一日でもいいから自宅に帰りたい。ふるさとをもう一度訪れたい-。終末期のがん患者の願いをかなえるため、兵庫県芦屋市朝日ケ丘町の市立芦屋病院の緩和ケア病棟で、仮想現実(VR)の装置が活用されている。患者は病室にいながら外出を疑似体験でき、気分の落ち込みが改善するなどの効果が表れているという。2017年度から大阪大大学院薬学研究科と共同で取り組み、5月末にはドイツで開かれたヨーロッパ緩和ケア学会で発表した。(中島摩子) 【写真】段差が巨大化、立ちくらみ… 認知症の世界、VRで体験 中皮腫を患い、緩和ケア病棟で過ごす同県尼崎市の男性(66)は5月末~6月初旬、ベッド上でVRヘッドセットを装着した。「自宅を見たい」という男性の願いを受け、妻(59)と三女(26)が、360度カメラで撮影したリビングや寝室、ヤマモモやモクレンが育つ庭、愛車などの映像が流れた。 妻と三女は「本人目線で、歩いているように撮
神奈川県・鎌倉にある有名な神社「銭洗弁天(ぜにあらいべんてん)」を、カメラの写真から丸ごとVR化した「銭洗弁天VR」が作られ話題になっています。自由に歩き回れるのすごい……! 入口のトンネル 正式名称は「銭洗弁財天 宇賀福神社」で、四方を崖に囲まれた特別な雰囲気が漂う同神社。銭洗弁天VRでは、その入口となるトンネルから境内全域が自由に歩き回れるようになっており、お金を洗うと金運アップの御利益があるとされる「銭洗水」が湧き出る奥宮(岩窟)にも入れたりと、簡易的な観光気分を味わえる内容となっています。 公開したのは、建築に関連したVR等のプロジェクトに携わる、龍 lilea(藤原龍/@lileaLab)さん。今回のVR化は、現在ある建築物・空間をデータとして保存する「建築デジタルアーカイブ」の試みとして行われ、「フォトグラメトリ」と呼ばれる手法に挑戦。その知見を共有できればという思いから制作し
PS VRが2016年10月13日に発売してから、明日でちょうど2周年を迎える。まだまだこれから大きく成長してほしいプラットフォームだが、先日はIGN JAPAN初のPS VRゲーム満点レビュー『ASTRO BOT : RESCUE MISSION』が誕生し、年内は『Tetris Effect』、『Déraciné』、『ボーダーランズ2 VR』、『Beat Saber』といった注目タイトルも控えている。本日10月12日からは『PlayStation VR Worlds』の同梱セットが3万4980円で販売されているので、より買い求めやすくもなっている。誘惑が増え、ハードルも下がっている。これはついに、買い時が来たのかもしれない! 本稿ではPS VRのこれまでの歩みを振り返りながら、新規ユーザーにオススメしたいタイトルを紹介していこう。 PS VR、魅力的なタイトルとともに2016年10月13
中学校の文化祭で展示されていた「VRコースター」が、想像のはるか上を行く完成度と話題になっています。これは大人でも1回乗ってみたくなる! 「VRコースター」の動画を最初に公開したのは、MIROさん(@MobileHackerz)。机の土台に木製のコースが伸びる姿は手作り感があるものの、かなり頑丈にできている様子。コースターがレールの上を進む様子も、実にスムーズです。 こちらが「VRコースター」(動画提供:MIROさん) スムーズに滑り降りていきます そしてやはり目が行くのが、乗客が装着しているVR機器。この映像により、さらなる臨場感を味わえるようです。 VR映像の製作者は、pansanさん(@pansan1029)。MinecraftのMODで制作したという、VR機器内で流れている映像も公開しています。せっかくなので、pansanさんにお話を聞いてみました。 Minecraftで制作されて
一体型VRヘッドセット「Oculus Quest」発表、399ドルで来春発売 Oculusは、アメリカ・サンノゼにて開催中のイベントOculus Connect 5の基調講演にて、新たな一体型VRヘッドセット「Oculus Quest(オキュラス クエスト)」を発表しました。発売時期は来春(2019年春)を予定しており、価格は64GBモデルが399ドル(約45,000円)。PCやスマートフォンを使わずに、身体や手を動かすことのできる没入感の高いVR体験が可能となります。 一体型VRヘッドセットOculus Questとは? Oculus Questは、開発コードネーム「Santa Cruz」と呼ばれていたプロトタイプの製品版です。前面四隅にある4つのカメラを使い、6DoFと呼ばれる上下左右前後への移動を含んだトラッキングが可能となるほか、付属のハンドコントローラーのハンドトラッキングも6D
PlayStation VRやHTC Viveが発売した――VR元年の年とも呼ばれる――2016年から2年。ゲーム業界において、VR(仮想現実)が大きなマーケットに成長した、とは言い難い。AR(拡張現実)を使った成功例として『Pokémon GO』があるとはいえ、これもまだまだスタンダードのエンターテイメントとして定着していない。 そもそも、VRやARにまだ未来はあるのだろうか? CEDEC 2018におけるパネルセッション「西洋におけるビデオゲームのテクノロジー」にて、これについての質問があった。 「素晴らしい質問! ……これが今回のパネルセッションでまだ話題に挙がっていなかった理由はもしかして、もうVRのトレンドが去り始めているからなのでは?」とパネルセッションの司会を努めたジュリアン・マーセロン氏が冗談半分に言うと、会場が笑いに包まれた。 VRの難しさについて語るジェローム・リアー氏
ゴッホ「星月夜」を絵の中に入り地上から見上げる VRでは、通常では行くことの出来ない様々な世界へと足を踏み入れることができます。有名な絵画の中の世界も、その1つです。 YouTubeで、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの代表作「星月夜」の中に入り、その世界を体験できる360度動画が公開されています。 「星月夜」は1889年に制作されたゴッホの油彩画です。空を彩る渦巻き模様が印象的な作品です。360度動画では、この世界を好きな角度から見ることが出来ます。 眼下に広がる家並みを見下ろしたり。 特に、2Dの絵画からは分からない「地上から見上げた空の様子」を楽しむことができるのはVRならではです。 途中、「ファンゴッホの寝室」を再現した部屋を通り抜けるシーンもあります。 2分半ほどのコンテンツでは、名画をじっくり鑑賞することが出来て飽きることがありません。 絵画などの芸術作品の中に入れるVRコンテンツ
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