印刷 ビタミンEを取りすぎると骨密度が下がり、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)が起きる可能性があることが動物実験でわかった。慶応大医学部の竹田秀・特任准教授や伊藤裕教授らの研究チームが4日付の米医学誌ネイチャー・メディシン電子版に報告した。 抗酸化作用があるビタミンEは、アンチエイジング(老化防止)のサプリメントとして人気。チームは骨にも好影響があるのではないかと考え、マウスやラットで実験した。 ところが、ビタミンEを通常の5倍程度の1キロ当たり約600ミリグラム添加した餌を8週間与えたら、骨密度が2割減って骨粗鬆症に近い状態になっていた。ビタミンEが骨を破壊する細胞を活性化し、骨密度が低くなると考えられる。 購読されている方は、続きをご覧いただけます購読されている方は、以下のような関連記事も読めます。申し込みはこちら〈学校モノがたり〉牛乳、冬でも残さずに関連記事〈マイタウン〉【医の手