて、驚愕しました。 あーそうだったのか! と。 エモい記事とは、事実ベースではなく、記者の主観を混ぜてくることを言うようです。 「ナラティブで、エモい記事」とは、具体的に言うと、データや根拠を前面に出すことなく、なにかを明確に批判するのでも賛同するわけでもない、一意にかつ直ちに「読む意味」が定まらない、記者目線のエピソード重視、ナラティブ重視の記事のことだ。 実例を挙げるのははばかられるので控えるとして、たとえば、「わが町のちょっとイイ話」の類の記事であり、「地元で愛された店が閉店する」「学校教員の小話」「日々の記者の独白やエッセー」などを念頭においている。 まあ言ってみたら新聞記者の「エッセイ」だよ
親が「子どものために」と思ってやったことが、当の子どもにとっては期待外れだった、なんてことはよくありますよね。 しかしこれ、大人だけで考えた「子どものために」だけじゃありません。自分たちが「誰かのため」と考えたことは、実際にはズレていることが多いです。 社会全体でも見られます。 背景が違う人と話さないと、相手の考えなんて分かりません。 本日はそんな仮説です。 多様でもインクルーシブでもない決定者たち日本での多様性論議において、多様性やインクルーシブといった言葉が使われる場にいる人たちや決定権を持つ人たちが、実際には多様でもインクルーシブでもないことがよくあります。 以下は「すべての女性が輝く社会づくり本部」の会議ですが、写真を見たらほとんどが背広をきた男性です。 これ、なんかのギャグかな? と思ってしまう。わざとここを写したの? どうなんでしょ? これじゃ輝けねぇっすよ……。 「誰かのため
最近、マレーシアが一帯一路で盛り上がっていたり、BRICsの議長国ロシアに加入申請をしたりして、戸惑っている人もいるのでは? これは全方位外交の一部ではあるものの、人々の思考は相当変わってきています。 かつてマレーシアはルックイーストの国として非常によく知られていました。しかし最近では、マレーシアの友人と話していると中国を支持し、アメリカや日本から離れる動きが目立っています。 以前、日本の外務省の調査でもアメリカ、日本への信頼度が下がり、中国への信頼度が上がっています。(NHKの元ニュースは削除されてしまいましたが)
かなりショックなニュースでした。 高齢者の「見守り」「サポート」は充実してきましたが、実は若者も相当孤独死しているらしい。 誰にもみとられず1人暮らしの自宅で亡くなる「孤独死」した若者(10~30代)が、平成30年~令和2年の3年間に東京23区で計742人確認され、うち約4割が死亡から発見までに4日以上を要していたことが21日、東京都監察医務院への取材で分かった。独居高齢者らに限らず、若者にも孤独死のリスクが広がっている実態が浮き彫りになった。 監察医務院が令和2年までの3年間に取り扱った1人暮らしで異状死した10~30代の若者は計1145人。このうち職場や路上などを除く自宅で死亡した「孤独死」は64・8%(742人)に上っていた。 742人を年代別に見ると、最も多かったのは「30~39歳」で、402人。「20~29歳」(325人)、「15~19歳」(15人)が続いた。「15歳未満」は該当
みなさん、アゼルバイジャンと聞いて何を連想しますか? コーカサスにあるカスピ海沿いの国。隣がアルメニアとジョージア、ロシア、イラン。国民の大半がイスラム教徒のトルコ系民族。 私は正直「火の国?」みたいな雑なイメージでした。 そんなアゼルバイジャンのバクーに、マレーシア人の友人に誘われて行ってきました。 最初は「5日も何するんだ」と思っていたのです。 が、全然日数が足りず、とんでもなく面白い国でした。 コーカサス×中東×シンガポール×ソ連×ヨーロッパ×アジア みたいな? 毎日、違う国に来たんか? という風景が広がる、そんな不思議な国でした。紀元前からの長い歴史を持つ、多様で複雑な国なのです。 砂漠→近代的なビル群と急ピッチで進む開発まずはバクー空港。旧式で、最初は「共産圏かな」と思ったほどシンプルでそっけない。 空港を一歩出てバスに乗ると、しばらくは長く荒地というか草地のようなところに家が点
「東南アジアここだけのお話」の最新記事に加えて、 ・「cakes」での連載「怒らない力」全記事(68本) ・「書くことで生きていく」 ・50代からのやり直し英語学習 ・教育記事系のまとめ など、記事1000本以上が読めます。 掲示板で、学んでいる仲間と情報交換します
