水晶の魅力は、何と言っても六角柱状結晶と、その透明性です。 しかし完全透明な大きな結晶は少なく、時計や電気製品に使われている水晶発振器などの工業用には、人工水晶が用いられています。 このテーマでは、石英(水晶)をはじめ、長石や雲母などの珪酸塩鉱物の成り立ちについて、その起源から結晶構造に至るまで、たくさんの図解を載せて解説します。 話は「ビッグバン」に始まる宇宙の起源にまで遡ってしまい、途中 太陽系と地球の誕生を経て、ようやく花崗岩などの石の上に舞い降りたため、非常に長い文章になってしまいました。 (文章内容の無断転載を禁じます。) 写真は美しい透明水晶と紫水晶で、「鉱物の加藤氏」の御提供です。 1.太陽の誕生とSiO2 の形成 目次 本文: 2.地球の誕生とSiO2 の進化 目次 本文: 3.SiO2 と珪酸塩鉱物の基本構造 目次 本文: 4.SiO2 と珪酸塩鉱