1.米国株式市場今週も米国株は好調を維持した。S&P500、ダウ共に史上最高値を更新して引けた。米国の企業決算もいつも通り好調だ。S&P500採用企業の内、71社の決算が発表されたが、今のところ83%の企業が予想をビートしている。この71社中、27社が金融だが、とりわけ好決算が目立つ。10月1日には金融セクターのEPSの伸びは2%程度と見込まれていたが、足元では6.7%に上昇している。S&P500全体としては、EPSの成長率は5.3%が見込まれていたが、直近は4%に低下している。引き続き、決算をビートするハードルは低そうだ。 今週は、S&P500のセクターでは公益が最も好調で、エネルギーが▲2.6%とワーストパフォーマーだった。5つのセクターがS&P500をアウトパフォームした。やはり、トランプ氏が大統領選挙で優勢であり、トランプ・トレード的なものが起こっているようだ。 各種の指数を俯瞰し