今日は短いコラムです。 子育ての悩みを聞いていると必ず出てくるこのセリフ。 「自分が小さい頃、××してもらえなかったので、子どもには不自由させたくない」 私が大学に行けなかったから、子どもにはやらせてあげたくて。 自分が英語を話せないから、子どもにだけは小さい頃からやらせたい。 自分がピアノを習わせてもらえなかったから、やらせてあげたくて。 自分が貧乏だったから、子どもには苦労させたくない。 海外留学したかったけどできなかったから、やらせてあげたい。 そもそも、親子関係の揉めごとの原因に、「親の(謎の)こだわり」があることが多いです。 多分、その裏に隠れてるのは、親自身の(そのまた親への)恨み。 間違ってますか? もちろん、気持ちはよくわかります。 私も自分が音楽が好きで、子どもが楽器弾けたら楽しいだろうな、って思って押し付けたから。 けれども、子どもに「迷惑だからやめてくれ」って言われて
細かいことを気にするお客さんを避けていくと、仕事は楽になりますよね。 最近、国内で宿泊業をやってる方々から、「日本人のお客さんを避けたいです」という話が出てきました。 なぜ? と聞いたら、こんな話でした。 日本人のお客さんは、減点主義。 なかなか「星5つ」はつけない。 「とても良かったです」と言いつつ、評価の星3つだったりする。 細かいことを気にしてクレームが多い。 海外のお客さんは、デフォルトが星5つ。 友達みたいに親切に接してくれる。 ああ、これなぁ。マレーシアで働いている日系の飲食店やサービス業の方々へのインタビューでも同じ話が出てきます。 ある不動産屋さんは、「日本人と韓国人のお客さんはもうお断りしたい」と言っていて。「エアコンのここが汚れていたとか、床のここがああだったとか、細かいところにうるさい人が多くて、ぜんぜん、採算が合わないんですよね」と。 お店側からしたら、うるさいお客
留学生たちと話すと、私が日本人ということもあって、まずは口をそろえて日本の「良いところ」を教えてくれる。が、少し仲良くなると日本で生活することへの「違和感」を口にし出す。 ああ、よくわかります。 最初は褒め一色ですが(多分、社交辞令なんですね)仲良くなると、割と言いたいことを言い出します。 冒頭で紹介した「日本のアニメに憧れて来日した」というヨーロッパからの留学生は、「もちろん親切な日本人は多い」と前置きしたうえで、「常にイライラしている人もいるし、それを周囲にまき散らす人もいる」と言って、こう続けた。 「日本のアニメと同じように、実際の日本には何でもあった。でもアニメと違って、現実社会には愛がない。 母国は日本のように便利ではなかったけれど、人とのコミュニケーションのなかに、愛があふれていた。日本人は、アニメで描いていたような愛を忘れてしまったのだろうか」 外国人にとって、「憧れの日本」
こんにちは。 最近、現実の日本人と話していて感じるのは、「多様性なんてお題目だ。どうでもいい」と思っている人が多いなということ。 実際に日本で生活していて、障がい者や外国人と関わるシーン、ほんとに皆無ですもんね。おそらく、日本で一生生きていく人はそれでいいと思うのです。 しかし、将来、もし留学したいとか、グローバルでビジネスしたいとかいうのなら、若干考えを広く持っておいた方が良いです。 なぜかというと、ほとんど人はいずれ「インクルーシブされる側」になっていくからです。 教育に関する「バリア」には言語も含まれるアメリカの大学院で以前、教育に関するバリア(障害)について学びました。 この話をすると、「私には障害児の話は、全く関係ありませんから」といって、話をおしまいにしてしまう人が少なくないのです。 が、実はこれは大変危険だと思います。 途中で障害を得ることもあるから? まあそれもそうなのです
話題の「パーティーが終わって中年が始まる」(pha、幻冬舎)を読んでみました。 著者はかつて「日本一有名なニート」として有名になったphaさんです。 確か2000年の初め頃、定職につかず、家族を持たず、ネットで集まった仲間と一緒に楽しく生きているということで、一世を風靡した方です。 そういえば、今、どうしているんだろう。 20代、30代、40代と、人は変わっていく
