平成22年12月の東北新幹線八戸-新青森間の開業後、国内最速の時速320キロで運転する新型の新幹線(E5系)が完成し、30日までにJR東日本の新幹線総合車両センター(宮城県利府町)に10両すべての搬入が終わった。 空気抵抗を減らすため、現在の東北新幹線「はやて」のE2系よりも先頭車両の傾斜部分が約6メートル長くなった。車体の上半分が緑で下半分が白、真ん中をピンクのラインが走るデザインだ。 夏から試験運転で耐久性などをテスト。23年3月までに、東京-新青森間の営業運転に3編成を導入する。さらに運転速度を上げ、24年度末には、フランスの高速列車・TGVと並ぶ最高時速320キロ、3時間5分で結ぶ予定。 車両は兵庫県の工場などで製造。仙台港まで船で運び、25~29日にかけて陸送した。