この方法はInoue et al (1990) の方法を改変したもので,作成日数が短く(遅くとも2日目の夕方には完成する)培養を止めるタイミングも予測しやすいので,私のような慌て者に適した方法である. 手順 アウトライン:大腸菌を室温でOD600が0.4になるまで培養,培地をTBに置換 1.1日目の午前.以下の器具をオートクレーブ滅菌,乾燥しておく.乾燥を急ぐときにはクリーンベンチの中でふたを開けて風を当てる. ガラス試験管とディスポポリ栓1~2本(ディスポの滅菌ファルコンチューブなどでもよい) 50~100ml用の三角コルベン2本(アルミホイルでカバーを掛ける)(1本は予備) 2mlマイクロチューブ10~12本(コンピテントセルを液体窒素に保存する場合には液体窒素使用可のものに限る) イエローチップ ブルーチップ (ストックがなければSOB,SOC,TBも作っておく) 2.1日目の夕方.