県祭の交通規制図 「暗闇の奇祭」として知られる県(あがた)祭が5日から6日にかけ、宇治市宇治の県神社やJR宇治駅周辺で行われる。クライマックスの梵天渡御(ぼんてんとぎょ)は神社と県祭奉賛会が今年も別々に実施する。 奉賛会の渡御は5日午後11時に宇治神社御旅所を出発し、JR宇治駅を経て宇治橋西詰で折り返す。道中で梵天を豪快に振り回す「ぶん回し」を披露する。 県神社は6日午前0時に暗闇の中で祭神を移す神事を営み、同神社周辺でぶん回しをする。 周辺の主要道路は最長で5日午前10時~翌6日午前1時まで車両の通行が禁止され、歩行者専用となる。雨天決行。一帯には約500店の露店が並ぶ。10万人の人出が予想され、京都府内でも屈指の規模を誇る。 両者は神事などを巡って対立が続き、2004年以降は祭りが中止になった09年と奉賛会が自粛した14年を除き、双方がそれぞれ梵天渡御を営んでいる。 【 2017年06