先日、「家事育児はテキトーに」と話したところ、「周りの目が厳しくてそんなの無理です」という方がいました。 今日は「レベルが落とせません」と苦しんでいるあなたに送ります。 「周りに叱られない」が原動力になってない?ある方が、「母乳が出なくて、ミルクばかりで大丈夫? って義母に言われたのが辛かった」と言いました。 別の方は、義母に「孫の教育に失敗したら、学歴の低いあなたのせいだ」と言われて、知育玩具を探したり好きでもない絵本の読み聞かせをやってると。 別の方は、ママ友の集まりに田舎から送られたりんごを手土産に持って行って、「もらったものを人にあげるなんて」と責められたと。 あの人がああいった。 この人がああ言った。 「周りに怒られないように」があなたの原動力。 あなたは多分そのとき、自分がダメだからだ、と強烈に自分を責める感情に襲われたのではないでしょうか。 怒られた→直さなきゃ、と。 それが
日本にいると、コスパとかタイパとかよく聞きます。 損得でものを考えることです。 明治安田生活福祉研究所の調査によると、30代の男性は、結婚を損得で考える必要があるそうです。コスパやタイパにより、結婚や子育てを避ける人が増えているらしい。 結婚を「金銭的な損得」や「コストパフォーマンス」の観点で考えたことがあるかを尋ねたところ、「考えたことがある」と回答した割合は既婚者に比べ未婚者のほうが高い傾向にあります。また、既婚者は性別・年代による大きな差はありませんが、未婚者は男性より女性のほうが、そして20代より30代のほうが、割合が高くなっています。 https://toyokeizai.net/articles/-/156392そこで、独身でいる理由を未婚者に尋ねたところ(複数回答)、男性では「家族を養うほどの収入がない」の割合が最も高く、4人に1人(20代で27.3%・30代で27.0%)が
本日は思考の途中経過です。 日本に帰国して感じること。 新しい場所、特にジムなんかのコミュニティに入ると感じる強烈な違和感があるんですね。 新しくグループに入った時の違和感がすごい日本もマレーシアも、一人一人付き合ってると、大して変わりません。 しかしグループにおける縄張り争いというか、警戒感というか、不信感というか、すごく強い感じがたまにある。 「グループに入った時の違和感」がマレーシアだと全然違うんですよね。 マレーシアのグループはだいたいオープンでウェルカム。だから知らない人同士の旅行グループがつくられてもあんまり緊張しませんし、記者会見に行けば知らない人とフツーに仲良くなります。(一部例外はあるけどね……) 日本では、なんというか、ピリピリしてる。 この人、何者なの? 上? 下? 何処の馬の骨? そして一方でオドオドしてる人もいる。 嫌われないかな。 仲間ができるかな。 学校生活の
日本に戻って強く感じること。 それが人々の「当事者意識の欠如」です。 お上が決めてくれる 誰かがなんとかしてくれるだろう 他の誰かが何かすべきだ 自分は悪くない。悪いのは、** みたいに言われる方、とても多いです。 しまいには、自分の人生なのに「会社は自分をどこに配属すべき」「上司を辞めさせるべき」などと、他人に期待しています。50代の方でもこういうことをおっしゃいます。 「今、自分がここにいるのは、自分のせいではないのだ」と。 「自分は**世代だから」「実家が太くないから」「性格が○型ですから」ーーキリがないです。 しかし、これなんでなんだろう? と不思議でした。 ヒントとなる思考の本を読んだのでご紹介します。 「当事者意識の欠如」は教育からきている元麹町中学校の工藤勇一先生と哲学者の苫野一徳先生の対話「子どもたちに民主主義を教えよう――対立から合意を導く力を育む 」です。 工藤先生は、
日本にいると、なんかやたらと人生がややこしくなっている人が多い印象を受けます。 仕事辞めたいけどやめられない。 結婚したいけどできない。 子供欲しいけど怖い。 そんな感じ。 なんかシステムに合わせて人間が存在してる。 もしくは、会社がコミュニティになっちゃってる。 マレーシアではもっともっと人生はシンプルでした。 ジェームス・フィッツロイさんの日本語ノート。 たいていの国では、人間はみんな自分と、愛する人や家族が幸福になるために生きているので、話はおもいもよらないくらい簡単です。 全部、自分の都合で決まることになっている。 他の条件が全部おなじならば給料が高いほうの会社に移る。 いままで世話になったことへの感謝はないのか? 愛社精神というものを、どう考えていたのか? ありませんよ、そんなもの。 わたしはあなたの会社よりも自分の人生が大切なんです。 第一、雇われているわたしが、なんで雇ってい
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