仏高級ブランド「ルイ・ヴィトン」の日本法人「LVJグループ」が、東京・銀座で計画していた大型店舗の出店を撤回したことが16日、わかった。景気悪化で高級品の販売不振が広がっているためとみられ、他の海外高級ブランドの出店戦略にも影響が出そうだ。 計画では、東京・銀座の数寄屋橋交差点付近に2010年に完成する「ヒューリック数寄屋橋ビル」(地上12階・地下4階)の大部分を借りて、世界最大級の旗艦店を出店する予定だった。このほど不動産会社との合意が白紙撤回されたという。 ルイ・ヴィトンを傘下に抱えるLVMHモエヘネシー・ルイヴィトンでは、2008年1~9月の日本の売上高が前年同期比7%減少している。