日本海に面し、海の交通の要所として発展を遂げてきた京都府舞鶴市。かつては海軍の港が置かれ、今も海上自衛隊の基地を構える同市には、数多くの戦争遺跡が残されている。 2016年、それらの一部は、鎮守府が開庁されていた横須賀、呉、佐世保とともに日本遺産に認定された。近代化に向けて躍動した軍港都市への注目度は高まっており、今や年間200万超の観光客が訪れているという。 現在、観光の中心を担っているのは、海軍の保管倉庫だった建物群とその周辺を整備した“赤れんがパーク”。戦争遺跡がリフォームされた建物には、オシャレなカフェやショップ、博物館などが入っている。